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第一部 宰相家の居候
【植物園Side】キストの深闇(中)
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※1日複数話更新です。お気を付け下さい。
ギーレンの王宮は広く、部屋も数えきれない程にあるとは聞くが、私は薬師が集まる調合室くらいしか足を踏み入れた事がない。
医師ではない私が〝扉の守護者〟本人を見たところで、最適な薬草を提案出来る訳でもないのだから、基本的には、医師や薬師が必要としている薬の為の薬草を届けるだけだ。
時折、薬の説明を受けている当代〝扉の守護者〟に遭遇して、挨拶程度の会話を交わす事はあるが、その程度だ。
何度か、調合室からの依頼と併せて王宮の事務方からの、夜会や晩餐会への招待状が付けられていた事もあったが、そちらはことごとく無視をしてきた。
可能であれば、他の研究員に配達業務を振ってしまいたいくらいなのだが、王宮の中と言う、場所が場所だけに、他に出入りが出来る者がいない事もまた事実だった。
「キスト室長。今回もご足労頂いてすみません」
薬草を受け取りながら、若い薬師が何とも苦い表情を見せるのも、近頃は慣れてきた。
「いや。守護者殿の様子は変わらず…か?」
このやり取りも、もう何度目だろう。
いつもなら「そうですね。近ごろは王都のご自宅に戻られるのも億劫な状態で……」などと会話が交わされて、王宮を退くのが常だ。
だが今日はその後が、いつもと違った。
「いえ。今日は少し体調が良いとの事で、急遽アンジェス国の〝扉の守護者〟である聖女様と、付き添いで来られたイデオン宰相閣下とお会いになるとの事で」
「……ほう?」
「お聞きになっていらっしゃいませんか?室長が王宮に納めていらっしゃる〝扉の守護者〟の為の薬草の話を、アンジェス国の聖女様と宰相閣下にも是非――と言う用件で今日は室長を呼んだので、調合室に来たらそのまま応接の間に来るように伝えて欲しい、との伝言が、陛下からエドベリ殿下経由で、こちらに」
「………」
十中八九、薬草を持って来る建前を付けておかなければ私が来ないと踏んでの「後出し」情報だ。
調合室で言わなければ黙って帰るであろう事を、ベルトルド国王が学習したのか、他の側近たちが学習したのか。
エドベリ殿下は、そもそもこれまで会った事もない筈だから、確実に、伝言を頼まれただけの事だろう。
私は仕方なしに、調合室を出て応接の間へと向かった。
「キスト室長……お久しぶりです」
応接の間に辿り着くと、どうやらまだ、全員揃ってはいないようだった。
一対一で話をしていたらしい内の片方が立ち上がって、片方の手を胸に当てて、一礼してくる。
「ラガルサ殿。長く体調が優れないと聞いているが…今日は大丈夫なのか?」
「お気遣い有難うございます。室長にはいつも色々な薬草をお持ち頂いていると、薬師より聞いておりました。この場を借りて深謝申し上げます」
大丈夫、とは答えない当代〝扉の守護者〟トバル・ラガルサの顔色は、悪い。
「ああ、いや。その礼は、貴方が全快した時にぜひ受け取らせて貰いたい。今日もまた新しい薬草を調合室に預けた。それも試してみて貰えたらと思っている」
転移扉を維持している〝扉の守護者〟の存在は、どの国にとっても貴重だ。
馬鹿正直に「具合が悪い」などと言えば、国が混乱するに決まっている。
これは、アンジェス国への見栄の為に、無理矢理病床から引っ張り出してきたのかも知れないなと、私は我知らず眉を顰めた。
帰る時には「今日もラガルサ殿には会えなかった」と周囲には言っておくよう、誓約させられる気がする。
「キスト室長。聖女殿や陛下、エドベリ殿下はまだお越しではないのだが、ナリスヴァーラ城に滞在中だと仰る、アンジェス国の宰相閣下が先にお越しですので、私ごときが恐縮ですが、紹介させて頂けますでしょうか」
「………」
当代〝扉の守護者〟は確かに貴族待遇を与えられてはいるが、一国の宰相閣下と一対一で交流をさせるなどと、普通はあり得ない。
第一、王宮ではなくナリスヴァーラ城への滞在とは、どう言う事だ。
あの城は、暗黙の了解的に誰も語らない「いわく」のある城だ。
何の嫌がらせだと、日頃は王立植物園から出ない私でさえ、思い至れる城だ。
