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第二部 宰相閣下の謹慎事情
424 ある密かな復讐
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『ユングベリ嬢……その、我が国の先代宰相殿の事情と言うのは……』
それまで、応接ソファとは別の椅子に腰かけていたマトヴェイ外交部長が、難しい表情をしたテオドル大公や私の手詰まり感を察したのか、そう、声をかけてきた。
チラっとテオドル大公を見れば、微かに頷いているけれど、さすがに相手の姫の最後については、この場では口にすまいと私も決意する。
『二十数年前、バリエンダール王家の血統を持つ公爵家の姫との縁談があったそうなんですが、婚約も成立して、あとは婚姻――となったところで、バリエンダールの先代国王陛下が横やりを入れて、破談になったらしいのです』
『!』
そうか、マトヴェイ外交部長はもともとコンティオラ公爵領防衛軍にいた人だから、当時の王宮情勢なんて知る立場にはなかったのかも知れない。
初めて聞いたとばかりに、目を見開いている。
『あの方は……結局最後まで独身を貫かれた。王家でもそれが許されるのだなと、社交の場で話題になった事もあったが、同時に、誰が見ても許容量を超えていると思われる仕事を常に抱えておられたから、そう言った場に顔をお出しにならない事にも、誰も異は唱えなかった』
『私が先程耳にした限りだと、二度と縁談を持って来ない事と引き換えに、一部陛下の公務までお引き受けになっていらっしゃったとか……』
私が、確認する様にテオドル大公の様子を伺うと、その通りだとばかりにテオドル大公も頷いていた。
『王族としての義務ならばそれで充分だろう、とな。その頃、我が国の先々代の国王陛下も突然亡くなられてな。元々後継者として指名はされていたが、引き継ぎの面ではまだこれからと言うところだったダーヴィド先代陛下も、自分の公務が減ると言う話であったが故に飛びつかれてしまったのだ』
『……っ』
なるほど、と納得したらしいマトヴェイ外交部長を視界の端に見つつ、私は思わずひゅっと息を呑んでしまっていた。
――死因はバリエンダールの先代陛下と同じですか?
やや震える文字でそう書いてみれば、それをチラリと見たテオドル大公が、私の手から羽ペンを取り、私よりも遥かに流麗な文字でそこにすらすらと文を書き足した。
――バリエンダールから愛妾として迎えた姫と、寝室での服毒死。王家の醜聞になると、宰相の命で表沙汰にはされず。自殺他殺も不明。バリエンダールには「病死」と公表。
絶句する私を前に、今度はテオドル大公自身がそれを紙片になるまで散り散りに破り捨てた。
『バリエンダールから先々代陛下の下に来られた姫と言うのは、なかなかに奔放な姫だったようでな。ダーヴィド先代陛下やトーレン殿下の執務室にも幾度となく押しかけていたようだ。一部では、バリエンダールで先代陛下と組んで、縁談を潰したのではないかとさえ言われていた』
うわぁ…と、思わず顔を歪めた私に、その予測は合っていると言わんばかりに、テオドル大公もじっとこちらを見て、無言で頷いていた。
バリエンダールで先代陛下に刺客を差し向けたのがミラン王太子ならば。
アンジェスでは、先々代の国王陛下と愛妾の姫を、トーレン先代宰相が毒殺した。
先代国王の公務を引き受ける事を、縁談を拒否する理由としたのは表向き。
きっと先々代国王を手にかけた瞬間、彼は死ぬまで「私」を犠牲にして「公」のみで生きる――国の為に全てを捧げる決断をしたのだ。
最初は政略だったにせよ、彼なりに姫の為に心を砕こうとしていた、その心を踏みにじられた瞬間、もはやどの姫も、義務でさえ受け入れられなくなった。
