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第二部 宰相閣下の謹慎事情
【宰相Side】エドヴァルドの更夜(後)
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※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
「すまない、イデオン公。レイナ嬢は?」
王宮医務室内は、処置室、安静室、倉庫、遺体の一時安置所とにそれぞれ区切られている。
安静室の扉を軽く叩いたところで、中からはフォルシアン公爵がすぐに出てきた。
場と空気を呼んで「イデオン公」と、ここでは口にしている。
「今は王宮と各公爵邸のみ、転移が認められている状態だ。送り届けてきた」
「そうか……その方が良いだろうな。第一王女も第二王子も貴族牢に捉えられたからには、公爵邸が襲撃される事はもうないだろう」
「ああ。ここへ来るまでにシクステン公安長官と話をしてきたが、第一王女は第二王子が捕らえられたと聞いた後は『殺される』と頭を抱えていて、それまでとは別の意味で話にならないようだ。一晩頭を冷やさせた方が良いだろう」
私の言葉に、フォルシアン公爵が僅かに顔を顰めた。
「殺される、ね……」
実際にそうなっても、痛くも痒くもないと思っているのが透けてみえるが、私は敢えて気が付かないフリを通した。
「令息の様子は?緩和剤はあったのか?」
緩和剤、と私が口にした事でフォルシアン公爵の意識も、そちらの方へと引っ張られていた。
「あ、ああ。最初は置いていないと医務官に言われたんだが、ちょうど倉庫にいた別の医務官が、在庫がなかったからこれから調合部に依頼をかけるところだったと言ったんだ。だからユセフには胃の中のモノを全て吐かせて、その間に緊急で調合を依頼して、飲ませた。今は安静室で眠っていて、エリサベトも付いている」
「全て吐いて緩和剤を飲んだなら、明日の朝には恐らく落ち着いているだろう。なら、その時に改めて事情を聞かせて貰うが構わないか」
「もちろんだ」
間髪入れずに頷いているあたりは、公人としての顔はきちんと持っていると言う事だ。
そのあたりは私も疑ってはいなかった。
「イデオン公。明日の昼食だが、妻も同席させても構わないか?」
思わぬ問いかけに、私が軽く目を瞠る。
「夫人を?ユセフはどうする?さすがに彼はまだ王宮から出せないぞ」
「もちろん、分かっている。エリサベトも、どのみち昼食を摂る必要はあるんだ。王宮医務室の飲み薬と栄養剤と言う訳にもいかないだろう?一人で食堂に行かせると言うのも、あまり現実的ではないし、シクステン長官にエスコートをさせるのも問題外だ。ならば明日、私と共にイデオン公爵邸に行き、レイナ嬢に、認識疎外を解除した礼だけでもさせて貰えないかと思ってな。もちろん、ユセフを交えての礼は改めて場を設けさせて欲しいんだが」
ふむ…と、私は口元に手をあてた。
一瞬脳裡に「庶民食――!」と悲鳴をあげるレイナが浮かんで、うっかり口元が緩みそうになる。
「…やはり先触れもなしではまずいか」
私の複雑そうな表情を、別の方向に解釈したフォルシアン公爵からは、残念そうな声が洩れている。
私は慌てて、口元にあてていた手を外して、軽く振った。
「ああ、いや、こちらの話だ。元々先触れもなしに誘ったのはこちらだから、そこはお互い様ではあるんだが……実は明日の料理と言うのは、レイナ曰く、彼女の国の『庶民食』だと。我々『公爵』の肩書を持つ者としては、領政に役立てばとの話で通るんだが、夫人はどうかと思って――」
「そんな気はしていたが、明日は新商品の試食会を兼ねているんだな」
「そうだな。だから予め、夫人の口に合わない、あるいは常識の外にある料理が出て来る可能性があると、それさえ承知しておいてくれるのなら、私が何とかレイナを説き伏せる事はする」
「承知した。我が最愛の妻は、そのような事で揚げ足を取るような、狭量な人間ではないよ。知っているだろう?」
うっかりすると、そのままフォルシアン公爵の妻自慢、要は盛大な惚気が始まってしまいそうな空気に、私は慌てて片手で話を遮った。
「ああ、大丈夫だ。形式の一環として伝えただけだ。今日は公も夫人も、ここへ泊っていくのか?」
王宮医務室内、すぐには動かせない患者の為の安静室には、家族や見舞の人間の為の就寝室が併設されている。
