219 / 803
第二部 宰相閣下の謹慎事情
【宰相Side】エドヴァルドの更夜(前)
しおりを挟む
※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
その夜、レストラン〝チェカル〟の前でサレステーデの第二王子と思わしき人物に遭遇した事は、私の内心を酷く苛立たせた。
本当なら〝アンブローシュ〟での食事に合わせて、ピアスを渡して、正式に公爵夫人となってくれる事を乞うつもりだったところが、段階を踏む前に「婚約者」となる事を周囲に知らしめざるを得なくなった。
(これではレイナに本気だと思って貰えない)
自分への好意には、もともとが鈍いレイナだ。
それよりも「王子が帰国するまでの仮の話」とする方が、よほど納得をするのが目に見える。
私としても、王子の出現によってのなし崩し的な婚姻など望んではいない。
だからこそ、今回は「王子除け」だと口にしてみれば、驚く程あっさりとその話を受け入れてしまった。
――あと何度、夜を共にして名を呼べば、彼女は私の本気を信じてくれるだろうか。
異世界の保護者と言う立場からは抜け、ようやく一人の男として受け入れられた。
それでもまだ、彼女の目が時折不安に揺らいでいる事には、嫌でも気が付いてしまう。
そう思えば思うほど、彼女を翻弄してしまう自分への抑えも効かなくなるのだ。
不安も罪悪感も、全てを溶かして私に溺れさせたい。
誰にも、サレステーデの第二王子ごときになど、エスコートの手すら触れさせたくはない。
例えフィルバートやフォルシアン公爵が半ば呆れていようと、王宮の謁見の間でも、私は堂々と〝聖女の姉〟との婚約を告げた。
身分差を主張するならば、王子との方が公爵よりも問題だろうと言ってやると、ドナート第二王子は怯み、クヴィスト公爵は唇を噛みしめていた。
もちろん宰相の職位を振りかざさないのは、わざとだ。
わざわざ反論のきっかけを与えてやる義理はない。
ただ、さっさと諦めて国へ帰れと、全身で主張したのは、もしかするとやり過ぎだったのかも知れない。
公爵邸に押しかけて来るのであればまだしも、ユセフ・フォルシアンを無理矢理連れ去って、王女と共に行方をくらますなどとは、完全に想定外だった。
絵姿を手に、謁見の間で何やら喚いているのは視界の端に見ていたが、第二王子さえ抑えていれば、同時に牽制になると思っていたのだ。
実際には、レイナがヘリファルテを使っての捜索を提案してくれなければ、既成事実が成立したのではないかと思うくらいの、綱渡りだった。
先に部屋に入った護衛騎士に後で聞いたところによると、どうやら下着姿のドロテア王女が馬乗りになって、ユセフ・フォルシアンの上着のボタンを外して、それを脱がせたところだったらしい。
そんなモノをレイナに見せられるか!と思った私は悪くはない筈だ。
ただ「男性だけの証言だと弱い」と、私に目隠しをされたままの状態で呟くレイナに、反論が出来なかった事もまた確かだった。
私の手の中で、真綿に包んで蕩けさせたい――誰に悟らせる訳にもいかない、私のそんな醜い欲望を、無意識の彼女は軽々と超えていってしまう。
「……しばらくは、ただ、寄り添ってあげるのが良いと思います。自分が一人ではないと、自分自身で気が付くまで、寄り添っていてあげるのが良いと」
ユセフの事と言いながらも、それは多分、レイナ自身の心の内だろう。
一人ではないと納得してくれたのかどうか、私はまだ確かめられてはいないのだが。
「貴女の傍に、この先私が寄り添う事は許して貰えるだろうか」
――その時も、結局答えを聞く事が出来なかった。
第一王女の次は第二王子が、見事にしでかしてくれたからだ。
我が邸宅で、セルヴァンとファルコに門前払いをくらったのは、さもありなんと思っていたが、まさかそのままクヴィスト公爵と、王宮内の国王陛下のところに押しかけているとは、これも想定外だった。
…二人とも、とても王族がする振る舞いとは思えない。
ただ、誰とは言わないがアンジェス国最高位にあるとある王族も、ほぼ同時刻に、王宮内でやらかしてくれていた。
悲鳴と呼ぶにはおこがましい、蛙を踏みつけでもしたかの様な声が廊下に響いて、サタノフに確認に行かせたところが、返って来た言葉は「国王陛下がクヴィスト公爵閣下を手にかけられたのではないか」と言う、まさかの一言だった。
フィルバートの腰には、金細工と散りばめられた小ぶりの宝石が人目を引く短剣が常に下げられている。
一見するとその派手さから、儀式用にすら見えてしまうのだが、実際には幾人もの血を啜ってきた、ある意味〝魔剣〟とも言える「相棒」だと、私は知っている。
