工事会社OLの奮闘記

wan

文字の大きさ
上 下
17 / 19

15.初仕事

しおりを挟む
初日の午後、美咲は社長から材料や工具の整理をお願いされた。

社長:「美咲ちゃん、材料や工具の整理をお願いします」

美咲:「はい。今行きます」
美咲はミニスカートのスーツとピンヒールを着用して、倉庫に移動した。

倉庫には多くの材料や工具が置いてあったが、会社が設立してから掃除はしてないようで、空調設備も無かった。床のコンクリートには重量物の落下などで欠けた穴が無数にあるのでヒールがグラつき足元が持っていかれそうだった。

美咲は工具や材料を整理するために、脚立を使い倉庫の棚に登った。

社長:「美咲ちゃん、頑張ってね」
社長は見上げながら言った。

美咲はミニスカートはずり上がり、美咲の太股が見えた。美咲は少し恥ずかしい思いをしたが、仕事を続けた。

棚に上っただけで既に暑さを感じ、全身に汗が滲み出てしまった。思わず汗を拭ったが、白いハンカチにファンデーションやマスカラがついてしまってる。メイクが崩壊し始めたのだ。


めげずに美咲は工具や材料を整理を続け、その次は中段、下段の順で行った。物を取ろうと座る度に美咲のミニスカートはさらにずり上がり、美咲の太股が見えた。ハンカチにもどんどんメイクの色がつき美咲は嫌悪感をしたが、身なりを直す余裕もなく仕事を続けた。

美咲は箱を持ち上げ移動をしているとき、足元が見えず小さな穴にヒールが入りバランスを崩して転んでしまった。美咲のミニスカートはめくれ上がり、美咲のショーツが完全に見えた。
 
美咲:「きゃあ!」
社長:「美咲ちゃん!大丈夫かい?」

美咲は恥ずかしい思いをしたが、すぐに起き上がって、整理を続けた。

美咲:「はい、大丈夫です。続けます。」
埃まみれになったスーツを気休め程度に手で払い、箱からこぼれた材料を拾い上げて仕事を続けた

美咲は整理を終えると、倉庫を出た。美咲は社長に報告した。

社長:「美咲ちゃん、今日はいい仕事をしたね」

美咲:「ありがとうございます」

社長はちょっといやらしいところがあるが、それ以外は本当に普通だった。他の社員には優しいが、ダメなときはダメと叱ることもできる。保険へ入ることも勧めたり相談を受けたりもする。周りからも頼りにされていた。

居心地の良い会社に入ってよかったと思う美咲であった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

性的イジメ

ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。 作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。 全二話 毎週日曜日正午にUPされます。

ずっと女の子になりたかった 男の娘の私

ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。 ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。 そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。

昭和から平成の性的イジメ

ポコたん
BL
バブル期に出てきたチーマーを舞台にしたイジメをテーマにした創作小説です。 内容は実際にあったとされる内容を小説にする為に色付けしています。私自身がチーマーだったり被害者だったわけではないので目撃者などに聞いた事を取り上げています。 実際に被害に遭われた方や目撃者の方がいましたら感想をお願いします。 全2話 チーマーとは 茶髪にしたりピアスをしたりしてゲームセンターやコンビニにグループ(チーム)でたむろしている不良少年。 [補説] 昭和末期から平成初期にかけて目立ち、通行人に因縁をつけて金銭を脅し取ることなどもあった。 東京渋谷センター街が発祥の地という。

変態村♂〜俺、やられます!〜

ゆきみまんじゅう
BL
地図から消えた村。 そこに肝試しに行った翔馬たち男3人。 暗闇から聞こえる不気味な足音、遠くから聞こえる笑い声。 必死に逃げる翔馬たちを救った村人に案内され、ある村へたどり着く。 その村は男しかおらず、翔馬たちが異変に気づく頃には、すでに囚われの身になってしまう。 果たして翔馬たちは、抱かれてしまう前に、村から脱出できるのだろうか?

思春期のボーイズラブ

ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。 作品説明:幼馴染の二人の男の子に愛が芽生える  

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

わざとおねしょする少年の話

こじらせた処女
BL
 甘え方が分からない少年が、おねしょすることで愛情を確認しようとする話。  

いろいろ疲れちゃった高校生の話

こじらせた処女
BL
父親が逮捕されて親が居なくなった高校生がとあるゲイカップルの養子に入るけれど、複雑な感情が渦巻いて、うまくできない話

処理中です...