96 / 172
Ⅲ 東と西の狭間の国
ヴィレルの友情
しおりを挟む※ジウ視点に戻ります。今の時間は、少し前へと遡り、ラルフが祖国へ文句を言いに出かけた頃です
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
何度も忘れ物をして私室へ取って返し、挙句の果てに腹が痛いの延期するのとダダをこね始めたラルフをようやくのことでアンゲルへ送り出すと、俺はオシリス号へ移った。
ヴィレルの船で、タルキア帝国の都、ティオンへ運んでもらうのだ。
ラルフからの助言で、ユートパクス軍は撤退を中止し、首都マワジを初め、各所の要塞に立て籠った。イスケンデルに集結したタルキア軍は、出鼻をくじかれた形で立ち往生している。
この隙に、タルキア皇帝から、軍に撤退命令を出してもらおうという計画だ。
「……」
オシリスに乗り込んだ俺は、予想を上回る惨状に瞑目した。
つまり、船中に例のアレが吊るされていたのだ。ラルフが大量発注した青い目玉が。
「邪眼除けだとよ。抵抗したんだが、ラルフの剣幕にはどうしても敵わなくてな」
言い訳のようにオシリスの司令官、ヴィレルがぶつぶつ言っている。
イスケンデル近郊に終結したタルキア軍がどう出るかわからない。皇帝の元へ向かう俺の送迎なんぞにフリゲート艦を使うべきではないと言ったのに。ブリックか、カッターで充分だ。※
それなのにラルフは、どうしてもフリゲート艦でなければだめだ、と主張した。しまいには、さもなければアンゲルへは行かない、とまで言い出したので、仕方なくヴィレルが折れた。
しかしまさか、船中に青い目玉を吊るされるとは思ってもいなかったろう。
「すまない、ヴィレル」
申し訳なさでいっぱいになった。
「いや、君のせいじゃないさ、エドガルド」
「ラルフの奴、過保護なんだ。だから……」
「あいつは君のことが心配なんだろう。それはよくわかってる。君が一度死んだときの、あいつの嘆きと言ったら……」
ヴィレルは言葉を途切らせた。
「そんなにひどかったのか?」
俺は不安になった。取り乱したラルフなんて、想像もつかない。
「いいや。全くいつも通りだった」
「……」
「それがいかんのだ。君が息を引き取ったのは、早朝だった。軍医が首を横に振ると、あいつは部屋に閉じこもって、政府への長い長い報告書を書いた。それから、いつも通りの時間に食堂に現れ、紅茶を一杯だけ飲んだ。しばらくの間、あいつが物を食べている姿は見たことがない。それなのに、痩せもしなければやつれもしないのが不気味だった」
生々しい話に、言葉も出ない。
「君の体を埋葬した時も、やつは涙一つ零さなかった。君の仲間はもちろん、ラルフの相棒のルグランや、士官候補生のやつらさえ、大泣きしていたというのに。それなのにあいつは、乾いた目を見開いたまま、砂漠の真ん中に突っ立っていた。泣けなかったんじゃないか? 今に至るまで」
それが、お気楽な男、ラルフの正体なのだ。俺にはよくわかっている。本当に悲しい時、彼は、自分の心を殺してしまうのだ。
そういうやつなのだ、ラルフ・リールという男は。
「以前、ユートパクス軍に追い詰められ、いよいよだめだと思った時のことだ」
問わず語りにヴィレルは、四年前のことを語り始めた。
「俺とルグラン、それに副艦長ともう一人の副官は、甲板のラルフの周りに集まった。ユートパクス艦はすぐそばまで迫っており、俺達のサファイア号は、完璧にその射程に入っていた。既に2~3発の砲弾が、右舷に着弾して甲板には白い煙がのぼっていた。その時、ラルフは言いやがったんだ。自分は船に残るから、君らはボートで脱出しろと」
息が詰まった。そんな恐ろしい目に、あの飄々とした男は遭っていたのか。
ヴィレルは肩を竦めた。
「もちろん俺達は一人残らず、最後までともに戦うと答えた。ラルフと一緒に死ぬとな」
深いため息をついた。
「俺達は全員逮捕されたが、ラルフが身を張って、俺達を本国へ返還させた。彼一人がシテ塔に閉じ込められたのは、君も知っているだろう?」
無言で俺は頷いた。シテ塔で暗殺されそうになった彼を脱獄させたのが、俺達亡命貴族だ。
それからずっと、俺達は彼の側にいる。彼の庇護を受け、その手足となってユートパクスと戦っている。
「なあ、エドガルド。頼むから、ラルフのことを捨てないでやってくれ」
以前、同じようなことをルグランにも言われた。
ラルフの周囲にいる人たちは、どうして俺がラルフを裏切ると思うのだろう。
彼は俺の恋人だというのに。
「君があの男を愛しているのはよくわかる。確かに彼は、軍人としては互角か、ラルフよりちょっと上かもしれない。だが人間としては、ラルフの方がずっと格上だ」
「……いったい誰のことを言っているのだ?」
わけがわからなかった。
「シャルワーヌ・ユベールだ」
開いた口がふさがらなかった。どこの世界に、自分を強姦した男を愛する者がいるか。
「だって君が彼を見る時の目と言ったら! 頬を真っ赤に染めて、なんとも言えない色っぽい潤んだ眼差しで。あれじゃ、ラルフがかわいそうだ」
ヴィレルは、俺の中に残ったジウ王子のことを言っているのだと気がついた。
「それは俺ではないよ」
「は?」
