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五趣生死情侣们(恋人たち)
133:震天動地(二)
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そうでなければ、凰黎が垣間見た過去ないし未来の中になにかがあったのだろうか、と煬鳳は考えた。
「なあ。実際、どうだったんだ? 万晶鉱が見せたものって、凄かったのか?」
「内容によってはみなが羨ましがるかもしれません。けれど正直な気持ちを言えば、知っていたら万晶鉱には触れたくはありませんでした」
凰黎は苦々し気に言ったあと、ふと顔を上げる。
「……いえ、知っていてもやはり触れたかもしれませんね」
急に真逆のことを言った凰黎に煬鳳は驚く。前言撤回もいいところだ。
どこから聞いても先ほどの話の中に「触れたかった」という要素はない。
「なんで?」
「秘密です」
煬鳳の問いかけに凰黎は嫣然と微笑む。
先ほどまで深刻な顔をして話していたはずの凰黎がそのような表情をしたので、煬鳳は堪らずに訴えた。
「ず、ず、ず、ずるいぞ! 俺に隠し事していいと思ってるのか!?」
「それは違います。貴方に隠し事をする気は全くないのですが、世の中には知らない方が良いこともあるのです」
「いま秘密にしてるだろ! 気になる!」
それでも煬鳳が駄々をこねると、凰黎はにこにこと煬鳳の頭を撫でる。これではまるで子ども扱いだ。
しかし、穏やかな表情を浮かべて凰黎は煬鳳を見つめる。その優しさと切なさの入り混じった瞳は煬鳳の心をぎゅっと掴む。
「過去や未来を知るということは、危険を伴うことですから。ですから私は誰も危険な目に遭わせたくはないのです」
「なら聞くけど。知らないときとどっちが危険なんだ?」
「どちらとも言えません。ただ、どちらだとしても結局のところ足掻くのでしょう」
『けちけちしないで教えてくれよ』
そう言いたかったが、煬鳳の口からはとても言うことはできなかった。
凰黎は秘密にしたいわけではなく、言えないのだと悟ったからだ。
それでも万晶鉱が人々を惹きつけてやまないのは、やはりそれだけの苦労に見合う価値があるのだろう。なにせ未来を知ることができる、というのは自分たちのこれからを変えられる可能性を秘めている。その気になれば文字通り世の理を支配できる、というわけだ。
ならばなぜ、と煬鳳は思う。
凰黎は過去と未来を垣間見たと言った。
それなのになぜ過去や未来に干渉しようとはしないのだろう?
と。
「へぇぇ……難しいなあ。俺は万晶鉱に縁が無くて良かったよ」
煬鳳の言葉を受けて、凰黎は思わず破顔する。
煬鳳の言い方がよほど可笑しかったらしい。
「ふふ。煬鳳にかかると、万晶鉱も形無しですね」
「そ、そんなんじゃないよ! ただ、なんだか色々面倒だなって思ったんだ。それに、全然いいこと無さそうだしさ」
「でしょう? つまり、そういうことなんです」
煬鳳の考えに同意するように、凰黎もにっこり笑ってと頷いた。
それから暫く他愛のないやり取りをかわしたあと、煬鳳はおもむろに凰黎に語り掛ける。
「でもさ。凰黎は辛い思いをして嫌だったと思うけど……俺は、凰黎が原始の谷で万晶鉱を持ち帰ってくれて、良かったと思ってる」
「どうしてそう思ったのですか?」
煬鳳の話を嫌がるでもなく、凰黎は耳を傾けてくれた。その口元は微笑んでいる。
「うん。……凰黎が蓬静嶺に来なかったら、俺は凰黎と約束もしなかっただろうし、きっと凰黎と知り合わないまま玄烏門でみんなと普通に暮らしてたと思う。だから……勝手な言い草だけど俺は凰黎と知り合えて嬉しかったし、いまこうして一緒にいられることが本当に幸せ……わっ!?」
言い終わる前に凰黎に抱きしめられて煬鳳は続きを言うことができなくなってしまった。
「嬉しいです。……私も、ああは言いましたが決して原始の谷に迷い込んだことを、そして万晶鉱に触れたことを後悔はしていません。結果としてその事実がなければ我々の運命は全く違ったものになったでしょうから……」
凰黎の腕がぱっと離れたと思うと今度は膝から抱え上げられる。
「わ!? 凰黎!?」
凰黎は煬鳳を寝台に連れていくと、ふかふかの被褥の上に煬鳳を降ろした。煬鳳が起き上がろうとすると、凰黎の両手に両腕を抑え込まれてしまう。
煬鳳の頬に触れるほど凰黎は顔を寄せ、熱い言葉を耳元で囁く。
「こうしている時間が惜しい。もっと貴方に触れていたい。貴方の見せる表情を私の瞳に全て焼き付けて、このまま今夜は縫い留めてしまいたい」
「ほ、凰黎!? 兄君がその、さっき……」
「それはそれ、これはこれ」
いやいや、絶対ばれるから!
