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第一部 宰相家の居候
237 最後のお茶会
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※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
「あれ、レナちゃん?」
実家にいようと、アンジェスにいようと、ギーレンにいようと、舞菜の態度と口調は変わらない。
「遠くから来た商人さんが、珍しい物を売りに来たって聞いたけど、レナちゃんの事?」
机の上に並ぶ銀細工と私の顔を見比べながら、人差し指を口元にあてて、コテンと首を傾げて見せる。
エヴェリーナ妃とコニー夫人の前でそんな事したって…って、あ、護衛の騎士とか、男性ゼロって訳じゃないのか。
――色々ブレない子だわ、こっちも。
「あ、そっかぁ!」
今度はニコニコと笑って、パンっと両の手のひらを合わせている。
「レナちゃん、聖女がいないんじゃアンジェスで役立たずだもんね、魔力もないし?商人のお仕事、エドさんに紹介して貰ったんだ?うん、レナちゃんアタマ良いから商売とか向いてそうだもんね。さっすが、エドさん!」
エドさん…?と、扇の向こうでエヴェリーナ妃が目を丸くしている。
コニー夫人も、さすがに唖然となった表情を隠したいと思ったのか、手元の扇をそっと開いていた。
「もしかしなくても、お仕事にかこつけてエドさんに会いに来たんだよね?でも残念!エドさん今、リリちゃんって言う、こっちの国王サマオススメの美人サンと郊外に旅行らしいよ?エドベリ王子が言ってたもん」
「……リリちゃん?」
「……恐らくは、イルヴァスティ子爵令嬢の名前ですわね。リリアナ・イルヴァスティですから」
「……なるほど。ありがとうございます」
誰だ、と私の表情に出たのを察したエヴェリーナ妃が、さすがに小声でフォローを入れてきてくれた。
「ふふ。宰相室でイチャイチャとキスまでしたのに、魔力も身分もないから結局はエドさんも他の子選んじゃうんだよね?あんまり落ち込まないでね、レナちゃん?あ、じゃあじゃあ、今日は、王妃サマが好きなモノを買って良いって言うから、そんな傷心のレナちゃんの為に、ここは協力してあげる!たくさん買ってあげるね?そうしたら、一人でだってアンジェスに帰りやすいもんね?」
「……っ」
もはや、どこをツッコむべきなのかが分からない。
結局のところ、私に対してマウントを取りたくて仕方がないのだ。
だからエドヴァルドがバシュラールでエドベリ王子の計略に嵌って、イルヴァスティ子爵令嬢と既成事実を作らされている方が、舞菜にとっては都合の良い解釈が出来る。
もう他の可能性などとは、考えるつもりにもなっていない。
そう言って私がショックを受ければ、それで彼女の虚栄心は満たされる。
宰相室でキス…?あの子は…っ!と、コニー夫人が顔を背けながら若干お怒りだったり、私とコニー夫人を見比べているっぽいエヴェリーナ妃の視線が妙に生温かいのも、当然舞菜の視界にはない。
「王妃殿下……」
一応舞菜が加わったので、ここは「エヴェリーナ様」と呼ぶ事は避けた。
気がつかないとは思うけど、何かの拍子に以前に顔を合わせた事があるように受け取られてしまったら面倒だ。
「あら、私の考えは変わらなくてよ」
私が呼び方を変えた真意も、ホントにこの妹利用します――?と言う視線の意味も、察した筈のエヴェリーナ妃の、扇越しの笑顔は崩れなかった。
「終着点が『結婚する』事までなら、若くて可愛ければそれで充分でしょう?」
どうやらこの前私が口にした「結婚がゴールだと思っている人は結婚で不幸になる法則」の話を気に入ったらしいエヴェリーナ妃は、嫣然と微笑っている。
「えぇ?なになに、何の話ですかぁ?」
都合の良い耳を持っているらしい舞菜は「若くて可愛い」の所に、確実に反応していた。
