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第2章 領主時代
【幕間】まおダラ世界観設定
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《大陸図》
魔王の住む大陸には大小10を超える数の国があります。
今作で出ていたプリニシアはその中でも1・2を争う大国です。
周辺に割拠する小国は従属や同盟、支配下に入ることによって平和を維持しています。
プリニシアの敗北、新生は大陸に大きな衝撃を与えることになるでしょう。
《分布としての種族》
大陸で最も富と生存領域を獲得しているのは人族です。
要所を城や砦で抑え、数と文明の力で他種族を圧倒している状態です。
国によっては人族も他の種族と共存の道を選んでいるところもありますが、マジョリティではありません。
大抵の国は人族優遇政策が取られ、極端な国だと亜人(獣人など、見た目が人に近い種)は生きることすら困難なほどです。
獣人はというと国を形成するほどの集団は作れず、人族の国家の隙間に町がひっそりと作られる程度です。
《種族の性質》
人族(ジンゾク)・・・・・・・単純な生命としては最も弱い種族です。腕力も魔力も最も劣る存在ですが、文明の力で勢力を伸ばしていきました。武具、攻城兵器、築城技術、魔道具、魔法が不得手の代わりに魔力を消費して駆使する《技能》などを開発しました。
→主要人物 アルフレッド エレナ グレン ミレイアなど
獣人族(ジュウジンゾク)・・・人族よりも腕力も魔力も平均的に強く、バランスの良い種族です。知能も高く、ある程度の文明を築いていますが、魔法がある程度使えてしまうため、人間ほど技術力が発展することができませんでした。その結果、総合力で人族に大きく遅れを取っています。人族の文明が黎明期の頃の大陸の覇者でもあります。
→主要人物 シルヴィア
大狐、妖狐などの高位亜人・・・強力な個体である獣人です。強い魔力を持っていたり、途方もない攻撃方法を持っています。竜、狐、狼、虎などが挙げられます。彼らは強力である代わりに数がとても少なく、群れを形成することはほぼありません。よって、大陸を制覇したことのない種でもあります。
→主要人物 リタ
魔人・・・・・・・・・・・・・魔力の濃度の濃いエリアにのみ誕生するユニーク種です。彼らはこの世に二人といない、固有の生物です。古代の秘術など、その生物のみが扱える魔法が存在します。この力は魔力で強引に発動する という手段でも実行できないものです。それらの力は認知度も低く、対抗策がほぼないため強力ですが、彼らは生息域から離れるほど力を失います。遠くに移動すること自体はできますが、遠く離れることを嫌がります。
→主要人物 アシュリー(豊穣の森)
魔獣・・・・・・・・・・・・・知能や文明をほとんど持たない代わりに、強い戦闘力を持つ種族です。群れには必ず????ロード という名を冠するボスがおり、群れの中で最も強い力を持ちます。後述の<会話>の項目でも触れますが、魔力を十二分に持つロードは意思疎通が可能です。彼らの手下は魔力不足の為会話はできません。
→主要人物 グレートウルフ・ロード
<種族間の会話、意思疎通のしくみ>
同人種間は国が違っていても会話が可能であり、言語の違いはありません。
また、魔力を十分に持つ個体は、言語自体を知らなくても会話が可能です。
人族は基本的に必要な量の魔力を持たないので、相手次第では日常会話すらできません。
この会話は両者が魔力を持つ必要はなく、どちらかが満たしていれば会話が可能です。
子供の獣人と人族(弱個体)などの組み合わせの場合は、本作のように魔道具がないと会話ができません。
例1、初期のシルヴィアとミレイア
→どちらも魔力が弱い為、会話が成立しません。
例2、リタやアシュリーとグレン
→リタやアシュリーが条件を満たしている為、特別な処理をせずに会話ができます。
例3、獣人の町の人々とグレン
