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第二部 宰相閣下の謹慎事情
291 日本語は乙女のポリシーです(前)
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※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
前回も、結構な人数がいたから、無秩序な採取・乱獲によって絶滅の危機に瀕する事のないよう、種の保護を念頭に置いたキノコ狩り、山菜狩りエリアを庭師さん達に決めて貰っていた。
今回も勿論、そこを避けつつ、エリアを絞って貰った。
「……都合良く手入れを手伝わされてるんじゃねぇか?」
毎年庭師達と訓練場所でケンカになると言うファルコは、ちょっと懐疑的だ。
今は庭先で、ミカ君とシャルリーヌが来るのを待ちながら、一緒に植物図鑑をバラして選別している。
視界の端では〝鷹の眼〟の何人かが、採った山菜やキノコを入れる為の袋を用意したりしてくれている。
「食べられるモノを引っこ抜いて、それで敷地内がスッキリするなら、それはそれで良いと思うんだけどー?」
「釈然としねぇ……いや、他所で役に立つ分には否定しないんだけどな……」
「今回は他にも料理あるし、範囲を狭めてちょっとした体験くらいのつもりだけどね。この前みたいに、遠くまで行ってかき集めて来いとか、言わないって」
「まぁ、今日はオルヴォとケネトも来るんだろう?食いたきゃ動け!で良いとは思うけどな」
仮にも侯爵様を捕まえて、それで良いのかと首を傾げる私に「いい、いい」とファルコは片手を振った。
「ありゃ侯爵っつーより、領防衛軍の司令官、実働部隊の頭を本人も自認してるから、構わねぇよ。王宮でだけは、爵位持ちらしく振る舞ってるみたいだし、いざとなったら弟もその息子もいるって、もう割り切ってるよ」
領地を持たず、社交の場にほとんど現れず、手の空いた時間は訓練――となれば、侯爵と言う地位からの贅沢三昧を夢見るご令嬢方からすれば、例外なくそっぽを向かれるらしい。加えてあの体格だ。
弟の結婚は、お相手は軍本部に出入りしていた商会のお嬢さんだったと言う事で、侯爵家と言えど後を継がない次男である事が、商会側の引け目を少なくしたとの事だった。
実際結婚式も、防衛軍本部内での、所謂人前式。飲めや歌えや、一般市民の結婚式とほぼ変わりがなかったと、将軍に無理矢理呼ばれて行ったと言うファルコが、笑った。
しかも「エドヴァルドの代理出席」などと言う、無茶な肩書を背負わされていたらしい。
「何と言うか……ご愁傷様?」
「まったくだ。二度とやらねぇ」
そう言うのは、そのうちまたやらされるフラグだよー…とは思ったけど、ファルコの精神安定のために、私は言わないでおいてあげた。
「レイナ様、ボードリエ伯爵令嬢がお越しになられました」
そこへ文学侍女ラウラがやってきて、軽く一礼する。
「ありがと。昼食会用の衣装をどこかに一時的に置いてあげて貰えるかな?本人はこっちに案内して貰って」
「かしこまりました」
これもまた、お気軽なランチ会にならなくなった弊害と言うべきで、当初はキノコ狩り出来るように動きやすい恰好で来てね!と言っていたところに、着替えを用意して貰わないとならなくなったのだ。
レイナ様のお部屋にご一緒に置かさせて頂いて宜しいですか?と問うラウラには、頷いておく。
未だに「自分の部屋」と言うのにどこか面映ゆさを感じるので、あえてその表現は避けたままだ。
「レイナ!」
とりあえず、ミカ君が来るまでと言う事で、やって来たシャルリーヌをいったん庭のガゼボに誘導した。
「何か飲む?」
「いい、いい。キノコ狩りの途中で『お花摘み』に行きたくなったら大変じゃない」
「それもそうね」
シャルリーヌの返答が貴族令嬢らしからぬ現実的なものになっているのは、キノコ狩りの何たるかを元から知る、転生令嬢ならではだろう。
「ごめんね、ミカ君の前ではしづらい話もあるし、昼食会がいきなり錚々たる面々になってしまったアクシデントもあったから、ちょっと早く来て貰ったのよ」
「ホントよ⁉公爵様に老公爵様って……昨日、使者から聞いた義父がさすがに唖然としていたわよ。そこに刺客が入ったら国が傾く!って」
「確かに……あ、ちなみに昨日の夜にフォルシアン公爵夫人の参加も急遽決まったのよね……もう伝える時間もなかったくらいのタイミングで……その、ゴメンナサイ」
