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不機嫌なレスポール
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「やっぱな。」
ウミは靴べらがドアからはみ出して半開きになっているのに気づいていた。
ミカミの玄関ドアを開けて勝手に部屋に上がる事に罪悪感なんてこれっぽっちもない。
あるはずがない。
「このボケはソラを盗撮してやがったからな。クソ野郎の部屋に入ってやるんだ。
まさにガサ入れだよ。」
捜査員が被疑者にやるような強気の態度だ。
「汚ねえ部屋だとバッチィからな。」
土足のままバタバタ足音を鳴らして部屋に侵入した。
玄関を開けると部屋はカビと汗と生ゴミが入り混じったような匂いで充満している。
「おぇぇぇ!」
ウミは吐き気を催し、手で口元を押さえた。
あまりの悪臭に耐えきれず部屋を出ようかと考えたが愛妻の情報が欲しい為、ウミは屋外に出ずゴミ屋敷での捜査を強行した。
手で押さえながら居間に進む。
パンパンに膨れ上がったポリ袋がいくつもあり、足の踏み場もないほどだ。
この酷い光景を目の当たりにして土足で入り込んで良かったとウミは強く思った。
ゴミの山を歩いていると壁に貼られた写真に気がつく。
全裸で卑猥なポーズをとる女の写真だ。
「ミカミはこんなもんを壁一面に飾ってどうするつもりなんだ…?」
ウミは立ち止まり壁に貼られた写真を一枚づつ見て回る。
邪魔なポリ袋やゴミを蹴散らしながら、細かくそれを見る。
胸の大きな女がスカートを捲って下半身を露出させている写真や全裸で四つん這いになっている写真、谷間を強調したナースや尻を見せつけたようなバニーガールのコスプレをしている写真等さまざまなものがあった。
次に全裸の女がベッドで2人、身体を絡めている写真を見てある事に気づく。
「これは、ソラじゃないか!?セラちゃんまでいる!」
驚愕したウミは他の写真を見た。
そのどれもがソラやセラであり、写真を合成して作ったコラージュだった。
「なんてヤバイ奴なんだ…。まともな人間はこんなんするわけねぇよな…。」
悪臭だけでも倒れそうになるほどであったが、壁一面に貼られている写真の全てがソラとセラのコラージュ写真だ。
それらを見て更に具合が悪くなったのと同時に激しい怒りが湧き上がった。
「俺の嫁と義妹の顔を他のエロ女の身体と合成していやがったなんて絶対に許せねぇ!
コイツの部屋ごと燃やしてしまいたい気分だ!」
ウミは所狭しと壁に貼られた写真を全て剥がし、破って踏みつけた。
「バカ野郎!クソ野郎!」
怒りが収まらないウミは身体を壁からくるりと回転させて目の前にあるテーブルを見た。
ビールの空き缶が端から端までたくさん並べられている。
怒りに任せたウミは足に力を込めて蹴っとばすと音をたてて窓に当たった。
ウミは靴べらがドアからはみ出して半開きになっているのに気づいていた。
ミカミの玄関ドアを開けて勝手に部屋に上がる事に罪悪感なんてこれっぽっちもない。
あるはずがない。
「このボケはソラを盗撮してやがったからな。クソ野郎の部屋に入ってやるんだ。
まさにガサ入れだよ。」
捜査員が被疑者にやるような強気の態度だ。
「汚ねえ部屋だとバッチィからな。」
土足のままバタバタ足音を鳴らして部屋に侵入した。
玄関を開けると部屋はカビと汗と生ゴミが入り混じったような匂いで充満している。
「おぇぇぇ!」
ウミは吐き気を催し、手で口元を押さえた。
あまりの悪臭に耐えきれず部屋を出ようかと考えたが愛妻の情報が欲しい為、ウミは屋外に出ずゴミ屋敷での捜査を強行した。
手で押さえながら居間に進む。
パンパンに膨れ上がったポリ袋がいくつもあり、足の踏み場もないほどだ。
この酷い光景を目の当たりにして土足で入り込んで良かったとウミは強く思った。
ゴミの山を歩いていると壁に貼られた写真に気がつく。
全裸で卑猥なポーズをとる女の写真だ。
「ミカミはこんなもんを壁一面に飾ってどうするつもりなんだ…?」
ウミは立ち止まり壁に貼られた写真を一枚づつ見て回る。
邪魔なポリ袋やゴミを蹴散らしながら、細かくそれを見る。
胸の大きな女がスカートを捲って下半身を露出させている写真や全裸で四つん這いになっている写真、谷間を強調したナースや尻を見せつけたようなバニーガールのコスプレをしている写真等さまざまなものがあった。
次に全裸の女がベッドで2人、身体を絡めている写真を見てある事に気づく。
「これは、ソラじゃないか!?セラちゃんまでいる!」
驚愕したウミは他の写真を見た。
そのどれもがソラやセラであり、写真を合成して作ったコラージュだった。
「なんてヤバイ奴なんだ…。まともな人間はこんなんするわけねぇよな…。」
悪臭だけでも倒れそうになるほどであったが、壁一面に貼られている写真の全てがソラとセラのコラージュ写真だ。
それらを見て更に具合が悪くなったのと同時に激しい怒りが湧き上がった。
「俺の嫁と義妹の顔を他のエロ女の身体と合成していやがったなんて絶対に許せねぇ!
コイツの部屋ごと燃やしてしまいたい気分だ!」
ウミは所狭しと壁に貼られた写真を全て剥がし、破って踏みつけた。
「バカ野郎!クソ野郎!」
怒りが収まらないウミは身体を壁からくるりと回転させて目の前にあるテーブルを見た。
ビールの空き缶が端から端までたくさん並べられている。
怒りに任せたウミは足に力を込めて蹴っとばすと音をたてて窓に当たった。
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