目を剝いた私に、ラガルサ殿の斜め向かいに腰かけていた男性が、軽く片手を上げた。
「二人とも、まずは腰を下ろして欲しい。そもそも、私が時間を無視して王宮に来たのが原因だ。貴方がたが気に病まれる事ではない」
「―――」
何故か無関係な筈の、ユングベリ嬢の顔が頭をよぎった。
紺青色の、髪と瞳。
ユングベリ嬢が身につけていた、あの、小さくとも別格の輝きを持つ、石の色。
「キスト室長…と言う事は、貴方が王立植物園研究施設の責任者でいらっしゃるか」
深みのある中低音の声が響いて、私はハッと我に返った。
「クノフローク・キスト。王立植物園附属研究施設の室長であり、キスト辺境伯家の次男――とは言え、兄がもう間もなく辺境伯家を継ぎますので、じきに当主の弟と呼ばれるようにもなるでしょう。アンジェス国の高名なる宰相殿にお会い出来るとは、光栄の極みです」
「……さて、どんな風に名が広まっているのやら」
型通りの世辞にはまるで反応をせず、むしろ忌避するような表情を、隣国の宰相は浮かべている。
そのまま再度椅子を指し示された為、私もラガルサ殿も、軽く一礼して腰を下ろす事にした。
「ベルトルド国王陛下から、王立植物園と言うのは、国の内外で薬草と呼ばれる植物の多くを栽培研究している、国にとっての重要な施設だと聞いた。王宮のお抱え医師に卸す薬の原材料の多くを担ってもいて、歴代〝扉の守護者〟の魔力安定の為の体調管理もしていると。各国で方法が違うのは当然だが、参考までに話を聞かせて貰えたら有難い」
それ以上の他意はない、と宰相閣下は言い、ラガルサ殿をどうこうしようと言う意図はない事を暗に強調していた。
「……確か貴国は、当代が交代されたばかりだとか」
私は会話の潤滑油として口にしたつもりだったのだが、宰相閣下の顔が僅かに歪んだのは、果たして気のせいだっただろうか。
「……その通りだ。だからこそこの先〝転移扉〟を維持するための魔力に問題が起きないとも限らない。魔力安定と仰ったベルトルド国王の言葉に興味を持った事は否定しない」
実はこの時点で、私はこの宰相閣下が、王家側から「扉の不具合」を主張されて、帰国出来ずにいる現状を知らずにいた。
知っていれば、きっと彼のこの場での態度を納得しただろう。
「魔力安定の為の体調管理――と言われると、少し意味が異なってしまいますね。現存の〝魔法薬〟は、あくまで本人の体力を回復させるのがその目的であり、魔力そのものをどうにか出来る訳ではない。今、その研究を施設の者達は必死になって行っていると言うのが正確なところかと」
「なるほど、そう言った意味での〝魔法薬〟なら、アンジェス王宮の管理部でも手掛けているとは聞く。しかし今、魔力を調整出来る薬を研究開発中と言うなら、それは許されるなら当国からも人をやって学ばせたいくらいだ」
「―――」
大半の高位貴族は、私がこう言った話をしたところで、露ほども反応を示さない。
辺境伯家の実家家族だってそうだし、国王陛下とて、無関心ではないが、関心のほとんどが、物騒な事に使えないかどうかと言う方向に向いている。
誰かを派遣して学ばせる、などと聞くのはついぞ初めてだったかも知れない。
…いや。つい最近、学びたい中身は違えど類似した話はあったか。
「宰相閣下は…研究開発を、予算の無駄とはお考えにならないのですね」
「ギーレンではその様に言われていると?」
「いえ…当代の国王陛下には、比較的ご理解を頂いているかと思います。ただ過去にはそう言った誹謗中傷があった事も確かで、植物園一帯の領主であるベクレル伯爵家からの援助で研究を続けていた時期もあったようで」
王立植物園の在り様自体が、その時々の国王の考えに左右されている点は、どうにも否定をする事が出来ない。
「ベクレル伯爵家……」
「ご存知ですか」
「近頃当主となられたパトリック元第一王子がおられる辺境伯家は、キスト家とは逆方向、アンジェス国側に近い。ある程度の経緯は耳に入る」
「なるほど……」
「それにこの地位にいると、実用性の高い解毒薬中心になるにせよ、薬そのものの情報にはどうしても敏感になる。もし国で何らかの騒動があり、国内で誰も頼れない状況が起きた場合は、イデオン公爵家を思い出してくれ。その時は可能な限りの援助をしよう」
「そ…れは……」
王家やベクレル伯爵家に「何か」起きる前提の話なので迂闊に頷けないにしても、願ってもない申し出である事には間違いない。
