(休止中)原因はアナタが良い。(仮没)

カネコ

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 話せば長くなると予想がついた2人は、スーパーの駐輪場からナツメの自宅であるマンションへ、場所を移動していた。

「じゃあ……ハナビさんの話してくれたカオルさんと、このサイトの薫って人が、同一人物だって事ですか?」
「載ってるイラストも古いけど、イラストレーターのKOUNAの癖が一致するし。これは、正真正銘村木薫の中の人……木村芳が作ったサイトだよ」

 高校生時代の出会いから、別れ。
 社会人になってからの再会、能力の発覚。

 どこを省いて良い内容なのかも分からず、時折混ざってしまう自分語りに恥ずかしさも感じながら、話し続けた。
 ハナビは途中何度と切り上げようとしたが、それをナツメは相槌と質問を途絶える事無く続け、話を進めるよう促した。


 気付けば、時間は夜の8時過ぎ。
 定時で終わった仕事から、3時間が経過していた事に驚いた。

「ごめんね、こんな時間まで。流石に今日は、もう帰るよ」
「待って! あと、一つだけ」
「……わかった。手短にね」
「ハナビさんは何で……彼が死んだ、と思ってるんですか?」
「電話があったの。週刊誌の記者の人からね」



******




 電話先の記者は非通知で電話をかけてきたのだ。

『とある匿名希望の人物から、あなたに関してのリークがありましてね』

 人気絶頂期。
 原作担当の大きな企画が決定し、作品制作も各自進行していた最中に失踪した作家、村木薫。
 彼の婚約者であると自負する女の情報と、その信憑性を高める根拠、女の連絡先を高額で売りつけて来たと言う。
 その女を調べて行けば、事実高校が一緒だったり、密会を目撃したという店には村木薫の本名、木村芳名義のキープボトルがあったと言う。

ーー犯罪紛いの個人情報漏洩話。
 黙って聞き手に徹していたハナビだったが、直ぐにリークした人物に見当がついてしまった事に、思わず声を出して笑ってしまった。
 強気で交渉に出て来た記者も、それには多少の動揺を見せ、そこにハナビは言い返した。

「あなた……プロですよね?それ、その女の虚言だって、何で思わなかったんですか?」
『その女性、六十里花美って言いましてね。ソイツの性格や行動変化には、信憑性があったそうなんですよ……どうなんですか? あなた、六十里花美さんご本人ですよね?』
「そうですよ。だから、そのリークしたって人、誰かわかるんですけど……大丈夫なんですか?」
『ははは。大人気作家のゴシップですよ? そんな有名人の情報漏らす知り合いなんて、特定出来たら名探偵ですよ』
「いえいえ、それほどでも。情報元の人間、今捕まってる犯罪者なんですけど。そんな人間からの情報使って記事書いたら、あなたがやばいんじゃ無いかなー、と思って」
『ハハハ! 何ですか、その言い方。脅しですか? 本当に自分はわかって言ってる、とでも?』
「……嘘かどうか見抜け無い人が、嘘の記事でっち上げるって。滑稽ですね」


 ハナビの辞めた後の居酒屋は、不景気から来客が激減し、沖縄の商品入荷を続けてながら営業形態を変更して行った。
 団体客を選別している余裕はなく、とにかく人数を呼ぶ宴会好きの若い客層に目をつけた。そして、さらに予約件数増加を狙ったコース料金の大幅値下げ。

 商品の品質と比例して下がっていく客のレベル。
 ルールもマナーもなっていない若い客の増加は、予約時間の無視、当日キャンセルが相次ぎ、売り上げより損害が上回っていった。
 そんな客の相手に頭を下げしか無い店長は勿論、ホール厨房共に全スタッフを追い込んだ。
 多忙に対して売り上げは上がらず、苦情を漏らさない常連客の接客は後に回し、疎かになった。
 優先してしまった若い客層はリピート力が弱く、一回きり。
 常連は最後まで苦情を言わず、黙って消えて行った。


 この地獄に気付いた時には手遅れ。
 営業形態を戻した所で売り上げは伸びず、増え続ける借金を払う為に、人件費を削っていった。
 僅かに残った数人の社員。仕事を辞められない弱みをつき、無休雇用。