煬鳳はそう叫びたかったが、凰黎にそれを阻止されてしまう。じたばたと暴れ「兄貴に怒られるぞ!」と言ってみるも「兄は兄であり保護者ではないので……」などと調子のいい言い訳を言ってくる。
――もう、なるようになれ!
そう思った瞬間だ。
「夕餉の支度が調いました。ご案内いたします」
狙いすましたかのように部屋の外から掛けられる声。さすがにこれには凰黎も咄嗟に煬鳳から体を離す。
「有り難うございます。支度をしたら出ますので」
取り繕うかのようにそう言うと、慌てて煬鳳を助け起こしたのだった。
* * *
恒凰宮で数日ほど休息した煬鳳たちは、恒凰宮の客堂にて原始の谷へ行く算段を話し合っていた。
「原始の谷は恒凰宮と翳冥宮の者でも一握りの人間しかその正確な場所を知ることはない。厳重に秘された聖域なのだ。そして本来、原始の谷はよほどのことが無ければ封印を解くことは許されない」
星霓峰の中でも特に秘密にされてきた場所。そこに繋がる入り口が隠されているという、禁足地までの地図を見せながら凰神偉がそう言った。ここまでやってきて、地図まで見せたのにまさかの『原始の谷を開かない』などということがあるのだろうか?
一瞬、みなが息を飲む。
「しかし――恒凰宮と翳冥宮、双宮の者が揃うのはおよそ百年ぶり。私も、そして私の父の代でも原始の谷を開いたことはない。……いま、こうして翳冥宮の中で原始の谷を開く方法を受け継いだ宮主がようやく現れたわけなのだから、まず本当に開くのかどうか、我々には試す義務があると考える」
「……」
要するに『本当は駄目だが、今回は特別に開ける』ということだ。
目の前の強面男、凰黎の兄は生真面目すぎるゆえにある程度自分の納得のいく理由を無理やりにでもつけないことには気が済まないらしい。
「感謝します。宮主」
鸞快子が凰神偉に言った。
「……それに、翳黒明も」
振り返り翳黒明にも同様に。
「……俺は翳冥宮の宮主になるつもりはない。……しかし、いま翳冥宮の関係者は俺だけであるし、魔界の新しい皇帝陛下が翳冥宮を任せられる人材を連れてきてくれるまでは、そういうことにしておこう」
『相変わらず素直じゃないな』
斜に構えた物言いをする翳黒明を窘めたのは他でもない、黒曜だ。本をただせば同じ人間が己に突っ込むのはいかがなものだろうか。
「煩いぞ。なんならお前が翳冥宮の宮主になったっていいんだからな」
『遠慮しておく。お前は白暗に託されたんだから、しっかり頑張れよ』
「……」
同一人物なのに他人事の黒曜に対して、なにか言いたげな目で翳黒明は見ていたが、黒曜が小黄の方に逃げてしまったので結局諦めたようだ。
『クエェ』
黒曜が小黄の腕の中に飛び込んで来たので、小黄は零れんばかりの笑顔を見せる。
「曜曜! ねえ、曜曜も一緒に行くんだよね?」
『クェ!』
その通りだ、と言わんばかりに黒曜は鳴く。どうでもいいが、先ほどまで普通に翳黒明と会話をしていたのに、なぜ小黄の前だと『クェ』しか話さないのだろうか。
(まあ、その方が小黄が喜ぶからなんだろうなぁ……)
自分の体に住んでいる存在だが、実に調子のいい鳥だ。
「鸞快子。貴方はなぜ原始の谷に小黄を連れていこうと思ったのですか? 万晶鉱に触れたものは命を落とす可能性もあるのですよ。……もっとも、貴方が言ったということは、そうならない確信があるのでしょうが」
凰黎が小声で鸞快子に尋ねる。煬鳳は二人のやり取りにそれとなく耳を傾ける。
「実は小黄の記憶を私の力で戻せるか、少し試してみたが無理だった。彼の意識の中は驚くほど広く深く、そして空っぽだ。普通ではそのようなこと、あり得るはずがない」
「つまり、一般的な子供とはかけ離れた意識の広さと深さがあり、どこにも記憶だけが見当たらない。だからこそ、万晶鉱の力で彼の記憶を一気に埋めることができないかと考えたのですね」
「そういうことだ。……一般的な子供どころか、人間だってあれほどの領域を持ち合わせてはいないだろう。つまり、彼の記憶を戻すならそれに見合う力でなければならない」
鸞快子の言葉に、凰黎は溜め息をつく。
「なるほど。……理解しました。ですが絶対に小黄を危険な目に遭わせないと、約束してください」
「もちろんだ」
そう言って鸞快子は頷いた。
