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第一部 宰相家の居候
195 お眼鏡に適いましたか?
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※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
「シーカサーリの街で、王立植物園の植物の見頃や薬草料理のレシピ、園内図を掲載した情報紙面を定期的に刊行する事になりました。基本的に無料配布を予定していて、印刷費用は街のレストランや商業店舗からの寄附――寄附のメリットとして、各店舗の宣伝記事を掲載させて、賄う予定です。街の出版社、植物園の室長と園長、商業ギルドには話を通しました。そして、各店舗に見て貰う為の見本として作成したのが、こちらになります」
「⁉︎」
何の話だと、ラハデ公爵の目が瞠られているが、私は構わずそのまま言葉を繋いだ。
「ラハデ公爵様には、ぜひこの事業の後ろ楯となって頂きたいのです。当初ベクレル伯爵様にお願いをするつもりでしたが、成功すれば事業規模も大きくなるだろうから、むしろラハデ公爵様が適任だとのお言葉を頂き、厚かましくも参上した次第です」
「ベクレル伯爵が……いや、それより……」
予想だにしなかったであろう方向から話を持ちかける事で、とにかくラハデ公爵の目は、紙面に向いた。
実際にはベクレル伯爵は、いきなりエヴェリーナ妃に会うのは難しいだろうからと、確実なワンクッションを挟んでくれただけなのだが、当然紙面の話は知っているし、紹介されたと言う一点においても、嘘はついていない。
「ああ、まだ植物園の記事が完成していませんので、いったんは今、ユングベリ商会が中心となって売り出したい書籍の紹介をしながら、イメージを掴んで頂こうと、これを見本にしました」
そしてあくまで目の前の紙面は、植物園の紹介と街の商業活性化を目指す紙面の為の「見本」なのだ。
恐らく、私の意図が掴めないのだろう。やや苛立ちを見せるかの様に、ラハデ公爵は紙面を手に取った。
ここではそうするしかないからだ。
「なっ……‼︎」
そして案の定、さほど読み進めない内に顔色を変えた。
「其方この話をどこで……‼︎」
無意識の内に紙面を握りしめて、ラハデ公爵は厳しすぎる視線と声を、こちらへと向けてきた。
「こちらまで情報が流れていたのかどうかは存じませんが、当代のアンジェスの聖女には、姉がいまして」
「姉……?」
「転移の〝扉〟は維持出来ずとも、王家に埋もれている秘密を知るだけの力はあると、ご理解頂ければ」
「その〝姉〟から聞いたと言うか……」
どうやらギーレンでは、聖女の姉=宰相の愛妾と言う図式が、王と王子くらいしか知られていないようだ。
まぁ確かに、彼らの中では「姉」などと、扉を維持出来る訳でもないなら、どうでも良いのかも知れない。
私も、敢えてそれ以上の情報開示を、今するつもりはなかった。
「ラハデ公爵様、それ、実名ではない筈ですよ?あくまで、新進気鋭の小説家が書き上げた渾身の作品の要約版、気になった方は後日販売する完全版の書籍を買って下さい、って言う広告宣伝紙面です。ギルドの方でも、無料配布であればギルドはノータッチ、一文字違えば、それはもう実話じゃないし、ユングベリ商会の自己責任だって、仰って下さってますから」
詭弁だ…と、ラハデ公爵は唇を噛み締めてはいるが、同時にその通りである事も分かっているのだろう。
その声を大きくする事はなかった。
「シーカサーリの植物園を訪れる人を増やしつつ、街の経済も回す。上手くいけば街が活気付いて、婚約破棄騒動で伯爵に付いた負の印象を払拭出来るかも知れない。王家には、負い目がある。第二弾として本来の目的が控えている以上は、この話をいきなり潰す様な事は出来ない筈ですよ。――例え初版がこの内容でも」
「……っ」
「ラハデ公爵様は、シャーリー…シャルリーヌ嬢に非常に目をかけて下さっていたと、伯爵から聞きました。だとすれば、ベクレル伯爵家の為にと、この事業の後ろ楯を匂わせて下さるのも、決しておかしな事だと周囲からは見られない筈なんです。財政支援をして下さる必要はございません。王家がこの事業を潰そうとしてきたなら、それを牽制してさえ下されば――と」