「そのつもりだ。何かあれば使者なり手紙なりは出すから、こちらは任せて、公爵邸に戻ってくれて構わないぞ。レイナ嬢が心配なんだろう?」
今この場においては、フォルシアン公爵の声に揶揄いの要素は感じられない。
「……そうだな。多分に陛下が原因とは言え、色々と見せなくて良いものを見せてしまった。あまり表に出す方ではないが、確実に動揺はしている筈だ」
なら帰ってやれ、とフォルシアン公爵に背を押される形で、私は深夜の王宮内医務室を後にした。
* * *
定例報告は終わったものの、今回の件で臨時に繋がれた小型の〝転移扉〟を通って邸宅の書斎に戻った時、外の廊下が複数の足音で妙に騒がしかった。
「……何の騒ぎだ」
とるものもとりあえず書斎から出たところで、ちょうど書斎の前を通りがかったセルヴァンと出くわした。
「申し訳ありません、旦那様。レイナ様がお部屋にいらっしゃらないとヨンナが――」
「なっ……」
顔色を変える私に、邸宅からは出ていない筈だとセルヴァンは言い、私は動揺しかけた自分を必死に宥めた。
邸宅の玄関や勝手口、使用人棟から外へ出る扉などは、扉自体の鍵と共に、夜は内側からも錠がかけられている。
壊されていなければ、出て行く事は出来ない。
つまりは邸宅の中のどこかだと、セルヴァンは言い、私もそこは納得した。
「申し訳ございません。最近はほぼ治まっていらっしゃったので、私共も安心してしまっていた面は否定出来ません」
「……いや、私もだ」
レイナが夜中に寝台を抜け出して、邸宅の中を無意識のうちに歩いていた事は、実は初めてではない。
ヨンナやセルヴァン、ファルコやイザクなどがそれを見かけて、無理矢理ではなく、そっと手を引きながら部屋まで戻した事が何度かある。
ヨンナに起こされ、私が手を貸した事もあった。
何か、聞き取れない言葉を呟いていた事もあり、恐らくは元の世界の言葉だろうとは思ったが、翌朝の朝食の席では本人が何も覚えていないため、何を呟いていたのかは未だに確認出来ていない。
魔力がなく〝転移扉〟に行き先登録が出来ない彼女は、故郷に帰る手段を持たない。
国としては、聖女に言って、二人で里帰りをさせる事も難しいから、内心で思うところはあるのかも知れない――邸宅の使用人たちにそう言った時点で、彼らのレイナへの接し方は明らかに変わっていた。
――ならばこの邸宅をこれからは我が家に、と。
保護者根性が根付いた人間が増えたのも、そのあたり理由の一つなのかも知れない。
(今回は明らかに、ギーレンで妹に睡眠薬を盛った事と、王宮で血塗れのフィルバートを見た事と、両方の反動が一気に出たに違いない……)
「……私も探そう」
唇をかみしめるように呟いた私が前を向いたところで、廊下の向こうからハジェスが足早にやって来るのが見えた。
「お館様、お戻りでしたか!ちょうど良かった、邸宅内でレイナ様を見かけた今夜の見張りからの知らせで、今、ファルコが傍に付きながらこっちに誘導しているとの事です。いらっしゃいますか?」
その言葉に、廊下に安堵の空気が広がった。
「ああ。私が部屋へ運ぼう。案内してくれ」
ハジェスの先導で廊下を進んだところで、背の高い影、ファルコの姿が目に飛び込んできて、ファルコの手で軽く背中を押されているレイナの姿もそれに続く。
「お館様」
私に気付いたファルコが声を上げたが、それを片手で制して、横からレイナの身体を抱え上げた。
お抱え医師のブレーデフェルトからは、脳が眠り体は動く「遊行」と言う状態に当たると聞いている。
声をかけてもほとんど反応せず、表情はうつろで覚醒しないが、それは一時的なもので、そのまま促すと睡眠に入っていくことが多いから、とにかく寝台に戻して寝かせろ、と。
案の定、私が抱え上げても、寝室に運んで寝台に横たわらせても、ぼんやりと宙を見るだけで、目が醒める気配がない。
「旦那様、とにかくお着替えを――」
「分かっている。今日は彼女に付いて休むが構わないな?」
かしこまりました、と言う様にヨンナが頷くが、そこでハタと思い出したかのように目を瞠った。
「ですが旦那様、レイナ様は明日の朝〝てんぷらパーティー〟の準備の為に、早めに起床すると仰っていらっしゃいました。旦那様の睡眠時間が短くなってしまいますが――」
「構わない。それを言うなら、お前達もそうだろう」
「私とセルヴァンは保護者を自認しておりますから」
「保護者……か」
私が立ちたいのはその場所ではない、と言う内心を見透かしたかの様にヨンナが微笑った。