「うふふ。アナタが来るまでの間、彼女に『アナタをエドベリ殿下のお嫁さんに欲しいわ』って言う話をしていたのよ。だってアナタまだ10代だし、とってもカワイイんですもの」
…エヴェリーナ妃の「カワイイ」は、多分きっと意味が違う。
使い捨てしやすいと言う意味にしか、私やコニー夫人には聞こえない。
「ええっ、ホントですかー?王妃サマにそんなこと言って貰えたら、本気にしちゃいそうですー」
「あらぁ、本気も本気よ?それで今、アンジェスのフィルバート陛下を説得して貰えるかも、併せてお願いしていたのよー?」
まさか舞菜に合わせている訳じゃないと思いたいけど、エヴェリーナ妃が悪ノリ気味に語尾を伸ばしている。
「ええっ、ホントにー⁉︎レナちゃん、ホントー⁉︎」
「……っ」
舞菜の口調がどうと言うより、エヴェリーナ妃の視線が怖い。
「え、ええそうね。アンジェスにも今、別の〝扉の守護者〟候補が現れたから、それよりも平民出身の聖女様と王子様との恋物語の方が、きっとギーレンで大歓迎よ…って、王妃殿下が――ね」
うっかり舞菜からもエヴェリーナ妃からも視線を逸らしてしまったけど、色々と、その辺りが私も限界です、ええ。
今のアンジェスでは、もう舞菜一人がチヤホヤされる可能性はないと、シャルリーヌの存在を仄めかしたと、エドヴァルドが言っていたのだ。
それならば「聖女と王子の恋物語」の方が、確実に舞菜の自尊心と虚栄心をくすぐる。
みてくれだけなら、エドベリ王子は〝蘇芳戦記〟屈指の人気美形キャラなのだから。
それにサイコパス陛下より、遥かにエドベリ王子は外面も良い。
「えっ、じゃあ『アンジェスに帰らずにギーレンで王子サマと結婚します!』って言えば、レナちゃん、それをフィルに伝えてくれるの?」
「…ええ。ここギーレンでは、アンジェスみたいに代理で公務をこなす、私みたいな存在がなくても、ニコニコ笑って殿下の隣にいれば、後は王妃殿下が上手く采配して下さるそうだから。私はギーレンでは必要じゃない。だとすれば、アンジェスに戻るしかないもの。戻って陛下に伝えるくらいの事はするわ」
ここで、忍耐と表情筋を総動員して、私は微笑った。
「たった二人の姉妹なんだもの。アナタのギーレンでの幸せを祈ってるわ」
舞菜がそう言って、フィルバートやエドヴァルドを納得させて、私を召喚したのなら、私は同じ言葉で、アナタをギーレンに送り出してあげる。
「ホント⁉︎じゃ、王妃サマよろしくお願いしますー」
「ほほほ…喜んで。聖女様、国民が熱狂する様な、素敵な結婚式にしましょうね?」
結婚式、のところだけ声色が変わっていたのは間違いない。
聞くまでもなく、私への牽制に違いない。
もちろん舞菜の方はそんな事に気付く由もなく「わーい楽しみ!」なんて言っているけど。
「あっ、エドベリ王子と全然話してないですけど、これって大丈夫なんですかー?帰らないって、せっかくレナちゃんに伝言して貰っても、最後『やっぱりナシ』じゃ、悲しくなっちゃいますー」
「あら、大丈夫よ。ここに実の母と義理の母がいて、二人とも賛成しているのだもの。これはもう決定事項。コニー様が夕食時に殿下に話して下さるそうよ?」
エヴェリーナ妃の様に堂々と「芝居」が出来なさげなコニー夫人は、かろうじて扇越しに微笑って頷いただけだった。
「じゃあ、ホントにホントなんですね!うん、じゃあレナちゃんに、フィルへの伝言お願いしちゃう!エドさんの事は、旅行から帰って来たら本人に聞いたら良いんじゃないー?もしかしたら、二人結婚して、アンジェスに戻るのかも知れないしー?」
アレは、ないでしょうね…なんて、エヴェリーナ妃がポツリと呟いた事は、今は無視して良いですか。
「そうそう」
まさか無視した意趣返しでもないとは思うけど、エヴェリーナはにっこり微笑って片手をあげると、侍女に茶葉入りの瓶を持って来させた。
