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第二部 宰相閣下の謹慎事情
339 翻弄されたのは双子だけ?
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※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
私がバリエンダールに行く。
そう言ったところで、さっき「閣議の間」にいなかった面々の眉間に、それぞれ皺が寄った。
「お館様……レイナ嬢をバリエンダールへお遣りになると?」
彼らの疑問を取りまとめる様な形で、ベルセリウス将軍が思いがけず真面目な?トーンの声で口を開いた。
ただエドヴァルドはそれに一切怯む事なく、むしろ不本意さを隠そうともせず、顔を顰めていた。
「アンディション侯爵から、大公位復帰の挨拶代わりとばかりに、バリエンダールへの表敬訪問に同行させたいと、話をねじ込まれた。アンディション侯爵のままだったらともかく、テオドル大公としてとなると、こちらも一言の下に話を切り捨てる事も出来ないからな」
「――なんと」
「アンディション侯…いえ、テオドル大公殿下ですか……」
目を見開くベルセリウス将軍の隣で、ウルリック副長も、なるほどとばかりに唸っているけれど、エドヴァルドはとりたてて両名の反応をあげつらうつもりはないらしかった。
「今回、サレステーデに国としてどう責任をとらせるかにあたって、国境を接するバリエンダール王家との折衝は必須になる。そしてそうなると、現時点であの方以上の人材はいない。今回の件が決着して、周辺諸国の動揺が収まるまでの限定復帰との話にはなっているがな」
あまりに二人が唖然としているので、何だろうと話を聞いてみると、テオドル大公が「アンディション侯爵」として臣籍降下をしてきた直後は、彼自身の思惑も不明で、その上彼を担ぎ上げようとする勢力もあったとの事で、軍としてはしばらくその動向を裏で注視していた時期があったらしい。
ところが、邸宅から滅多に出ず、キヴェカス先代伯爵を時折招いての「飲み会」くらいしか話を聞かないため、5年も経てば、もうすっかり「引退した好々爺」、放っておいても問題ないとの判断になっていたそうなのだ。
「…油断と言われれば、返す言葉もございません」
そう言って頭を下げたのは、恐らくはその判断を下したのだろう、ウルリック副長だ。
だけどエドヴァルドは、苦笑交じりに片手を上げた。
「よせ、それだとテオドル大公が、アンディション侯爵家からイデオン公爵家に叛旗を翻しでもしたかの様に聞こえてしまう」
「ですが……」
「レイナ自身にも、異国にいた頃の特殊な伝手で、実はバリエンダールの王宮に関する情報がある。そうと分かれば、同行させたいと思うのも道理だ。私でもそうする」
「―――」
特殊な伝手……いや、確かに〝蘇芳戦記〟は特殊な伝手による情報源かな?
私が情報の確認を頼んだファルコは「だろうな」と言わんばかりの表情を見せていたけれど、ベルセリウス将軍やウルリック副長は、驚愕の表情でこちらを振り返っていた。
「公にも通用する様な反論が出来ないのであれば、レイナにはもう、行って貰うしかない。更に今回…私は同行できない」
なぜ、と目を見開いたのはベルセリウス将軍だ。
ファルコやウルリック副長は、そこで少し含みを持たせたエドヴァルドに、自分達に振り分けられようとしている役目に気が付いたのか、互いに顔を見合わせていた。
「まぁ…結果的に、イデオン家の護衛だとごり押しした双子の片割れと、氷柱を落下させた私が『月神の間』を暫く使用不能にしたからな。たとえベルセリウスの給与一年分くらいのテーブル代であろうと、私なら払えてしまうと、罰金刑は陛下に却下されて、私はレイナがバリエンダールに行っている間は、王宮出仕を余儀なくされた」
「…ッ!」
