317 / 802
第二部 宰相閣下の謹慎事情
369 そのお茶会はチェリーづくし
しおりを挟む
※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
「……けっこん」
驚き過ぎて、脳内で単語が漢字にすら変換されなかった。
(ええと、ついこの前まではワタシは学生で……オトナの階段すら上ってもいなくて……ええっと……)
そのうえ「愛している」とか、純日本人にはすぐさま腹落ちしない言葉も聞こえた様な……って!
「ええっっ⁉」
一瞬どころか何瞬も沈黙した後で、私はひどく調子の外れた声をあげてしまった。
「…何故、そこで驚くんだ」
エドヴァルドが微かに眉根を寄せている。
「言った筈だ。――私に堕ちろ、と。そして私は貴女を選んだ、とも。あの夜、貴女はそれを受け入れてくれたのではなかったか?」
「……っ」
エドヴァルドの両手が私の両の頬を包み込んだ。
近い!とも言えず、ハクハクと口が開いてしまう。
「だが貴女と私との間には年齢の差もあるし、こちらで言うところの、王都学園の様な教育機関に入学したばかりだったと言うなら、いきなり結婚と言われても、戸惑ってしまうのは仕方がないと思っている」
だから今すぐの返事でなくて良い――と、エドヴァルドは言った。
「どのみち高位貴族の結婚となると、今日明日に出来る事ではない。どう手続きを急かそうと、一年近くはかかるだろう。だから身分と覚悟が足りないだけなら、その間に私が何とでもする。貴女はただ、この先も私と、私の隣を歩いてくれるかどうかだけを考えて、その答えを聞かせて欲しい」
身分が釣り合わない、公爵夫人になる覚悟なんてない……そんな言い訳なら、聞く気はない。
口にしがちな拒絶の理由を、何も言わないうちから切り捨てた上に、その眼差しがこちらをじっと射抜いていた。
「何故、今…と思うか?簡単な事だ。貴女をバリエンダールで他の男に取られたりしない為だ」
「⁉」
「今、結婚の申し込みをしておけば、たとえ離れていようと、貴女は私の事を考えるしかなくなるだろう。たとえ他の男が貴女を口説こうと、それどころではなくなるだろう?私は貴女の目を、他の男に向けさせるつもりは一切ない。――だからだ」
海の向こうでも、私の事だけを考えていろ。
そんな事を言われて、動揺しない人間がどこにいるだろう。
「それと」
まだ何か⁉と、言いたくても頭と言葉が追い付かず――私は呆然とエドヴァルドを見つめたままだった。
「貴女がバリエンダールから帰って来る次の日に〝アンブローシュ〟を予約しておく」
「!」
「返事はその時に聞かせて欲しい」
いいか?と、耳元で囁かれた私は、最後にはもう、高速で首を縦に振る事しか出来なかった。
理解が早くて何よりだ、と微笑うエドヴァルドの唇が、一瞬だけ私の唇をかすめた。
「⁉」
「…さて、ガゼボに行こうか。茶菓子の準備をしてくれている使用人達が戸惑っている」
誰の所為ですか――!
なんてコトを言える筈もないので、私は真っ赤になったまま、黙って俯きながら、差し出されたエスコートの手をとるしかなかった。
そして案の定、ガゼボでお茶の用意をしてくれていたスヴェンテ公爵邸の侍女の皆様方の目は、生温かいやらキラキラ輝いているやら、それはもう空間そのものが混沌と化していた。
話の内容が聞こえる距離にはなかったにせよ、ようやく今日の客が、エスコートと共に現れたと思ってからのアレコレがバッチリ見えていたとなると……もう、ただひたすらに私がいたたまれなかった。
どうやら過去にはお忍びの高位貴族が、この庭園のガゼボで短い逢瀬を楽しむと言った様な事もあったらしい。
これを機にこの庭園にも再び多くの人が訪れてくれたら嬉しい――と、この場を統括していた、年配の侍女長が、目の端に僅かに涙を光らせながら、そう言った。
今日の事もきっと、この庭園の歴史の1ページになります…などと言われて、心の底から見なかった事にして欲しいと思った。誰も聞いてくれなかったけど。
さすが公爵邸の侍女一同、そうこうしている内に、あっと言う間にお茶の用意が整えられた。
「先に口を開かせて頂くご無礼をお許し下さい。大旦那様は、ハルヴァラ伯爵令息とご歓談の後にお見えになるとの事ですので、私ごときが誠に申し訳ございませんが、こちらのご説明をさせていただきたいと存じます。スヴェンテ公爵家統括侍女長をしております、ハナ・ユディタにございます」