「コレも今、レイナ嬢とお話しをしていたの。私の故郷で獲れる、ちょっと珍しい紅茶の茶葉。今日の素敵な記念に、ぜひ皆で味わいませんこと?」
それがエヴェリーナ妃からの「合図」だと、私は否が応にも認識させられた。
「あれ、レナちゃん?」
実家にいようと、アンジェスにいようと、ギーレンにいようと、舞菜の態度と口調は変わらない。
「遠くから来た商人さんが、珍しい物を売りに来たって聞いたけど、レナちゃんの事?」
机の上に並ぶ銀細工と私の顔を見比べながら、人差し指を口元にあてて、コテンと首を傾げて見せる。
エヴェリーナ妃とコニー夫人の前でそんな事したって…って、あ、護衛の騎士とか、男性ゼロって訳じゃないのか。
――色々ブレない子だわ、こっちも。
「あ、そっかぁ!」
今度はニコニコと笑って、パンっと両の手のひらを合わせている。
「レナちゃん、聖女がいないんじゃアンジェスで役立たずだもんね、魔力もないし?商人のお仕事、エドさんに紹介して貰ったんだ?うん、レナちゃんアタマ良いから商売とか向いてそうだもんね。さっすが、エドさん!」
エドさん…?と、扇の向こうでエヴェリーナ妃が目を丸くしている。
コニー夫人も、さすがに唖然となった表情を隠したいと思ったのか、手元の扇をそっと開いていた。
「もしかしなくても、お仕事にかこつけてエドさんに会いに来たんだよね?でも残念!エドさん今、リリちゃんって言う、こっちの国王サマオススメの美人サンと郊外に旅行らしいよ?エドベリ王子が言ってたもん」
「……リリちゃん?」
「……恐らくは、イルヴァスティ子爵令嬢の名前ですわね。リリアナ・イルヴァスティですから」
「……なるほど。ありがとうございます」
誰だ、と私の表情に出たのを察したエヴェリーナ妃が、さすがに小声でフォローを入れてきてくれた。
「ふふ。宰相室でイチャイチャとキスまでしたのに、魔力も身分もないから結局はエドさんも他の子選んじゃうんだよね?あんまり落ち込まないでね、レナちゃん?あ、じゃあじゃあ、今日は、王妃サマが好きなモノを買って良いって言うから、そんな傷心のレナちゃんの為に、ここは協力してあげる!たくさん買ってあげるね?そうしたら、一人でだってアンジェスに帰りやすいもんね?」
「……っ」
もはや、どこをツッコむべきなのかが分からない。
結局のところ、私に対してマウントを取りたくて仕方がないのだ。
だからエドヴァルドがバシュラールでエドベリ王子の計略に嵌って、イルヴァスティ子爵令嬢と既成事実を作らされている方が、舞菜にとっては都合の良い解釈が出来る。
もう他の可能性などとは、考えるつもりにもなっていない。
そう言って私がショックを受ければ、それで彼女の虚栄心は満たされる。
宰相室でキス…?あの子は…っ!と、コニー夫人が顔を背けながら若干お怒りだったり、私とコニー夫人を見比べているっぽいエヴェリーナ妃の視線が妙に生温かいのも、当然舞菜の視界にはない。
「王妃殿下……」
一応舞菜が加わったので、ここは「エヴェリーナ様」と呼ぶ事は避けた。
気がつかないとは思うけど、何かの拍子に以前に顔を合わせた事があるように受け取られてしまったら面倒だ。
「あら、私の考えは変わらなくてよ」
私が呼び方を変えた真意も、ホントにこの妹利用します――?と言う視線の意味も、察した筈のエヴェリーナ妃の、扇越しの笑顔は崩れなかった。
「終着点が『結婚する』事までなら、若くて可愛ければそれで充分でしょう?」
どうやらこの前私が口にした「結婚がゴールだと思っている人は結婚で不幸になる法則」の話を気に入ったらしいエヴェリーナ妃は、嫣然と微笑っている。
「えぇ?なになに、何の話ですかぁ?」
都合の良い耳を持っているらしい舞菜は「若くて可愛い」の所に、確実に反応していた。
「うふふ。アナタが来るまでの間、彼女に『アナタをエドベリ殿下のお嫁さんに欲しいわ』って言う話をしていたのよ。だってアナタまだ10代だし、とってもカワイイんですもの」
