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第13話 幼馴染の動向
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ユフィーアのレベルの鑑定も終わり、いよいよお待ちかねのパーティの登録だ。
「そういえば、まだパーティ名を決めていなかったな」
「私はマール様が決めたお名前なら何でも構いません」
ユフィーアは俺に丸投げをする。
考えるのが面倒なだけじゃないだろうな。
俺が今まで所属していたパーティ名は【トライアド】だ。
三人パーティだったから三本柱という意味を込めてその名前が付けられた。
まあ結果としては俺一人が落ちこぼれていた為に、実際は二本柱だったんだけどね。
今回は俺とユフィーアの二人パーティだ。
それならもう適当に数字の二を意味する【ツヴァイ】でいいかな。
俺はユフィーアに確認をする。
「【ツヴァイ】ですか、良い響きですね。私達二人いつまでも一緒という事ですね」
どうやら違う意味に受け取られてしまったようだ。
「いや、単純に二人パーティって意味なんだけど」
「つまりずっと二人きりという事ですよね?」
……確かにパーティが増えた時の事を考えてなかった。
まあその時はその時でまた考えよう。
幸い、登録したパーティ名の変更は簡単にできるしね。
こうして俺とユフィーアの二人パーティ、【ツヴァイ】が誕生した。
パーティの登録が終われば、晴れて冒険者としての生活が始まる。
まずはギルド内の掲示板に貼られたクエストのチェックだ。
掲示板は三つ設置されており、それぞれ初心者用、中級者用、上級者用のクエストの依頼書が貼られている。
初心者用の掲示板に貼られているのは誰でもできるような簡単なクエストばかりだ。
隣町へのアイテムの配達だったり、スライムや角が生えた兎のような、初心者でも倒せる強さの魔物の討伐だ。
当然報酬も大した金額ではない。
目安としてはレベル10以下の冒険者が対象とされている。
……まあ俺はぎりぎりここに位置する訳だけど。
依頼書には冒険者ギルドが算出した推奨レベル、人数、パーティ構成も記載されている。
しかしこの世界にはバグがある以上、完全に鵜呑みにしてはいけない。
過去には平均レベル50のパーティが推奨レベル20程度のクエストで全滅したという事例もある。
俺とホリン、ミーリャも以前オークの襲撃から村を守るクエストを受けたが、一歩間違えれば俺達もその事例の仲間入りをしていただろう。
中級者用のクエストはレベル10から50までの、世間一般的にはB級、C級と呼ばれる冒険者達が対象だ。
ダンジョンの探索や、強力なモンスターの討伐がメインとなる。
そして上級者用の掲示板だが、ここには推奨レベル50以上のクエストが全て貼られている。
このクエストを受けるのはS級、A級と呼ばれる上位の冒険者だ。
特に推奨レベル80以上──S級冒険者──が対象となるクエストはまさに未知の領域だ。
中には魔王よりも強いモンスターの討伐依頼も存在し、それらは本編クリア後のやり込み要素といわれている。
当然この領域のクエストの依頼書が貼られる事は稀だ。
そこまで強力なモンスターが現れる事は滅多にないし、どの道クエストが貼られたとしても受ける事ができる冒険者パーティは限られている。
しかし俺達【ツヴァイ】には勇者ユフィーアがいる。
俺はバグ技を駆使して防御に徹していれば簡単には死なないし、後はユフィーアが敵を倒してくれるだろう。
俺は最初に受けるクエストをユフィーアに選ばせる事にした。
「ユフィーア、この中で受けてみたいクエストはある?」
「そうですね……」
ユフィーアは貼られている依頼書を順番に眺め、その中からひとつの討伐依頼書に目を止めた。
「この魔獣の森にすむグリフォンの討伐とかどうでしょうか」
「どれどれ……」
俺は依頼書を確認する。
推奨レベル60。
推奨人数は3から4人。