ーーこのタイミングで。駄目元の、捕まるならって捨て身の覚悟で、情報を売ったんだろうね。

 給料の未払いと税金の未納。社長と店長は逮捕され、地元の新聞に小さく記事になった。
 会社は倒産し、店の跡地はもぬけの殻。テナント募集のビラが貼られていた。


「本人から聞いて無いですか? 馬鹿だなあ……わざわざ、バラすなって言い方してあげたのに」
『ハハハ、なるほど。そちらの情報の方が信憑性のある情報ですね。村木先生も作品の様に、万人受けする……良い記事になりそうです』
「既に新聞で記事になったものを掘り下げただけです。情報元なんか記載せず、全てあなたの手柄にしたら良いですよ……だから、2度と関わって来ないでください」
『そーですか。お気遣い、ご協力、感謝します。お礼にひとつ、あなたが得をするであろう情報を、差し上げますよ』
「プロの方が、仕事道具を一般人に安売りするどころか、タダで。そんなんで、良いんですか?」
『お気になさらず。もう使い物にならない、ゴミ同然の情報ですから』
「ゴミ呼ばわり、ですか。お礼なんですよね? ご自分のお仕事に、誇りとか、無いんですね」
『……いいか、よく聞け虚言女。お前が結婚するなんてほざいた男はな、自殺したよっ!!』


ーー村木薫は、自殺した。ハナビと再会した日と同じ日から4年後の7月7日。

 当時、作家の村木薫の話題が薄れた頃、匿名希望でのリークだった。
 
 高額で“売りつけて来た”なんていうのは真っ赤な嘘。
『記事が売れた暁には、売上の半額渡す』と、今時詐欺師も使わない言葉を鵜呑みにした馬鹿な電話主は、ペラペラと上機嫌に話した。
 匿名を希望したにも関わらず、目撃現場である店のスタッフであると誰もがわかる、自己紹介のような内容だった。
 そのまま使った所ではまともな記事にはならない。
 粗末なゴシップ情報であったが、目撃したというその日はゾロ目の7月7日。印象強い数字の並びだった。
 数年ぶりの感動の再会というネタは味がなさすぎる。
 ねじ曲げ、密会した日付として多少の色を付ければ使えない事も無いだろうと、いつかネタに困った時まで寝かして置く事にした。
 記者は待った。質素な目撃情報が、極上の甘い蜜に変わる、その日まで。

 職業柄、記憶の片隅にではあるが、ラッキーセブンの日付と、若き売れっ子作家の情報を結びつけ、こびりつけておく事が出来た。

 そして、今年の7月7日。医療施設関係者からのリーク。病院に運び込まれた男はご丁寧に身分証明書を身につけており、木村芳という人物である事がわかった。
 電話主は、実際に身分証明書を発見したのは自分自身だと言い、その男の正体が、有名作家の村木薫だと知っているから、リークした事も明かした。

 木村芳の亡骸には、首吊りによって出来たであろう跡があったそうだ。
現場はアパートの玄関のドアノブ下。異臭による苦情からの発見。
 死んだのは数日前と考えられている。

 仕事関係者・友人への個人連絡は一切無し。
 世間への情報公開も無く、家族葬参加者は3人のみ。
 漫画家でありイラストレイターとして知られていた妹の姿はなく、その旦那である義弟と、木村芳の両親2人だけだったと言う。


『村木薫の失踪タイミングがぴったりすぎるんだよなあぁ!? 超有名作家っていう最高のコンテンツから突き落とした張本人、お前だってわかってんだよっ! 
 ……ったく、てめえのせいで、金にならねぇ糞みたいな情報になったじゃねえか!
 無駄足踏ませやがって!! 一生そいつの怨念に抱かれて死にな! ギャハハハハッ!』

 
 しばらく聞かされ続けた不快な笑い声が、電話から遠ざかったかと思うと、電話の切れる音にしては激しめの擬音、『ガチャンッ』の音が響く。
 時代錯誤の、文字通りの音を立てた。電話は壊れたラジオの如く、ガビガビの醜い音になった奇声をしばらく放った後、切れた。

ーー大の大人が。煽られて携帯ぶん投げちゃうほどキレちゃうなんて。可哀想。


******


 今は、10月。夏の面影もなく、秋真っ盛り。日も短くなり、昼間はまだ暖かいが、この時間の帰宅になると肌寒かった。
 ハナビは上着の上から肌を摩り、自転車に跨った。
 ナツメが遅れてやってくると、暖かいココアのペットボトルを差し出した。マンション下のあった自販機で買ってきた物だった。