…エヴェリーナ妃の「カワイイ」は、多分きっと意味が違う。
使い捨てしやすいと言う意味にしか、私やコニー夫人には聞こえない。
「ええっ、ホントですかー?王妃サマにそんなこと言って貰えたら、本気にしちゃいそうですー」
「あらぁ、本気も本気よ?それで今、アンジェスのフィルバート陛下を説得して貰えるかも、併せてお願いしていたのよー?」
まさか舞菜に合わせている訳じゃないと思いたいけど、エヴェリーナ妃が悪ノリ気味に語尾を伸ばしている。
「ええっ、ホントにー⁉︎レナちゃん、ホントー⁉︎」
「……っ」
舞菜の口調がどうと言うより、エヴェリーナ妃の視線が怖い。
「え、ええそうね。アンジェスにも今、別の〝扉の守護者〟候補が現れたから、それよりも平民出身の聖女様と王子様との恋物語の方が、きっとギーレンで大歓迎よ…って、王妃殿下が――ね」
うっかり舞菜からもエヴェリーナ妃からも視線を逸らしてしまったけど、色々と、その辺りが私も限界です、ええ。
今のアンジェスでは、もう舞菜一人がチヤホヤされる可能性はないと、シャルリーヌの存在を仄めかしたと、エドヴァルドが言っていたのだ。
それならば「聖女と王子の恋物語」の方が、確実に舞菜の自尊心と虚栄心をくすぐる。
みてくれだけなら、エドベリ王子は〝蘇芳戦記〟屈指の人気美形キャラなのだから。
それにサイコパス陛下より、遥かにエドベリ王子は外面も良い。
「えっ、じゃあ『アンジェスに帰らずにギーレンで王子サマと結婚します!』って言えば、レナちゃん、それをフィルに伝えてくれるの?」
「…ええ。ここギーレンでは、アンジェスみたいに代理で公務をこなす、私みたいな存在がなくても、ニコニコ笑って殿下の隣にいれば、後は王妃殿下が上手く采配して下さるそうだから。私はギーレンでは必要じゃない。だとすれば、アンジェスに戻るしかないもの。戻って陛下に伝えるくらいの事はするわ」
ここで、忍耐と表情筋を総動員して、私は微笑った。
「たった二人の姉妹なんだもの。アナタのギーレンでの幸せを祈ってるわ」
舞菜がそう言って、フィルバートやエドヴァルドを納得させて、私を召喚したのなら、私は同じ言葉で、アナタをギーレンに送り出してあげる。
「ホント⁉︎じゃ、王妃サマよろしくお願いしますー」
「ほほほ…喜んで。聖女様、国民が熱狂する様な、素敵な結婚式にしましょうね?」
結婚式、のところだけ声色が変わっていたのは間違いない。
聞くまでもなく、私への牽制に違いない。
もちろん舞菜の方はそんな事に気付く由もなく「わーい楽しみ!」なんて言っているけど。
「あっ、エドベリ王子と全然話してないですけど、これって大丈夫なんですかー?帰らないって、せっかくレナちゃんに伝言して貰っても、最後『やっぱりナシ』じゃ、悲しくなっちゃいますー」
「あら、大丈夫よ。ここに実の母と義理の母がいて、二人とも賛成しているのだもの。これはもう決定事項。コニー様が夕食時に殿下に話して下さるそうよ?」
エヴェリーナ妃の様に堂々と「芝居」が出来なさげなコニー夫人は、かろうじて扇越しに微笑って頷いただけだった。
「じゃあ、ホントにホントなんですね!うん、じゃあレナちゃんに、フィルへの伝言お願いしちゃう!エドさんの事は、旅行から帰って来たら本人に聞いたら良いんじゃないー?もしかしたら、二人結婚して、アンジェスに戻るのかも知れないしー?」
アレは、ないでしょうね…なんて、エヴェリーナ妃がポツリと呟いた事は、今は無視して良いですか。
「そうそう」
まさか無視した意趣返しでもないとは思うけど、エヴェリーナはにっこり微笑って片手をあげると、侍女に茶葉入りの瓶を持って来させた。
「コレも今、レイナ嬢とお話しをしていたの。私の故郷で獲れる、ちょっと珍しい紅茶の茶葉。今日の素敵な記念に、ぜひ皆で味わいませんこと?」
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