160 / 803
第一部 宰相家の居候
240 駆け落ちしましょう(1)
しおりを挟む
※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
舞菜に言った言葉がどうであれ、エドベリ王子が眠ったのを確認して、コニー夫人に〝転移扉〟まで案内して貰わないといけないのだから、彼らが夕食をとる間は、私は後宮のサロンにいるより他はない。
そしてこの後はコニー夫人が私のように、血縁者の料理に薬を盛ると言う背徳感と罪悪感に苛まれる事になるんだろう。
「ああ、そうそう」
毎回毎回、さも何気ない事であるかの様にエヴェリーナ妃は口にするけれど、実際はそんな気楽な話だったためしがない。
舞菜が出て行った扉を一顧だにせず、エヴェリーナ妃は片手を上げて、隅に控えていた侍女の一人から、何やら封蝋がされて筒状になった手紙を、こちらに持って来させていた。
「私もコニー様も、食事が済んだらこちらに戻って参りますけれど、とりあえず宰相様がいらしたら、これを渡して頂けるかしら?」
「あ…はい、承知しました」
「ふふ。読めば分かると言っておいて頂戴。貴方が長年、喉から手が出る程に欲していた物だと」
悪戯っ子の様な笑みを一瞬だけ閃かせて、エヴェリーナ妃はじっと私の顔を見つめた。
「あの……?」
「貴女の頭の中には、私に贈ってくれた本の中身があるでしょう?」
突然、脈絡のなさそうな事を口にしたエヴェリーナ妃に、私の眉根が寄った。
「ですから貴女が今した事で、後日私が貴女に何かをお願いする事はなくてよ?」
「!」
これがサスペンスドラマなら、実の妹に薬を盛った事を知られたくなければ…などと脅迫を受けてもおかしくはないところだ。
エヴェリーナ妃がサスペンスドラマを知っている訳はもちろんないけれど、殊、この件で、私を脅迫するような事はしないと。暗にそう言ったのだ。
私はギーレン国内の〝転移扉〟の情報を知った。それがメッツァ辺境伯家の今後の切り札となる事も。
だからお互い様だと。
「エヴェリーナ様……」
「私にはギーレンと言う『国の安定』が残り、コニー様には『息子の地位の安定』が残った。陛下と殿下には、それぞれご自身の今の立場が保証される。何も得ていないようだけれど、何かを失う事もなかった。貴女も、聖女様には今後会えずとも、宰相様は戻って来る。それで割り切るべきね」
エヴェリーナ妃の言っている事は正しい。
多分、苦虫を噛み潰したような表情になっていたと思う。
そんな私の頭の上に、ふわりとコニー夫人の手が置かれた。
「何より、他に誰も恨まないで済むでしょう?ですから私は、これで納得していますよ」
「コニー様……」
他に誰も恨まないで済む。
やったのは、自分なのだから。
「レイナ嬢とシャルリーヌが、ギーレンの王子どちらかにそれぞれ嫁いでくれたら、後宮も楽しそうだったのに、それもある意味、私達にとっては、ままならない事かも知れないですわね、コニー様?」
…エヴェリーナ妃が言うと、場を和ませる冗談には聞こえません。
その上、コニー夫人もクスリと笑っている。
「そうですわね、エヴェリーナ様。そんな未来があっても良かったかも知れませんわね。むしろ一度くらいは、あの子に牽制しておいても良いかも知れません」
さすがこちらも、長年ギーレン王宮で暮らしてはいらっしゃらない。
あら素敵、なんて微笑うエヴェリーナ妃とは、それなりに友好関係が築かれている。
ギーレンの実権は、むしろ後宮にあるのかも知れない。
「さて、そろそろ私達も支度してダイニングに行かなくてはなりませんわね……レイナ嬢は、申し訳ないけれど、終わるまでもう少しこちらにいらして?衛兵には、宰相様がいらしたら、馬車は貴女と同じ様に後宮の中庭に案内するよう言ってありますから」
もうすぐナリスヴァーラ城から、エドヴァルドがここへ来る筈だと、エヴェリーナ妃が言う。
衛兵や使用人達には箝口令を敷いたので、エドヴァルドが来る事は、エドベリ王子には洩れない、と。
「安心して頂戴な。この城の中は、意外とあの話を知って『二人を応援してあげなくちゃ!』なんて盛り上がってる使用人や騎士達が多いのよ。噂の力って怖いわねぇ、今回良い勉強になったわ、本当に」
権力者の無謀に振り回される平民と言う構図は、異世界年齢問わず、反響が大きいだろうと強調し、身分差恋愛は、政略結婚の多い貴族層に刺さるだろうと強調したところが、ものの見事にハマった恰好なのが、今回だ。
そしてギーレン王家は、それを覆せるだけの策を持たなかった。
出来る事は、妃二人がそこに同情して手を貸した事で、批判の矛先を王と王子のみの最低限に留める事と、聖女との婚姻と言うインパクトのある慶事での、噂の上書き。
「あ、安心なさって。ここに運ばせる夕食は、今日の私たちの夕食と同じにするように言ってあっても、誓って何も仕込んでいませんわよ?今回の一件での、私とコニー様の授業料のようなものと思って、晩餐を楽しんで下さいな」
――念のため、エドヴァルドに渡した薬がまだ残っていたら、貸してもらおう。
そう思った私は、きっと悪くない。
「では、また後ほど改めて。ああ、よかったらその〝イラ〟の茶葉、まだ残っているみたいだから、使い切って貰っても構わなくてよ?」
エヴェリーナ妃とコニー夫人も、それぞれの部屋に戻って行き、侍女数名残ってくれているにしろ、私は事実上一人で、しばらくそこに残される事になった。
「よろしければ、私がお淹れ致しましょうか」
溜め息をついて、頭を抱える私を見かねたのか、私をここに案内してくれたベテラン侍女さんが、そんな風に声をかけてくれる。
お願いします、とうっかり顔を上げないまま、ご好意に甘えてしまった。
魔道具が使えない以前に、どうしたってまだ、自分の中で消化しきれていない。
喉だってカラカラだけど、とても自分で淹れる余裕なんてなかった。
サスペンスドラマの登場人物の気持ちが、痛い程分かってきた。
私は犯人にはなれない。
むしろ耐え切れなくて自首しようとして、真犯人に殺される系だ。
エドヴァルドに媚薬を盛ろうとしたトゥーラ・オルセン侯爵令嬢とか、どんな強心臓だったのか。
違う。
その後に起こる事態を聞きさえしなければ良かったのだ。
自分のやった事の結果を最後まで聞く事がなければ、罪悪感なんて持ちようがない。
「はぁぁ……」
より深く頭を抱えこんでしまったせいで、その時私は、後ろから誰かが近付いて来た事に気が付かなかった。
カチャリ、と机の上にティーソーサーとカップが置かれた音がして、ふわりとイチゴの香りが漂ってきた。
「あ、ごめんなさい。ありが――」
慌てて頭を上げた私は、そこでガチッと固まってしまった。
「……エドヴァルド様……」
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
長編をここまで読んで頂いて有難うございます。
第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞も大感謝です。
今までの流れですと次はSide Storyなんですが、話の流れを切る事になってしまうので、今回はそのまま本編続行します!
引き続き宜しくお願いしますm(_ _)m
