220 / 818
第二部 宰相閣下の謹慎事情
272 人を指差してはいけません
しおりを挟む
※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
「――失礼致します」
その時、宰相室と奥の扉とを繋ぐ扉が再びノックされた。
フォルシアン公爵が、さも何ごともなかったかの様に、膝の辺りを軽く手で払いながら立ち上がっていると、それに前後するように扉が開かれて、宰相室の方から王宮護衛騎士トーカレヴァ・サタノフ青年が顔を出した。
「宰相閣下、公爵邸からの急使が今、届けられましたのでこちらに――」
その言葉に、エドヴァルドとフォルシアン公爵とが、思わずと言った態で顔を見合わせた。
「ご苦労。――ああ、サタノフ。良いところへ来た。国王陛下には、こちらから話を通すから、ここへ残って警護を引き受けて貰うぞ。詳しくは後で説明する。封書を読む間宰相室で待機してくれ」
封書を受け取りながら、そうエドヴァルドが声をかけると、一瞬だけトーカレヴァは目を見開いて私を見たけれど、今この場では何も聞けまいと、フォルシアン公爵を見て察したんだろう。黙礼して隣の部屋へと引き下がって行った。
「……やはり、返り討ちにあったか?」
エドヴァルドが文字を読む速度は、母国語限定ではあるけれど、恐ろしいくらいに早い。
封書を開けて、上から下まで目でひと撫でしただけだ。
だけどフォルシアン公爵も、慣れているんだろう。
もう「読んだ」との判断で、そんな風に声をかけていた。
「本来なら、他家の当主に教えるべき事でもないが、これは別だろうな。……ああ、そうだ。どうやら公爵邸の方には、王子自らが馬車で乗り付けていたようだがな」
「え……」
あ、ビックリして、うっかり声を出してしまった……。
エドヴァルドは、馬鹿馬鹿しいとばかりに封書を指で弾いていた。
「今日の警備主任は誰だ。この前〝チェカル〟に現れた時もそうだが、こうも好き勝手に王宮の内と外とを出入りされていては、鼎の軽重を問われかねん」
「……後で確認させよう。国内の軍務防衛部門を預かる者としては良い恥さらしだ。すまない」
10歳以上も年の離れた青年相手に、躊躇なく頭を下げられるのは、フォルシアン公爵の器の大きさの表れだろうと思う。
エドヴァルドも、ケジメとしてそれをさせない訳にはいかないので、代わりにすぐさま片手を上げる事で、暗黙の了解的に話を元に戻していた。
「どうせクヴィスト領下の下位貴族だろうがな。たまたまレイナが王宮に来ていたから良かったが、そうでなければ、王子の身分を笠に着られた時点で、引き渡さざるを得なかっただろう」
転移装置を、王子と王女が同時に使う事は出来ない。
使ったところが、双方『真判部屋』に飛ばされてしまい、同時にそこから逃げおおせる事は、さすがに困難だからだ。王宮護衛騎士はそこまで無能じゃない。
なら、どちらかに転移装置を使わせて、どちらかは直接仕掛ける――そうなると、継承権が下となる王女の方に、転移装置を使わせるのも道理だと言えた。
いくら王族の名を楯に、玄関で同行を強要したところで、ユセフ・フォルシアンには公爵家嫡子としての楯がある。
使用人には無理でも、ユセフ本人が同行を拒否する事が可能であり、十中八九そうするだろうからだ。
一方の私は〝聖女の姉〟とは言え、現時点で平民以上の肩書を持っていない。
使用人と同様に、王子に同行を求められた場合には、拒否権を持たないのだ。
だからユセフの方に強硬手段が執られ、私の方には王子が直々に邸宅に来た。
あらかじめ、よく考えられていたと言うべきだった。
「最初は、レイナが不在だと言うのを信じずに、周りの護衛が恫喝をしていたらしいが、公爵邸の護衛たちが、王子と馭者以外を全員地に沈めて、家令が『私と出かけた』と告げたところで、ようやく諦めて引き返したようだ。もしかすると、そのうち宰相室にやって来るかも知れんな」
王子と馭者以外を全員地に沈めた――。
ファルコ達にさんざん好き勝手暴れさせた後で、しれっと私の不在を言ってのけるセルヴァンが、くっきりハッキリ脳裡に浮かんでしまった。
どう考えても、王子にさえ手を出さなければ、不敬罪には問われまいと言う確信犯だ。
――フォルシアン公爵から一瞬顔をそむけたエドヴァルドの口元が、苦笑いを堪えながら「よくやった」と動いているのを、私は確かに目にした。
「しかしサレステーデからの返書の事もあるし、陛下の執務室に行かない訳にもいかない。恐らくボードリエ伯爵は、既に陛下の御前から退出しただろうから、私は彼女と外の護衛を連れてそちらへと向かう。フォルシアン公、貴方は王女とユセフが居るだろう部屋を手分けして探してくれ。進展があれば、まずは陛下の執務室へ」
