工事会社OLの奮闘記

16.満員電車

田中くんは二年後輩だが、私は高卒で彼は専門学校卒なので年齢は同じらしい。田中君に私のことを知られて以降、彼と一緒に通勤したり帰ったり、休みの日は一緒に出かけたりしたいる。

朝の電車はどこも混んでるものだが、今日は他路線で踏切事故が起きたせいか身動きがとれないほどだった。

カーブやブレーキの度に身体が大きく揺られるが、私は倒れることはなかった。いつの間にか彼に支えられ、というか腰に手を回されて抱かれていた。

「大丈夫よ。」と美咲は言ったが、田中君はやめなかった。仲が良くなったとはいえ美咲は少し戸惑ったが、私の頭上には手すりがないし何もしないよりかは安定する。心配してくれる田中君に悪い気はしないし、彼の腕の感触が心地よかったので身体を預けることにした。

それは良かったが、田中君の顔と近い。高いヒールで身長差がほとんど変わらなくなったのだ。私目のやり場に困り、意識して会話も弾まなくなってしまった。

抱かれるとはこういうものなのかな？と思った矢先、次の駅でさらに人が押し寄せてきて、一瞬のうちに私達の唇が重なっていた。複数の男性が寄りかかってきて田中君の頭が押されて動けない。

田中君は慌てて離れようとしていたが、私は「そのままでいい」と可能な限りボソッと言いながら横に振った。唇の感触が心地よかったかもしれないが、あまり唇を動かすと口紅がとれてしまうからだ。

しかし伝わってないのか田中君はとにかく離れようと左右にもがいていた。

美咲:「口紅とれるから、喋ったり動かないで！」
もう少し大きい声で言ったが、どこからか学生達の騒ぎ声でかき消され、田中君は聞こえなかった。こうしてる間にも口紅が乱れていく感触が自身に伝わってくる。

「だから、、、！」とは言ったが、埒が明かないと感じた私は思いきって顔を横にずらしてやっとお互いの唇が離れることができた。田中君の唇が口紅の色で染まっていたのを見ると、今ので口紅が完全に崩れているようだ、


電車が次の駅に着いて扉が開いたとき、二人は慌てて顔を隠しながら降りてホームの端に走った。、二人は急いで化粧を拭くコットンで落とし、美咲は口紅を直した。

田中:「すみません！美咲さん！事故です！」
田中君は謝ったが、美咲は優しく笑った。

美咲:「いいのよ、田中君。事故だったんだから」
と美咲は言った。田中君は美咲の笑顔を見て、少し安心した。

その後二人は次の満員電車に乗り込み、美咲はまた抱かれるように支えてもらった。美咲は今度は脚にも密着し、彼の片脚に跨ぐように立った。

その後、田中君と美咲は2人で暮らしていくことになった。田中君は美咲のアパートに引っ越し、2人で新しい生活を始めた。

田中君は美咲のことを大切にし、美咲も田中君のことを大切にした。2人は毎日一緒に朝食を食べ、会社や学校に行き、夜は一緒に夕食を食べた。

田中君は美咲のことを支え、美咲も田中君のことを支えた。2人は互いに助け合い、互いに成長していった。

美咲は実は男だったが、田中君にとってはそれが何の問題もなかった。田中君は美咲のことを愛していたが、美咲の性別は関係なかった。

美咲は田中君のことを愛していたが、田中君も美咲のことを愛していた。2人は互いに愛を伝え合い、互いに幸せを感じた。

田中君と美咲の関係は、会社や学校の同僚や友達にも知れ渡り、2人は周囲から羨ましがられるようになった。

しかし、2人は周囲の意見に左右されず、互いに愛し合い続けた。田中君と美咲の愛は、強く美しいものだった。

田中君は美咲のことを「美咲」と呼び続けたが、美咲はそれを喜んだ。美咲は田中君のことを「田中君」と呼び続けたが、田中君はそれを喜んだ。

2人は互いに愛し合い、互いに支え合い、幸せな生活を送った。