「昼飯も無しで、夕飯まだじゃ空腹でしょ? 飲みなよ」
「ココアって君……話聞いてた? 私、糖尿病なんだけど。血糖値無駄に上がっちゃうじゃん」
「駄目。飲んでから帰って。帰るまでに低血糖になったら、危ないんでしょ?」
「へえ~、低血糖なんて、良く知ってたね」
「僕の知り合いがね、糖分不足凄く気にする人だったんだ。当時、僕もハナビさんくらいガリガリで……良く、イライラしてたから。糖分不足、なんだって」
「ま、まあ。私は数値高いから、低血糖って無縁なんだけど?」
「そうだったんだ。飲むなら、飲み終わるまで……僕の話、少ししようと思ったけど、良いや。バイバイ」
「うわ、なんてズルい手口。そんな言われ方したら気になるじゃん」
「はは、やっぱ? 自分でもそう思う。話すかどうか、僕、まだ悩んでんの。ハナビさんが決めて」
「うわぁ、責任転嫁」
「じゃー良いよ! 話さないから。さようなら!」
「わかったわよ……でも、今日はもう遅いから。連絡先、教えとく」
「僕なんかに教えて良いの? …なんなら、いつも暇だし、例の場所で待ってるから。気が向いた時来てくれれば、それで良いよ」
「今時の子が言う台詞か? それ。これから寒くなるし、仕事も定時じゃ無い時あるから」
「僕、電話しか出来ないけど。文字の連絡、しだしたらキリないって言われてから、わきまえた量のメッセって、生理的に無理なの」
「ああー……そ、そう。まあ、電話番号だけで良いなら間違いないし、楽で助かるわ」

 ハナビは自分の携帯画面に番号を表示して見せ、それをナツメが打ち込んで行く。そして、すぐさまコールボタンを押し、ハナビの携帯が震える。

「出れない時は無視で良いから。で、電話出来る時にワン切りして。こっちから直ぐにかけ直す。電話代は、全部僕が負担するから」
「あ、あのさ。そのやり方は賛成けど。お金の話は、ちょっと」
「言い方気に障った? ごめん。僕の方が絶対、お金持ってるからさー」
「うわ、何それ。さっきまで何とも思って無かったのに、今、ムカついたわ」
「ええー? じゃあ何でお金の話したのー?」
「気使わせて悪いと思ったから。ホント、ムカついた。気に食わんから、無料の電話アプリ、今すぐ落として」
「Wi-Fi無いからここじゃ無理だよ~」
「じゃあ部屋帰ったらすぐ。skypoスカイポ、落としといて。」
「ええ?REINレインじゃ無いの!?ハナビさん遅れてる~」
「……五月蝿いわね。ナツメさんもスカイポが“古い”って分かる位なら、問題無く使えるわね! じゃあね!」
「あ……ハナビさん! 気を付けてね!」
「うん、ありがとー」

 半ば強引に帰るタイミングを作り出し、自転車を漕ぎ出した。
 背中にナツメの視線を感じながら、その距離が開いていく。

「ナツメ、でも良いからね~! 今日はありがとーう!」

 響き渡る大声。
 大声では言い返せないであろうハナビの性格を予想しての、絶妙な距離だった。
 ハナビが声は上げずとも、自転車のブレーキが大声を上げ、同様に響き渡る。
 その音に余裕な笑い声で返事をするナツメ。
 ハナビだけが、この空間に恥ずかしさを感じている事も悟る。

 最後の抵抗をとナツメを睨みつけるも、満面の笑みで手を振り続ける彼がいるだけだった。

 視線を前に戻して、走り出す。
 自転車がはふらつくのを片手で支えながら、もう片方の手を軽く上げ、平気なフリをした背中で、手を振り返して見せるのがやっとだった。


***


「今日は随分着飾って。今度は女か?」
しずかさん、帰ってたんだ。おかえり」

 ハナビの姿が見えなくなった頃、ナツメの背後から声をかけた男がいた。
その男に向かって、ナツメは静と呼び、無礼な言い分を咎める事無く、迎え入れる大勢で振り向いた。

 バシンッ。
 間髪無く、静の手のひらがナツメの頬へと打ち付けられた。
 その感触は頬の柔らかさを感じる間もなく、骨張った指と歯がぶつかり、鉄の味を滲ませた。

「ナツメ。今日はもう、俺に話しかけるな。不愉快だ。あの女、呼べ」
「ハナビさんに……静さんは関わらないでよ」
「はあ……? 誰だよ、それ。そこらのブス呼べなんて言うかよ。お前ん中の、だよ」
「何回も言ってるじゃん。そんな都合良く、自分の意思で切り替えれ無いんだってば」