ワザとシャルリーヌの愛称を仄めかせてみたところ、案の定ラハデ公爵は反応を見せた。
「……シャルリーヌは、どうしている」
「無事にアンジェスで過ごしていますよ?ギーレンからの横槍が入らないよう、出来る限りの事はしていますよ――親友ですから」
「ギーレンに戻る気はないのか」
「そうですね…王家への不信感が、もう取り返しのつかないところまでいってるみたいですしね。最悪、更なる第三国への亡命まで考えてるみたいですから」
「………そうか」
「せめて私が帰るまでは思いとどまってくれるよう、言い聞かせてはあるんですけどね。その為にもぜひ、公爵様にご協力頂きたいのですが」
「其方――」
その瞬間、ラハデ公爵の中でも色々と繋がったらしい。
うん、まあ、私がギーレン在住じゃないと仄めかせたんだから、そうなるよね。
「其方、姉上に――エヴェリーナ妃に会いたいのではなかったのか?」
ラハデ公爵もすぐには答えを返さず、そもそもの疑問に立ち返ってきた。
やはり、一筋縄でいく人ではない。
「はい。エヴェリーナ妃ほどの方になれば、多くの貴婦人やサロンに伝手はお持ちだろうと。出来ればこの文才を野に埋もれさせたくはないので、ぜひ本を、特に恋愛小説を読む事がお好きな方々にお薦め頂けないかと…。やはりまだ、書籍となると貴族階級の方々の目に止まる機会の方が多いと思いますので」
「本?其方はイデ――」
イデオン宰相、とラハデ公爵が言い切る前に、私は人差し指を自分の口元にあてて、名前を最後まで言わせないように話を遮った。
「正面から『帰国させて下さい』とは、本来、どなたも申し上げられる立場にありませんよね?相手は最高権力者と次期サマな訳ですから。一蹴されて普通は終わりです。ですから、直接の諫言をしないで、それでも『帰国させる』以外の手札が手元に残らない様、噂と建前と王家の矜持を揺さぶるつもりです。一つ一つは帰国の話に繋がりませんから、ご迷惑は最小限で済むと思うのですが……」
エドヴァルドを帰国させるよう、エヴェリーナ妃やラハデ公爵からも陛下たちを説得してくれ――では、頼まれた方だってリスクがあるし、首を縦に振りづらい。
ただ、そう言われるだろうと予想していたらしいラハデ公爵の表情は、純粋な驚きに満ちていた。
「私は王立植物園とシーカサーリの街の事業に力を貸すだけ、姉上はその街で評判になっている本の宣伝に力を貸すだけ……か」
「はい。それで息子さんや、義理の娘あるいは姪になる筈だった令嬢を今の境遇に追いやった人たちが、ちょっとだけ悔しい思いをして、あわよくば自分たちの勝手な振る舞いを反省して下さるかも知れない。……いかがでしょう?失敗しても、ユングベリ商会が潰されるだけなので、損はないと思うんですけど」
「では其方の利益は何だと言うのだ」
「……シーカサーリの商業ギルド長に聞かれました。駆け落ちの予定はあるのか、と」
「‼」
そう言って私が嫣然と微笑えば、ハッと何かに気付いた様に、ラハデ公爵が紙面に再度視線を落とした。
「そう言う事です。私がその本の内容を、現実に体現させます。話題性抜群、本の大ヒットが、そこでもう約束されますよね?」
「確かに……ギルド長が、そうした方が良いと後押しをしたようなものだからな」
「そう言う事です。ただ、まあ……正直言えば、それだけでもないです」
ラハデ公爵の為人から言って、思うところは全て曝け出しておく方が良い。
ベクレル伯爵の言葉を、私は内心で思い起こしていた。
「結局のところ『帰国させて下さい』に行き着く訳ですからね。ポッと出のご令嬢をあてがわれて、醜聞まみれの家を継がされて、駒の一つとして使い潰されるなんて、誰得だっていう話です。そんな未来はとても受け入れられません。例え国の情勢が変わろうと、それで本人が万一諦めたとしても、私は諦めない。何があっても――返していただきます」
「其方……」
「ご協力、下さいますか?」
一瞬の、視線の交錯。
どのくらい沈黙の時間があったのか、やがてラハデ公爵がゆっくりと片手を上げ、控えていた筈の執事が、上着の内ポケットから取り出した、手紙の様な紙を、主へと手渡した。
「……渡す、渡さないは、私が話をしてみて判断すれば良いと言われていた」
そのまま、スッと私の目の前、机の上に置く。
「これは――」