「なあ。実際、どうだったんだ? 万晶鉱が見せたものって、凄かったのか?」
「内容によってはみなが羨ましがるかもしれません。けれど正直な気持ちを言えば、知っていたら万晶鉱には触れたくはありませんでした」
凰黎は苦々し気に言ったあと、ふと顔を上げる。
「……いえ、知っていてもやはり触れたかもしれませんね」
急に真逆のことを言った凰黎に煬鳳は驚く。前言撤回もいいところだ。
どこから聞いても先ほどの話の中に「触れたかった」という要素はない。
「なんで?」
「秘密です」
煬鳳の問いかけに凰黎は嫣然と微笑む。
先ほどまで深刻な顔をして話していたはずの凰黎がそのような表情をしたので、煬鳳は堪らずに訴えた。
「ず、ず、ず、ずるいぞ! 俺に隠し事していいと思ってるのか!?」
「それは違います。貴方に隠し事をする気は全くないのですが、世の中には知らない方が良いこともあるのです」
「いま秘密にしてるだろ! 気になる!」
それでも煬鳳が駄々をこねると、凰黎はにこにこと煬鳳の頭を撫でる。これではまるで子ども扱いだ。
しかし、穏やかな表情を浮かべて凰黎は煬鳳を見つめる。その優しさと切なさの入り混じった瞳は煬鳳の心をぎゅっと掴む。
「過去や未来を知るということは、危険を伴うことですから。ですから私は誰も危険な目に遭わせたくはないのです」
「なら聞くけど。知らないときとどっちが危険なんだ?」
「どちらとも言えません。ただ、どちらだとしても結局のところ足掻くのでしょう」
『けちけちしないで教えてくれよ』
そう言いたかったが、煬鳳の口からはとても言うことはできなかった。
凰黎は秘密にしたいわけではなく、言えないのだと悟ったからだ。
それでも万晶鉱が人々を惹きつけてやまないのは、やはりそれだけの苦労に見合う価値があるのだろう。なにせ未来を知ることができる、というのは自分たちのこれからを変えられる可能性を秘めている。その気になれば文字通り世の理を支配できる、というわけだ。
ならばなぜ、と煬鳳は思う。
凰黎は過去と未来を垣間見たと言った。
それなのになぜ過去や未来に干渉しようとはしないのだろう?
と。
「へぇぇ……難しいなあ。俺は万晶鉱に縁が無くて良かったよ」
煬鳳の言葉を受けて、凰黎は思わず破顔する。
煬鳳の言い方がよほど可笑しかったらしい。
「ふふ。煬鳳にかかると、万晶鉱も形無しですね」
「そ、そんなんじゃないよ! ただ、なんだか色々面倒だなって思ったんだ。それに、全然いいこと無さそうだしさ」
「でしょう? つまり、そういうことなんです」
煬鳳の考えに同意するように、凰黎もにっこり笑ってと頷いた。
それから暫く他愛のないやり取りをかわしたあと、煬鳳はおもむろに凰黎に語り掛ける。
「でもさ。凰黎は辛い思いをして嫌だったと思うけど……俺は、凰黎が原始の谷で万晶鉱を持ち帰ってくれて、良かったと思ってる」
「どうしてそう思ったのですか?」
煬鳳の話を嫌がるでもなく、凰黎は耳を傾けてくれた。その口元は微笑んでいる。
「うん。……凰黎が蓬静嶺に来なかったら、俺は凰黎と約束もしなかっただろうし、きっと凰黎と知り合わないまま玄烏門でみんなと普通に暮らしてたと思う。だから……勝手な言い草だけど俺は凰黎と知り合えて嬉しかったし、いまこうして一緒にいられることが本当に幸せ……わっ!?」
言い終わる前に凰黎に抱きしめられて煬鳳は続きを言うことができなくなってしまった。
「嬉しいです。……私も、ああは言いましたが決して原始の谷に迷い込んだことを、そして万晶鉱に触れたことを後悔はしていません。結果としてその事実がなければ我々の運命は全く違ったものになったでしょうから……」
凰黎の腕がぱっと離れたと思うと今度は膝から抱え上げられる。
「わ!? 凰黎!?」
凰黎は煬鳳を寝台に連れていくと、ふかふかの被褥の上に煬鳳を降ろした。煬鳳が起き上がろうとすると、凰黎の両手に両腕を抑え込まれてしまう。
煬鳳の頬に触れるほど凰黎は顔を寄せ、熱い言葉を耳元で囁く。
「こうしている時間が惜しい。もっと貴方に触れていたい。貴方の見せる表情を私の瞳に全て焼き付けて、このまま今夜は縫い留めてしまいたい」
「ほ、凰黎!? 兄君がその、さっき……」
「それはそれ、これはこれ」
いやいや、絶対ばれるから!