→大人の獣人は十分な魔力を有しているので、会話が可能です。
特例、エレナとシルヴィア
→こちらは例外的に可能です。
本来人族とシルヴィアは意思疎通が困難ですが、エレナは人族の中でも魔力を多量に持つ強者です。
人物設定の項でも述べますが、エレナはその魔力によって<技能>をふんだんに使用することができます。
そのため彼女は一時期だけとはいえ、若くして敵無しの座まで昇りつめることができました。
《魔力と魔法》
魔法の使い方にはいくつかの方法があります。魔法陣を描いて使用する方法。詠唱を唱えて使用する方法。魔力の籠った物を媒体にして使用する方法。
自分が持つ魔力を多く犠牲にして使用する方法(無詠唱魔法)。
魔法の種類は多岐にわたり、火水土風、光闇、精神、生活や建築などがあります。
リタの使用する幻術は本来なら精神魔法に属していますが、その効果が限定的で独特な為、別ジャンルのように認識されています。
また、魔力を体や武具にまとわせて強化する方法もあります。(エンチャント)こちらは魔力を常に消費し続ける為、一部の個体を除いて使用されることはあまりありません。
また魔法に限らず魔力を使用するときには、体が若干光るという変化も見られます。
《技能》
戦闘力の劣る人族が生み出した強力な能力です。魔法と同じように魔力を使用しますが、比較的少ない魔力で強力な技が使用できます。
この能力は基本的に戦闘技能が多く、種類も多くはありません。魔道具と違い人族から教わる形となるため、人族以外で使い手はほぼいません。
《魔道具》
さまざまな魔法を封じ込めたアイテムです。使い捨ての物から、所持者の魔力を使用しながら長期間使えるものまで様々です。
簡単な魔法であれば低コストで、強力な魔法を封じ込めていると膨大な魔力を消費します。
魔法用の何らかの媒体と、状態を安定させる為の鉱石を使用するのが一般的です。
シルヴィアの付けている意思疎通のための魔道具は、魔力の消費が極めて小さい為、装着し続けても問題ありません。
これまでの作品や今回の設定について、ロジックの穴や矛盾など見つけた方はご連絡ください。
魔王の住む大陸には大小10を超える数の国があります。
今作で出ていたプリニシアはその中でも1・2を争う大国です。
周辺に割拠する小国は従属や同盟、支配下に入ることによって平和を維持しています。
プリニシアの敗北、新生は大陸に大きな衝撃を与えることになるでしょう。
《分布としての種族》
大陸で最も富と生存領域を獲得しているのは人族です。
要所を城や砦で抑え、数と文明の力で他種族を圧倒している状態です。
国によっては人族も他の種族と共存の道を選んでいるところもありますが、マジョリティではありません。
大抵の国は人族優遇政策が取られ、極端な国だと亜人(獣人など、見た目が人に近い種)は生きることすら困難なほどです。
獣人はというと国を形成するほどの集団は作れず、人族の国家の隙間に町がひっそりと作られる程度です。
《種族の性質》
人族(ジンゾク)・・・・・・・単純な生命としては最も弱い種族です。腕力も魔力も最も劣る存在ですが、文明の力で勢力を伸ばしていきました。武具、攻城兵器、築城技術、魔道具、魔法が不得手の代わりに魔力を消費して駆使する《技能》などを開発しました。
→主要人物 アルフレッド エレナ グレン ミレイアなど
獣人族(ジュウジンゾク)・・・人族よりも腕力も魔力も平均的に強く、バランスの良い種族です。知能も高く、ある程度の文明を築いていますが、魔法がある程度使えてしまうため、人間ほど技術力が発展することができませんでした。その結果、総合力で人族に大きく遅れを取っています。人族の文明が黎明期の頃の大陸の覇者でもあります。
→主要人物 シルヴィア
大狐、妖狐などの高位亜人・・・強力な個体である獣人です。強い魔力を持っていたり、途方もない攻撃方法を持っています。竜、狐、狼、虎などが挙げられます。彼らは強力である代わりに数がとても少なく、群れを形成することはほぼありません。よって、大陸を制覇したことのない種でもあります。