「ユディタ……?と言う事は――」
「早くに亡くなってしまいましたが、先代ユディタ侯ジヴォイは私の夫にございました。今は縁あって、大旦那様に仕えさせていただいております」
後でエドヴァルドに聞いたところによると、スヴェンテ公爵領の傘下にユディタ侯爵家と言う家があり、先代侯爵ジヴォイは、カミル・スヴェンテの処遇を巡っての、スヴェンテ老公爵とエドヴァルドとの「裏取引」に、少なからず関わりがあった貴族の一人と言う事らしかった。
「そうか……だから老公は夫人代理として、安心してこの場を委ねられたと言う事か」
さっき団欒の間で、スヴェンテ老公爵の奥様に会わなかったのは、どうやら近頃体調が不安定で、ミカ君とは夫人の部屋で話をしたいと言う事になっていたからだそうだ。
こちらのガゼボへは、夫人は体調を見ながら、夫と共に来るかどうか判断をするとの事らしかった。
「まぁ…老公爵も夫人も、気苦労が絶えない方々だからな……」
スヴェンテ家が置かれている現状からすると、無理からぬ事だろうと、エドヴァルドもとりたてて不愉快そうな様子は見せていない。
「まあ、これからはクヴィスト家の方が騒がしくなるだろうから、ようやくこの邸宅も落ち着くのではないか」
現侍女長とは言え、元侯爵夫人である女性は、礼儀正しくそれを黙殺した。
代わりに私とエドヴァルドの前に、食前酒の様なサイズのグラスを置いて、濃いザクロ色の様な液体をそこに注ぎ込んだ。
「今の時期、セラシフェラと言っても何種類も咲き誇っておりまして、こちらはその内の一種類の実を、前のシーズンの内からお酒に付け込んだものになります。それと、別の樹木の実で出来たジャムは、こちらのパンとご一緒に。最後こちらは〝クラフティ〟と申しまして、我がユディタ侯爵領の伝統菓子であると同時に、王都ではこの庭園でのみお出ししており、以前は名物とも言われておりました」
どうやら、フォルシアン家のチョコレートづくしのお茶会とはまた違った意味で、スヴェンテ家にも名物菓子が存在していたらしい。
もちろんそれ以外にも、見慣れたお菓子やパンが並んでいるのだけれど、説明がその三つと言う事は、それが今の時期のメインと言う事なんだろう。
いずれイデオン公爵家でも、そう言った何かは必要なんだろうか。
ジッとお菓子を眺めている私の表情から何かを察したのか「レイナ」と声を発したエドヴァルドが、首を横に振っていた。
「その、すぐに思考が仕事に逸れていく癖はどうにかした方が良いな。今日は純粋に楽しめと言っているのに」
「す…すいません……」
基本が社畜思考のエドヴァルドにそれを言われていたら、世話はないかも知れない。
私は慌てて目の前の、見た目ブラックチェリータルトである〝クラフティ〟に視線をやって、食べてみる事にした。
(え…何これ、外見チェリータルト、中身はチェリー入りカスタードプディング⁉)
「見た目と食感の違いが斬新……!」
一口食べて目を丸くした私に、ハナ侍女長は僅かに目元を綻ばせた。
「お気に召して頂けましたら、何よりでございます。大旦那様も大奥様もお喜びになるかと存じます」
わざわざ今日の為に――と、大変さを強調しつつ話の水を向けてみれば、ハナ侍女長はにこやかに「タルト生地を敷いた中にチェリーを並べて、卵、牛乳、生クリーム、砂糖、小麦粉を混ぜた生地で覆って焼き上げただけ」と、さも簡単な事であるかの様に作り方のヒントをくれた。
ふんふん、と頷く私に――結局、エドヴァルドの拳がコツンと頭の上から落とされた。
「レ・イ・ナ」
「真似はしません、もちろん!ただ他の果物でも出来ないかな…とか、イデオン公爵邸でも似たようなモノ食べられないかな……とか?」
ちょっと目で訴えてみたけど、冷徹鉄壁宰相サマは、流されてはくれなかった。
どうせ私には「あざとカワイイ」は出来ませんとも、ええ。
「だから、またここへ来れば良いだろう。セラシフェラを見て、ここでこれを食べる。そこまでを一連の流れにしてしまえば良いだけの事だ」
望めばいくらでも連れて来てやる。――毎年。
「……っ」
さっきまでの会話があっという間に脳裡に蘇ってしまい、結局私は顔を赤らめる事しか出来なかった。
本当に…本当に、答えはバリエンダールから帰って来てからで良いと思っていますか、宰相閣下……?