「旦那様には旦那様だけの立ち位置がございましょう。どうかそちらを貫かれて下さいませ」
「…ああ、そうしよう」
保護者でも後見人でもなく、ましてや贖罪の対象でもなく――この先を寄り添う者として。
私は私の立ち位置を、模索する。
明日から覚悟しておいて貰おうか、レイナ。
「すまない、イデオン公。レイナ嬢は?」
王宮医務室内は、処置室、安静室、倉庫、遺体の一時安置所とにそれぞれ区切られている。
安静室の扉を軽く叩いたところで、中からはフォルシアン公爵がすぐに出てきた。
場と空気を呼んで「イデオン公」と、ここでは口にしている。
「今は王宮と各公爵邸のみ、転移が認められている状態だ。送り届けてきた」
「そうか……その方が良いだろうな。第一王女も第二王子も貴族牢に捉えられたからには、公爵邸が襲撃される事はもうないだろう」
「ああ。ここへ来るまでにシクステン公安長官と話をしてきたが、第一王女は第二王子が捕らえられたと聞いた後は『殺される』と頭を抱えていて、それまでとは別の意味で話にならないようだ。一晩頭を冷やさせた方が良いだろう」
私の言葉に、フォルシアン公爵が僅かに顔を顰めた。
「殺される、ね……」
実際にそうなっても、痛くも痒くもないと思っているのが透けてみえるが、私は敢えて気が付かないフリを通した。
「令息の様子は?緩和剤はあったのか?」
緩和剤、と私が口にした事でフォルシアン公爵の意識も、そちらの方へと引っ張られていた。
「あ、ああ。最初は置いていないと医務官に言われたんだが、ちょうど倉庫にいた別の医務官が、在庫がなかったからこれから調合部に依頼をかけるところだったと言ったんだ。だからユセフには胃の中のモノを全て吐かせて、その間に緊急で調合を依頼して、飲ませた。今は安静室で眠っていて、エリサベトも付いている」
「全て吐いて緩和剤を飲んだなら、明日の朝には恐らく落ち着いているだろう。なら、その時に改めて事情を聞かせて貰うが構わないか」
「もちろんだ」
間髪入れずに頷いているあたりは、公人としての顔はきちんと持っていると言う事だ。
そのあたりは私も疑ってはいなかった。
「イデオン公。明日の昼食だが、妻も同席させても構わないか?」
思わぬ問いかけに、私が軽く目を瞠る。
「夫人を?ユセフはどうする?さすがに彼はまだ王宮から出せないぞ」
「もちろん、分かっている。エリサベトも、どのみち昼食を摂る必要はあるんだ。王宮医務室の飲み薬と栄養剤と言う訳にもいかないだろう?一人で食堂に行かせると言うのも、あまり現実的ではないし、シクステン長官にエスコートをさせるのも問題外だ。ならば明日、私と共にイデオン公爵邸に行き、レイナ嬢に、認識疎外を解除した礼だけでもさせて貰えないかと思ってな。もちろん、ユセフを交えての礼は改めて場を設けさせて欲しいんだが」
ふむ…と、私は口元に手をあてた。
一瞬脳裡に「庶民食――!」と悲鳴をあげるレイナが浮かんで、うっかり口元が緩みそうになる。
「…やはり先触れもなしではまずいか」
私の複雑そうな表情を、別の方向に解釈したフォルシアン公爵からは、残念そうな声が洩れている。
私は慌てて、口元にあてていた手を外して、軽く振った。
「ああ、いや、こちらの話だ。元々先触れもなしに誘ったのはこちらだから、そこはお互い様ではあるんだが……実は明日の料理と言うのは、レイナ曰く、彼女の国の『庶民食』だと。我々『公爵』の肩書を持つ者としては、領政に役立てばとの話で通るんだが、夫人はどうかと思って――」
「そんな気はしていたが、明日は新商品の試食会を兼ねているんだな」
「そうだな。だから予め、夫人の口に合わない、あるいは常識の外にある料理が出て来る可能性があると、それさえ承知しておいてくれるのなら、私が何とかレイナを説き伏せる事はする」
「承知した。我が最愛の妻は、そのような事で揚げ足を取るような、狭量な人間ではないよ。知っているだろう?」
うっかりすると、そのままフォルシアン公爵の妻自慢、要は盛大な惚気が始まってしまいそうな空気に、私は慌てて片手で話を遮った。
「ああ、大丈夫だ。形式の一環として伝えただけだ。今日は公も夫人も、ここへ泊っていくのか?」
王宮医務室内、すぐには動かせない患者の為の安静室には、家族や見舞の人間の為の就寝室が併設されている。
「そのつもりだ。何かあれば使者なり手紙なりは出すから、こちらは任せて、公爵邸に戻ってくれて構わないぞ。レイナ嬢が心配なんだろう?」
今この場においては、フォルシアン公爵の声に揶揄いの要素は感じられない。