→主要人物 リタ
魔人・・・・・・・・・・・・・魔力の濃度の濃いエリアにのみ誕生するユニーク種です。彼らはこの世に二人といない、固有の生物です。古代の秘術など、その生物のみが扱える魔法が存在します。この力は魔力で強引に発動する という手段でも実行できないものです。それらの力は認知度も低く、対抗策がほぼないため強力ですが、彼らは生息域から離れるほど力を失います。遠くに移動すること自体はできますが、遠く離れることを嫌がります。
→主要人物 アシュリー(豊穣の森)
魔獣・・・・・・・・・・・・・知能や文明をほとんど持たない代わりに、強い戦闘力を持つ種族です。群れには必ず????ロード という名を冠するボスがおり、群れの中で最も強い力を持ちます。後述の<会話>の項目でも触れますが、魔力を十二分に持つロードは意思疎通が可能です。彼らの手下は魔力不足の為会話はできません。
→主要人物 グレートウルフ・ロード
<種族間の会話、意思疎通のしくみ>
同人種間は国が違っていても会話が可能であり、言語の違いはありません。
また、魔力を十分に持つ個体は、言語自体を知らなくても会話が可能です。
人族は基本的に必要な量の魔力を持たないので、相手次第では日常会話すらできません。
この会話は両者が魔力を持つ必要はなく、どちらかが満たしていれば会話が可能です。
子供の獣人と人族(弱個体)などの組み合わせの場合は、本作のように魔道具がないと会話ができません。
例1、初期のシルヴィアとミレイア
→どちらも魔力が弱い為、会話が成立しません。
例2、リタやアシュリーとグレン
→リタやアシュリーが条件を満たしている為、特別な処理をせずに会話ができます。
例3、獣人の町の人々とグレン
→大人の獣人は十分な魔力を有しているので、会話が可能です。
特例、エレナとシルヴィア
→こちらは例外的に可能です。
本来人族とシルヴィアは意思疎通が困難ですが、エレナは人族の中でも魔力を多量に持つ強者です。
人物設定の項でも述べますが、エレナはその魔力によって<技能>をふんだんに使用することができます。
そのため彼女は一時期だけとはいえ、若くして敵無しの座まで昇りつめることができました。
《魔力と魔法》
魔法の使い方にはいくつかの方法があります。魔法陣を描いて使用する方法。詠唱を唱えて使用する方法。魔力の籠った物を媒体にして使用する方法。
自分が持つ魔力を多く犠牲にして使用する方法(無詠唱魔法)。
魔法の種類は多岐にわたり、火水土風、光闇、精神、生活や建築などがあります。
リタの使用する幻術は本来なら精神魔法に属していますが、その効果が限定的で独特な為、別ジャンルのように認識されています。
また、魔力を体や武具にまとわせて強化する方法もあります。(エンチャント)こちらは魔力を常に消費し続ける為、一部の個体を除いて使用されることはあまりありません。
また魔法に限らず魔力を使用するときには、体が若干光るという変化も見られます。
《技能》
戦闘力の劣る人族が生み出した強力な能力です。魔法と同じように魔力を使用しますが、比較的少ない魔力で強力な技が使用できます。
この能力は基本的に戦闘技能が多く、種類も多くはありません。魔道具と違い人族から教わる形となるため、人族以外で使い手はほぼいません。
《魔道具》
さまざまな魔法を封じ込めたアイテムです。使い捨ての物から、所持者の魔力を使用しながら長期間使えるものまで様々です。
簡単な魔法であれば低コストで、強力な魔法を封じ込めていると膨大な魔力を消費します。
魔法用の何らかの媒体と、状態を安定させる為の鉱石を使用するのが一般的です。
シルヴィアの付けている意思疎通のための魔道具は、魔力の消費が極めて小さい為、装着し続けても問題ありません。
これまでの作品や今回の設定について、ロジックの穴や矛盾など見つけた方はご連絡ください。
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