「……承知した。他の三公爵家への連絡はどうする?」
「これは予想だが、サレステーデ王家の内紛が一触即発状態になっているのなら、恐らくはクヴィスト公が、呼ばずとも出向いて来る筈だ。まあ、ユセフとレイナを手中に収めた事を前提として、だろうがな」
「……っ」
穏やかな笑顔が標準装備と言って良い、美形公爵様の眉が、不愉快そうに顰められた。
40代前半と言っても、この人を「イケオジ」とはどうしても呼ぶ事が出来ない。
某アイドルデュオの「王子」サマくらいに年齢不詳な人だからだ。
だいぶお怒り…と言うか、ちょっと黒いオーラが背後に漂ってはいるけれど。
「陛下の前で向こうに都合の良い主張を並べ立てられる前に、ユセフを見つけた方が良い。私も、レイナに余計な手出しはさせん」
「そうだな。互いの身内は、互いで守るべきだな。クヴィスト公を弾劾する時には、ぜひ私も同席させてくれ。頼んだ」
そう言って片手を上げたフォルシアン公爵は、他者に動揺を悟られない程度に、早足で宰相室を出て行った。
「――レイナ」
フォルシアン公爵の姿が扉の向こうに消えたところで、手にしていた簡易型の転移装置を上着の内ポケットにしまいながら、エドヴァルドが、私を振り返った。
「すまないが、今は貴女と別行動をする訳にいかなくなった。しばらく私に付き合って貰えるか」
「陛下の所に行くと仰っていた件ですか?」
「それもあるが、王子王女の暴走が収まったと確認出来るまでしばらく――と言った方が、より正確だろうな。王子の護衛ならサタノフで止められるだろうが、王子自身を止められるのは、私だけだ」
地位だけなら国王陛下でも充分楯になり得るけれど、アノヒトには1ミリも期待してはいけない。
多分、私とエドヴァルドの中では、その思いは確実に共有されている。
「ドナート王子は今、公爵邸から王宮に向かっている最中なんですか?」
「セルヴァンからは、公爵邸から追い返したとしか記されてはいないが、まあ、そうだろう」
「ですけど、私を捕まえてどうこう…って言う策は、もう破綻してますよね?後は泣き落としか何かですかね?」
サレステーデ本国からは、第二王子と第一王女は、既に「処分対象」であるかの様な手紙が届けられていると聞く。
だとすれば、王女をフォルシアン公爵家に保護させる事と、王子が私と聖女の存在を楯に、アンジェスとギーレンの後見を得たかの様に誤認させる事とで、何とか自分達の身を守ろうと、焦って動いている事は考えられた。
「そこは何とも言えないが……国としては、第一王子側と第二王子側、どちらか一方だけの言い分を鵜呑みにする訳にはいかない。恐らくフィルバートは貴女に『とりあえずは第二王子と会って話をしろ』と言うだろうな」
「……ですよねー……」
「もちろん、その場には私も同席する。そこは譲るつもりはない。だがその時に、ユセフと王女との間がどうなっているかで、話の持っていきようが大きく変わってしまう。一刻も早く見つかると良いんだが……」
取り急ぎ奥の部屋を出たところで、壁際にいたトーカレヴァが、気付いてすぐに近付いて来た。
そんな彼の顔を見たところで私は、それまでキレイさっぱり忘れていた可能性に気が付いてしまい、うっかり淑女らしからぬ声で「ああっ⁉」と、声を上げてしまった。
「レイナ?」
「レイナ様?」
人を指差す行為は失礼――そんな作法の基本も、すっかり忘れて。
「何で今まで忘れてたかな、私!レヴがいるなら、リファちゃんがいるじゃん‼」
「「――は?」」
エドヴァルドとトーカレヴァが、まるで示し合わせたかの様に、声を上げて目を見開いた。
「――失礼致します」
その時、宰相室と奥の扉とを繋ぐ扉が再びノックされた。
フォルシアン公爵が、さも何ごともなかったかの様に、膝の辺りを軽く手で払いながら立ち上がっていると、それに前後するように扉が開かれて、宰相室の方から王宮護衛騎士トーカレヴァ・サタノフ青年が顔を出した。
「宰相閣下、公爵邸からの急使が今、届けられましたのでこちらに――」
その言葉に、エドヴァルドとフォルシアン公爵とが、思わずと言った態で顔を見合わせた。
「ご苦労。――ああ、サタノフ。良いところへ来た。国王陛下には、こちらから話を通すから、ここへ残って警護を引き受けて貰うぞ。詳しくは後で説明する。封書を読む間宰相室で待機してくれ」
封書を受け取りながら、そうエドヴァルドが声をかけると、一瞬だけトーカレヴァは目を見開いて私を見たけれど、今この場では何も聞けまいと、フォルシアン公爵を見て察したんだろう。黙礼して隣の部屋へと引き下がって行った。
「……やはり、返り討ちにあったか?」
