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8.中学生の美咲
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中学生の美咲は『マジカル・ガールズ』を毎週見ていた。序盤はヒロイン5人が学校生活、中盤で敵が出現、終盤で変身して敵を倒していくお決まりの流れだ。
コスチュームはそれぞれ鮮やかな色のドレスで、スカートはふんわりと広がり花びらのように、胸元にはファンデーションのケースの形した変身アイテムが輝く。
4人はブーツだが、1人の戦士が履いている真っ赤なハイヒールが印象的だった。彼女がそのハイヒールでジャンプしたり、キックしたり、華麗に戦う姿に美咲は心を奪われていた。その日からTVや街で見かけるアナウンサーやOLなどハイヒールを履いて働く女性たちにも憧れを抱くようになった。彼女たちがオフィスで颯爽と歩く姿や、会議で堂々と発言する姿を見て、美咲は「綺麗だけでなく、カッコイイ」と感じるようになった。
だが、もっと身近に上品で優しい母がよくハイヒールを履いているので実物で見れてコツコツと綺麗な靴音も聞くことができる。
父は美咲が小さい頃に工事現場で事故で亡くなったのであまりよく覚えてないが紳士な気質だったらしい。
2人暮らしなので靴箱には母の綺麗な靴が多く、9センチのピンクのエナメルのピンヒール、5センチの黒いコーンヒール、他にも白エナメルや黒エナメルのハイヒールやミュールもある。
お出かけの予感がしたらすぐに靴の手入れを欠かさずに行い、お手伝い等何かと理由をつけては母と同行していた。
美咲:「お母さん。お母さんはハイヒールが似合うね。素敵だよ。」、「今日は何履いていくの?」
母:「そうだね、今日はピンクのエナメルのピンヒールにしようかな。」
時々、美咲はお母さんのハイヒールを褒めていた。母の答えに美咲は満足しながらお出かけを楽しんだ。ハイヒールを履いている姿を見るたびに、美咲の心はドキドキと高鳴り、興奮を抑えきれず、目を輝かせてその靴を見つめるのが日課になっていった。
そんなある日、美咲が今日も母の脚をチラ見しながらお出かけを楽しんでいた。
母:「美咲ちゃん、ハイヒールに興味あるの?」
買い物帰りの母がチラッと聞いてきた。ちょうど歩行者用の信号機が赤になり2人が立ち止まった時だった。
美咲:「あ、いや。ただ、お母さんのハイヒールが素敵なだけだよ。」
と美咲は慌てて答えた。
母:「そう?でも、最近よくハイヒールの話をしてるから、ちょっと気になってね。美咲ちゃん、ハイヒールを履いてみたかったりする?」
母は美咲の反応を見て、さらに聞いてきた。以前から少しずつ美咲の興味を察した様子だった。
美咲:「え、いや、違う。ただ、母さんのハイヒールが素敵なだけだよ。」
ドキッとしたが、少し恥ずかしそうに笑って答えた。
母:「美咲ちゃん、もしもハイヒールを履いてみたかったら、いつでも言ってね。美咲ちゃんがハイヒールを履いたら、きっと素敵だと思うわ。」
と母はフレアのロングスカートを少しだけたくし上げ、ハイヒールを美咲の運動靴に横からピトッと触れてきた。
美咲:「、、、、、。」
母の言動に一瞬驚き、恥ずかしくなりすぐに目をそらしてしまった。「履きたい」とは言わなったが「履かない」とも言えずもどかしかった。自分に似合うのか、本当に履きたいのか。何より世間体もあり恥ずかしい。頭の中がグルグル回る。母は反応を知りたい様子からかハイヒールを再度触れてきたが、俯いたまま喋れなくなってしまい、そのまま家路に着いてしまった。
コスチュームはそれぞれ鮮やかな色のドレスで、スカートはふんわりと広がり花びらのように、胸元にはファンデーションのケースの形した変身アイテムが輝く。
4人はブーツだが、1人の戦士が履いている真っ赤なハイヒールが印象的だった。彼女がそのハイヒールでジャンプしたり、キックしたり、華麗に戦う姿に美咲は心を奪われていた。その日からTVや街で見かけるアナウンサーやOLなどハイヒールを履いて働く女性たちにも憧れを抱くようになった。彼女たちがオフィスで颯爽と歩く姿や、会議で堂々と発言する姿を見て、美咲は「綺麗だけでなく、カッコイイ」と感じるようになった。
だが、もっと身近に上品で優しい母がよくハイヒールを履いているので実物で見れてコツコツと綺麗な靴音も聞くことができる。
父は美咲が小さい頃に工事現場で事故で亡くなったのであまりよく覚えてないが紳士な気質だったらしい。
2人暮らしなので靴箱には母の綺麗な靴が多く、9センチのピンクのエナメルのピンヒール、5センチの黒いコーンヒール、他にも白エナメルや黒エナメルのハイヒールやミュールもある。
お出かけの予感がしたらすぐに靴の手入れを欠かさずに行い、お手伝い等何かと理由をつけては母と同行していた。
美咲:「お母さん。お母さんはハイヒールが似合うね。素敵だよ。」、「今日は何履いていくの?」
母:「そうだね、今日はピンクのエナメルのピンヒールにしようかな。」
時々、美咲はお母さんのハイヒールを褒めていた。母の答えに美咲は満足しながらお出かけを楽しんだ。ハイヒールを履いている姿を見るたびに、美咲の心はドキドキと高鳴り、興奮を抑えきれず、目を輝かせてその靴を見つめるのが日課になっていった。
そんなある日、美咲が今日も母の脚をチラ見しながらお出かけを楽しんでいた。
母:「美咲ちゃん、ハイヒールに興味あるの?」
買い物帰りの母がチラッと聞いてきた。ちょうど歩行者用の信号機が赤になり2人が立ち止まった時だった。
美咲:「あ、いや。ただ、お母さんのハイヒールが素敵なだけだよ。」
と美咲は慌てて答えた。
母:「そう?でも、最近よくハイヒールの話をしてるから、ちょっと気になってね。美咲ちゃん、ハイヒールを履いてみたかったりする?」
母は美咲の反応を見て、さらに聞いてきた。以前から少しずつ美咲の興味を察した様子だった。
美咲:「え、いや、違う。ただ、母さんのハイヒールが素敵なだけだよ。」
ドキッとしたが、少し恥ずかしそうに笑って答えた。
母:「美咲ちゃん、もしもハイヒールを履いてみたかったら、いつでも言ってね。美咲ちゃんがハイヒールを履いたら、きっと素敵だと思うわ。」
と母はフレアのロングスカートを少しだけたくし上げ、ハイヒールを美咲の運動靴に横からピトッと触れてきた。
美咲:「、、、、、。」
母の言動に一瞬驚き、恥ずかしくなりすぐに目をそらしてしまった。「履きたい」とは言わなったが「履かない」とも言えずもどかしかった。自分に似合うのか、本当に履きたいのか。何より世間体もあり恥ずかしい。頭の中がグルグル回る。母は反応を知りたい様子からかハイヒールを再度触れてきたが、俯いたまま喋れなくなってしまい、そのまま家路に着いてしまった。
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