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妹のピンチ、姉は大ピンチ!?
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しおりを挟む「あぁ!くっそぉ!姉貴はどこにいるのぉ?電話したって繋がんないしよ。」
妹は危機に陥った姉を救おうと治安の悪い街を闇雲に走っていた。
夢中で走っている時、レストランから出てきた男女とぶつかりそうになって避けようとしたところ、セラは蹴躓ずいて派手に転んでしまった。
「いったぁい…。」
心が折れかかり、地面に伏したまま動けなくなっていた。
「おい、お姉ちゃん?大丈夫か?」
レストランから出てきたロン毛の男が目を丸くして言った。
「そんな女に構う事なくない?それより、お腹いっぱいになった後は身体を動かそうよ。私となら気持ち良い汗をたくさんかけるよ。
厚化粧の女はロン毛の男の腕を引っ張って自分の胸元に押しつけた。
「いやでもよ、倒れたままピクリともしないぜ?ヤバイんじゃね?」
「この女が死のうが生きようがウチらに関係ないじゃん!」
ギョッとした顔で男は女を見た。
優しいと思っていた自分の彼女が同性(セラ)に対する冷酷な態度に驚いたが、なるべく表情に出さないように努めている。
「しかしな~。」
「しかしな、じゃないよ!なんか企んでいてウチらを騙す為、転んだフリをしているのかもしんないんだよ?」
「そうには見えないけど…。」
「そうでなければ、ああやって宇宙や霊界とテレパシーかなんかで、交信してる電波系女かもしんない。
いづれにせよ、こんな街をうろつく女は、やらかして逃げてきた得体の知れない女か、遊び過ぎて脳ミソが溶けちゃったミュータントみたいな女ばっかりなんだから。」
男は何か言いたげな表情だったが反論せず、女に従い歩行者分離信号が赤のまま、横断歩道を渡ってラブホテルの入り口へ入って行った。
「そっか…。」
セラは片膝を立ててむくっと起き上がり、女が唾を吐くように言った言葉にヒントを得た。
「高校時代、あたしと姉貴はテレパシーで交信できたんだ…。いまだに半信半疑だけどこれに賭けてみるっきゃない。」
セラは当然、テレパシーの方法なんてわかるわけがない。
高校でいじめられていたソラから一方的に発信されたSOSを受けただけであった。
今、セラが出来ることといったら、ひたすら頭の中でソラに呼びかける事のみだ。
「ソラちゃんをいきなり裸にするのはもったいない。
まずは着衣のまま、お乳を横に揺らしたり手で下から持ち上げるようにタプタプさせてくれないか?
その際は、着ている下着の色とスリーサイズを教えてね。」
ミカミは興奮して息遣いが荒くなっている。
いつ襲ってくるかわからない恐怖に震えている状況で、セラの声が白い靄のような中から聞こえてきた。
(姉貴、姉貴?今はどこにいるの?
あたしは今、新富福町にいるんだ。実は姉貴を追っていてね。)
(えっ、セラ、セラなの?私は今、新富福町のホテル街にある交番にいるよ。)
(やったあ!姉貴と交信できた!
姉貴、よく聞いてね、最悪な事にミカミが姉貴を探しているんだ。
ミカミがあたしより先に姉貴に接触したらヤバイだろ?
そうならない為にも、あたしに姉貴の居場所を教えて欲しいんだ。)
「どうしたんだい?急に静かになっちゃって。
もう観念したのかな?ふふっ。
やっぱり着衣のままより生のお乳が見たい。
ソラちゃんが自分で脱ぐんだ。
ゆっくり焦らすようにデカイお乳を揺らして脱いでごらん?ヒャフヒャフヒャフ!」
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