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第二部 宰相閣下の謹慎事情
432 思わぬ繋がり
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「マトヴェイ殿!二階の騒がしいヤツらは、これで全部だ!ただ、あと一人女性がいて、こいつらに何やら脅されているみたいだったんだが、私が部屋に入った時に気を失ってしまってな!軍の人間だと気が付いても怯えるかも知れんし、サタノフとノーイェルを二階に上げても?」
「…はいっ⁉」
私が目の前の光景に目を奪われている間に、ベルセリウス将軍はいつの間にかこの場を離れて二階に上がっていたらしい。
店舗スペースの奥から、肩に一人担いで、右手で二人分の首根っこを掴んで引き摺って、姿を現した。
思わず声を上げていたのは私だけで、シレアンさんは声も出ないと言った感じに呆然としていた。
「そうだな。誰を動かすかは、私は門外漢だから任せて良いだろうか?…ああ、お嬢さん、実はここであの彼を脅していた男もそうだが、二階からも殺気がダダ洩れだったから、一番すぐ動けるベルセリウス殿に様子を見に行って貰ったんだ」
場所柄を考えて、将軍もマトヴェイ外交部長も、私を商会の「お嬢さん」と立てて、互いの事は「卿」や「侯」と言った呼称を敢えて避けているっぽかった。
と言うか、私とシレアンさんがいかにド素人かって言うのを実感しました、はい。
そんな合図を、いつ、どこで。
「フィーネ…っ、ヨゼフィーネ…は…っ」
ただ、椅子の倒れた音と、さっきまで青い顔をしながら腰かけていた青年が立ち上がったその音で、ハッと我に返った。
何となく、手元の書類とその青年を見比べて「……ああ」と、呟いてしまう。
「要は、人質とっての売買契約の強要ってコトですね、コレ?」
「なっ…そうなんですか、イユノヴァさん⁉」
私やシレアンさん、この場の色々な人間からの視線を一気に向けられた青年が、答えるよりも先に身体を震わせている。
「えー…っと、二階にいる女性って言うのは、気を失っているだけなんですよね?」
とりあえず、その青年が気になっているだろうところをベルセリウス将軍に聞いてみれば、将軍は「気が付いたら本人にも確認はすべきだが、目に見える範囲では大丈夫そうだな」と、青年を見ながら答えてくれた。
「――だ、そうですよ?」
多分、それがハッキリしないと話が進まないだろうなと声をかけてみれば、一瞬の間を置いて、ようやく言葉を理解したとばかりに、大きく目を見開いて、再び椅子に座り込んだ。
「良かった……!本当に…フィーネ……っ」
落ち着くまで、もう少しかかるかな?と思った私は、先にシレアンさんから事情を確認してみる事にした。
「シレアンさん、お店の現状はご存知なかったんですか?」
「現状と言われても〝イユノヴァ・シルバーギャラリー〟…この店は、借金もない、税の申告も不正がない、事前に話をしていた通りの優良店舗だ。だからこそ、店を閉めて北部地域に戻るのは惜しいと、ギルドとしても対応を考えて、今日――」
「…と言う事は、どこかから情報が洩れて、店ごと狙われたと見た方が良いかも知れないですね。もしギルドの中で心当たりがなければ、この人に戻って来て欲しいお家の方が、ちょっと過激な人たちに依頼をしちゃったか、ですよ」
「それは……」
シレアンさん自身には心当たりがなさそうだが、ナザリオギルド長が常に立ち聞き盗み聞きの危険を考慮していた事を思えば、ギルドの中で情報が洩れた可能性だってゼロじゃない。
私はもう一度、バルトリに取り上げさせた書類に目を通してみた。
「シレアンさん、ちなみに『リーサンネ商会』と言う商会は、どんな商会ですか?」
「リーサンネ商会?えーっと…確か商会長の娘にマルハレータ伯爵家の四男が婿入りしていて、少し前に伯爵家からも資金の融通が……うん?」
シレアンさんは、声に出した事で何やら思い至ったらしかった。
「確かギルド長が『毒とまでは言わないが、物騒な用途で妙な茶葉が流通しているようだ』って、秘密裡に調べていて……今日はその件で席を外しているんだが、確かその『妙な茶葉』を取り扱っていたのが、その商会だったような……」