嘘を吐くなと言わんばかりの、物凄く険悪な目でヴィレルは俺を見据えた。こんな目で睨まれる筋合いはない。
「だから、シャルワーヌを見ている時の俺は、俺じゃない、ジウだ」
ヴィレルも負けてはいなかった。
「ジウ王子は昇天したはずだ。僅かに残っていた意識も、侍従が連れて行った」
……「一緒に参りましょう。もう大丈夫です。貴方の苦しみは、全てこのアソムが引き受けますぞ。貴方のお国は、天上にございます。肉体の牢獄を離れ、さあ参りましょう。ジウ王子、もうあなたは苦しむことがない……」
頭が空っぽになった気がする。思わず俺は叫んだ。
「嘘だ! 彼の魂はまだ、この体に残っている!」
「いい加減認めろ、エドガルド」
固く強張った声が諫めた。
「君はシャルワーヌを愛しているんだ。俺達のラルフではなく。ジウ王子はもういない。言い訳は通用しない。彼を愛しているのは君自身だ」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※ブリック…2本マストで、軍用艦の外、商船にも用いられる
カッター…1本マストの小型快速線
またBL的にはどうでもいいことに血道を上げていますね。申し訳ないことです。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
何度も忘れ物をして私室へ取って返し、挙句の果てに腹が痛いの延期するのとダダをこね始めたラルフをようやくのことでアンゲルへ送り出すと、俺はオシリス号へ移った。
ヴィレルの船で、タルキア帝国の都、ティオンへ運んでもらうのだ。
ラルフからの助言で、ユートパクス軍は撤退を中止し、首都マワジを初め、各所の要塞に立て籠った。イスケンデルに集結したタルキア軍は、出鼻をくじかれた形で立ち往生している。
この隙に、タルキア皇帝から、軍に撤退命令を出してもらおうという計画だ。
「……」
オシリスに乗り込んだ俺は、予想を上回る惨状に瞑目した。
つまり、船中に例のアレが吊るされていたのだ。ラルフが大量発注した青い目玉が。
「邪眼除けだとよ。抵抗したんだが、ラルフの剣幕にはどうしても敵わなくてな」
言い訳のようにオシリスの司令官、ヴィレルがぶつぶつ言っている。
イスケンデル近郊に終結したタルキア軍がどう出るかわからない。皇帝の元へ向かう俺の送迎なんぞにフリゲート艦を使うべきではないと言ったのに。ブリックか、カッターで充分だ。※
それなのにラルフは、どうしてもフリゲート艦でなければだめだ、と主張した。しまいには、さもなければアンゲルへは行かない、とまで言い出したので、仕方なくヴィレルが折れた。
しかしまさか、船中に青い目玉を吊るされるとは思ってもいなかったろう。
「すまない、ヴィレル」
申し訳なさでいっぱいになった。
「いや、君のせいじゃないさ、エドガルド」
「ラルフの奴、過保護なんだ。だから……」
「あいつは君のことが心配なんだろう。それはよくわかってる。君が一度死んだときの、あいつの嘆きと言ったら……」
ヴィレルは言葉を途切らせた。
「そんなにひどかったのか?」
俺は不安になった。取り乱したラルフなんて、想像もつかない。
「いいや。全くいつも通りだった」
「……」
「それがいかんのだ。君が息を引き取ったのは、早朝だった。軍医が首を横に振ると、あいつは部屋に閉じこもって、政府への長い長い報告書を書いた。それから、いつも通りの時間に食堂に現れ、紅茶を一杯だけ飲んだ。しばらくの間、あいつが物を食べている姿は見たことがない。それなのに、痩せもしなければやつれもしないのが不気味だった」
生々しい話に、言葉も出ない。
「君の体を埋葬した時も、やつは涙一つ零さなかった。君の仲間はもちろん、ラルフの相棒のルグランや、士官候補生のやつらさえ、大泣きしていたというのに。それなのにあいつは、乾いた目を見開いたまま、砂漠の真ん中に突っ立っていた。泣けなかったんじゃないか? 今に至るまで」
それが、お気楽な男、ラルフの正体なのだ。俺にはよくわかっている。本当に悲しい時、彼は、自分の心を殺してしまうのだ。
そういうやつなのだ、ラルフ・リールという男は。
「以前、ユートパクス軍に追い詰められ、いよいよだめだと思った時のことだ」
問わず語りにヴィレルは、四年前のことを語り始めた。
「俺とルグラン、それに副艦長ともう一人の副官は、甲板のラルフの周りに集まった。ユートパクス艦はすぐそばまで迫っており、俺達のサファイア号は、完璧にその射程に入っていた。既に2~3発の砲弾が、右舷に着弾して甲板には白い煙がのぼっていた。その時、ラルフは言いやがったんだ。自分は船に残るから、君らはボートで脱出しろと」
息が詰まった。そんな恐ろしい目に、あの飄々とした男は遭っていたのか。
ヴィレルは肩を竦めた。
「もちろん俺達は一人残らず、最後までともに戦うと答えた。ラルフと一緒に死ぬとな」
深いため息をついた。
「俺達は全員逮捕されたが、ラルフが身を張って、俺達を本国へ返還させた。彼一人がシテ塔に閉じ込められたのは、君も知っているだろう?」
無言で俺は頷いた。シテ塔で暗殺されそうになった彼を脱獄させたのが、俺達亡命貴族だ。
それからずっと、俺達は彼の側にいる。彼の庇護を受け、その手足となってユートパクスと戦っている。
