僕は貴方を愛して・・・

おはぎ

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「どうした?そんなに焦ったような顔をして。お前らしくもない。」




可笑しそうに笑う神城を、僕は睨んだ。



「・・・・・・分かっているでしょ。貴方なら。」





「ん?」




「・・・・・・あれはやりすぎです。僕はそこまで望んでない。」




神城は涼しい顔で、背凭れによりかかる。






「栗栖、お前勘違いしてないか?お前の意思なんて関係ねーよ。」




「っ!!」







彼はニヤニヤしながらふざけた口調で喋る。





「だってアイツ、俺に本気で楯突いたんだもーん。」



「・・・・・・・・・・・・・・・。」






神城は楽しげにペンを回した。





「"この俺"に逆らったんだ。それ相応の処置をとって当然だろう?」





怒りを宿した神城の目に、僕は頭痛がした。




思わず手で額を押さえる。




(やっぱり・・・!!)





頭が痛い・・・最悪だ・・・・・・。




(会計、いや、新条・・・・・・、これは自業自得だぞ・・・!!)




新条は神城が僕の後ろ盾と知ってもなお、僕に制裁を加えようとしたんだ。




さらに自分の力量を分かっていない新条は、神城自身にも噛み付いた。




”あの神城"に!!




(・・・・・・完全に死亡フラグだ。)




賢い人だったら、神城の名が出た途端、中断して諦めるはず。





神城には敵わない。もし下手に手を出せば、自らの将来が危うくなる。





だがしかし、アホな新条は暴走して実行してしまった。






自業自得。


ご愁傷さま。


ーーーそれしか言えない。





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