あはは…と顔を痙攣らせた私に、シャルリーヌが某絵画の「叫び」みたいなリアクションになった。
「フォルシアン公爵夫人⁉それって、レイフ殿下のご正妃様に次いで、アンジェス社交界ヒエラルキーの上位に立つ方じゃない!そもそも今日って、ミカ君と三人での、のんべんだらりとした天ぷらパーティーだった筈なのに、何で⁉」
「そうなのよ……その筈だったのよ……」
社交界ヒエラルキーって何、と一瞬思ったけれど、確かにそれぞれの地位爵位からすれば、その通りな話だ。
フォルシアン公爵の普段の軽ーい空気から、そう言った感じがかなり薄められていただけで。
「ただ昨日、ボードリエ伯爵が王宮から退出された後に、シャレにならないくらい色々あって……」
シャルリーヌの場合、どのみち明日、サレステーデの第一王子が来るのに合わせて、次の〝扉の守護者〟すなわち「聖女」として、あれこれと目にする事になるのだ。
エドヴァルドに、ある程度は話して構わないとの許可を得ていた。
念のため、日本語にしてくれとシャルリーヌにはお願いをする。
『分かったわ』
そこで私は、サレステーデの第二王子と第一王女が押しかけてきた挙句に、第一王女がフォルシアン公爵令息に媚薬を盛って既成事実を作ろうとしていた事、二人の、言わば不法入国を手引きしたクヴィスト公爵が、国王陛下自らの手によって制裁を受けた事を、なるべく物騒に聞こえないように説明した。
と言っても焼け石に水、シャルリーヌは目を真ん丸に見開いて、パクパクと口を開けている。
伯爵令嬢の肩書が台無しだ。…無理もないけど。
『ねぇ、シャーリーは〝蘇芳戦記〟のバリエンダール側はプレイした?』
私が、ちょっと落ち着いて貰おうと敢えてフィルバートの「やらかし」のところはスルーして、ゲームの話にさりげなく切り替えた。
もちろん!とシャルリーヌは頷いている。
『ミルテ王女が国内のハールマン侯爵家の令息と恋に落ちて結ばれるハッピーエンド、政略結婚でサレステーデの第二王子と結婚するノーマルエンドに、ミラン王太子に執着された上に監禁されるバッドエンドまで、コンプしたわ!』
『……そ、そう。なら話が早いかな』
サレステーデの第二王子は、既にミルテ王女との縁談をバリエンダール王家に拒絶されている。
そしてミラン王太子は、既にハールマン侯爵家の令嬢を正妃とする事を決めている。ここに更にミルテ王女が令息の方と縁づく事は、情勢から言っても難しいだろうし、そもそも社交界デビュー前のため、まだ恋に落ちていない可能性の方が高い。
『サレステーデのドナート王子との縁談がなくなったのは、ある意味バリエンダールのミラン王太子の執着の現れだったのかも知れないけど、ハールマン侯爵令嬢と結ばれた事で、少なくとも王女のバッドエンドは回避されているのよね。だけどハールマン侯爵令息と今更結ばれる事も難しいだろうから、ハッピーエンドにもいけないのよ』
まあ、別の相手と恋に落ちればある意味それがミルテ王女にとってのハッピーエンドかも知れないけど。
そう呟く私に、状況を整理するように、なるほどとシャルリーヌは頷いていた。
『それにしたって、サレステーデの第一王女にだって、バリエンダールのミラン王太子との縁談があった筈よね?それが潰れたのは、ハールマン侯爵令嬢の件で分かったけど、どうして二人ともがクヴィスト公爵の手引きを経てアンジェスへ?』
『ああ…それこそが、クヴィスト公爵がさくっと手打ちになっちゃった原因でもあるんだけど』
そこで改めて、第一王子を擁するバルキン公爵家が第二王子と第一王女に刺客を差し向けたらしく、サレステーデが内紛の暴発寸前にある事と、クヴィスト公爵令嬢がサレステーデのベイエルス公爵家に嫁いでいて、その公爵家が第二王子派であるために、第二王子と第一王女が外に逃げる為の伝手として頼ったらしい事を説明した。
『それも、ただ伝手としただけじゃなくて、アンジェスの「聖女」とフォルシアン公爵令息それぞれに縁付かせて後ろ楯にした上で、サレステーデに戻ろうと考えていたみたい。ああ、多分「聖女」に関してはネームバリューが欲しかったんだろうけど、フォルシアン公爵令息に白羽の矢がたったのは、かつてクヴィスト公爵令嬢がフラレた、ただの腹いせみたい』
うわぁ、とシャルリーヌが顔を顰めた。
『娘にとっては腹いせでも、父親であるクヴィスト公爵にとっては、サレステーデとのパイプがより深くなって、アンジェスで幅を利かせられるとか考えたのかな、もしかして?それなら、いくら陛下と言えど無罪放免には出来ないわよね』
『そう。それで「寝言は寝て言え」って――さくっと』