「……そうだな。多分に陛下が原因とは言え、色々と見せなくて良いものを見せてしまった。あまり表に出す方ではないが、確実に動揺はしている筈だ」
なら帰ってやれ、とフォルシアン公爵に背を押される形で、私は深夜の王宮内医務室を後にした。
* * *
定例報告は終わったものの、今回の件で臨時に繋がれた小型の〝転移扉〟を通って邸宅の書斎に戻った時、外の廊下が複数の足音で妙に騒がしかった。
「……何の騒ぎだ」
とるものもとりあえず書斎から出たところで、ちょうど書斎の前を通りがかったセルヴァンと出くわした。
「申し訳ありません、旦那様。レイナ様がお部屋にいらっしゃらないとヨンナが――」
「なっ……」
顔色を変える私に、邸宅からは出ていない筈だとセルヴァンは言い、私は動揺しかけた自分を必死に宥めた。
邸宅の玄関や勝手口、使用人棟から外へ出る扉などは、扉自体の鍵と共に、夜は内側からも錠がかけられている。
壊されていなければ、出て行く事は出来ない。
つまりは邸宅の中のどこかだと、セルヴァンは言い、私もそこは納得した。
「申し訳ございません。最近はほぼ治まっていらっしゃったので、私共も安心してしまっていた面は否定出来ません」
「……いや、私もだ」
レイナが夜中に寝台を抜け出して、邸宅の中を無意識のうちに歩いていた事は、実は初めてではない。
ヨンナやセルヴァン、ファルコやイザクなどがそれを見かけて、無理矢理ではなく、そっと手を引きながら部屋まで戻した事が何度かある。
ヨンナに起こされ、私が手を貸した事もあった。
何か、聞き取れない言葉を呟いていた事もあり、恐らくは元の世界の言葉だろうとは思ったが、翌朝の朝食の席では本人が何も覚えていないため、何を呟いていたのかは未だに確認出来ていない。
魔力がなく〝転移扉〟に行き先登録が出来ない彼女は、故郷に帰る手段を持たない。
国としては、聖女に言って、二人で里帰りをさせる事も難しいから、内心で思うところはあるのかも知れない――邸宅の使用人たちにそう言った時点で、彼らのレイナへの接し方は明らかに変わっていた。
――ならばこの邸宅をこれからは我が家に、と。
保護者根性が根付いた人間が増えたのも、そのあたり理由の一つなのかも知れない。
(今回は明らかに、ギーレンで妹に睡眠薬を盛った事と、王宮で血塗れのフィルバートを見た事と、両方の反動が一気に出たに違いない……)
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「お館様」
私に気付いたファルコが声を上げたが、それを片手で制して、横からレイナの身体を抱え上げた。
お抱え医師のブレーデフェルトからは、脳が眠り体は動く「遊行」と言う状態に当たると聞いている。
声をかけてもほとんど反応せず、表情はうつろで覚醒しないが、それは一時的なもので、そのまま促すと睡眠に入っていくことが多いから、とにかく寝台に戻して寝かせろ、と。
案の定、私が抱え上げても、寝室に運んで寝台に横たわらせても、ぼんやりと宙を見るだけで、目が醒める気配がない。
「旦那様、とにかくお着替えを――」
「分かっている。今日は彼女に付いて休むが構わないな?」
かしこまりました、と言う様にヨンナが頷くが、そこでハタと思い出したかのように目を瞠った。
「ですが旦那様、レイナ様は明日の朝〝てんぷらパーティー〟の準備の為に、早めに起床すると仰っていらっしゃいました。旦那様の睡眠時間が短くなってしまいますが――」
「構わない。それを言うなら、お前達もそうだろう」
「私とセルヴァンは保護者を自認しておりますから」
「保護者……か」
私が立ちたいのはその場所ではない、と言う内心を見透かしたかの様にヨンナが微笑った。
「旦那様には旦那様だけの立ち位置がございましょう。どうかそちらを貫かれて下さいませ」
「…ああ、そうしよう」
保護者でも後見人でもなく、ましてや贖罪の対象でもなく――この先を寄り添う者として。
私は私の立ち位置を、模索する。
明日から覚悟しておいて貰おうか、レイナ。
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685 忘れじの膝枕 とも連動!
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
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