一生の孤独とひきかえに

箱入り息子の東雲時雨は、母の言いつけを守り22年間の人生で一度も屋敷から出た事がない。
それだけでなく、自身の全てが母に監視される日々。
いつからか、時雨は表情を失っていた。

そんなある日、時雨は屋敷の書物庫に隠されていた牢獄を見つける。
牢獄の中には拷問を受け身体中から血を流した男が鎖に繋がれ跪いていた。

「昔話、暇つぶしに聞いていけよ」

突然、牢獄の中の男は時雨に向かって言った。
男の口から語られるとある町の昔話。
嘘か真か。語りながら男は、遠くを懐かしむように瞳を揺らす。

牢獄に幽閉された男と屋敷から出ることができない時雨。
思いがけず出会った2人の物語。

あらすじは最初の数話をまとめたものです。
※最初はメインの2人のみ。
後々CPは増える予定です。
まだ先ですがR18が出てきます。
出る話には最初に※いれておきます。
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