他に説明のしようもないので、私は片手で首を斬る仕種を見せる。
サイコパス陛下舐めてたわ…と、茫然と呟くシャルリーヌに、私は心から賛成した。
前回も、結構な人数がいたから、無秩序な採取・乱獲によって絶滅の危機に瀕する事のないよう、種の保護を念頭に置いたキノコ狩り、山菜狩りエリアを庭師さん達に決めて貰っていた。
今回も勿論、そこを避けつつ、エリアを絞って貰った。
「……都合良く手入れを手伝わされてるんじゃねぇか?」
毎年庭師達と訓練場所でケンカになると言うファルコは、ちょっと懐疑的だ。
今は庭先で、ミカ君とシャルリーヌが来るのを待ちながら、一緒に植物図鑑をバラして選別している。
視界の端では〝鷹の眼〟の何人かが、採った山菜やキノコを入れる為の袋を用意したりしてくれている。
「食べられるモノを引っこ抜いて、それで敷地内がスッキリするなら、それはそれで良いと思うんだけどー?」
「釈然としねぇ……いや、他所で役に立つ分には否定しないんだけどな……」
「今回は他にも料理あるし、範囲を狭めてちょっとした体験くらいのつもりだけどね。この前みたいに、遠くまで行ってかき集めて来いとか、言わないって」
「まぁ、今日はオルヴォとケネトも来るんだろう?食いたきゃ動け!で良いとは思うけどな」
仮にも侯爵様を捕まえて、それで良いのかと首を傾げる私に「いい、いい」とファルコは片手を振った。
「ありゃ侯爵っつーより、領防衛軍の司令官、実働部隊の頭を本人も自認してるから、構わねぇよ。王宮でだけは、爵位持ちらしく振る舞ってるみたいだし、いざとなったら弟もその息子もいるって、もう割り切ってるよ」
領地を持たず、社交の場にほとんど現れず、手の空いた時間は訓練――となれば、侯爵と言う地位からの贅沢三昧を夢見るご令嬢方からすれば、例外なくそっぽを向かれるらしい。加えてあの体格だ。
弟の結婚は、お相手は軍本部に出入りしていた商会のお嬢さんだったと言う事で、侯爵家と言えど後を継がない次男である事が、商会側の引け目を少なくしたとの事だった。
実際結婚式も、防衛軍本部内での、所謂人前式。飲めや歌えや、一般市民の結婚式とほぼ変わりがなかったと、将軍に無理矢理呼ばれて行ったと言うファルコが、笑った。
しかも「エドヴァルドの代理出席」などと言う、無茶な肩書を背負わされていたらしい。
「何と言うか……ご愁傷様?」
「まったくだ。二度とやらねぇ」
そう言うのは、そのうちまたやらされるフラグだよー…とは思ったけど、ファルコの精神安定のために、私は言わないでおいてあげた。
「レイナ様、ボードリエ伯爵令嬢がお越しになられました」
そこへ文学侍女ラウラがやってきて、軽く一礼する。
「ありがと。昼食会用の衣装をどこかに一時的に置いてあげて貰えるかな?本人はこっちに案内して貰って」
「かしこまりました」
これもまた、お気軽なランチ会にならなくなった弊害と言うべきで、当初はキノコ狩り出来るように動きやすい恰好で来てね!と言っていたところに、着替えを用意して貰わないとならなくなったのだ。
レイナ様のお部屋にご一緒に置かさせて頂いて宜しいですか?と問うラウラには、頷いておく。
未だに「自分の部屋」と言うのにどこか面映ゆさを感じるので、あえてその表現は避けたままだ。
「レイナ!」
とりあえず、ミカ君が来るまでと言う事で、やって来たシャルリーヌをいったん庭のガゼボに誘導した。
「何か飲む?」
「いい、いい。キノコ狩りの途中で『お花摘み』に行きたくなったら大変じゃない」
「それもそうね」
シャルリーヌの返答が貴族令嬢らしからぬ現実的なものになっているのは、キノコ狩りの何たるかを元から知る、転生令嬢ならではだろう。
「ごめんね、ミカ君の前ではしづらい話もあるし、昼食会がいきなり錚々たる面々になってしまったアクシデントもあったから、ちょっと早く来て貰ったのよ」
「ホントよ⁉公爵様に老公爵様って……昨日、使者から聞いた義父がさすがに唖然としていたわよ。そこに刺客が入ったら国が傾く!って」
「確かに……あ、ちなみに昨日の夜にフォルシアン公爵夫人の参加も急遽決まったのよね……もう伝える時間もなかったくらいのタイミングで……その、ゴメンナサイ」
あはは…と顔を痙攣らせた私に、シャルリーヌが某絵画の「叫び」みたいなリアクションになった。
「フォルシアン公爵夫人⁉それって、レイフ殿下のご正妃様に次いで、アンジェス社交界ヒエラルキーの上位に立つ方じゃない!そもそも今日って、ミカ君と三人での、のんべんだらりとした天ぷらパーティーだった筈なのに、何で⁉」