エドヴァルドが文字を読む速度は、母国語限定ではあるけれど、恐ろしいくらいに早い。
封書を開けて、上から下まで目でひと撫でしただけだ。
だけどフォルシアン公爵も、慣れているんだろう。
もう「読んだ」との判断で、そんな風に声をかけていた。
「本来なら、他家の当主に教えるべき事でもないが、これは別だろうな。……ああ、そうだ。どうやら公爵邸の方には、王子自らが馬車で乗り付けていたようだがな」
「え……」
あ、ビックリして、うっかり声を出してしまった……。
エドヴァルドは、馬鹿馬鹿しいとばかりに封書を指で弾いていた。
「今日の警備主任は誰だ。この前〝チェカル〟に現れた時もそうだが、こうも好き勝手に王宮の内と外とを出入りされていては、鼎の軽重を問われかねん」
「……後で確認させよう。国内の軍務防衛部門を預かる者としては良い恥さらしだ。すまない」
10歳以上も年の離れた青年相手に、躊躇なく頭を下げられるのは、フォルシアン公爵の器の大きさの表れだろうと思う。
エドヴァルドも、ケジメとしてそれをさせない訳にはいかないので、代わりにすぐさま片手を上げる事で、暗黙の了解的に話を元に戻していた。
「どうせクヴィスト領下の下位貴族だろうがな。たまたまレイナが王宮に来ていたから良かったが、そうでなければ、王子の身分を笠に着られた時点で、引き渡さざるを得なかっただろう」
転移装置を、王子と王女が同時に使う事は出来ない。
使ったところが、双方『真判部屋』に飛ばされてしまい、同時にそこから逃げおおせる事は、さすがに困難だからだ。王宮護衛騎士はそこまで無能じゃない。
なら、どちらかに転移装置を使わせて、どちらかは直接仕掛ける――そうなると、継承権が下となる王女の方に、転移装置を使わせるのも道理だと言えた。
いくら王族の名を楯に、玄関で同行を強要したところで、ユセフ・フォルシアンには公爵家嫡子としての楯がある。
使用人には無理でも、ユセフ本人が同行を拒否する事が可能であり、十中八九そうするだろうからだ。
一方の私は〝聖女の姉〟とは言え、現時点で平民以上の肩書を持っていない。
使用人と同様に、王子に同行を求められた場合には、拒否権を持たないのだ。
だからユセフの方に強硬手段が執られ、私の方には王子が直々に邸宅に来た。
あらかじめ、よく考えられていたと言うべきだった。
「最初は、レイナが不在だと言うのを信じずに、周りの護衛が恫喝をしていたらしいが、公爵邸の護衛たちが、王子と馭者以外を全員地に沈めて、家令が『私と出かけた』と告げたところで、ようやく諦めて引き返したようだ。もしかすると、そのうち宰相室にやって来るかも知れんな」
王子と馭者以外を全員地に沈めた――。
ファルコ達にさんざん好き勝手暴れさせた後で、しれっと私の不在を言ってのけるセルヴァンが、くっきりハッキリ脳裡に浮かんでしまった。
どう考えても、王子にさえ手を出さなければ、不敬罪には問われまいと言う確信犯だ。
――フォルシアン公爵から一瞬顔をそむけたエドヴァルドの口元が、苦笑いを堪えながら「よくやった」と動いているのを、私は確かに目にした。
「しかしサレステーデからの返書の事もあるし、陛下の執務室に行かない訳にもいかない。恐らくボードリエ伯爵は、既に陛下の御前から退出しただろうから、私は彼女と外の護衛を連れてそちらへと向かう。フォルシアン公、貴方は王女とユセフが居るだろう部屋を手分けして探してくれ。進展があれば、まずは陛下の執務室へ」
「……承知した。他の三公爵家への連絡はどうする?」
「これは予想だが、サレステーデ王家の内紛が一触即発状態になっているのなら、恐らくはクヴィスト公が、呼ばずとも出向いて来る筈だ。まあ、ユセフとレイナを手中に収めた事を前提として、だろうがな」
「……っ」
穏やかな笑顔が標準装備と言って良い、美形公爵様の眉が、不愉快そうに顰められた。
40代前半と言っても、この人を「イケオジ」とはどうしても呼ぶ事が出来ない。
某アイドルデュオの「王子」サマくらいに年齢不詳な人だからだ。
だいぶお怒り…と言うか、ちょっと黒いオーラが背後に漂ってはいるけれど。
「陛下の前で向こうに都合の良い主張を並べ立てられる前に、ユセフを見つけた方が良い。私も、レイナに余計な手出しはさせん」
「そうだな。互いの身内は、互いで守るべきだな。クヴィスト公を弾劾する時には、ぜひ私も同席させてくれ。頼んだ」
そう言って片手を上げたフォルシアン公爵は、他者に動揺を悟られない程度に、早足で宰相室を出て行った。
「――レイナ」
フォルシアン公爵の姿が扉の向こうに消えたところで、手にしていた簡易型の転移装置を上着の内ポケットにしまいながら、エドヴァルドが、私を振り返った。