「んだよっ、シーグは悪くないだろう⁉︎むしろサレステーデの連中が――」
自分の所為か、と顔色を変えるシーグを庇う様に、リックがエドヴァルドに噛みついているけれど、聞けとばかりにエドヴァルドはそれを途中で遮っていた。
と言うか、軍のトップであるベルセリウス将軍の給与一年分のテーブルって……。
「どのみちテーブル代にしろ料理代にしろ、財務で利息つけてサレステーデへの慰謝料請求に上乗せするだろうから、お前達に死ぬまでかかって払えなどと馬鹿な事を言うつもりはない。お前達が元よりアンジェスの人間なら、それで囲い込むのも一つの策だろうが、そんな事をすれば、エヴェリーナ妃の不興を買うのは確実だ」
彼らの本来の主はエドベリ王子だけれど、今回はエヴェリーナ妃の指示で動いているとあっては、いくらエドヴァルドと言えど、そこは実行出来ないに違いない。
「…ただ」
「「⁉︎」」
何だろう、上げたり落としたり、双子の反応を見て、楽しみたいんだろうか。
思わず私がそう思ってしまったくらいには、二人はビクビクと反応を変えていた。
「お前達も、バリエンダールの『調査』はまだだったんだろう。表向きテオドル大公の侍従見習い、実際にはレイナの護衛の一員として潜り込ませてやるから、得た情報を今回と同じ様にこちらにも流せ。そうすれば、テーブルの話はなかった事にしてやる」
「ちょっと待てっ、つい最近もそんな話――」
「あれは不法侵入、今回は国宝級のテーブル破壊。別の話だ」
「――っ!」
シーグは呆然としたまま。
一方のリックは今にも地団駄を踏みそうな勢いだ。
ある意味、根っから庶民、暗部に属する二人には、エヴェリーナ妃に泣きついての借金肩代わり、なんて発想は、多分浮かばない。
それならば、暗部としての手腕を躊躇なく差し出すだろう。
ある程度自分に自信があるだけに、尚更。
その調子だと「取引」は成立だな…と、エドヴァルドもそれはそれは黒い笑みを浮かべていた。
それこそ、誰も反対さえ出来ない程に。
「お館様…ですが、コイツらだけって言うのはさすがに……」
ようやく口を挟めた、と言わんばかりのファルコに、将軍も副長も隣で頷いている。
「今、バルトリがちょうど船乗りに化けたまま、バリエンダールの港町にいて撤収準備中だったんで、一旦残します。アンディション――じゃなくテオドル大公に、向こうでの合流許可を取って下さいますか」
その瞬間、エドヴァルドの目がつと細められて、私とファルコを見比べていた。
思わず後退りして、ファルコの背中に隠れようかなー、と思ったら、私の背中に両手をあてたファルコに、全力で押し戻された。
「だから何気に〝鷹の眼〟を巻き込もうとすんなっつってんだろ!」
「ファルコ様、そんなコト言わずに!」
「誰がファルコ様だ、気持ち悪い!」
小声で言い合っているつもりでも、エドヴァルドにも周囲にも、会話は筒抜けていたみたいだった。
…ウルリック副長の視線が、ちょっと生温かったし。
「ファルコ」
「……は」
ただエドヴァルドの視線は、生温かさの真逆を行っていた。
「バルトリが、レイナの持っていた情報を確かめに行っていたのか」
「えー…まあ、そうですね…」
アイツ、バリエンダール語一番堪能ですし、二人も三人も行かせるには理由が薄かったですし――と答えるファルコの視線は若干泳いでいる。
何とも言えない空気が場を支配しかけたところで、ため息と共に空気を壊したのは、エドヴァルド本人だった。
「今更だったな。説教したところで、何も覆らない」
「エ…ドヴァルド様……」
冷気がほとんど出ていないところを見ると、ファルコの動き方自体は間違っていないと思っているんだろう。
「分かった。バルトリの件は、テオドル大公の耳に届くようにしておこう。一応、私が行けない分、護衛を一任して貰う権利はもぎ取ってきた。別件を兼ねる双子と、王宮側からサタノフとノーイェルを出させるとして、だ。今回はベルセリウス、ウルリック――お前達、軍の人間を付いて行かせたい。頼めるか」