何とはなしに、レイナを中に入れない方が良い気がして、一人で国王の執務室の中に入ってみたところが、やはりと言うべきか、視界にまず止まったのは、斜め前方の壁や本棚、机に飛び散った――どうみても赤い血と、恐らくは応接用のソファから床に転げ落ちたらしい第二王子、ソファに横たわったままピクリとも動かず、喉元からは未だに血を流したままのクヴィスト公爵だった。
「――何だ、宰相。今ものすごくいいところだったんだが?」
そして、不満はあれど恐怖心など欠片も持っていないと言った国王陛下が、むしろ嬉々として、座り込んでいる第二王子に短剣を突き付けていた。
…人としての倫理をどこかに置き忘れた「サイコパス陛下サマ」と、時々レイナが呟いている事に、こんな時思わず納得をしてしまう。
首元をスパッと切れば、それは勢いよく壁やら本人やら、色々なところに血は飛び散るだろうなと、むしろ私の頭の中は冷えたくらいだった。
それに確かに、先触れもなく押しかけてきた挙句に「第一王子とコトを構えるのに後ろ楯になれ」などと上から目線な願い事を持ちかけられては「寝言は寝て言え」と返したくもなるだろう。
寝る事と二度と起き上がらない事とは決して同義語ではないが、そんな事をフィルバートには言うだけ無駄だ。
本人だって、分かってやっている筈だ。
――これをクヴィスト家にどう説明すべきかと、とっさに悩んだその時間がまずかった。
フィルバートが、盛大に返り血を浴びたままのその恰好で、国王の執務室を出ようとしたのだ。
それに気付いて制止をするタイミングが、そこで遅れてしまった。
「…やあ、姉君」
ヒラヒラと手を振っているフィルバートを見ても、レイナは気絶こそしなかったが、コヴァネン子爵配下の連中が〝鷹の眼〟に斬り捨てられた時だって、最初は「何でもない」と言う表情をしていたのだ。
だからこそ、今が平気そうでも、後にこない保証がない。
「今夜も貴女の部屋に行くが構わないな?」
それだけは決定事項だと耳元で囁けば、自分の「前科」は自覚しつつも、彼女は明らかに動揺していた。
第二王子が王宮で捕らえられているからには、同じ部屋で眠る必要はないだろうと言われれば、反論するのが難しい――と言うか、セルヴァンやヨンナあたりならば間違いなく言いそうなところが、血塗れのフィルバートを目撃した直後だったからだろう。拒否の言葉は、彼女の口からは出なかった。
「そ…添い寝で、ぜひ……」
あまり自信はないが、今のレイナにそれを言う事は出来なかった。
その夜、レストラン〝チェカル〟の前でサレステーデの第二王子と思わしき人物に遭遇した事は、私の内心を酷く苛立たせた。
本当なら〝アンブローシュ〟での食事に合わせて、ピアスを渡して、正式に公爵夫人となってくれる事を乞うつもりだったところが、段階を踏む前に「婚約者」となる事を周囲に知らしめざるを得なくなった。
(これではレイナに本気だと思って貰えない)
自分への好意には、もともとが鈍いレイナだ。
それよりも「王子が帰国するまでの仮の話」とする方が、よほど納得をするのが目に見える。
私としても、王子の出現によってのなし崩し的な婚姻など望んではいない。
だからこそ、今回は「王子除け」だと口にしてみれば、驚く程あっさりとその話を受け入れてしまった。
――あと何度、夜を共にして名を呼べば、彼女は私の本気を信じてくれるだろうか。
異世界の保護者と言う立場からは抜け、ようやく一人の男として受け入れられた。
それでもまだ、彼女の目が時折不安に揺らいでいる事には、嫌でも気が付いてしまう。
そう思えば思うほど、彼女を翻弄してしまう自分への抑えも効かなくなるのだ。
不安も罪悪感も、全てを溶かして私に溺れさせたい。
誰にも、サレステーデの第二王子ごときになど、エスコートの手すら触れさせたくはない。
例えフィルバートやフォルシアン公爵が半ば呆れていようと、王宮の謁見の間でも、私は堂々と〝聖女の姉〟との婚約を告げた。
身分差を主張するならば、王子との方が公爵よりも問題だろうと言ってやると、ドナート第二王子は怯み、クヴィスト公爵は唇を噛みしめていた。
もちろん宰相の職位を振りかざさないのは、わざとだ。
わざわざ反論のきっかけを与えてやる義理はない。
ただ、さっさと諦めて国へ帰れと、全身で主張したのは、もしかするとやり過ぎだったのかも知れない。
公爵邸に押しかけて来るのであればまだしも、ユセフ・フォルシアンを無理矢理連れ去って、王女と共に行方をくらますなどとは、完全に想定外だった。
絵姿を手に、謁見の間で何やら喚いているのは視界の端に見ていたが、第二王子さえ抑えていれば、同時に牽制になると思っていたのだ。
実際には、レイナがヘリファルテを使っての捜索を提案してくれなければ、既成事実が成立したのではないかと思うくらいの、綱渡りだった。