「そうなのよ……その筈だったのよ……」
社交界ヒエラルキーって何、と一瞬思ったけれど、確かにそれぞれの地位爵位からすれば、その通りな話だ。
フォルシアン公爵の普段の軽ーい空気から、そう言った感じがかなり薄められていただけで。
「ただ昨日、ボードリエ伯爵が王宮から退出された後に、シャレにならないくらい色々あって……」
シャルリーヌの場合、どのみち明日、サレステーデの第一王子が来るのに合わせて、次の〝扉の守護者〟すなわち「聖女」として、あれこれと目にする事になるのだ。
エドヴァルドに、ある程度は話して構わないとの許可を得ていた。
念のため、日本語にしてくれとシャルリーヌにはお願いをする。
『分かったわ』
そこで私は、サレステーデの第二王子と第一王女が押しかけてきた挙句に、第一王女がフォルシアン公爵令息に媚薬を盛って既成事実を作ろうとしていた事、二人の、言わば不法入国を手引きしたクヴィスト公爵が、国王陛下自らの手によって制裁を受けた事を、なるべく物騒に聞こえないように説明した。
と言っても焼け石に水、シャルリーヌは目を真ん丸に見開いて、パクパクと口を開けている。
伯爵令嬢の肩書が台無しだ。…無理もないけど。
『ねぇ、シャーリーは〝蘇芳戦記〟のバリエンダール側はプレイした?』
私が、ちょっと落ち着いて貰おうと敢えてフィルバートの「やらかし」のところはスルーして、ゲームの話にさりげなく切り替えた。
もちろん!とシャルリーヌは頷いている。
『ミルテ王女が国内のハールマン侯爵家の令息と恋に落ちて結ばれるハッピーエンド、政略結婚でサレステーデの第二王子と結婚するノーマルエンドに、ミラン王太子に執着された上に監禁されるバッドエンドまで、コンプしたわ!』
『……そ、そう。なら話が早いかな』
サレステーデの第二王子は、既にミルテ王女との縁談をバリエンダール王家に拒絶されている。
そしてミラン王太子は、既にハールマン侯爵家の令嬢を正妃とする事を決めている。ここに更にミルテ王女が令息の方と縁づく事は、情勢から言っても難しいだろうし、そもそも社交界デビュー前のため、まだ恋に落ちていない可能性の方が高い。
『サレステーデのドナート王子との縁談がなくなったのは、ある意味バリエンダールのミラン王太子の執着の現れだったのかも知れないけど、ハールマン侯爵令嬢と結ばれた事で、少なくとも王女のバッドエンドは回避されているのよね。だけどハールマン侯爵令息と今更結ばれる事も難しいだろうから、ハッピーエンドにもいけないのよ』
まあ、別の相手と恋に落ちればある意味それがミルテ王女にとってのハッピーエンドかも知れないけど。
そう呟く私に、状況を整理するように、なるほどとシャルリーヌは頷いていた。
『それにしたって、サレステーデの第一王女にだって、バリエンダールのミラン王太子との縁談があった筈よね?それが潰れたのは、ハールマン侯爵令嬢の件で分かったけど、どうして二人ともがクヴィスト公爵の手引きを経てアンジェスへ?』
『ああ…それこそが、クヴィスト公爵がさくっと手打ちになっちゃった原因でもあるんだけど』
そこで改めて、第一王子を擁するバルキン公爵家が第二王子と第一王女に刺客を差し向けたらしく、サレステーデが内紛の暴発寸前にある事と、クヴィスト公爵令嬢がサレステーデのベイエルス公爵家に嫁いでいて、その公爵家が第二王子派であるために、第二王子と第一王女が外に逃げる為の伝手として頼ったらしい事を説明した。
『それも、ただ伝手としただけじゃなくて、アンジェスの「聖女」とフォルシアン公爵令息それぞれに縁付かせて後ろ楯にした上で、サレステーデに戻ろうと考えていたみたい。ああ、多分「聖女」に関してはネームバリューが欲しかったんだろうけど、フォルシアン公爵令息に白羽の矢がたったのは、かつてクヴィスト公爵令嬢がフラレた、ただの腹いせみたい』
うわぁ、とシャルリーヌが顔を顰めた。
『娘にとっては腹いせでも、父親であるクヴィスト公爵にとっては、サレステーデとのパイプがより深くなって、アンジェスで幅を利かせられるとか考えたのかな、もしかして?それなら、いくら陛下と言えど無罪放免には出来ないわよね』
『そう。それで「寝言は寝て言え」って――さくっと』
他に説明のしようもないので、私は片手で首を斬る仕種を見せる。
サイコパス陛下舐めてたわ…と、茫然と呟くシャルリーヌに、私は心から賛成した。
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