舞菜に言った言葉がどうであれ、エドベリ王子が眠ったのを確認して、コニー夫人に〝転移扉〟まで案内して貰わないといけないのだから、彼らが夕食をとる間は、私は後宮のサロンにいるより他はない。
そしてこの後はコニー夫人が私のように、血縁者の料理に薬を盛ると言う背徳感と罪悪感に苛まれる事になるんだろう。
「ああ、そうそう」
毎回毎回、さも何気ない事であるかの様にエヴェリーナ妃は口にするけれど、実際はそんな気楽な話だったためしがない。
舞菜が出て行った扉を一顧だにせず、エヴェリーナ妃は片手を上げて、隅に控えていた侍女の一人から、何やら封蝋がされて筒状になった手紙を、こちらに持って来させていた。
「私もコニー様も、食事が済んだらこちらに戻って参りますけれど、とりあえず宰相様がいらしたら、これを渡して頂けるかしら?」
「あ…はい、承知しました」
「ふふ。読めば分かると言っておいて頂戴。貴方が長年、喉から手が出る程に欲していた物だと」
悪戯っ子の様な笑みを一瞬だけ閃かせて、エヴェリーナ妃はじっと私の顔を見つめた。
「あの……?」
「貴女の頭の中には、私に贈ってくれた本の中身があるでしょう?」
突然、脈絡のなさそうな事を口にしたエヴェリーナ妃に、私の眉根が寄った。
「ですから貴女が今した事で、後日私が貴女に何かをお願いする事はなくてよ?」
「!」
これがサスペンスドラマなら、実の妹に薬を盛った事を知られたくなければ…などと脅迫を受けてもおかしくはないところだ。
エヴェリーナ妃がサスペンスドラマを知っている訳はもちろんないけれど、殊、この件で、私を脅迫するような事はしないと。暗にそう言ったのだ。
私はギーレン国内の〝転移扉〟の情報を知った。それがメッツァ辺境伯家の今後の切り札となる事も。
だからお互い様だと。
「エヴェリーナ様……」
「私にはギーレンと言う『国の安定』が残り、コニー様には『息子の地位の安定』が残った。陛下と殿下には、それぞれご自身の今の立場が保証される。何も得ていないようだけれど、何かを失う事もなかった。貴女も、聖女様には今後会えずとも、宰相様は戻って来る。それで割り切るべきね」
エヴェリーナ妃の言っている事は正しい。
多分、苦虫を噛み潰したような表情になっていたと思う。
そんな私の頭の上に、ふわりとコニー夫人の手が置かれた。
「何より、他に誰も恨まないで済むでしょう?ですから私は、これで納得していますよ」
「コニー様……」
他に誰も恨まないで済む。
やったのは、自分なのだから。
「レイナ嬢とシャルリーヌが、ギーレンの王子どちらかにそれぞれ嫁いでくれたら、後宮も楽しそうだったのに、それもある意味、私達にとっては、ままならない事かも知れないですわね、コニー様?」
…エヴェリーナ妃が言うと、場を和ませる冗談には聞こえません。
その上、コニー夫人もクスリと笑っている。
「そうですわね、エヴェリーナ様。そんな未来があっても良かったかも知れませんわね。むしろ一度くらいは、あの子に牽制しておいても良いかも知れません」
さすがこちらも、長年ギーレン王宮で暮らしてはいらっしゃらない。
あら素敵、なんて微笑うエヴェリーナ妃とは、それなりに友好関係が築かれている。
ギーレンの実権は、むしろ後宮にあるのかも知れない。
「さて、そろそろ私達も支度してダイニングに行かなくてはなりませんわね……レイナ嬢は、申し訳ないけれど、終わるまでもう少しこちらにいらして?衛兵には、宰相様がいらしたら、馬車は貴女と同じ様に後宮の中庭に案内するよう言ってありますから」
もうすぐナリスヴァーラ城から、エドヴァルドがここへ来る筈だと、エヴェリーナ妃が言う。
衛兵や使用人達には箝口令を敷いたので、エドヴァルドが来る事は、エドベリ王子には洩れない、と。
「安心して頂戴な。この城の中は、意外とあの話を知って『二人を応援してあげなくちゃ!』なんて盛り上がってる使用人や騎士達が多いのよ。噂の力って怖いわねぇ、今回良い勉強になったわ、本当に」
権力者の無謀に振り回される平民と言う構図は、異世界年齢問わず、反響が大きいだろうと強調し、身分差恋愛は、政略結婚の多い貴族層に刺さるだろうと強調したところが、ものの見事にハマった恰好なのが、今回だ。
そしてギーレン王家は、それを覆せるだけの策を持たなかった。
出来る事は、妃二人がそこに同情して手を貸した事で、批判の矛先を王と王子のみの最低限に留める事と、聖女との婚姻と言うインパクトのある慶事での、噂の上書き。
「あ、安心なさって。ここに運ばせる夕食は、今日の私たちの夕食と同じにするように言ってあっても、誓って何も仕込んでいませんわよ?今回の一件での、私とコニー様の授業料のようなものと思って、晩餐を楽しんで下さいな」
――念のため、エドヴァルドに渡した薬がまだ残っていたら、貸してもらおう。
そう思った私は、きっと悪くない。
「では、また後ほど改めて。ああ、よかったらその〝イラ〟の茶葉、まだ残っているみたいだから、使い切って貰っても構わなくてよ?」
エヴェリーナ妃とコニー夫人も、それぞれの部屋に戻って行き、侍女数名残ってくれているにしろ、私は事実上一人で、しばらくそこに残される事になった。
「よろしければ、私がお淹れ致しましょうか」
溜め息をついて、頭を抱える私を見かねたのか、私をここに案内してくれたベテラン侍女さんが、そんな風に声をかけてくれる。
お願いします、とうっかり顔を上げないまま、ご好意に甘えてしまった。
魔道具が使えない以前に、どうしたってまだ、自分の中で消化しきれていない。
喉だってカラカラだけど、とても自分で淹れる余裕なんてなかった。
サスペンスドラマの登場人物の気持ちが、痛い程分かってきた。
私は犯人にはなれない。
むしろ耐え切れなくて自首しようとして、真犯人に殺される系だ。
エドヴァルドに媚薬を盛ろうとしたトゥーラ・オルセン侯爵令嬢とか、どんな強心臓だったのか。
違う。
その後に起こる事態を聞きさえしなければ良かったのだ。
自分のやった事の結果を最後まで聞く事がなければ、罪悪感なんて持ちようがない。
「はぁぁ……」
より深く頭を抱えこんでしまったせいで、その時私は、後ろから誰かが近付いて来た事に気が付かなかった。
カチャリ、と机の上にティーソーサーとカップが置かれた音がして、ふわりとイチゴの香りが漂ってきた。
「あ、ごめんなさい。ありが――」
慌てて頭を上げた私は、そこでガチッと固まってしまった。
「……エドヴァルド様……」
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
長編をここまで読んで頂いて有難うございます。
第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞も大感謝です。
今までの流れですと次はSide Storyなんですが、話の流れを切る事になってしまうので、今回はそのまま本編続行します!
引き続き宜しくお願いしますm(_ _)m
991
685 忘れじの膝枕 とも連動!
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
お気に入りに追加
12,979
あなたにおすすめの小説

