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二章 長女、秋奈を守れ!
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「これでいいね?いいでしょ?」
エプロンを着用した静香は左右の襟足を、少しイラついた顔で両手で流している。
「はい仕切り直し!
では赤チームと青チームのリーダーがジャンケンしてください。
赤チームのリーダーはキョウコちゃん、青チームのリーダーはマリカちゃんです。
いいですね?」
「"いいですね"じゃないだろう?
おまえの準備不足でグッダグダなんだ。
クオリティが低過ぎるぞ。」
「だからうるせえんだよ!本番中だぞ。
解決したからいいだろうが!
遮ってんじゃねえよ、おまえは黙って撮ってろボケ!」
夫婦のヒートアップした口論を聞いた若い女達は同じチームメイト同士でビクビクしながら身を寄せ合っている。
ピンポン
ピンポン
「ん?誰か来た。
トク、見てきてくれ。」
「はい!」
「だぁ~ったくもぉ。撮影中なのに誰よぉ?」
静香は近くに置いてあったクッションを蹴り上げた。
肌がエプロン姿の若い女達は恐怖心で手を繋いでいる。
カメラ付きインターホンで確認した徳山は野崎夫婦に伝えた。
「VIPが来ちゃいましたよ。それも株式会社ペシミストの一条社長です。」
「19時入りだっておまえ言ったろうが。」
「ええ、確かに19時の手筈だったんですけどね。」
徳山は首を傾げた。
「来てしまった以上、追い返すわけにはいかないぞ。
中へ案内しよう。」
野崎はよりによってアイツかよと思った。
徳山とともに野崎も玄関ドアまで小走りで向かった。
「待ってよ。私はまだ着替えてんだから!」
ジーンズを履いた静香はパーカーに袖を通しているところだ。
ガチャ
「おはよう。
どう?上手くやっている?」
「おはようございます。」
「このログハウスでやっている事は外部にバレずにやれている?」
「丁度、撮影をしていました。」
「俺、野崎君にそんな事聞いた?
上手くバレずにやれてるかって聞いてんの。」
不安気な表情の徳山は野崎を見た。
「えぇ。大丈夫だと思います。」
「社長おはようございます。」
「ほっほっほ。これは静香さんじゃないの。
相変わらず良い女だね。」
一条は静香の腰に手を回した。
「今度2人っきりで出かけてみないかい?えぇ?最高の時間をくれてやるぞ。」
「そうですね。お待ちしてます。」
感情が表情に出やすい事を自覚している静香は、困った顔をできる限り隠そうとしている。
「海外ならモナコなんてどうかな?いいぞ~、モナコは。」
「…約束のお時間よりだいぶ早かったですね。」
「なんだ?迷惑だったか?」
「いえいえそんな事はありませんよ。」
一条はキッチン付近にいる裸エプロンの女達に気づいた。
「機材もあるし撮影していたのか?
フハハハ!奥であの娘達に裸エプロンなんぞさせおって。
それにしたってみんな若いから肌がピッチピチだな。おい?」
「ですね。」
目があった徳山は短く答えた。
一条は赤いエプロンをしたチームに混じり、若い女達の間に入って両手で尻を撫でたり叩いたりしている。
「揉んでも引っ叩いても、プリケツが跳ね返る跳ね返る!」
赤いエプロンを身に着けた女2人は苦笑いを浮かべた。
「行き場のない君らの為にこの場を提供したんだぞ。
ケツでも乳でもおまえらの身体を俺の好き放題にしたっていいだろう。なぁ!?」
右隣にいた若い女の肩に手を回す。
反対の手でエプロンを引っ張り隠れている乳房を見ようとしている。
「顔や性格と同じで乳も一人一人、みーんな違う。
君のはご立派な乳だ、合格!」
ニヤリと汚い笑みを浮かべた一条は静香を見つめる。
後退りした静香に再び近づいていき、ロケットのような乳房を鷲掴みした。
エプロンを着用した静香は左右の襟足を、少しイラついた顔で両手で流している。
「はい仕切り直し!
では赤チームと青チームのリーダーがジャンケンしてください。
赤チームのリーダーはキョウコちゃん、青チームのリーダーはマリカちゃんです。
いいですね?」
「"いいですね"じゃないだろう?
おまえの準備不足でグッダグダなんだ。
クオリティが低過ぎるぞ。」
「だからうるせえんだよ!本番中だぞ。
解決したからいいだろうが!
遮ってんじゃねえよ、おまえは黙って撮ってろボケ!」
夫婦のヒートアップした口論を聞いた若い女達は同じチームメイト同士でビクビクしながら身を寄せ合っている。
ピンポン
ピンポン
「ん?誰か来た。
トク、見てきてくれ。」
「はい!」
「だぁ~ったくもぉ。撮影中なのに誰よぉ?」
静香は近くに置いてあったクッションを蹴り上げた。
肌がエプロン姿の若い女達は恐怖心で手を繋いでいる。
カメラ付きインターホンで確認した徳山は野崎夫婦に伝えた。
「VIPが来ちゃいましたよ。それも株式会社ペシミストの一条社長です。」
「19時入りだっておまえ言ったろうが。」
「ええ、確かに19時の手筈だったんですけどね。」
徳山は首を傾げた。
「来てしまった以上、追い返すわけにはいかないぞ。
中へ案内しよう。」
野崎はよりによってアイツかよと思った。
徳山とともに野崎も玄関ドアまで小走りで向かった。
「待ってよ。私はまだ着替えてんだから!」
ジーンズを履いた静香はパーカーに袖を通しているところだ。
ガチャ
「おはよう。
どう?上手くやっている?」
「おはようございます。」
「このログハウスでやっている事は外部にバレずにやれている?」
「丁度、撮影をしていました。」
「俺、野崎君にそんな事聞いた?
上手くバレずにやれてるかって聞いてんの。」
不安気な表情の徳山は野崎を見た。
「えぇ。大丈夫だと思います。」
「社長おはようございます。」
「ほっほっほ。これは静香さんじゃないの。
相変わらず良い女だね。」
一条は静香の腰に手を回した。
「今度2人っきりで出かけてみないかい?えぇ?最高の時間をくれてやるぞ。」
「そうですね。お待ちしてます。」
感情が表情に出やすい事を自覚している静香は、困った顔をできる限り隠そうとしている。
「海外ならモナコなんてどうかな?いいぞ~、モナコは。」
「…約束のお時間よりだいぶ早かったですね。」
「なんだ?迷惑だったか?」
「いえいえそんな事はありませんよ。」
一条はキッチン付近にいる裸エプロンの女達に気づいた。
「機材もあるし撮影していたのか?
フハハハ!奥であの娘達に裸エプロンなんぞさせおって。
それにしたってみんな若いから肌がピッチピチだな。おい?」
「ですね。」
目があった徳山は短く答えた。
一条は赤いエプロンをしたチームに混じり、若い女達の間に入って両手で尻を撫でたり叩いたりしている。
「揉んでも引っ叩いても、プリケツが跳ね返る跳ね返る!」
赤いエプロンを身に着けた女2人は苦笑いを浮かべた。
「行き場のない君らの為にこの場を提供したんだぞ。
ケツでも乳でもおまえらの身体を俺の好き放題にしたっていいだろう。なぁ!?」
右隣にいた若い女の肩に手を回す。
反対の手でエプロンを引っ張り隠れている乳房を見ようとしている。
「顔や性格と同じで乳も一人一人、みーんな違う。
君のはご立派な乳だ、合格!」
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