「………え」
「何……?」
うっかり声が出た、私とマトヴェイ外交部長は仕方がなかったと思う。
「あ、その伯爵家確か……」
その上更に、ダメ押しの様にリックが追加情報をねじ込んできた。
「ベッカリーア公爵家って家の次男に誰か嫁がせてる。いや、その次男の家にさ、妙齢の姫さんがいたにはいたんだけどさ。本人遊び人だし、その公爵家自体も伯爵家も、叩けば埃どころか膿出そうだし、色んな意味で却下したんだ――って、何だよ、その表情」
話している途中から、リックが訝し気に眉を顰めていたけど、こればっかりは二人共止めようがなかった。
「……お嬢さん」
「……言いたい事は理解した、かな?」
多分、私もマトヴェイ外交部長も表情が抜け落ちていたと思う。
「シレアンさん」
「……何か?」
「ナザリオギルド長って、今日もしや、王宮案件で出かけていませんか?」
――妙な茶葉を、秘密裡に調べている。
それはつまり、ジーノ青年あるいは王太子殿下を通して、茶会に持ち込まれた茶葉の出どころを確認しようとしているのではないか。
「……どうして、そんな事を?」
秘密裡、と言っている案件を掘り下げられたシレアンさんの口元が、微かに歪んだ。
「誰が最初にこのお店の情報を流したのかまでは、この辺の連中を締め上げなきゃなんでしょうけど、何をしたかったのかまでは、分かりましたよ」
チラリとマトヴェイ外交部長を見れば、ある程度の種明かしはやむを得ないだろうと頷いてくれたので、私も手持ちの札を開示する事にした。
「彼がしつこく故郷から帰るよう言われている事を逆手に、この店を買い上げてしまって、その『妙な茶葉』を、他の茶葉も扱いつつ、ここで売ろうとしたんだと思いますよ?」
「「なっ……⁉」」
声を上げたのは、シレアンさんだけではなく、リックに押さえつけられている男の方も、ほぼ図星を指されたとばかりに呻いていた。
「ナザリオギルド長でも、王宮との連絡係でも良いですけど、お知らせになる事をオススメします。噂の『妙な茶葉』の出どころが追及出来そうですよ?って一言言えば、多分飛んで来るんじゃないですかね?」
「!」
それを聞いた、シレアンさんの動きは早かった。
いきなり上着のポケットから何か小さな石を取り出すと、店の玄関の扉を開けて、それを目の前の道路へと叩きつけた。
「⁉」
目を丸くした私に「今のは私の今いる場所を知らせる、緊急用の魔道具だ。ナザリオギルド長も同じ物を持っている」と、シレアンさんは説明してくれた。
私には見えなかったけれど、どうやら魔力の光の渦が空に向かって伸びているらしい。
なるほど、狼煙的な魔道具と思えば良いんだろう。
「そのうちギルド長が、自警団なり〝ダーチャ〟の連中なりを連れて来るだろう。それまで、ここでイユノヴァさんから事情を伺いながら、本来の商談を進められるか?」
「え…えっ⁉」
さすが次期ギルド長と目されているだけあって、シレアンさんもかなり切り替えの早い人だった。
どうやら、一番事情を把握出来ていないと思われる店主だけが、困惑した表情を隠せずにいた。
「…はいっ⁉」
私が目の前の光景に目を奪われている間に、ベルセリウス将軍はいつの間にかこの場を離れて二階に上がっていたらしい。
店舗スペースの奥から、肩に一人担いで、右手で二人分の首根っこを掴んで引き摺って、姿を現した。
思わず声を上げていたのは私だけで、シレアンさんは声も出ないと言った感じに呆然としていた。
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場所柄を考えて、将軍もマトヴェイ外交部長も、私を商会の「お嬢さん」と立てて、互いの事は「卿」や「侯」と言った呼称を敢えて避けているっぽかった。
と言うか、私とシレアンさんがいかにド素人かって言うのを実感しました、はい。
そんな合図を、いつ、どこで。
「フィーネ…っ、ヨゼフィーネ…は…っ」
ただ、椅子の倒れた音と、さっきまで青い顔をしながら腰かけていた青年が立ち上がったその音で、ハッと我に返った。