「――姉上、エヴェリーナ妃からの茶会への招待状だ」
「シーカサーリの街で、王立植物園の植物の見頃や薬草料理のレシピ、園内図を掲載した情報紙面を定期的に刊行する事になりました。基本的に無料配布を予定していて、印刷費用は街のレストランや商業店舗からの寄附――寄附のメリットとして、各店舗の宣伝記事を掲載させて、賄う予定です。街の出版社、植物園の室長と園長、商業ギルドには話を通しました。そして、各店舗に見て貰う為の見本として作成したのが、こちらになります」
「⁉︎」
何の話だと、ラハデ公爵の目が瞠られているが、私は構わずそのまま言葉を繋いだ。
「ラハデ公爵様には、ぜひこの事業の後ろ楯となって頂きたいのです。当初ベクレル伯爵様にお願いをするつもりでしたが、成功すれば事業規模も大きくなるだろうから、むしろラハデ公爵様が適任だとのお言葉を頂き、厚かましくも参上した次第です」
「ベクレル伯爵が……いや、それより……」
予想だにしなかったであろう方向から話を持ちかける事で、とにかくラハデ公爵の目は、紙面に向いた。
実際にはベクレル伯爵は、いきなりエヴェリーナ妃に会うのは難しいだろうからと、確実なワンクッションを挟んでくれただけなのだが、当然紙面の話は知っているし、紹介されたと言う一点においても、嘘はついていない。
「ああ、まだ植物園の記事が完成していませんので、いったんは今、ユングベリ商会が中心となって売り出したい書籍の紹介をしながら、イメージを掴んで頂こうと、これを見本にしました」
そしてあくまで目の前の紙面は、植物園の紹介と街の商業活性化を目指す紙面の為の「見本」なのだ。
恐らく、私の意図が掴めないのだろう。やや苛立ちを見せるかの様に、ラハデ公爵は紙面を手に取った。
ここではそうするしかないからだ。
「なっ……‼︎」
そして案の定、さほど読み進めない内に顔色を変えた。
「其方この話をどこで……‼︎」
無意識の内に紙面を握りしめて、ラハデ公爵は厳しすぎる視線と声を、こちらへと向けてきた。
「こちらまで情報が流れていたのかどうかは存じませんが、当代のアンジェスの聖女には、姉がいまして」
「姉……?」
「転移の〝扉〟は維持出来ずとも、王家に埋もれている秘密を知るだけの力はあると、ご理解頂ければ」
「その〝姉〟から聞いたと言うか……」
どうやらギーレンでは、聖女の姉=宰相の愛妾と言う図式が、王と王子くらいしか知られていないようだ。
まぁ確かに、彼らの中では「姉」などと、扉を維持出来る訳でもないなら、どうでも良いのかも知れない。
私も、敢えてそれ以上の情報開示を、今するつもりはなかった。
「ラハデ公爵様、それ、実名ではない筈ですよ?あくまで、新進気鋭の小説家が書き上げた渾身の作品の要約版、気になった方は後日販売する完全版の書籍を買って下さい、って言う広告宣伝紙面です。ギルドの方でも、無料配布であればギルドはノータッチ、一文字違えば、それはもう実話じゃないし、ユングベリ商会の自己責任だって、仰って下さってますから」
詭弁だ…と、ラハデ公爵は唇を噛み締めてはいるが、同時にその通りである事も分かっているのだろう。
その声を大きくする事はなかった。
「シーカサーリの植物園を訪れる人を増やしつつ、街の経済も回す。上手くいけば街が活気付いて、婚約破棄騒動で伯爵に付いた負の印象を払拭出来るかも知れない。王家には、負い目がある。第二弾として本来の目的が控えている以上は、この話をいきなり潰す様な事は出来ない筈ですよ。――例え初版がこの内容でも」
「……っ」
「ラハデ公爵様は、シャーリー…シャルリーヌ嬢に非常に目をかけて下さっていたと、伯爵から聞きました。だとすれば、ベクレル伯爵家の為にと、この事業の後ろ楯を匂わせて下さるのも、決しておかしな事だと周囲からは見られない筈なんです。財政支援をして下さる必要はございません。王家がこの事業を潰そうとしてきたなら、それを牽制してさえ下されば――と」
ワザとシャルリーヌの愛称を仄めかせてみたところ、案の定ラハデ公爵は反応を見せた。
「……シャルリーヌは、どうしている」
「無事にアンジェスで過ごしていますよ?ギーレンからの横槍が入らないよう、出来る限りの事はしていますよ――親友ですから」
「ギーレンに戻る気はないのか」
