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第十章 MOON
死の報復(4)
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実の妹と両親に見殺しにされた――。
あまりと言えばあまりの境遇に、菜穂子は咄嗟に続ける言葉を失ってしまった。
『気のせいとか、何かの間違いとか、そう言う可能性は……』
さすがにそう聞きたくもなってしまう。
けれど、その僅かな望みをも砕くかの如く、八瀬青年は首を横に振った。
『生者の世界であればともかく、十王庁でそれは通用しません。秦広王筆頭補佐官から奪衣婆ないし懸衣翁を通して確認された、それが真実なんです』
『で、でもあのおじいさん――船井さんは、さっちゃんは戦後の食糧不足があって、食べられる雑草を探しに行ったところで、運悪く足を滑らせて増水していた川に落ちたらしいって……』
『ああ……あの子が死んだ経緯は聞いていたんですね。なら話が早い。ええ、それは間違ってはいません。だからこそ、姉が流された時に妹の頭の中に悪魔が囁いたんでしょう。このまま姉がいなくなれば、自分が口に出来る食事の量が増える――と』
『……っ⁉』
『そして多分、姉の方を積極的に探さなかった両親にも、同じ思いが頭の中をよぎったんでしょう。明日の糧もギリギリな中、これで一人分助かる、と』
『そんな……っ』
『正直、貴女が思うよりも終戦後の世の中に絶望している人間は多かった。玉音放送からポツダム宣言受諾を聴いて自決した大人がいたことも真実です。言いたくはありませんが、命の重みは今よりも遥かに軽かった。何なら僕も、病床に伏したからと言って手術はおろか、まともな薬すら手に出来なかった。僕は……いや、あの時代を経験した者は皆、おいそれと辰巳一家を責めることは出来ないんですよ』
けれど、戦争を理由に全てが許されるかと言えば、それも話が違う。
だからこその餓鬼道。
奪った命への償いを――と。
『本人の資質、咎での明らかな戦犯以外、戦争関係者を審議することは十王庁でも非常に気を遣います。より念入りな調査が行われますし、閻魔王様よりも後ろの王に審議がもつれこむこともままあります』
祖父の審議も、そこに当てはまったと八瀬青年は教えてくれた。
『下級兵は命じられれば突撃するしかない。平時の法律では殺人は罪。それは遥か昔から変わらない。けれど自らの欲に溺れてその罪を犯す者と、そうせざるを得なかった者とが同じ扱いでいいのか。ある意味「お祖母様を待ちたい」と言う貴方のお祖父様の要望がここまで通ってきたのも、戦争関係者への恩赦の意味もあったのかも知れない』
十人の王それぞれの真意など推し量ることは出来ないが、と八瀬青年はほろ苦く微笑った。
『そして辰巳一家も、三途の川を渡ってきた全員が、幸子を見殺しにしたことを認めた。そして生きていた間から、後悔を抱えて贖罪のための供養も参拝も欠かしてはいなかった』
『あ……だから亡くなった奥さんが鴨川の川べりで「さっちゃん」の唱歌を口ずさんでいたのを見たことがあるって、船井さんが……』
幸子の妹である洋子が、いつ頃の話であるのかはともかくとしても、幻の四番を替え歌にしてまで歌っていたとするなら。
(歌を聞いて、あの世からお姉さんが自分を引きずり込みに来るのであれば、それでもいいと思っていた……?)
荒唐無稽と、笑われても仕方がないのかも知れない。
けれど辰巳一家が幸子にした仕打ちこそが真実とするならば。
あながちそれは、間違ってはいない推測な気もした。
『なるほど……思ったよりもつっこんだ話をしていたんですね』
菜穂子の表情を見た八瀬青年は、やや意外そうだった。
『えっと、おじいさん……じゃなくて、船井さんの方から、大体のところは』
そう言って更に「さっちゃん」の四番以降の歌の話もしてみたところ、八瀬青年は、そちらは初耳だと言わんばかりの表情を垣間見せた。
『僕は聞いたことがない……でも、船井老人がそれを歌う妹を目撃してるんなら、かなり昔からその歌はあった……? いや、高辻先生がそんなおかしな歌を知ってて教えるはずもない……』
八瀬青年の祖母への傾倒っぷりはなかなかのものだと思うけれど、普通に考えて小学校の教諭などと言う公職に就いていた者が、そんな出自不明の歌詞を子どもたちに披露すること自体がありえない。
大体、あの手の替え歌はいつの間にか子供のあいだでのみ勝手に広まったりするものだ。
『替え歌なんて、子どもの遊びの延長で勝手に作られて、勝手に広まっていくもんやないです?』
『た、確かに……すみません、歌詞があまりに衝撃的過ぎて動揺しました。ですが貴女のその「幻の四番」にまつわる噂を信じて川べりで歌っていたという説は、僕でも納得がいきますね。ちょっとその……高辻先生への説明には困ってしまいますけど』
『え、でもその、さっちゃん以外の家族の居場所のことは、もうおじいちゃんにもおばあちゃんにも伝えはったんですよね?』
『ええ、まあ……少なくとも貴女のお祖父様には「妹を呼んで姉を連れ出して貰う」案をいったん諦めて貰わないとならなくなりましたし』
ただ、今は祖母はおろか祖父までもが、辰巳幸子が家族に見殺しにされたと言う事実に驚愕し、戸惑い、どうしていいか分からずにいるのだと言う。
『とは言え時間が無限にあるわけではないので、お二人をまた呼んできますね』
そう言って、八瀬青年が扉の向こうに姿を隠す。