「……けっこん」
驚き過ぎて、脳内で単語が漢字にすら変換されなかった。
(ええと、ついこの前まではワタシは学生で……オトナの階段すら上ってもいなくて……ええっと……)
そのうえ「愛している」とか、純日本人にはすぐさま腹落ちしない言葉も聞こえた様な……って!
「ええっっ⁉」
一瞬どころか何瞬も沈黙した後で、私はひどく調子の外れた声をあげてしまった。
「…何故、そこで驚くんだ」
エドヴァルドが微かに眉根を寄せている。
「言った筈だ。――私に堕ちろ、と。そして私は貴女を選んだ、とも。あの夜、貴女はそれを受け入れてくれたのではなかったか?」
「……っ」
エドヴァルドの両手が私の両の頬を包み込んだ。
近い!とも言えず、ハクハクと口が開いてしまう。
「だが貴女と私との間には年齢の差もあるし、こちらで言うところの、王都学園の様な教育機関に入学したばかりだったと言うなら、いきなり結婚と言われても、戸惑ってしまうのは仕方がないと思っている」
だから今すぐの返事でなくて良い――と、エドヴァルドは言った。
「どのみち高位貴族の結婚となると、今日明日に出来る事ではない。どう手続きを急かそうと、一年近くはかかるだろう。だから身分と覚悟が足りないだけなら、その間に私が何とでもする。貴女はただ、この先も私と、私の隣を歩いてくれるかどうかだけを考えて、その答えを聞かせて欲しい」
身分が釣り合わない、公爵夫人になる覚悟なんてない……そんな言い訳なら、聞く気はない。
口にしがちな拒絶の理由を、何も言わないうちから切り捨てた上に、その眼差しがこちらをじっと射抜いていた。
「何故、今…と思うか?簡単な事だ。貴女をバリエンダールで他の男に取られたりしない為だ」
「⁉」
「今、結婚の申し込みをしておけば、たとえ離れていようと、貴女は私の事を考えるしかなくなるだろう。たとえ他の男が貴女を口説こうと、それどころではなくなるだろう?私は貴女の目を、他の男に向けさせるつもりは一切ない。――だからだ」
海の向こうでも、私の事だけを考えていろ。
そんな事を言われて、動揺しない人間がどこにいるだろう。
「それと」
まだ何か⁉と、言いたくても頭と言葉が追い付かず――私は呆然とエドヴァルドを見つめたままだった。
「貴女がバリエンダールから帰って来る次の日に〝アンブローシュ〟を予約しておく」
「!」
「返事はその時に聞かせて欲しい」
いいか?と、耳元で囁かれた私は、最後にはもう、高速で首を縦に振る事しか出来なかった。
理解が早くて何よりだ、と微笑うエドヴァルドの唇が、一瞬だけ私の唇をかすめた。
「⁉」
「…さて、ガゼボに行こうか。茶菓子の準備をしてくれている使用人達が戸惑っている」
誰の所為ですか――!
なんてコトを言える筈もないので、私は真っ赤になったまま、黙って俯きながら、差し出されたエスコートの手をとるしかなかった。
そして案の定、ガゼボでお茶の用意をしてくれていたスヴェンテ公爵邸の侍女の皆様方の目は、生温かいやらキラキラ輝いているやら、それはもう空間そのものが混沌と化していた。
話の内容が聞こえる距離にはなかったにせよ、ようやく今日の客が、エスコートと共に現れたと思ってからのアレコレがバッチリ見えていたとなると……もう、ただひたすらに私がいたたまれなかった。
どうやら過去にはお忍びの高位貴族が、この庭園のガゼボで短い逢瀬を楽しむと言った様な事もあったらしい。
これを機にこの庭園にも再び多くの人が訪れてくれたら嬉しい――と、この場を統括していた、年配の侍女長が、目の端に僅かに涙を光らせながら、そう言った。
今日の事もきっと、この庭園の歴史の1ページになります…などと言われて、心の底から見なかった事にして欲しいと思った。誰も聞いてくれなかったけど。
さすが公爵邸の侍女一同、そうこうしている内に、あっと言う間にお茶の用意が整えられた。
「先に口を開かせて頂くご無礼をお許し下さい。大旦那様は、ハルヴァラ伯爵令息とご歓談の後にお見えになるとの事ですので、私ごときが誠に申し訳ございませんが、こちらのご説明をさせていただきたいと存じます。スヴェンテ公爵家統括侍女長をしております、ハナ・ユディタにございます」
「ユディタ……?と言う事は――」