だから王にはなれない。
ならば宰相のまま、裏で死ぬまで「国」を支える、と。
そして、ミラン王太子の弄した策にフォサーティ宰相が目を瞑ったのと同様に。
(トーレン先代宰相の「復讐」に……テオドル大公が、目を瞑ったんだ)
一時、エドヴァルドとどちらが後を継ぐのかと周囲から思われていた程度には、テオドル大公は先代宰相の近くにいた。
件の「不幸な事件」が起きる直前、バリエンダールに先代宰相からの贈り物を届けに行ったのも、テオドル大公。
トーレン先代宰相が頼るとすれば――テオドル大公しかいなかった筈だ。
『……あの、書けない事だらけなんですけど……』
果たして、ミラン王太子より僅かばかり年上とは言え、当時はまだ第三王子として権力の中枢からは遠いところにいたフィルバートが、どこまで知っているのかも定かじゃない。
もちろん、先代宰相から後継者教育を受けていたエドヴァルドがどこまで知っているのかも、だ。
『大公殿下』
結局、頭を抱えて悩みが元に戻っている私とテオドル大公に、マトヴェイ外交部長が再度声をかけてきた。
『今日の報告書は「私」を基準にして、大公殿下と陛下との会談部分についてのみ書き残すと言うのでは如何ですか』
『儂とメダルド陛下のみ?』
『ええ。そもそも、アンジェスを代表しての使者である大公殿下が、国を代表する立場でいらっしゃる国王陛下に書面をお渡しして、返信を頂戴するところまでが今回の訪問の主目的。であれば、王太子殿下とユングベリ嬢がどこで誰と会おうと、それは「非公式」としてしまって宜しいのではないかと』
それに、ミルテ王女のお茶会で揉め事を起こした宰相家の人間が蟄居させられている、王太子の執務室でする話など、記録には残せなかったと言えば、後の言い訳にもなる。
そう言われれば、私もテオドル大公も、咄嗟の反論が思い浮かばなかった。
『あの、ちなみにそちらの部屋では、どんな話が……?』
聞けばテオドル大公が『ああ…』と、記憶を辿る表情を見せる。
『茶会の場を騒がせた事への詫びと、宰相家関係者全員の一時謹慎の話を聞いたな。本来であれば、何の薬であれ王族に薬を盛った時点で、処刑ないしは、お家取り潰しだ。だが、側室夫人と宰相はそもそも長の別居状態で、夫人の実家であるベッカリーア公爵家の強硬な反対で籍だけ残っていたようなものだったらしいからな。夫人もグイドもベッカリーア公爵家の王都別邸に入り浸りだったそうだし、むしろベッカリーア公爵家こそを裁かねばならん、と言ったところらしい』
『先代陛下の命とは言え、王命による結婚だったなら離縁も――って、もしやベッカリーア公爵家を引きずり下ろす為だけに、フォサーティ宰相が最悪、一連托生覚悟でここまで放置されていた…とかですか?』
テオドル大公は、その通りだと言わんばかりに、大仰に頷いた。
『何が理由であれ、ベッカリーア公爵家ごと自分を裁きつつ、ジーノは残したい――と言うのが以前からの宰相の意向らしい。ただ陛下としては、今はまだ、宰相には自分の補佐を務めて欲しいとの思いがあるようだ。今回、サレステーデの自治領化を受け入れるにあたって、北部地域の新たな境界線の相談と、宰相とジーノを何らかの形で中枢に残せないかと言うのを、フィルバート陛下への返信に書き添えたいようだ。まあ、儂が茶会に出ておったからな。アンジェス側に報告せんと言う事も出来ん。フィルバート陛下から関係者全員処分せよとでも言われたら、無視も出来まいよ』
フィルバートなら言いそうだ、とバリエンダール上層部でさえ警戒をしているに違いない。
信頼と実績のサイコパス。
他国に舐められない、と言う点では良いんだろうか……?
