ワニと泳ぐ

夏と共に、高校内には噂がやってきた。
それは、ありきたりな学校の七不思議。

そんなこと気にしないはずだった”私”はなぜか、
遠巻きに見ているだけだった、クラス人気No.1の”倉橋”と共に噂を追いかけることになる。
どうしてこうなった。嘆きながらもついて行けば、倉橋には別の悩みがあるようだった。

誰にも言えなかった、あいまいな記憶。
それを確かめる術はあるだろうか。

短くも、記憶に残る夏がはじまった。

24h.ポイント 0pt
0
小説 192,892 位 / 192,892件 ライト文芸 7,633 位 / 7,633件

あなたにおすすめの小説

クロッカスの咲く頃に

雨宮大智
ライト文芸
女子高校生の黒崎杏子、あだ名は「あんずちゃん」。杏子は、年の離れた叔母と親しくなる。小説や古典文学などを好む叔母の影響を受けた杏子は、文系の大学を目指す。大学進学・就職を経て、ひとりの女性となってゆく杏子。そして、自分の人生を注ぎ込む職業を探し出してゆく⎯⎯。与津を主人公とした小説『風と共に生きる』のアナザー・ストーリー。

お別れ席のツクモさん

星見くじ
ライト文芸
「お願いです!私に、恋を見せてください!」 この席で告白すると、100%フラれる​────カフェ〝ユベスク〟の最奥にあるテーブル席には、そんな奇妙な噂があった。 通称〝お別れ席〟と呼ばれるそこは、その噂を逆手にとってか専ら別れ話に使われている。 今日もまた、一組のカップルが別れ話をしている。絶賛片思い中の高校生、猪瀬和人は悪いと思いながらもつい盗み聞きをしてしまう。 しかしその時、彼の耳に誰かの泣き声が聞こえてきて​───?

とある定期テスト間近の青年

cloud
ライト文芸
まぁ、深夜テンションで書きます

隣の家の幼馴染は学園一の美少女だが、ぼっちの僕が好きらしい

四乃森ゆいな
ライト文芸
『この感情は、幼馴染としての感情か。それとも……親友以上の感情だろうか──。』  孤独な読書家《凪宮晴斗》には、いわゆる『幼馴染』という者が存在する。それが、クラスは愚か学校中からも注目を集める才色兼備の美少女《一之瀬渚》である。  しかし、学校での直接的な接触は無く、あってもメッセージのやり取りのみ。せいぜい、誰もいなくなった教室で一緒に勉強するか読書をするぐらいだった。  ところが今年の春休み──晴斗は渚から……、 「──私、ハル君のことが好きなの!」と、告白をされてしまう。  この告白を機に、二人の関係性に変化が起き始めることとなる。  他愛のないメッセージのやり取り、部室でのお昼、放課後の教室。そして、お泊まり。今までにも送ってきた『いつもの日常』が、少しずつ〝特別〟なものへと変わっていく。  だが幼馴染からの僅かな関係の変化に、晴斗達は戸惑うばかり……。  更には過去のトラウマが引っかかり、相手には迷惑をかけまいと中々本音を言い出せず、悩みが生まれてしまい──。  親友以上恋人未満。  これはそんな曖昧な関係性の幼馴染たちが、本当の恋人となるまでの“一年間”を描く青春ラブコメである。

看取り人

織部
ライト文芸
 宗介は、末期癌患者が最後を迎える場所、ホスピスのベッドに横たわり、いずれ訪れるであろう最後の時が来るのを待っていた。 後悔はない。そして訪れる人もいない。そんな中、彼が唯一の心残りは心の底で今も疼く若かりし頃の思い出、そして最愛の人のこと。  そんな時、彼の元に1人の少年が訪れる。 「僕は、看取り人です。貴方と最後の時を過ごすために参りました」  これは看取り人と宗介の最後の数時間の語らいの話し

皆がいる皆の居場所

たくうみ
ライト文芸
家族。 世間一般の家族と言えば、血のつながりがあり、かつ同じ場所、同じ時間を過ごす血縁者と言う認識が一般的であろう。 実際ネットや本にも似たように定義されている。 “血の繋がり合う古より続く繋がり”それが家族なのだと。 ならば、その繋がりが無いと、果たして家族と呼ばれる関係にはなれないのだろうか。 家族と他人の境界線。 それは一体、何処に存在しているのだろうか。 そんなことを考えながら少しの時間が流れた。 しかし、その答えはまだ見つから無い。 けど、いつか、分かる日が来るのだろうか。俺達の関係が一体どのようなもので、どのような名が付けられるのかを─────

アイ・ラぶんちゃっちゃ♪

YHQ337IC
ライト文芸
新幹線七不思議のひとつ「下田モーニングブギ」現象が沿線を騒がせている事件についてついに地元協議会が設立され対策に乗り出した。高度成長期から続く謎の騒音は生き物とも機械ともつかず界隈の不安を募らせてきた。新幹線の始発直前「ずんちゃずんちゃ♪」と閑静な住宅街に鳴り響く怪サウンド。果たしてその正体とは?

BELIEVE~夢の先へ~

藤原葉月
ライト文芸
それぞれの空・・・ 宏人目線のストーリー 大学入試の日、寂しそうな顔をする西田くんをみた僕、東條宏人。 そして、その西田くんと同じ大学に入り、一緒に時を過ごす・・・・ この命がある限り・・・・・

処理中です...