『…………弱ったな』
どうしていいのか困り果てているのは、菜穂子とて同様だった。
あまりと言えばあまりの境遇に、菜穂子は咄嗟に続ける言葉を失ってしまった。
『気のせいとか、何かの間違いとか、そう言う可能性は……』
さすがにそう聞きたくもなってしまう。
けれど、その僅かな望みをも砕くかの如く、八瀬青年は首を横に振った。
『生者の世界であればともかく、十王庁でそれは通用しません。秦広王筆頭補佐官から奪衣婆ないし懸衣翁を通して確認された、それが真実なんです』
『で、でもあのおじいさん――船井さんは、さっちゃんは戦後の食糧不足があって、食べられる雑草を探しに行ったところで、運悪く足を滑らせて増水していた川に落ちたらしいって……』
『ああ……あの子が死んだ経緯は聞いていたんですね。なら話が早い。ええ、それは間違ってはいません。だからこそ、姉が流された時に妹の頭の中に悪魔が囁いたんでしょう。このまま姉がいなくなれば、自分が口に出来る食事の量が増える――と』
『……っ⁉』
『そして多分、姉の方を積極的に探さなかった両親にも、同じ思いが頭の中をよぎったんでしょう。明日の糧もギリギリな中、これで一人分助かる、と』
『そんな……っ』
『正直、貴女が思うよりも終戦後の世の中に絶望している人間は多かった。玉音放送からポツダム宣言受諾を聴いて自決した大人がいたことも真実です。言いたくはありませんが、命の重みは今よりも遥かに軽かった。何なら僕も、病床に伏したからと言って手術はおろか、まともな薬すら手に出来なかった。僕は……いや、あの時代を経験した者は皆、おいそれと辰巳一家を責めることは出来ないんですよ』
けれど、戦争を理由に全てが許されるかと言えば、それも話が違う。
だからこその餓鬼道。
奪った命への償いを――と。
『本人の資質、咎での明らかな戦犯以外、戦争関係者を審議することは十王庁でも非常に気を遣います。より念入りな調査が行われますし、閻魔王様よりも後ろの王に審議がもつれこむこともままあります』
祖父の審議も、そこに当てはまったと八瀬青年は教えてくれた。
『下級兵は命じられれば突撃するしかない。平時の法律では殺人は罪。それは遥か昔から変わらない。けれど自らの欲に溺れてその罪を犯す者と、そうせざるを得なかった者とが同じ扱いでいいのか。ある意味「お祖母様を待ちたい」と言う貴方のお祖父様の要望がここまで通ってきたのも、戦争関係者への恩赦の意味もあったのかも知れない』
十人の王それぞれの真意など推し量ることは出来ないが、と八瀬青年はほろ苦く微笑った。
『そして辰巳一家も、三途の川を渡ってきた全員が、幸子を見殺しにしたことを認めた。そして生きていた間から、後悔を抱えて贖罪のための供養も参拝も欠かしてはいなかった』
『あ……だから亡くなった奥さんが鴨川の川べりで「さっちゃん」の唱歌を口ずさんでいたのを見たことがあるって、船井さんが……』
幸子の妹である洋子が、いつ頃の話であるのかはともかくとしても、幻の四番を替え歌にしてまで歌っていたとするなら。
(歌を聞いて、あの世からお姉さんが自分を引きずり込みに来るのであれば、それでもいいと思っていた……?)
荒唐無稽と、笑われても仕方がないのかも知れない。
けれど辰巳一家が幸子にした仕打ちこそが真実とするならば。
あながちそれは、間違ってはいない推測な気もした。
『なるほど……思ったよりもつっこんだ話をしていたんですね』
菜穂子の表情を見た八瀬青年は、やや意外そうだった。
『えっと、おじいさん……じゃなくて、船井さんの方から、大体のところは』
そう言って更に「さっちゃん」の四番以降の歌の話もしてみたところ、八瀬青年は、そちらは初耳だと言わんばかりの表情を垣間見せた。
『僕は聞いたことがない……でも、船井老人がそれを歌う妹を目撃してるんなら、かなり昔からその歌はあった……? いや、高辻先生がそんなおかしな歌を知ってて教えるはずもない……』
八瀬青年の祖母への傾倒っぷりはなかなかのものだと思うけれど、普通に考えて小学校の教諭などと言う公職に就いていた者が、そんな出自不明の歌詞を子どもたちに披露すること自体がありえない。
大体、あの手の替え歌はいつの間にか子供のあいだでのみ勝手に広まったりするものだ。
『替え歌なんて、子どもの遊びの延長で勝手に作られて、勝手に広まっていくもんやないです?』
『た、確かに……すみません、歌詞があまりに衝撃的過ぎて動揺しました。ですが貴女のその「幻の四番」にまつわる噂を信じて川べりで歌っていたという説は、僕でも納得がいきますね。ちょっとその……高辻先生への説明には困ってしまいますけど』
『え、でもその、さっちゃん以外の家族の居場所のことは、もうおじいちゃんにもおばあちゃんにも伝えはったんですよね?』
『ええ、まあ……少なくとも貴女のお祖父様には「妹を呼んで姉を連れ出して貰う」案をいったん諦めて貰わないとならなくなりましたし』
ただ、今は祖母はおろか祖父までもが、辰巳幸子が家族に見殺しにされたと言う事実に驚愕し、戸惑い、どうしていいか分からずにいるのだと言う。
『とは言え時間が無限にあるわけではないので、お二人をまた呼んできますね』
そう言って、八瀬青年が扉の向こうに姿を隠す。
『…………弱ったな』
どうしていいのか困り果てているのは、菜穂子とて同様だった。
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