今日結婚した夫から2年経ったら出ていけと言われました
四折 柊
恋愛
子爵令嬢であるコーデリアは高位貴族である公爵家から是非にと望まれ結婚した。美しくもなく身分の低い自分が何故? 理由は分からないが自分にひどい扱いをする実家を出て幸せになれるかもしれないと淡い期待を抱く。ところがそこには思惑があり……。公爵は本当に愛する女性を妻にするためにコーデリアを利用したのだ。夫となった男は言った。「お前と本当の夫婦になるつもりはない。2年後には公爵邸から国外へ出ていってもらう。そして二度と戻ってくるな」と。(いいんですか? それは私にとって……ご褒美です!)

【完結】王女と駆け落ちした元旦那が二年後に帰ってきた〜謝罪すると思いきや、聖女になったお前と僕らの赤ん坊を育てたい?こんなに馬鹿だったかしら
冬月光輝
恋愛
侯爵家の令嬢、エリスの夫であるロバートは伯爵家の長男にして、デルバニア王国の第二王女アイリーンの幼馴染だった。
アイリーンは隣国の王子であるアルフォンスと婚約しているが、婚姻の儀式の当日にロバートと共に行方を眩ませてしまう。
国際規模の婚約破棄事件の裏で失意に沈むエリスだったが、同じ境遇のアルフォンスとお互いに励まし合い、元々魔法の素養があったので環境を変えようと修行をして聖女となり、王国でも重宝される存在となった。
ロバートたちが蒸発して二年後のある日、突然エリスの前に元夫が現れる。
エリスは激怒して謝罪を求めたが、彼は「アイリーンと自分の赤子を三人で育てよう」と斜め上のことを言い出した。