「「……は?」」
将軍と副長、二人ともが「鳩に豆鉄砲」な状態になっていたのは、振り返ってみても一度もない事だったかも知れない。
私がバリエンダールに行く。
そう言ったところで、さっき「閣議の間」にいなかった面々の眉間に、それぞれ皺が寄った。
「お館様……レイナ嬢をバリエンダールへお遣りになると?」
彼らの疑問を取りまとめる様な形で、ベルセリウス将軍が思いがけず真面目な?トーンの声で口を開いた。
ただエドヴァルドはそれに一切怯む事なく、むしろ不本意さを隠そうともせず、顔を顰めていた。
「アンディション侯爵から、大公位復帰の挨拶代わりとばかりに、バリエンダールへの表敬訪問に同行させたいと、話をねじ込まれた。アンディション侯爵のままだったらともかく、テオドル大公としてとなると、こちらも一言の下に話を切り捨てる事も出来ないからな」
「――なんと」
「アンディション侯…いえ、テオドル大公殿下ですか……」
目を見開くベルセリウス将軍の隣で、ウルリック副長も、なるほどとばかりに唸っているけれど、エドヴァルドはとりたてて両名の反応をあげつらうつもりはないらしかった。
「今回、サレステーデに国としてどう責任をとらせるかにあたって、国境を接するバリエンダール王家との折衝は必須になる。そしてそうなると、現時点であの方以上の人材はいない。今回の件が決着して、周辺諸国の動揺が収まるまでの限定復帰との話にはなっているがな」
あまりに二人が唖然としているので、何だろうと話を聞いてみると、テオドル大公が「アンディション侯爵」として臣籍降下をしてきた直後は、彼自身の思惑も不明で、その上彼を担ぎ上げようとする勢力もあったとの事で、軍としてはしばらくその動向を裏で注視していた時期があったらしい。
ところが、邸宅から滅多に出ず、キヴェカス先代伯爵を時折招いての「飲み会」くらいしか話を聞かないため、5年も経てば、もうすっかり「引退した好々爺」、放っておいても問題ないとの判断になっていたそうなのだ。
「…油断と言われれば、返す言葉もございません」
そう言って頭を下げたのは、恐らくはその判断を下したのだろう、ウルリック副長だ。
だけどエドヴァルドは、苦笑交じりに片手を上げた。
「よせ、それだとテオドル大公が、アンディション侯爵家からイデオン公爵家に叛旗を翻しでもしたかの様に聞こえてしまう」
「ですが……」
「レイナ自身にも、異国にいた頃の特殊な伝手で、実はバリエンダールの王宮に関する情報がある。そうと分かれば、同行させたいと思うのも道理だ。私でもそうする」
「―――」
特殊な伝手……いや、確かに〝蘇芳戦記〟は特殊な伝手による情報源かな?
私が情報の確認を頼んだファルコは「だろうな」と言わんばかりの表情を見せていたけれど、ベルセリウス将軍やウルリック副長は、驚愕の表情でこちらを振り返っていた。
「公にも通用する様な反論が出来ないのであれば、レイナにはもう、行って貰うしかない。更に今回…私は同行できない」
なぜ、と目を見開いたのはベルセリウス将軍だ。
ファルコやウルリック副長は、そこで少し含みを持たせたエドヴァルドに、自分達に振り分けられようとしている役目に気が付いたのか、互いに顔を見合わせていた。
「まぁ…結果的に、イデオン家の護衛だとごり押しした双子の片割れと、氷柱を落下させた私が『月神の間』を暫く使用不能にしたからな。たとえベルセリウスの給与一年分くらいのテーブル代であろうと、私なら払えてしまうと、罰金刑は陛下に却下されて、私はレイナがバリエンダールに行っている間は、王宮出仕を余儀なくされた」
「…ッ!」
「んだよっ、シーグは悪くないだろう⁉︎むしろサレステーデの連中が――」
自分の所為か、と顔色を変えるシーグを庇う様に、リックがエドヴァルドに噛みついているけれど、聞けとばかりにエドヴァルドはそれを途中で遮っていた。
と言うか、軍のトップであるベルセリウス将軍の給与一年分のテーブルって……。