何となく、手元の書類とその青年を見比べて「……ああ」と、呟いてしまう。
「要は、人質とっての売買契約の強要ってコトですね、コレ?」
「なっ…そうなんですか、イユノヴァさん⁉」
私やシレアンさん、この場の色々な人間からの視線を一気に向けられた青年が、答えるよりも先に身体を震わせている。
「えー…っと、二階にいる女性って言うのは、気を失っているだけなんですよね?」
とりあえず、その青年が気になっているだろうところをベルセリウス将軍に聞いてみれば、将軍は「気が付いたら本人にも確認はすべきだが、目に見える範囲では大丈夫そうだな」と、青年を見ながら答えてくれた。
「――だ、そうですよ?」
多分、それがハッキリしないと話が進まないだろうなと声をかけてみれば、一瞬の間を置いて、ようやく言葉を理解したとばかりに、大きく目を見開いて、再び椅子に座り込んだ。
「良かった……!本当に…フィーネ……っ」
落ち着くまで、もう少しかかるかな?と思った私は、先にシレアンさんから事情を確認してみる事にした。
「シレアンさん、お店の現状はご存知なかったんですか?」
「現状と言われても〝イユノヴァ・シルバーギャラリー〟…この店は、借金もない、税の申告も不正がない、事前に話をしていた通りの優良店舗だ。だからこそ、店を閉めて北部地域に戻るのは惜しいと、ギルドとしても対応を考えて、今日――」
「…と言う事は、どこかから情報が洩れて、店ごと狙われたと見た方が良いかも知れないですね。もしギルドの中で心当たりがなければ、この人に戻って来て欲しいお家の方が、ちょっと過激な人たちに依頼をしちゃったか、ですよ」
「それは……」
シレアンさん自身には心当たりがなさそうだが、ナザリオギルド長が常に立ち聞き盗み聞きの危険を考慮していた事を思えば、ギルドの中で情報が洩れた可能性だってゼロじゃない。
私はもう一度、バルトリに取り上げさせた書類に目を通してみた。
「シレアンさん、ちなみに『リーサンネ商会』と言う商会は、どんな商会ですか?」
「リーサンネ商会?えーっと…確か商会長の娘にマルハレータ伯爵家の四男が婿入りしていて、少し前に伯爵家からも資金の融通が……うん?」
シレアンさんは、声に出した事で何やら思い至ったらしかった。
「確かギルド長が『毒とまでは言わないが、物騒な用途で妙な茶葉が流通しているようだ』って、秘密裡に調べていて……今日はその件で席を外しているんだが、確かその『妙な茶葉』を取り扱っていたのが、その商会だったような……」
「………え」
「何……?」
うっかり声が出た、私とマトヴェイ外交部長は仕方がなかったと思う。
「あ、その伯爵家確か……」
その上更に、ダメ押しの様にリックが追加情報をねじ込んできた。
「ベッカリーア公爵家って家の次男に誰か嫁がせてる。いや、その次男の家にさ、妙齢の姫さんがいたにはいたんだけどさ。本人遊び人だし、その公爵家自体も伯爵家も、叩けば埃どころか膿出そうだし、色んな意味で却下したんだ――って、何だよ、その表情」
話している途中から、リックが訝し気に眉を顰めていたけど、こればっかりは二人共止めようがなかった。
「……お嬢さん」
「……言いたい事は理解した、かな?」
多分、私もマトヴェイ外交部長も表情が抜け落ちていたと思う。
「シレアンさん」
「……何か?」
「ナザリオギルド長って、今日もしや、王宮案件で出かけていませんか?」
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それはつまり、ジーノ青年あるいは王太子殿下を通して、茶会に持ち込まれた茶葉の出どころを確認しようとしているのではないか。
「……どうして、そんな事を?」
秘密裡、と言っている案件を掘り下げられたシレアンさんの口元が、微かに歪んだ。
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書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
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