「早くに亡くなってしまいましたが、先代ユディタ侯ジヴォイは私の夫にございました。今は縁あって、大旦那様に仕えさせていただいております」
後でエドヴァルドに聞いたところによると、スヴェンテ公爵領の傘下にユディタ侯爵家と言う家があり、先代侯爵ジヴォイは、カミル・スヴェンテの処遇を巡っての、スヴェンテ老公爵とエドヴァルドとの「裏取引」に、少なからず関わりがあった貴族の一人と言う事らしかった。
「そうか……だから老公は夫人代理として、安心してこの場を委ねられたと言う事か」
さっき団欒の間で、スヴェンテ老公爵の奥様に会わなかったのは、どうやら近頃体調が不安定で、ミカ君とは夫人の部屋で話をしたいと言う事になっていたからだそうだ。
こちらのガゼボへは、夫人は体調を見ながら、夫と共に来るかどうか判断をするとの事らしかった。
「まぁ…老公爵も夫人も、気苦労が絶えない方々だからな……」
スヴェンテ家が置かれている現状からすると、無理からぬ事だろうと、エドヴァルドもとりたてて不愉快そうな様子は見せていない。
「まあ、これからはクヴィスト家の方が騒がしくなるだろうから、ようやくこの邸宅も落ち着くのではないか」
現侍女長とは言え、元侯爵夫人である女性は、礼儀正しくそれを黙殺した。
代わりに私とエドヴァルドの前に、食前酒の様なサイズのグラスを置いて、濃いザクロ色の様な液体をそこに注ぎ込んだ。
「今の時期、セラシフェラと言っても何種類も咲き誇っておりまして、こちらはその内の一種類の実を、前のシーズンの内からお酒に付け込んだものになります。それと、別の樹木の実で出来たジャムは、こちらのパンとご一緒に。最後こちらは〝クラフティ〟と申しまして、我がユディタ侯爵領の伝統菓子であると同時に、王都ではこの庭園でのみお出ししており、以前は名物とも言われておりました」
どうやら、フォルシアン家のチョコレートづくしのお茶会とはまた違った意味で、スヴェンテ家にも名物菓子が存在していたらしい。
もちろんそれ以外にも、見慣れたお菓子やパンが並んでいるのだけれど、説明がその三つと言う事は、それが今の時期のメインと言う事なんだろう。
いずれイデオン公爵家でも、そう言った何かは必要なんだろうか。
ジッとお菓子を眺めている私の表情から何かを察したのか「レイナ」と声を発したエドヴァルドが、首を横に振っていた。
「その、すぐに思考が仕事に逸れていく癖はどうにかした方が良いな。今日は純粋に楽しめと言っているのに」
「す…すいません……」
基本が社畜思考のエドヴァルドにそれを言われていたら、世話はないかも知れない。
私は慌てて目の前の、見た目ブラックチェリータルトである〝クラフティ〟に視線をやって、食べてみる事にした。
(え…何これ、外見チェリータルト、中身はチェリー入りカスタードプディング⁉)
「見た目と食感の違いが斬新……!」
一口食べて目を丸くした私に、ハナ侍女長は僅かに目元を綻ばせた。
「お気に召して頂けましたら、何よりでございます。大旦那様も大奥様もお喜びになるかと存じます」
わざわざ今日の為に――と、大変さを強調しつつ話の水を向けてみれば、ハナ侍女長はにこやかに「タルト生地を敷いた中にチェリーを並べて、卵、牛乳、生クリーム、砂糖、小麦粉を混ぜた生地で覆って焼き上げただけ」と、さも簡単な事であるかの様に作り方のヒントをくれた。
ふんふん、と頷く私に――結局、エドヴァルドの拳がコツンと頭の上から落とされた。
「レ・イ・ナ」
「真似はしません、もちろん!ただ他の果物でも出来ないかな…とか、イデオン公爵邸でも似たようなモノ食べられないかな……とか?」
ちょっと目で訴えてみたけど、冷徹鉄壁宰相サマは、流されてはくれなかった。
どうせ私には「あざとカワイイ」は出来ませんとも、ええ。
「だから、またここへ来れば良いだろう。セラシフェラを見て、ここでこれを食べる。そこまでを一連の流れにしてしまえば良いだけの事だ」
望めばいくらでも連れて来てやる。――毎年。
「……っ」
さっきまでの会話があっという間に脳裡に蘇ってしまい、結局私は顔を赤らめる事しか出来なかった。
本当に…本当に、答えはバリエンダールから帰って来てからで良いと思っていますか、宰相閣下……?
