パパの見た目は15歳〜童顔の大黒柱〜

スーパー・ストロング・マカロン

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二章 長女、秋奈を守れ!

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取り乱す夏子をなだめた自宅に着いたばかりであったが、再び上着を羽織り静かに玄関ドアを閉めた。

辺りには街灯がついているが数メートル先は見えずらい。
以前勤めていた職場で書類に目を通している際、細かい文字が読みづらくなって眼科に通った事を思い出した。

眼科医の診断によると老眼との事だった。

そんな春彦は近所のファミレスに向かっている。

秋奈がよく通っているお気に入りの店はもちろんの事、交友関係もほぼ知らない。

しかし、ひっきりなしにポケットからLINE通知が鳴り響く。

この人物に聞けば秋奈の居場所がわかるかもしれない。

さほど期待はしていないが、何の情報もないまま闇雲に繁華街を歩くよりはマシだ。

住宅街を離れて交通量の多いロードサイドを20分程歩いた先に、ファミレスの黄色い灯りが見えてきた。

轟音で耳が痛くなるほどのうるさいバイクや大型トラックが次々に春彦を追い抜いていく。

まだ秋奈が幼かった頃、夏子は冬児の出産で5日間の入院をしていた。

まともに料理ができない春彦は秋奈のリクエストに答えて、このファミレスに通っていた事がある。

秋奈はお子様ランチが大嫌い!
意地悪をして何度もすすめると、パパと同じものを食べたいと言い、キッズチェアでジタバタ身体を揺らし目を細め小さな唇から可愛い文句が出る。

そんな事が昨日の事のように思えて、口元が緩んだ。

ディナーの時間帯ではあったが順番待ちをする事もなく、ウェイトレスに通されてテーブル席に座り込んだ。

料理が記載されているメニュー表を見る前に、ズボンのポケットからスマホを取り出した時、また通知音が鳴る。

連絡元が誰かはわかっていた春彦はスマホを手にしてメッセージを読むと、秋奈の件で偶然知り合った彼女達からのメッセージだった。

主にそれぞれの近況やデートの誘い文が多いなか、1人だけ画像を送ってくる人物がいた。

念の為、その人物のLINEも読む。

"お風呂から出ました。
ハルちゃん、こういうのほんとは好きなんでしょ?
ガマンしなくていいよぉ!
好きに使ってね。"

バスタオルから見える大きな乳房の谷間画像や、パッチリした目元を強調しながら乳房を腕に乗せたり等、過激な画像ばかりだった。

ファミレスにいる春彦は慌ててスマホを閉じて口元を手で覆った。
後ろから春彦が座るテーブル席にウェイトレスが水を持ってきた。

先ほどの画像を見られてしまったのではないかと思うと、恥ずかしさでいっぱいになってしまった。

迂闊うかつにスマホを開いた事を後悔している春彦だった。

















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