「なあ、エドガルド。頼むから、ラルフのことを捨てないでやってくれ」
以前、同じようなことをルグランにも言われた。
ラルフの周囲にいる人たちは、どうして俺がラルフを裏切ると思うのだろう。
彼は俺の恋人だというのに。
「君があの男を愛しているのはよくわかる。確かに彼は、軍人としては互角か、ラルフよりちょっと上かもしれない。だが人間としては、ラルフの方がずっと格上だ」
「……いったい誰のことを言っているのだ?」
わけがわからなかった。
「シャルワーヌ・ユベールだ」
開いた口がふさがらなかった。どこの世界に、自分を強姦した男を愛する者がいるか。
「だって君が彼を見る時の目と言ったら! 頬を真っ赤に染めて、なんとも言えない色っぽい潤んだ眼差しで。あれじゃ、ラルフがかわいそうだ」
ヴィレルは、俺の中に残ったジウ王子のことを言っているのだと気がついた。
「それは俺ではないよ」
「は?」
嘘を吐くなと言わんばかりの、物凄く険悪な目でヴィレルは俺を見据えた。こんな目で睨まれる筋合いはない。
「だから、シャルワーヌを見ている時の俺は、俺じゃない、ジウだ」
ヴィレルも負けてはいなかった。
「ジウ王子は昇天したはずだ。僅かに残っていた意識も、侍従が連れて行った」
……「一緒に参りましょう。もう大丈夫です。貴方の苦しみは、全てこのアソムが引き受けますぞ。貴方のお国は、天上にございます。肉体の牢獄を離れ、さあ参りましょう。ジウ王子、もうあなたは苦しむことがない……」
頭が空っぽになった気がする。思わず俺は叫んだ。
「嘘だ! 彼の魂はまだ、この体に残っている!」
「いい加減認めろ、エドガルド」
固く強張った声が諫めた。
「君はシャルワーヌを愛しているんだ。俺達のラルフではなく。ジウ王子はもういない。言い訳は通用しない。彼を愛しているのは君自身だ」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※ブリック…2本マストで、軍用艦の外、商船にも用いられる
カッター…1本マストの小型快速線
またBL的にはどうでもいいことに血道を上げていますね。申し訳ないことです。
10
お気に入りに追加
78
あなたにおすすめの小説
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
【完結】もふもふ獣人転生
*
BL
白い耳としっぽのもふもふ獣人に生まれ、強制労働で死にそうなところを助けてくれたのは、最愛の推しでした。
ちっちゃなもふもふ獣人と、攻略対象の凛々しい少年の、両片思い? な、いちゃらぶもふもふなお話です。
本編完結しました!
おまけをちょこちょこ更新しています。
第12回BL大賞、奨励賞をいただきました、読んでくださった方、応援してくださった方、投票してくださった方のおかげです、ほんとうにありがとうございました!
男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~
さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。
そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。
姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。
だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。
その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。
女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。
もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。
周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか?
侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
【Amazonベストセラー入りしました】僕の処刑はいつですか?欲しがり義弟に王位を追われ身代わりの花嫁になったら溺愛王が待っていました。
美咲アリス
BL
「国王陛下!僕は偽者の花嫁です!どうぞ、どうぞ僕を、処刑してください!!」「とりあえず、落ち着こうか?(笑)」意地悪な義母の策略で義弟の代わりに辺境国へ嫁いだオメガ王子のフウル。正直な性格のせいで嘘をつくことができずに命を捨てる覚悟で夫となる国王に真実を告げる。だが美貌の国王リオ・ナバはなぜかにっこりと微笑んだ。そしてフウルを甘々にもてなしてくれる。「きっとこれは処刑前の罠?」不幸生活が身についたフウルはビクビクしながら城で暮らすが、実は国王にはある考えがあって⋯⋯?(Amazonベストセラー入りしました。1位。1/24,2024)
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる