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第4部 姉貴を尾行!
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「まさか女神とここで会えるとは!」
小さな男の子を連れた若い母親は出入り口付近でフリーズしているミカミをジロジロ見ている。
「お、俺の男としての本能が女神の身体から溢れ出る甘い蜜を嗅ぎつけたのだろうな。」
首を下げて自身の下腹部を見つめていた。
「あの、通れないんですけど。」
若い母親がミカミに言った。
母親と手を繋いだ男の子はミカミを下から見上げている。
「ん?俺になんか言ったか?」
ミカミは鋭い目つきで若い母親を睨んだが、すぐに暴力的な態度を改めた。
若い母親はミカミに対して不審者を見るような眼差しを向け、子どもの手を引っ張ってカウンターへ向かった。
「あの女、生意気だな。
女神がいなかったらガキがいようとその場でブラウスをひん剥いて、思う存分お乳を揉みしだき舐めまわしてやるんだけどな。」
若い母親に不審者扱いをされた事に憤慨しているミカミは無精髭が伸びた口元を動かしている。
「こんなところであんな女にキレている場合じゃない。
女神に接触できるチャンスなんだぞ。
とはいっても、他の客がいる店内で女神をさらうなんてできっこない。」
ミカミは防犯カメラの位置を確認した後、妹のセラが姉であるソラの後ろの席でハンバーガーを豪快に食べている姿を目撃した。
「ははぁ。なるほどね、そういう事かい。
俺を憎んでいる妹ちゃんは俺を捕まえる為に、女神を使って誘き寄せたのだな。
俺を避けていた姉妹がわざわざ人前につく場所に現れるなんておかしいもんな。
だいたい、仲良し姉妹がなんで別々の席で飲食しているんだよ。
その時点で俺を捕まえるのが目的だってバレバレじゃねえか。」
再度、ミカミは防犯カメラの位置を確認した。
数分ほど店内で何やらボソボソ独り言を言い、店内を出た。
「ご馳走を前にして、このままアパートへ帰宅なんて悲しいじゃねえか。
上手い事ムエタイ経験者で喧嘩の強い妹ちゃんを撒いて、女神を手に入れる術を練らなきゃ。」
路上でカフェオレを小さな口で啜るソラをミカミは眼光を光らせ腕組みして見ている。
「姉貴、これからどうすんだろ?」
セラは大好きなハンバーガーを大口を開けてガツガツ食べつつも、姉から目を離していない。
「ズズズズ。」
ほぼ空っぽになったグラスをソラはストローで音をたてて啜っている。
両腕を挙げて伸びをした後、武装をした口元を掌で押さえた。
「あくびをするほど、リラックスしちゃってるよ。
まぁ、尾行して姉貴をミカミから守るつもりだったけど、なんもなく平和で良かったわ。」
食べ終わったソラは席を立っておぼんを返却口へ持って行った。
セラはタイミングを見計らって返却口へ向かう。
「おっ、女神が出口へ来るぞ…。
ちぃ、わかっちゃいるが妹ちゃんも後ろからついて来てやがる。
真正面から対峙したらぶっ飛ばされちまうしな。
女神と二人きりになれる名案がねぇかなー?」
小さな男の子を連れた若い母親は出入り口付近でフリーズしているミカミをジロジロ見ている。
「お、俺の男としての本能が女神の身体から溢れ出る甘い蜜を嗅ぎつけたのだろうな。」
首を下げて自身の下腹部を見つめていた。
「あの、通れないんですけど。」
若い母親がミカミに言った。
母親と手を繋いだ男の子はミカミを下から見上げている。
「ん?俺になんか言ったか?」
ミカミは鋭い目つきで若い母親を睨んだが、すぐに暴力的な態度を改めた。
若い母親はミカミに対して不審者を見るような眼差しを向け、子どもの手を引っ張ってカウンターへ向かった。
「あの女、生意気だな。
女神がいなかったらガキがいようとその場でブラウスをひん剥いて、思う存分お乳を揉みしだき舐めまわしてやるんだけどな。」
若い母親に不審者扱いをされた事に憤慨しているミカミは無精髭が伸びた口元を動かしている。
「こんなところであんな女にキレている場合じゃない。
女神に接触できるチャンスなんだぞ。
とはいっても、他の客がいる店内で女神をさらうなんてできっこない。」
ミカミは防犯カメラの位置を確認した後、妹のセラが姉であるソラの後ろの席でハンバーガーを豪快に食べている姿を目撃した。
「ははぁ。なるほどね、そういう事かい。
俺を憎んでいる妹ちゃんは俺を捕まえる為に、女神を使って誘き寄せたのだな。
俺を避けていた姉妹がわざわざ人前につく場所に現れるなんておかしいもんな。
だいたい、仲良し姉妹がなんで別々の席で飲食しているんだよ。
その時点で俺を捕まえるのが目的だってバレバレじゃねえか。」
再度、ミカミは防犯カメラの位置を確認した。
数分ほど店内で何やらボソボソ独り言を言い、店内を出た。
「ご馳走を前にして、このままアパートへ帰宅なんて悲しいじゃねえか。
上手い事ムエタイ経験者で喧嘩の強い妹ちゃんを撒いて、女神を手に入れる術を練らなきゃ。」
路上でカフェオレを小さな口で啜るソラをミカミは眼光を光らせ腕組みして見ている。
「姉貴、これからどうすんだろ?」
セラは大好きなハンバーガーを大口を開けてガツガツ食べつつも、姉から目を離していない。
「ズズズズ。」
ほぼ空っぽになったグラスをソラはストローで音をたてて啜っている。
両腕を挙げて伸びをした後、武装をした口元を掌で押さえた。
「あくびをするほど、リラックスしちゃってるよ。
まぁ、尾行して姉貴をミカミから守るつもりだったけど、なんもなく平和で良かったわ。」
食べ終わったソラは席を立っておぼんを返却口へ持って行った。
セラはタイミングを見計らって返却口へ向かう。
「おっ、女神が出口へ来るぞ…。
ちぃ、わかっちゃいるが妹ちゃんも後ろからついて来てやがる。
真正面から対峙したらぶっ飛ばされちまうしな。
女神と二人きりになれる名案がねぇかなー?」
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