『――と、ここまででもう、報告事項としては充分だと思いませんか。後は帰国後、話の流れを見ながら口頭で話をされては如何かと』
とても公式文書には書けなかった。
なるほど、それで充分に筋は通っている気がした。
『………うむ。任せて良いかね、マトヴェイ卿?』
ややあって、テオドル大公はそれに賛成する事を決めた。
マトヴェイ外交部長は――最後無言で、一礼した。
それまで、応接ソファとは別の椅子に腰かけていたマトヴェイ外交部長が、難しい表情をしたテオドル大公や私の手詰まり感を察したのか、そう、声をかけてきた。
チラっとテオドル大公を見れば、微かに頷いているけれど、さすがに相手の姫の最後については、この場では口にすまいと私も決意する。
『二十数年前、バリエンダール王家の血統を持つ公爵家の姫との縁談があったそうなんですが、婚約も成立して、あとは婚姻――となったところで、バリエンダールの先代国王陛下が横やりを入れて、破談になったらしいのです』
『!』
そうか、マトヴェイ外交部長はもともとコンティオラ公爵領防衛軍にいた人だから、当時の王宮情勢なんて知る立場にはなかったのかも知れない。
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『あの方は……結局最後まで独身を貫かれた。王家でもそれが許されるのだなと、社交の場で話題になった事もあったが、同時に、誰が見ても許容量を超えていると思われる仕事を常に抱えておられたから、そう言った場に顔をお出しにならない事にも、誰も異は唱えなかった』
『私が先程耳にした限りだと、二度と縁談を持って来ない事と引き換えに、一部陛下の公務までお引き受けになっていらっしゃったとか……』
私が、確認する様にテオドル大公の様子を伺うと、その通りだとばかりにテオドル大公も頷いていた。
『王族としての義務ならばそれで充分だろう、とな。その頃、我が国の先々代の国王陛下も突然亡くなられてな。元々後継者として指名はされていたが、引き継ぎの面ではまだこれからと言うところだったダーヴィド先代陛下も、自分の公務が減ると言う話であったが故に飛びつかれてしまったのだ』
『……っ』
なるほど、と納得したらしいマトヴェイ外交部長を視界の端に見つつ、私は思わずひゅっと息を呑んでしまっていた。
――死因はバリエンダールの先代陛下と同じですか?
やや震える文字でそう書いてみれば、それをチラリと見たテオドル大公が、私の手から羽ペンを取り、私よりも遥かに流麗な文字でそこにすらすらと文を書き足した。
――バリエンダールから愛妾として迎えた姫と、寝室での服毒死。王家の醜聞になると、宰相の命で表沙汰にはされず。自殺他殺も不明。バリエンダールには「病死」と公表。
絶句する私を前に、今度はテオドル大公自身がそれを紙片になるまで散り散りに破り捨てた。
『バリエンダールから先々代陛下の下に来られた姫と言うのは、なかなかに奔放な姫だったようでな。ダーヴィド先代陛下やトーレン殿下の執務室にも幾度となく押しかけていたようだ。一部では、バリエンダールで先代陛下と組んで、縁談を潰したのではないかとさえ言われていた』
うわぁ…と、思わず顔を歪めた私に、その予測は合っていると言わんばかりに、テオドル大公もじっとこちらを見て、無言で頷いていた。
バリエンダールで先代陛下に刺客を差し向けたのがミラン王太子ならば。
アンジェスでは、先々代の国王陛下と愛妾の姫を、トーレン先代宰相が毒殺した。
先代国王の公務を引き受ける事を、縁談を拒否する理由としたのは表向き。
きっと先々代国王を手にかけた瞬間、彼は死ぬまで「私」を犠牲にして「公」のみで生きる――国の為に全てを捧げる決断をしたのだ。
最初は政略だったにせよ、彼なりに姫の為に心を砕こうとしていた、その心を踏みにじられた瞬間、もはやどの姫も、義務でさえ受け入れられなくなった。
だから王にはなれない。
ならば宰相のまま、裏で死ぬまで「国」を支える、と。