先に部屋に入った護衛騎士に後で聞いたところによると、どうやら下着姿のドロテア王女が馬乗りになって、ユセフ・フォルシアンの上着のボタンを外して、それを脱がせたところだったらしい。
そんなモノをレイナに見せられるか!と思った私は悪くはない筈だ。
ただ「男性だけの証言だと弱い」と、私に目隠しをされたままの状態で呟くレイナに、反論が出来なかった事もまた確かだった。
私の手の中で、真綿に包んで蕩けさせたい――誰に悟らせる訳にもいかない、私のそんな醜い欲望を、無意識の彼女は軽々と超えていってしまう。
「……しばらくは、ただ、寄り添ってあげるのが良いと思います。自分が一人ではないと、自分自身で気が付くまで、寄り添っていてあげるのが良いと」
ユセフの事と言いながらも、それは多分、レイナ自身の心の内だろう。
一人ではないと納得してくれたのかどうか、私はまだ確かめられてはいないのだが。
「貴女の傍に、この先私が寄り添う事は許して貰えるだろうか」
――その時も、結局答えを聞く事が出来なかった。
第一王女の次は第二王子が、見事にしでかしてくれたからだ。
我が邸宅で、セルヴァンとファルコに門前払いをくらったのは、さもありなんと思っていたが、まさかそのままクヴィスト公爵と、王宮内の国王陛下のところに押しかけているとは、これも想定外だった。
…二人とも、とても王族がする振る舞いとは思えない。
ただ、誰とは言わないがアンジェス国最高位にあるとある王族も、ほぼ同時刻に、王宮内でやらかしてくれていた。
悲鳴と呼ぶにはおこがましい、蛙を踏みつけでもしたかの様な声が廊下に響いて、サタノフに確認に行かせたところが、返って来た言葉は「国王陛下がクヴィスト公爵閣下を手にかけられたのではないか」と言う、まさかの一言だった。
フィルバートの腰には、金細工と散りばめられた小ぶりの宝石が人目を引く短剣が常に下げられている。
一見するとその派手さから、儀式用にすら見えてしまうのだが、実際には幾人もの血を啜ってきた、ある意味〝魔剣〟とも言える「相棒」だと、私は知っている。
何とはなしに、レイナを中に入れない方が良い気がして、一人で国王の執務室の中に入ってみたところが、やはりと言うべきか、視界にまず止まったのは、斜め前方の壁や本棚、机に飛び散った――どうみても赤い血と、恐らくは応接用のソファから床に転げ落ちたらしい第二王子、ソファに横たわったままピクリとも動かず、喉元からは未だに血を流したままのクヴィスト公爵だった。
「――何だ、宰相。今ものすごくいいところだったんだが?」
そして、不満はあれど恐怖心など欠片も持っていないと言った国王陛下が、むしろ嬉々として、座り込んでいる第二王子に短剣を突き付けていた。
…人としての倫理をどこかに置き忘れた「サイコパス陛下サマ」と、時々レイナが呟いている事に、こんな時思わず納得をしてしまう。
首元をスパッと切れば、それは勢いよく壁やら本人やら、色々なところに血は飛び散るだろうなと、むしろ私の頭の中は冷えたくらいだった。
それに確かに、先触れもなく押しかけてきた挙句に「第一王子とコトを構えるのに後ろ楯になれ」などと上から目線な願い事を持ちかけられては「寝言は寝て言え」と返したくもなるだろう。
寝る事と二度と起き上がらない事とは決して同義語ではないが、そんな事をフィルバートには言うだけ無駄だ。
本人だって、分かってやっている筈だ。
――これをクヴィスト家にどう説明すべきかと、とっさに悩んだその時間がまずかった。
フィルバートが、盛大に返り血を浴びたままのその恰好で、国王の執務室を出ようとしたのだ。
それに気付いて制止をするタイミングが、そこで遅れてしまった。
「…やあ、姉君」
ヒラヒラと手を振っているフィルバートを見ても、レイナは気絶こそしなかったが、コヴァネン子爵配下の連中が〝鷹の眼〟に斬り捨てられた時だって、最初は「何でもない」と言う表情をしていたのだ。
だからこそ、今が平気そうでも、後にこない保証がない。
「今夜も貴女の部屋に行くが構わないな?」
それだけは決定事項だと耳元で囁けば、自分の「前科」は自覚しつつも、彼女は明らかに動揺していた。
第二王子が王宮で捕らえられているからには、同じ部屋で眠る必要はないだろうと言われれば、反論するのが難しい――と言うか、セルヴァンやヨンナあたりならば間違いなく言いそうなところが、血塗れのフィルバートを目撃した直後だったからだろう。拒否の言葉は、彼女の口からは出なかった。
「そ…添い寝で、ぜひ……」
あまり自信はないが、今のレイナにそれを言う事は出来なかった。
911
685 忘れじの膝枕 とも連動!