845
685 忘れじの膝枕 とも連動!
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
お気に入りに追加
12,981
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
山に捨てられた令嬢! 私のスキルは結界なのに、王都がどうなっても、もう知りません!
甘い秋空
恋愛
婚約を破棄されて、山に捨てられました! 私のスキルは結界なので、私を王都の外に出せば、王都は結界が無くなりますよ? もう、どうなっても知りませんから! え? 助けに来たのは・・・
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完】お義母様そんなに嫁がお嫌いですか?でも安心してください、もう会う事はありませんから
咲貴
恋愛
見初められ伯爵夫人となった元子爵令嬢のアニカは、夫のフィリベルトの義母に嫌われており、嫌がらせを受ける日々。
そんな中、義父の誕生日を祝うため、とびきりのプレゼントを用意する。
しかし、義母と二人きりになった時、事件は起こった……。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
私には何もありませんよ? 影の薄い末っ子王女は王の遺言書に名前が無い。何もかも失った私は―――
西東友一
恋愛
「遺言書を読み上げます」
宰相リチャードがラファエル王の遺言書を手に持つと、12人の兄姉がピリついた。
遺言書の内容を聞くと、
ある兄姉は周りに優越を見せつけるように大声で喜んだり、鼻で笑ったり・・・
ある兄姉ははしたなく爪を噛んだり、ハンカチを噛んだり・・・・・・
―――でも、みなさん・・・・・・いいじゃないですか。お父様から贈り物があって。
私には何もありませんよ?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【短編】婚約破棄?「喜んで!」食い気味に答えたら陛下に泣きつかれたけど、知らんがな
みねバイヤーン
恋愛
「タリーシャ・オーデリンド、そなたとの婚約を破棄す」「喜んで!」
タリーシャが食い気味で答えると、あと一歩で間に合わなかった陛下が、会場の入口で「ああー」と言いながら膝から崩れ落ちた。田舎領地で育ったタリーシャ子爵令嬢が、ヴィシャール第一王子殿下の婚約者に決まったとき、王国は揺れた。王子は荒ぶった。あんな少年のように色気のない体の女はいやだと。タリーシャは密かに陛下と約束を交わした。卒業式までに王子が婚約破棄を望めば、婚約は白紙に戻すと。田舎でのびのび暮らしたいタリーシャと、タリーシャをどうしても王妃にしたい陛下との熾烈を極めた攻防が始まる。
この度、双子の妹が私になりすまして旦那様と初夜を済ませてしまったので、 私は妹として生きる事になりました
秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
*レンタル配信されました。
レンタルだけの番外編ssもあるので、お読み頂けたら嬉しいです。
【伯爵令嬢のアンネリーゼは侯爵令息のオスカーと結婚をした。籍を入れたその夜、初夜を迎える筈だったが急激な睡魔に襲われて意識を手放してしまった。そして、朝目を覚ますと双子の妹であるアンナマリーが自分になり代わり旦那のオスカーと初夜を済ませてしまっていた。しかも両親は「見た目は同じなんだし、済ませてしまったなら仕方ないわ。アンネリーゼ、貴女は今日からアンナマリーとして過ごしなさい」と告げた。
そして妹として過ごす事になったアンネリーゼは妹の代わりに学院に通う事となり……更にそこで最悪な事態に見舞われて……?】
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
白い結婚はそちらが言い出したことですわ
来住野つかさ
恋愛
サリーは怒っていた。今日は幼馴染で喧嘩ばかりのスコットとの結婚式だったが、あろうことかバーティでスコットの友人たちが「白い結婚にするって言ってたよな?」「奥さんのこと色気ないとかさ」と騒ぎながら話している。スコットがその気なら喧嘩買うわよ! 白い結婚上等よ! 許せん! これから舌戦だ!!
政略より愛を選んだ結婚。~後悔は十年後にやってきた。~
つくも茄子
恋愛
幼い頃からの婚約者であった侯爵令嬢との婚約を解消して、学生時代からの恋人と結婚した王太子殿下。
政略よりも愛を選んだ生活は思っていたのとは違っていた。「お幸せに」と微笑んだ元婚約者。結婚によって去っていた側近達。愛する妻の妃教育がままならない中での出産。世継ぎの王子の誕生を望んだものの産まれたのは王女だった。妻に瓜二つの娘は可愛い。無邪気な娘は欲望のままに動く。断罪の時、全てが明らかになった。王太子の思い描いていた未来は元から無かったものだった。後悔は続く。どこから間違っていたのか。
他サイトにも公開中。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。