「そうですね…王家への不信感が、もう取り返しのつかないところまでいってるみたいですしね。最悪、更なる第三国への亡命まで考えてるみたいですから」
「………そうか」
「せめて私が帰るまでは思いとどまってくれるよう、言い聞かせてはあるんですけどね。その為にもぜひ、公爵様にご協力頂きたいのですが」
「其方――」
その瞬間、ラハデ公爵の中でも色々と繋がったらしい。
うん、まあ、私がギーレン在住じゃないと仄めかせたんだから、そうなるよね。
「其方、姉上に――エヴェリーナ妃に会いたいのではなかったのか?」
ラハデ公爵もすぐには答えを返さず、そもそもの疑問に立ち返ってきた。
やはり、一筋縄でいく人ではない。
「はい。エヴェリーナ妃ほどの方になれば、多くの貴婦人やサロンに伝手はお持ちだろうと。出来ればこの文才を野に埋もれさせたくはないので、ぜひ本を、特に恋愛小説を読む事がお好きな方々にお薦め頂けないかと…。やはりまだ、書籍となると貴族階級の方々の目に止まる機会の方が多いと思いますので」
「本?其方はイデ――」
イデオン宰相、とラハデ公爵が言い切る前に、私は人差し指を自分の口元にあてて、名前を最後まで言わせないように話を遮った。
「正面から『帰国させて下さい』とは、本来、どなたも申し上げられる立場にありませんよね?相手は最高権力者と次期サマな訳ですから。一蹴されて普通は終わりです。ですから、直接の諫言をしないで、それでも『帰国させる』以外の手札が手元に残らない様、噂と建前と王家の矜持を揺さぶるつもりです。一つ一つは帰国の話に繋がりませんから、ご迷惑は最小限で済むと思うのですが……」
エドヴァルドを帰国させるよう、エヴェリーナ妃やラハデ公爵からも陛下たちを説得してくれ――では、頼まれた方だってリスクがあるし、首を縦に振りづらい。
ただ、そう言われるだろうと予想していたらしいラハデ公爵の表情は、純粋な驚きに満ちていた。
「私は王立植物園とシーカサーリの街の事業に力を貸すだけ、姉上はその街で評判になっている本の宣伝に力を貸すだけ……か」
「はい。それで息子さんや、義理の娘あるいは姪になる筈だった令嬢を今の境遇に追いやった人たちが、ちょっとだけ悔しい思いをして、あわよくば自分たちの勝手な振る舞いを反省して下さるかも知れない。……いかがでしょう?失敗しても、ユングベリ商会が潰されるだけなので、損はないと思うんですけど」
「では其方の利益は何だと言うのだ」
「……シーカサーリの商業ギルド長に聞かれました。駆け落ちの予定はあるのか、と」
「‼」
そう言って私が嫣然と微笑えば、ハッと何かに気付いた様に、ラハデ公爵が紙面に再度視線を落とした。
「そう言う事です。私がその本の内容を、現実に体現させます。話題性抜群、本の大ヒットが、そこでもう約束されますよね?」
「確かに……ギルド長が、そうした方が良いと後押しをしたようなものだからな」
「そう言う事です。ただ、まあ……正直言えば、それだけでもないです」
ラハデ公爵の為人から言って、思うところは全て曝け出しておく方が良い。
ベクレル伯爵の言葉を、私は内心で思い起こしていた。
「結局のところ『帰国させて下さい』に行き着く訳ですからね。ポッと出のご令嬢をあてがわれて、醜聞まみれの家を継がされて、駒の一つとして使い潰されるなんて、誰得だっていう話です。そんな未来はとても受け入れられません。例え国の情勢が変わろうと、それで本人が万一諦めたとしても、私は諦めない。何があっても――返していただきます」
「其方……」
「ご協力、下さいますか?」
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「……渡す、渡さないは、私が話をしてみて判断すれば良いと言われていた」
そのまま、スッと私の目の前、机の上に置く。
「これは――」
「――姉上、エヴェリーナ妃からの茶会への招待状だ」
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685 忘れじの膝枕 とも連動!
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
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