煬鳳はそう叫びたかったが、凰黎にそれを阻止されてしまう。じたばたと暴れ「兄貴に怒られるぞ!」と言ってみるも「兄は兄であり保護者ではないので……」などと調子のいい言い訳を言ってくる。
――もう、なるようになれ!
そう思った瞬間だ。
「夕餉の支度が調いました。ご案内いたします」
狙いすましたかのように部屋の外から掛けられる声。さすがにこれには凰黎も咄嗟に煬鳳から体を離す。
「有り難うございます。支度をしたら出ますので」
取り繕うかのようにそう言うと、慌てて煬鳳を助け起こしたのだった。
* * *
恒凰宮で数日ほど休息した煬鳳たちは、恒凰宮の客堂にて原始の谷へ行く算段を話し合っていた。
「原始の谷は恒凰宮と翳冥宮の者でも一握りの人間しかその正確な場所を知ることはない。厳重に秘された聖域なのだ。そして本来、原始の谷はよほどのことが無ければ封印を解くことは許されない」
星霓峰の中でも特に秘密にされてきた場所。そこに繋がる入り口が隠されているという、禁足地までの地図を見せながら凰神偉がそう言った。ここまでやってきて、地図まで見せたのにまさかの『原始の谷を開かない』などということがあるのだろうか?
一瞬、みなが息を飲む。
「しかし――恒凰宮と翳冥宮、双宮の者が揃うのはおよそ百年ぶり。私も、そして私の父の代でも原始の谷を開いたことはない。……いま、こうして翳冥宮の中で原始の谷を開く方法を受け継いだ宮主がようやく現れたわけなのだから、まず本当に開くのかどうか、我々には試す義務があると考える」
「……」
要するに『本当は駄目だが、今回は特別に開ける』ということだ。
目の前の強面男、凰黎の兄は生真面目すぎるゆえにある程度自分の納得のいく理由を無理やりにでもつけないことには気が済まないらしい。
「感謝します。宮主」
鸞快子が凰神偉に言った。
「……それに、翳黒明も」
振り返り翳黒明にも同様に。
「……俺は翳冥宮の宮主になるつもりはない。……しかし、いま翳冥宮の関係者は俺だけであるし、魔界の新しい皇帝陛下が翳冥宮を任せられる人材を連れてきてくれるまでは、そういうことにしておこう」
『相変わらず素直じゃないな』
斜に構えた物言いをする翳黒明を窘めたのは他でもない、黒曜だ。本をただせば同じ人間が己に突っ込むのはいかがなものだろうか。
「煩いぞ。なんならお前が翳冥宮の宮主になったっていいんだからな」
『遠慮しておく。お前は白暗に託されたんだから、しっかり頑張れよ』
「……」
同一人物なのに他人事の黒曜に対して、なにか言いたげな目で翳黒明は見ていたが、黒曜が小黄の方に逃げてしまったので結局諦めたようだ。
『クエェ』
黒曜が小黄の腕の中に飛び込んで来たので、小黄は零れんばかりの笑顔を見せる。
「曜曜! ねえ、曜曜も一緒に行くんだよね?」
『クェ!』
その通りだ、と言わんばかりに黒曜は鳴く。どうでもいいが、先ほどまで普通に翳黒明と会話をしていたのに、なぜ小黄の前だと『クェ』しか話さないのだろうか。
(まあ、その方が小黄が喜ぶからなんだろうなぁ……)
自分の体に住んでいる存在だが、実に調子のいい鳥だ。
「鸞快子。貴方はなぜ原始の谷に小黄を連れていこうと思ったのですか? 万晶鉱に触れたものは命を落とす可能性もあるのですよ。……もっとも、貴方が言ったということは、そうならない確信があるのでしょうが」
凰黎が小声で鸞快子に尋ねる。煬鳳は二人のやり取りにそれとなく耳を傾ける。
「実は小黄の記憶を私の力で戻せるか、少し試してみたが無理だった。彼の意識の中は驚くほど広く深く、そして空っぽだ。普通ではそのようなこと、あり得るはずがない」
「つまり、一般的な子供とはかけ離れた意識の広さと深さがあり、どこにも記憶だけが見当たらない。だからこそ、万晶鉱の力で彼の記憶を一気に埋めることができないかと考えたのですね」
「そういうことだ。……一般的な子供どころか、人間だってあれほどの領域を持ち合わせてはいないだろう。つまり、彼の記憶を戻すならそれに見合う力でなければならない」
鸞快子の言葉に、凰黎は溜め息をつく。
「なるほど。……理解しました。ですが絶対に小黄を危険な目に遭わせないと、約束してください」
「もちろんだ」
そう言って鸞快子は頷いた。
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