そして、ミラン王太子の弄した策にフォサーティ宰相が目を瞑ったのと同様に。
(トーレン先代宰相の「復讐」に……テオドル大公が、目を瞑ったんだ)
一時、エドヴァルドとどちらが後を継ぐのかと周囲から思われていた程度には、テオドル大公は先代宰相の近くにいた。
件の「不幸な事件」が起きる直前、バリエンダールに先代宰相からの贈り物を届けに行ったのも、テオドル大公。
トーレン先代宰相が頼るとすれば――テオドル大公しかいなかった筈だ。
『……あの、書けない事だらけなんですけど……』
果たして、ミラン王太子より僅かばかり年上とは言え、当時はまだ第三王子として権力の中枢からは遠いところにいたフィルバートが、どこまで知っているのかも定かじゃない。
もちろん、先代宰相から後継者教育を受けていたエドヴァルドがどこまで知っているのかも、だ。
『大公殿下』
結局、頭を抱えて悩みが元に戻っている私とテオドル大公に、マトヴェイ外交部長が再度声をかけてきた。
『今日の報告書は「私」を基準にして、大公殿下と陛下との会談部分についてのみ書き残すと言うのでは如何ですか』
『儂とメダルド陛下のみ?』
『ええ。そもそも、アンジェスを代表しての使者である大公殿下が、国を代表する立場でいらっしゃる国王陛下に書面をお渡しして、返信を頂戴するところまでが今回の訪問の主目的。であれば、王太子殿下とユングベリ嬢がどこで誰と会おうと、それは「非公式」としてしまって宜しいのではないかと』
それに、ミルテ王女のお茶会で揉め事を起こした宰相家の人間が蟄居させられている、王太子の執務室でする話など、記録には残せなかったと言えば、後の言い訳にもなる。
そう言われれば、私もテオドル大公も、咄嗟の反論が思い浮かばなかった。
『あの、ちなみにそちらの部屋では、どんな話が……?』
聞けばテオドル大公が『ああ…』と、記憶を辿る表情を見せる。
『茶会の場を騒がせた事への詫びと、宰相家関係者全員の一時謹慎の話を聞いたな。本来であれば、何の薬であれ王族に薬を盛った時点で、処刑ないしは、お家取り潰しだ。だが、側室夫人と宰相はそもそも長の別居状態で、夫人の実家であるベッカリーア公爵家の強硬な反対で籍だけ残っていたようなものだったらしいからな。夫人もグイドもベッカリーア公爵家の王都別邸に入り浸りだったそうだし、むしろベッカリーア公爵家こそを裁かねばならん、と言ったところらしい』
『先代陛下の命とは言え、王命による結婚だったなら離縁も――って、もしやベッカリーア公爵家を引きずり下ろす為だけに、フォサーティ宰相が最悪、一連托生覚悟でここまで放置されていた…とかですか?』
テオドル大公は、その通りだと言わんばかりに、大仰に頷いた。
『何が理由であれ、ベッカリーア公爵家ごと自分を裁きつつ、ジーノは残したい――と言うのが以前からの宰相の意向らしい。ただ陛下としては、今はまだ、宰相には自分の補佐を務めて欲しいとの思いがあるようだ。今回、サレステーデの自治領化を受け入れるにあたって、北部地域の新たな境界線の相談と、宰相とジーノを何らかの形で中枢に残せないかと言うのを、フィルバート陛下への返信に書き添えたいようだ。まあ、儂が茶会に出ておったからな。アンジェス側に報告せんと言う事も出来ん。フィルバート陛下から関係者全員処分せよとでも言われたら、無視も出来まいよ』
フィルバートなら言いそうだ、とバリエンダール上層部でさえ警戒をしているに違いない。
信頼と実績のサイコパス。
他国に舐められない、と言う点では良いんだろうか……?
『――と、ここまででもう、報告事項としては充分だと思いませんか。後は帰国後、話の流れを見ながら口頭で話をされては如何かと』
とても公式文書には書けなかった。
なるほど、それで充分に筋は通っている気がした。
『………うむ。任せて良いかね、マトヴェイ卿?』
ややあって、テオドル大公はそれに賛成する事を決めた。
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