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1.日常の変化
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いつものようにファンデーション、マスカラ、ラメの入った赤の口紅を塗り最後に透明なグロスで仕上げる。セミロングのウェーブをとかし、9センチヒールの黒いパンプスにタイトスカートのスーツに着替え、出発する。
電車通勤で会社の最寄り駅に着いたが、誰もが私のことを3kの仕事に携わるとは思わないだろう。
コツコツとヒールを鳴らしながら出勤し、メールを確認してデスクワークにとりかかる。来客へのお茶も忘れない。女性社員は私1人だけだから、そしてここは100人以上いる電気工事会社だから。
お昼のランチを食べ、メイク直しも終了。
美咲「さて、ここからが大変だわ。」
午後からは倉庫へ行き、工具材料などの在庫の管理。工具は主に電動工具の使用予約の管理、材料は工事件名ごとの仕分けと個数の確認。
美咲「暑いわね、、。」
梅雨時期、作業前は暑くはなかったが作業中とでは汗の量が大きく違う。上着を脱ごうと思ったが、もう少しなのでそのまま続けた。それに、身だしなみも大事。
美咲は倉庫で重い箱を持ち上げようとしていたが、ヒールがグラッとしてバランスを崩してしまう。そこに工事部の田中が現れ、助けてくれた。
田中「大丈夫か?」と心配そうに声をかけ、
美咲「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える。
その後、美咲と田中は倉庫の整理を一緒に行うこととなりいつもより早く終わり、彼はそそくさと去ってしまった。
美咲「(新入社員かな?初めて見る顔だわ)」
崩れたファンデーションを見られるのは恥ずかしかったが、美咲は田中の優しさに触れ、彼に対する気持ちが少しずつ変わっていくのを感じる。
電車通勤で会社の最寄り駅に着いたが、誰もが私のことを3kの仕事に携わるとは思わないだろう。
コツコツとヒールを鳴らしながら出勤し、メールを確認してデスクワークにとりかかる。来客へのお茶も忘れない。女性社員は私1人だけだから、そしてここは100人以上いる電気工事会社だから。
お昼のランチを食べ、メイク直しも終了。
美咲「さて、ここからが大変だわ。」
午後からは倉庫へ行き、工具材料などの在庫の管理。工具は主に電動工具の使用予約の管理、材料は工事件名ごとの仕分けと個数の確認。
美咲「暑いわね、、。」
梅雨時期、作業前は暑くはなかったが作業中とでは汗の量が大きく違う。上着を脱ごうと思ったが、もう少しなのでそのまま続けた。それに、身だしなみも大事。
美咲は倉庫で重い箱を持ち上げようとしていたが、ヒールがグラッとしてバランスを崩してしまう。そこに工事部の田中が現れ、助けてくれた。
田中「大丈夫か?」と心配そうに声をかけ、
美咲「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える。
その後、美咲と田中は倉庫の整理を一緒に行うこととなりいつもより早く終わり、彼はそそくさと去ってしまった。
美咲「(新入社員かな?初めて見る顔だわ)」
崩れたファンデーションを見られるのは恥ずかしかったが、美咲は田中の優しさに触れ、彼に対する気持ちが少しずつ変わっていくのを感じる。
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