「すまないが、今は貴女と別行動をする訳にいかなくなった。しばらく私に付き合って貰えるか」
「陛下の所に行くと仰っていた件ですか?」
「それもあるが、王子王女の暴走が収まったと確認出来るまでしばらく――と言った方が、より正確だろうな。王子の護衛ならサタノフで止められるだろうが、王子自身を止められるのは、私だけだ」
地位だけなら国王陛下でも充分楯になり得るけれど、アノヒトには1ミリも期待してはいけない。
多分、私とエドヴァルドの中では、その思いは確実に共有されている。
「ドナート王子は今、公爵邸から王宮に向かっている最中なんですか?」
「セルヴァンからは、公爵邸から追い返したとしか記されてはいないが、まあ、そうだろう」
「ですけど、私を捕まえてどうこう…って言う策は、もう破綻してますよね?後は泣き落としか何かですかね?」
サレステーデ本国からは、第二王子と第一王女は、既に「処分対象」であるかの様な手紙が届けられていると聞く。
だとすれば、王女をフォルシアン公爵家に保護させる事と、王子が私と聖女の存在を楯に、アンジェスとギーレンの後見を得たかの様に誤認させる事とで、何とか自分達の身を守ろうと、焦って動いている事は考えられた。
「そこは何とも言えないが……国としては、第一王子側と第二王子側、どちらか一方だけの言い分を鵜呑みにする訳にはいかない。恐らくフィルバートは貴女に『とりあえずは第二王子と会って話をしろ』と言うだろうな」
「……ですよねー……」
「もちろん、その場には私も同席する。そこは譲るつもりはない。だがその時に、ユセフと王女との間がどうなっているかで、話の持っていきようが大きく変わってしまう。一刻も早く見つかると良いんだが……」
取り急ぎ奥の部屋を出たところで、壁際にいたトーカレヴァが、気付いてすぐに近付いて来た。
そんな彼の顔を見たところで私は、それまでキレイさっぱり忘れていた可能性に気が付いてしまい、うっかり淑女らしからぬ声で「ああっ⁉」と、声を上げてしまった。
「レイナ?」
「レイナ様?」
人を指差す行為は失礼――そんな作法の基本も、すっかり忘れて。
「何で今まで忘れてたかな、私!レヴがいるなら、リファちゃんがいるじゃん‼」
「「――は?」」
エドヴァルドとトーカレヴァが、まるで示し合わせたかの様に、声を上げて目を見開いた。
761
お気に入りに追加
12,929
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
婚約者に消えろと言われたので湖に飛び込んだら、気づけば三年が経っていました。
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というような意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
【完結】初めて嫁ぎ先に行ってみたら、私と同名の妻と嫡男がいました。さて、どうしましょうか?
との
恋愛
「なんかさぁ、おかしな噂聞いたんだけど」
結婚式の時から一度もあった事のない私の夫には、最近子供が産まれたらしい。
夫のストマック辺境伯から領地には来るなと言われていたアナベルだが、流石に放っておくわけにもいかず訪ねてみると、
えっ? アナベルって奥様がここに住んでる。
どう言う事? しかも私が毎月支援していたお金はどこに?
ーーーーーー
完結、予約投稿済みです。
R15は、今回も念の為
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。
下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。
またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。
あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。
ご都合主義の多分ハッピーエンド?
小説家になろう様でも投稿しています。
私に姉など居ませんが?
山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」
「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」
「ありがとう」
私は婚約者スティーブと結婚破棄した。
書類にサインをし、慰謝料も請求した。
「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。