「どのみちテーブル代にしろ料理代にしろ、財務で利息つけてサレステーデへの慰謝料請求に上乗せするだろうから、お前達に死ぬまでかかって払えなどと馬鹿な事を言うつもりはない。お前達が元よりアンジェスの人間なら、それで囲い込むのも一つの策だろうが、そんな事をすれば、エヴェリーナ妃の不興を買うのは確実だ」
彼らの本来の主はエドベリ王子だけれど、今回はエヴェリーナ妃の指示で動いているとあっては、いくらエドヴァルドと言えど、そこは実行出来ないに違いない。
「…ただ」
「「⁉︎」」
何だろう、上げたり落としたり、双子の反応を見て、楽しみたいんだろうか。
思わず私がそう思ってしまったくらいには、二人はビクビクと反応を変えていた。
「お前達も、バリエンダールの『調査』はまだだったんだろう。表向きテオドル大公の侍従見習い、実際にはレイナの護衛の一員として潜り込ませてやるから、得た情報を今回と同じ様にこちらにも流せ。そうすれば、テーブルの話はなかった事にしてやる」
「ちょっと待てっ、つい最近もそんな話――」
「あれは不法侵入、今回は国宝級のテーブル破壊。別の話だ」
「――っ!」
シーグは呆然としたまま。
一方のリックは今にも地団駄を踏みそうな勢いだ。
ある意味、根っから庶民、暗部に属する二人には、エヴェリーナ妃に泣きついての借金肩代わり、なんて発想は、多分浮かばない。
それならば、暗部としての手腕を躊躇なく差し出すだろう。
ある程度自分に自信があるだけに、尚更。
その調子だと「取引」は成立だな…と、エドヴァルドもそれはそれは黒い笑みを浮かべていた。
それこそ、誰も反対さえ出来ない程に。
「お館様…ですが、コイツらだけって言うのはさすがに……」
ようやく口を挟めた、と言わんばかりのファルコに、将軍も副長も隣で頷いている。
「今、バルトリがちょうど船乗りに化けたまま、バリエンダールの港町にいて撤収準備中だったんで、一旦残します。アンディション――じゃなくテオドル大公に、向こうでの合流許可を取って下さいますか」
その瞬間、エドヴァルドの目がつと細められて、私とファルコを見比べていた。
思わず後退りして、ファルコの背中に隠れようかなー、と思ったら、私の背中に両手をあてたファルコに、全力で押し戻された。
「だから何気に〝鷹の眼〟を巻き込もうとすんなっつってんだろ!」
「ファルコ様、そんなコト言わずに!」
「誰がファルコ様だ、気持ち悪い!」
小声で言い合っているつもりでも、エドヴァルドにも周囲にも、会話は筒抜けていたみたいだった。
…ウルリック副長の視線が、ちょっと生温かったし。
「ファルコ」
「……は」
ただエドヴァルドの視線は、生温かさの真逆を行っていた。
「バルトリが、レイナの持っていた情報を確かめに行っていたのか」
「えー…まあ、そうですね…」
アイツ、バリエンダール語一番堪能ですし、二人も三人も行かせるには理由が薄かったですし――と答えるファルコの視線は若干泳いでいる。
何とも言えない空気が場を支配しかけたところで、ため息と共に空気を壊したのは、エドヴァルド本人だった。
「今更だったな。説教したところで、何も覆らない」
「エ…ドヴァルド様……」
冷気がほとんど出ていないところを見ると、ファルコの動き方自体は間違っていないと思っているんだろう。
「分かった。バルトリの件は、テオドル大公の耳に届くようにしておこう。一応、私が行けない分、護衛を一任して貰う権利はもぎ取ってきた。別件を兼ねる双子と、王宮側からサタノフとノーイェルを出させるとして、だ。今回はベルセリウス、ウルリック――お前達、軍の人間を付いて行かせたい。頼めるか」
「「……は?」」
将軍と副長、二人ともが「鳩に豆鉄砲」な状態になっていたのは、振り返ってみても一度もない事だったかも知れない。
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