 ナツメの話に聞く耳は持たず、大勢を崩したナツメを置き去りに、エレベーターに向かう。
 ボタンを押し、到着までには間に合ったナツメもエレベーターへと乗り込み、2人だけの空間になる。

 静はナツメを壁際に追い込み、乱暴に前髪を掴んで上を浮かせる。
 赤黒い鼻の穴を見て笑い、何も抵抗しないダンマリの口に自分物を重ね、より熱い物を無理矢理ねじ込んだ。
 一瞬抵抗を見せたそれは、直ぐにそれを受け入れ始めたどころか、離そうとしなかった。息苦しさとエレベーターの到着音が、2人を自然に引き剥がした。

「あーあ、口ん中血だらけじゃん。不味。結構酷く行ったな……しっかり冷やしといてね? ブスは抱けないから」
「……だったら最初から殴らないでくれる? ホント馬鹿ね」
「なんだ、やっぱり出て来れるんじゃん」
「……偶然よ」
「ナツメの奴、勝手に仕事辞めてさ。しばらく外出る用事もないし、大丈夫でしょ?」
「静は、今度いつ休みなの?」
「連休、とって来たよ」
「本当?! 嬉しい」
「ナツメに言っといてよ。俺が休みの間、出てくんなって」
「だーかーらー、そんな都合良く行かないの」
「でも、お前出て来たじゃん。早く乗っ取れよ、その体」
「そう言うのじゃないんだってば。あと……あんまりナツメの事、イジメないでよね?」
「俺は、お前が居ればそれで良いよ」
「………そう。だったら、イジメ無いで。アイツが自殺したら、私も死んじゃうんだから」
「そうだな。気をつけるよ」


***


 自宅に着いたハナビは、着信履歴の番号を登録した。
『夏目』と一度入力した所で、苗字の漢字は自動に変換されるも、名前の方の漢字が予測変換のは無く、思い出せない事に気が付いた。

『じゃあ。ハナビさんが僕を呼んでくれた時の『ナツメ』は、名前で呼んでくれてるって事なんだね?』

 ハナビは、ナツメと名乗ったのを聞いた時、咄嗟に、彼の名前だと思った。
ーー本当だ。名前だってわかった時も、やっぱりって、思ったし。

 夏目という苗字があるのは知っていたし、ハナビの人生において、ナツメの音を名乗る人間は、苗字が夏目の人間の方が遥かに多かった。

 何より。仕事場の、初対面相手の自己紹介で、だ。
 名前を名乗る不自然さを差し引いても、彼にはナツメと言う名前が似合うと感じたのだ。

 苗字でも使われるこの音の響きが錯覚させたが、本来ナツメは、女性寄りの名前ではないだろうか?
 カオル、ユウ、マサミ……等の様に、男女問わず使われる名前では無いのかも知れない。

ーーそんな名前をあえて。苗字が夏目である親が……普通、息子に付けるだろうか?

 想像し難い世界がある可能性に、浮かれた気持ちは冷静さを取り戻す。
『ナツメさん』とあえて、さんを付けて電話番号を登録した。

 彼が『ハナビさん』と呼ぶ様に。名前で呼んでいるという、自己満足見過ぎない証明の為に。


ーーそういえば、何歳何だろう、ナツメさん。ナツメの、なっちゃんとか、言ってたけど。

 一体、あの人は何歳なんだろう。上でも下でも、驚く様な……驚かない様な。推測すら付かなかった。
 気付けばハナビも24歳。次話す時は、年齢の話題からにしようと思った。

ーー今日、というか。出会ってから……暗い話ばかりしてしまうから。

 願わくば、彼を笑わせられる会話をしたいと願いながら。
 眠気の限界を迎えた体は、さっそくナツメの笑顔を奪うであろう行為を求めていた。

 食事を抜いての睡眠にありつこうと、布団に潜り、電気も消す。重たい瞼を閉じて、そのまま朝まで眠ってしまった。

 





 

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