防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました

かにくくり

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第41話 王妃はむしろ脱衣したい側でした

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気が付くとベッドに横になっていた。

自分の…部屋……?

見覚えのある家具が置かれている、さっき確認したばかりの、監禁用の自分の部屋に一人で寝かされていることを把握し、ゆっくりと起き上がる。

…っ!!
恥ずかしっ
いくら初めて覚える快感だと言っても気絶はなくない!?

強烈すぎる快感に、まさか気絶するなんて思ってなかった。
しかも私はいまベッドに寝かされている。
絶対抱きかかえられて寝かされた。
裸のまま。
布団を上にかけられてるとは言え未だに全裸な自分の体を見て、思わず顔を覆う。

そうだ、なんで全裸でいなければならないのか。
今一人でいるなら服くらい着ればいいじゃないか。
佐竹が来る前にさっさと着ないと何されるかわらない。
どこぞの怪盗3世みたいにベッドに飛び込まれるのは勘弁願いたい。

(あの人は「みぃ~つきちゃぁぁ~んっ」とか言って飛びついたり絶対しないだろうけど)

ベッドを降り、クローゼットを開ける。
中にはいくつか着れそうな衣類が入っている。
小さ目の衣装ケースもクローゼットに入っていたので確認すると
色とりどりの煌びやかなオシャレ下着が詰められていた。

(…これ誰の趣味だよぉ……)

サラサラとしたサテン系。
レース生地のスケスケ系。
アニマル柄のTバック…
どれを手にしても自分とはかけ離れた大人の女性が着ける勝負下着類である。
綿パンとか知らないんじゃないか…?

かわいいと言えばカワイイけど、機能としてどうなの、役に立つの?みたいな布面積のものもある。

とりあえず、一番つけても触りなさそうな布面積の多めのシンプルな黒を手に取った。
ヒモパンなのはこの際諦めることにする。
ちなみにブラジャーもセットのモノしかなかったので黒いヒモパンとお揃いのデザインである。

私の部屋にあるってことは私用に用意されたであろう衣類ということで
部屋着的なものとギャルっぽい服が数点ハンガーにかけられている。
ギャルっぽい服のほうを手に取ってみる。
速攻で戻した。

(露出面積が多いんだよだから!!!!)

誰の趣味だ誰の!!!
オフショルダーのワンピース(ミニ)とか誰が着るねん!!!
オフショルだけならまだ許すギリギリ許す。
だが、これ着たらパンツ丸見えどころじゃないだろってくらいスリットが入っているうえに、丈は超ミニだ。
ボディコンか!?昭和なのか!!!?
どういうセンスだ‥こんな芋女にそんなの着せて何が楽しいんだ!!!

息が切れそう。
関西人じゃないのに関西弁が
ちょいちょい入ってしまうくらい突っ込みどころ満載だ。

気を取り直して、部屋着だと思われるほうを取り出してみる。
女性に人気のあるブランドもので、
パステルカラーのボーダー。
毛足の長めの生地でふわふわもこもこの手触り抜群のワンピースだった。

ワンピースしかおいてないのはなぜなのか。
パーカーとかジャージとかスウェットとか…そういうモノは用意してないのなんでだ。

まぁ、これでいいかと、ふわもこワンピースを着て、
そういえばお腹すいたなぁと部屋を出ることにした。
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