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
お気に入りに追加
12,980
あなたにおすすめの小説

【完】お義母様そんなに嫁がお嫌いですか?でも安心してください、もう会う事はありませんから
咲貴
恋愛
見初められ伯爵夫人となった元子爵令嬢のアニカは、夫のフィリベルトの義母に嫌われており、嫌がらせを受ける日々。
そんな中、義父の誕生日を祝うため、とびきりのプレゼントを用意する。
しかし、義母と二人きりになった時、事件は起こった……。

山に捨てられた令嬢! 私のスキルは結界なのに、王都がどうなっても、もう知りません!
甘い秋空
恋愛
婚約を破棄されて、山に捨てられました! 私のスキルは結界なので、私を王都の外に出せば、王都は結界が無くなりますよ? もう、どうなっても知りませんから! え? 助けに来たのは・・・

初耳なのですが…、本当ですか?
あおくん
恋愛
侯爵令嬢の次女として、父親の仕事を手伝ったり、邸の管理をしたりと忙しくしているアニーに公爵家から婚約の申し込みが来た!
でも実際に公爵家に訪れると、異世界から来たという少女が婚約者の隣に立っていて…。

婚約破棄 ~家名を名乗らなかっただけ
青の雀
恋愛
シルヴィアは、隣国での留学を終え5年ぶりに生まれ故郷の祖国へ帰ってきた。
今夜、王宮で開かれる自身の婚約披露パーティに出席するためである。
婚約者とは、一度も会っていない親同士が決めた婚約である。
その婚約者と会うなり「家名を名乗らない平民女とは、婚約破棄だ。」と言い渡されてしまう。
実は、シルヴィアは王女殿下であったのだ。

国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
白い結婚三年目。つまり離縁できるまで、あと七日ですわ旦那様。
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
異世界に転生したフランカは公爵夫人として暮らしてきたが、前世から叶えたい夢があった。パティシエールになる。その夢を叶えようと夫である王国財務総括大臣ドミニクに相談するも答えはノー。夫婦らしい交流も、信頼もない中、三年の月日が近づき──フランカは賭に出る。白い結婚三年目で離縁できる条件を満たしていると迫り、夢を叶えられないのなら離縁すると宣言。そこから公爵家一同でフランカに考え直すように動き、ドミニクと話し合いの機会を得るのだがこの夫、山のように隠し事はあった。
無言で睨む夫だが、心の中は──。
【詰んだああああああああああ! もうチェックメイトじゃないか!? 情状酌量の余地はないと!? ああ、どうにかして侍女の準備を阻まなければ! いやそれでは根本的な解決にならない! だいたいなぜ後妻? そんな者はいないのに……。ど、どどどどどうしよう。いなくなるって聞いただけで悲しい。死にたい……うう】
4万文字ぐらいの中編になります。
※小説なろう、エブリスタに記載してます
うたた寝している間に運命が変わりました。
gacchi
恋愛
優柔不断な第三王子フレディ様の婚約者として、幼いころから色々と苦労してきたけど、最近はもう呆れてしまって放置気味。そんな中、お義姉様がフレディ様の子を身ごもった?私との婚約は解消?私は学園を卒業したら修道院へ入れられることに。…だったはずなのに、カフェテリアでうたた寝していたら、私の運命は変わってしまったようです。
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。