推奨パーティは戦士、魔導士、治癒士のバランス型。
「なるほど、このくらいならユフィーア一人でも……あ、ダメだ」
俺は依頼書の右下に書かれたサインを見た。
これはこのクエストの受注者のサインだ。
つまり先にこのクエストを受注したパーティがいるという事だ。
「一足遅かったね。他のパーティが受注してしまったみたいだ」
俺は諦めて依頼書から目を離そうとしたその時、そこに書かれているサインに見覚えがある事に気が付き、二度見をする。
「え……嘘だろ!?」
それは俺の幼馴染で冒険者パーティ【トライアド】のリーダーであるホリンのサインだった。
「ホリン? マール様のお知り合いですか?」
依頼書を見て険しい顔をしていた俺を不思議に思い、ユフィールが問いかける。
「ああ、訓練場で見ただろ。あの戦士の方がホリンだ。俺の幼馴染なんだ。一緒にいた魔法使いのミーリャもね」
「そうでしたか」
「こうしちゃいられない!」
俺は掲示板からその依頼書を剥がすと、受付嬢に詰め寄る。
「どういう事ですかこれ? 【トライアド】のホリンもミーリャもレベルは30台。推奨レベル60の討伐クエストなんかやらせたら結果は見えていますよね? どうして止めなかったんですか!」
「えっ、あの……私達も止めたんですけど、ホリンさん達が言うには凄い力を手に入れたから大丈夫だと私達の忠告を全く聞かず……もうひとり、レベル40の治癒士をパーティに加えて三人で魔獣の森に向かいました」
あいつら何を考えているんだ。
何だよ凄い力って……偶然何かのバグ技でも見つけたのか?
俺が知る限り、あの森で使えるようなバグ技は何一つないぞ。
それにレベル40程度の治癒士がひとり増えたところで焼け石に水だ。
正直先日の件であいつらの事はむかついているが、見殺しにする程俺は薄情ではない。
「彼らが魔獣の森に向かったのはいつですか?」
「昨日の朝です」
「昨日の朝か……分かった。ユフィーア、魔獣の森へ行こう。今ならまだ間に合う」
「はい、マール様!」
俺達【ツヴァイ】は【トライアド】の後を追って魔獣の森へ急いだ。
「そういえば、まだパーティ名を決めていなかったな」
「私はマール様が決めたお名前なら何でも構いません」
ユフィーアは俺に丸投げをする。
考えるのが面倒なだけじゃないだろうな。
俺が今まで所属していたパーティ名は【トライアド】だ。
三人パーティだったから三本柱という意味を込めてその名前が付けられた。
まあ結果としては俺一人が落ちこぼれていた為に、実際は二本柱だったんだけどね。
今回は俺とユフィーアの二人パーティだ。
それならもう適当に数字の二を意味する【ツヴァイ】でいいかな。
俺はユフィーアに確認をする。
「【ツヴァイ】ですか、良い響きですね。私達二人いつまでも一緒という事ですね」
どうやら違う意味に受け取られてしまったようだ。
「いや、単純に二人パーティって意味なんだけど」
「つまりずっと二人きりという事ですよね?」
……確かにパーティが増えた時の事を考えてなかった。
まあその時はその時でまた考えよう。
幸い、登録したパーティ名の変更は簡単にできるしね。
こうして俺とユフィーアの二人パーティ、【ツヴァイ】が誕生した。
パーティの登録が終われば、晴れて冒険者としての生活が始まる。
まずはギルド内の掲示板に貼られたクエストのチェックだ。
掲示板は三つ設置されており、それぞれ初心者用、中級者用、上級者用のクエストの依頼書が貼られている。
初心者用の掲示板に貼られているのは誰でもできるような簡単なクエストばかりだ。
隣町へのアイテムの配達だったり、スライムや角が生えた兎のような、初心者でも倒せる強さの魔物の討伐だ。
当然報酬も大した金額ではない。
目安としてはレベル10以下の冒険者が対象とされている。
……まあ俺はぎりぎりここに位置する訳だけど。
依頼書には冒険者ギルドが算出した推奨レベル、人数、パーティ構成も記載されている。