そんな日は来ないだろうと思いながらも、私は万一を考えて言葉には出さず、ただ、頭だけを彼に向かって下げた。
ギーレンの王宮は広く、部屋も数えきれない程にあるとは聞くが、私は薬師が集まる調合室くらいしか足を踏み入れた事がない。
医師ではない私が〝扉の守護者〟本人を見たところで、最適な薬草を提案出来る訳でもないのだから、基本的には、医師や薬師が必要としている薬の為の薬草を届けるだけだ。
時折、薬の説明を受けている当代〝扉の守護者〟に遭遇して、挨拶程度の会話を交わす事はあるが、その程度だ。
何度か、調合室からの依頼と併せて王宮の事務方からの、夜会や晩餐会への招待状が付けられていた事もあったが、そちらはことごとく無視をしてきた。
可能であれば、他の研究員に配達業務を振ってしまいたいくらいなのだが、王宮の中と言う、場所が場所だけに、他に出入りが出来る者がいない事もまた事実だった。
「キスト室長。今回もご足労頂いてすみません」
薬草を受け取りながら、若い薬師が何とも苦い表情を見せるのも、近頃は慣れてきた。
「いや。守護者殿の様子は変わらず…か?」
このやり取りも、もう何度目だろう。
いつもなら「そうですね。近ごろは王都のご自宅に戻られるのも億劫な状態で……」などと会話が交わされて、王宮を退くのが常だ。
だが今日はその後が、いつもと違った。
「いえ。今日は少し体調が良いとの事で、急遽アンジェス国の〝扉の守護者〟である聖女様と、付き添いで来られたイデオン宰相閣下とお会いになるとの事で」
「……ほう?」
「お聞きになっていらっしゃいませんか?室長が王宮に納めていらっしゃる〝扉の守護者〟の為の薬草の話を、アンジェス国の聖女様と宰相閣下にも是非――と言う用件で今日は室長を呼んだので、調合室に来たらそのまま応接の間に来るように伝えて欲しい、との伝言が、陛下からエドベリ殿下経由で、こちらに」
「………」
十中八九、薬草を持って来る建前を付けておかなければ私が来ないと踏んでの「後出し」情報だ。
調合室で言わなければ黙って帰るであろう事を、ベルトルド国王が学習したのか、他の側近たちが学習したのか。
エドベリ殿下は、そもそもこれまで会った事もない筈だから、確実に、伝言を頼まれただけの事だろう。
私は仕方なしに、調合室を出て応接の間へと向かった。
「キスト室長……お久しぶりです」
応接の間に辿り着くと、どうやらまだ、全員揃ってはいないようだった。
一対一で話をしていたらしい内の片方が立ち上がって、片方の手を胸に当てて、一礼してくる。
「ラガルサ殿。長く体調が優れないと聞いているが…今日は大丈夫なのか?」
「お気遣い有難うございます。室長にはいつも色々な薬草をお持ち頂いていると、薬師より聞いておりました。この場を借りて深謝申し上げます」
大丈夫、とは答えない当代〝扉の守護者〟トバル・ラガルサの顔色は、悪い。
「ああ、いや。その礼は、貴方が全快した時にぜひ受け取らせて貰いたい。今日もまた新しい薬草を調合室に預けた。それも試してみて貰えたらと思っている」
転移扉を維持している〝扉の守護者〟の存在は、どの国にとっても貴重だ。
馬鹿正直に「具合が悪い」などと言えば、国が混乱するに決まっている。
これは、アンジェス国への見栄の為に、無理矢理病床から引っ張り出してきたのかも知れないなと、私は我知らず眉を顰めた。
帰る時には「今日もラガルサ殿には会えなかった」と周囲には言っておくよう、誓約させられる気がする。
「キスト室長。聖女殿や陛下、エドベリ殿下はまだお越しではないのだが、ナリスヴァーラ城に滞在中だと仰る、アンジェス国の宰相閣下が先にお越しですので、私ごときが恐縮ですが、紹介させて頂けますでしょうか」
「………」
当代〝扉の守護者〟は確かに貴族待遇を与えられてはいるが、一国の宰相閣下と一対一で交流をさせるなどと、普通はあり得ない。
第一、王宮ではなくナリスヴァーラ城への滞在とは、どう言う事だ。
あの城は、暗黙の了解的に誰も語らない「いわく」のある城だ。
何の嫌がらせだと、日頃は王立植物園から出ない私でさえ、思い至れる城だ。
目を剝いた私に、ラガルサ殿の斜め向かいに腰かけていた男性が、軽く片手を上げた。
「二人とも、まずは腰を下ろして欲しい。そもそも、私が時間を無視して王宮に来たのが原因だ。貴方がたが気に病まれる事ではない」
「―――」