完結 穀潰しと言われたので家を出ます
音爽(ネソウ)
恋愛
ファーレン子爵家は姉が必死で守って来た。だが父親が他界すると家から追い出された。
「お姉様は出て行って!この穀潰し!私にはわかっているのよ遺産をいいように使おうだなんて」
遺産などほとんど残っていないのにそのような事を言う。
こうして腹黒な妹は母を騙して家を乗っ取ったのだ。
その後、収入のない妹夫婦は母の財を喰い物にするばかりで……

山に捨てられた令嬢! 私のスキルは結界なのに、王都がどうなっても、もう知りません!
甘い秋空
恋愛
婚約を破棄されて、山に捨てられました! 私のスキルは結界なので、私を王都の外に出せば、王都は結界が無くなりますよ? もう、どうなっても知りませんから! え? 助けに来たのは・・・

お前のせいで不幸になったと姉が乗り込んできました、ご自分から彼を奪っておいて何なの?
coco
恋愛
お前のせいで不幸になった、責任取りなさいと、姉が押しかけてきました。
ご自分から彼を奪っておいて、一体何なの─?

【完】お義母様そんなに嫁がお嫌いですか?でも安心してください、もう会う事はありませんから
咲貴
恋愛
見初められ伯爵夫人となった元子爵令嬢のアニカは、夫のフィリベルトの義母に嫌われており、嫌がらせを受ける日々。
そんな中、義父の誕生日を祝うため、とびきりのプレゼントを用意する。
しかし、義母と二人きりになった時、事件は起こった……。
うたた寝している間に運命が変わりました。
gacchi
恋愛
優柔不断な第三王子フレディ様の婚約者として、幼いころから色々と苦労してきたけど、最近はもう呆れてしまって放置気味。そんな中、お義姉様がフレディ様の子を身ごもった?私との婚約は解消?私は学園を卒業したら修道院へ入れられることに。…だったはずなのに、カフェテリアでうたた寝していたら、私の運命は変わってしまったようです。

国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。