しかしこの世界にはバグがある以上、完全に鵜呑みにしてはいけない。
過去には平均レベル50のパーティが推奨レベル20程度のクエストで全滅したという事例もある。
俺とホリン、ミーリャも以前オークの襲撃から村を守るクエストを受けたが、一歩間違えれば俺達もその事例の仲間入りをしていただろう。
中級者用のクエストはレベル10から50までの、世間一般的にはB級、C級と呼ばれる冒険者達が対象だ。
ダンジョンの探索や、強力なモンスターの討伐がメインとなる。
そして上級者用の掲示板だが、ここには推奨レベル50以上のクエストが全て貼られている。
このクエストを受けるのはS級、A級と呼ばれる上位の冒険者だ。
特に推奨レベル80以上──S級冒険者──が対象となるクエストはまさに未知の領域だ。
中には魔王よりも強いモンスターの討伐依頼も存在し、それらは本編クリア後のやり込み要素といわれている。
当然この領域のクエストの依頼書が貼られる事は稀だ。
そこまで強力なモンスターが現れる事は滅多にないし、どの道クエストが貼られたとしても受ける事ができる冒険者パーティは限られている。
しかし俺達【ツヴァイ】には勇者ユフィーアがいる。
俺はバグ技を駆使して防御に徹していれば簡単には死なないし、後はユフィーアが敵を倒してくれるだろう。
俺は最初に受けるクエストをユフィーアに選ばせる事にした。
「ユフィーア、この中で受けてみたいクエストはある?」
「そうですね……」
ユフィーアは貼られている依頼書を順番に眺め、その中からひとつの討伐依頼書に目を止めた。
「この魔獣の森にすむグリフォンの討伐とかどうでしょうか」
「どれどれ……」
俺は依頼書を確認する。
推奨レベル60。
推奨人数は3から4人。
推奨パーティは戦士、魔導士、治癒士のバランス型。
「なるほど、このくらいならユフィーア一人でも……あ、ダメだ」
俺は依頼書の右下に書かれたサインを見た。
これはこのクエストの受注者のサインだ。
つまり先にこのクエストを受注したパーティがいるという事だ。
「一足遅かったね。他のパーティが受注してしまったみたいだ」
俺は諦めて依頼書から目を離そうとしたその時、そこに書かれているサインに見覚えがある事に気が付き、二度見をする。
「え……嘘だろ!?」
それは俺の幼馴染で冒険者パーティ【トライアド】のリーダーであるホリンのサインだった。
「ホリン? マール様のお知り合いですか?」
依頼書を見て険しい顔をしていた俺を不思議に思い、ユフィールが問いかける。
「ああ、訓練場で見ただろ。あの戦士の方がホリンだ。俺の幼馴染なんだ。一緒にいた魔法使いのミーリャもね」
「そうでしたか」
「こうしちゃいられない!」
俺は掲示板からその依頼書を剥がすと、受付嬢に詰め寄る。
「どういう事ですかこれ? 【トライアド】のホリンもミーリャもレベルは30台。推奨レベル60の討伐クエストなんかやらせたら結果は見えていますよね? どうして止めなかったんですか!」
「えっ、あの……私達も止めたんですけど、ホリンさん達が言うには凄い力を手に入れたから大丈夫だと私達の忠告を全く聞かず……もうひとり、レベル40の治癒士をパーティに加えて三人で魔獣の森に向かいました」
あいつら何を考えているんだ。
何だよ凄い力って……偶然何かのバグ技でも見つけたのか?
俺が知る限り、あの森で使えるようなバグ技は何一つないぞ。
それにレベル40程度の治癒士がひとり増えたところで焼け石に水だ。
正直先日の件であいつらの事はむかついているが、見殺しにする程俺は薄情ではない。
「彼らが魔獣の森に向かったのはいつですか?」
「昨日の朝です」
「昨日の朝か……分かった。ユフィーア、魔獣の森へ行こう。今ならまだ間に合う」
「はい、マール様!」
俺達【ツヴァイ】は【トライアド】の後を追って魔獣の森へ急いだ。
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