何故か無関係な筈の、ユングベリ嬢の顔が頭をよぎった。
紺青色の、髪と瞳。
ユングベリ嬢が身につけていた、あの、小さくとも別格の輝きを持つ、石の色。
「キスト室長…と言う事は、貴方が王立植物園研究施設の責任者でいらっしゃるか」
深みのある中低音の声が響いて、私はハッと我に返った。
「クノフローク・キスト。王立植物園附属研究施設の室長であり、キスト辺境伯家の次男――とは言え、兄がもう間もなく辺境伯家を継ぎますので、じきに当主の弟と呼ばれるようにもなるでしょう。アンジェス国の高名なる宰相殿にお会い出来るとは、光栄の極みです」
「……さて、どんな風に名が広まっているのやら」
型通りの世辞にはまるで反応をせず、むしろ忌避するような表情を、隣国の宰相は浮かべている。
そのまま再度椅子を指し示された為、私もラガルサ殿も、軽く一礼して腰を下ろす事にした。
「ベルトルド国王陛下から、王立植物園と言うのは、国の内外で薬草と呼ばれる植物の多くを栽培研究している、国にとっての重要な施設だと聞いた。王宮のお抱え医師に卸す薬の原材料の多くを担ってもいて、歴代〝扉の守護者〟の魔力安定の為の体調管理もしていると。各国で方法が違うのは当然だが、参考までに話を聞かせて貰えたら有難い」
それ以上の他意はない、と宰相閣下は言い、ラガルサ殿をどうこうしようと言う意図はない事を暗に強調していた。
「……確か貴国は、当代が交代されたばかりだとか」
私は会話の潤滑油として口にしたつもりだったのだが、宰相閣下の顔が僅かに歪んだのは、果たして気のせいだっただろうか。
「……その通りだ。だからこそこの先〝転移扉〟を維持するための魔力に問題が起きないとも限らない。魔力安定と仰ったベルトルド国王の言葉に興味を持った事は否定しない」
実はこの時点で、私はこの宰相閣下が、王家側から「扉の不具合」を主張されて、帰国出来ずにいる現状を知らずにいた。
知っていれば、きっと彼のこの場での態度を納得しただろう。
「魔力安定の為の体調管理――と言われると、少し意味が異なってしまいますね。現存の〝魔法薬〟は、あくまで本人の体力を回復させるのがその目的であり、魔力そのものをどうにか出来る訳ではない。今、その研究を施設の者達は必死になって行っていると言うのが正確なところかと」
「なるほど、そう言った意味での〝魔法薬〟なら、アンジェス王宮の管理部でも手掛けているとは聞く。しかし今、魔力を調整出来る薬を研究開発中と言うなら、それは許されるなら当国からも人をやって学ばせたいくらいだ」
「―――」
大半の高位貴族は、私がこう言った話をしたところで、露ほども反応を示さない。
辺境伯家の実家家族だってそうだし、国王陛下とて、無関心ではないが、関心のほとんどが、物騒な事に使えないかどうかと言う方向に向いている。
誰かを派遣して学ばせる、などと聞くのはついぞ初めてだったかも知れない。
…いや。つい最近、学びたい中身は違えど類似した話はあったか。
「宰相閣下は…研究開発を、予算の無駄とはお考えにならないのですね」
「ギーレンではその様に言われていると?」
「いえ…当代の国王陛下には、比較的ご理解を頂いているかと思います。ただ過去にはそう言った誹謗中傷があった事も確かで、植物園一帯の領主であるベクレル伯爵家からの援助で研究を続けていた時期もあったようで」
王立植物園の在り様自体が、その時々の国王の考えに左右されている点は、どうにも否定をする事が出来ない。
「ベクレル伯爵家……」
「ご存知ですか」
「近頃当主となられたパトリック元第一王子がおられる辺境伯家は、キスト家とは逆方向、アンジェス国側に近い。ある程度の経緯は耳に入る」
「なるほど……」
「それにこの地位にいると、実用性の高い解毒薬中心になるにせよ、薬そのものの情報にはどうしても敏感になる。もし国で何らかの騒動があり、国内で誰も頼れない状況が起きた場合は、イデオン公爵家を思い出してくれ。その時は可能な限りの援助をしよう」
「そ…れは……」
王家やベクレル伯爵家に「何か」起きる前提の話なので迂闊に頷けないにしても、願ってもない申し出である事には間違いない。
そんな日は来ないだろうと思いながらも、私は万一を考えて言葉には出さず、ただ、頭だけを彼に向かって下げた。
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