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第五章 『渋谷』ダンジョン 中層編
第94話 反省とは
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たった四度のぶつかり合いでも間違いなく手に汗握る死闘だった。それもだらだらと続く泥仕合などではなく、一挙手一投足に互いの創意工夫がいくつも詰め込まれていた濃密な一瞬劇。
自分の推しが活躍している姿はあの日以上に輝きを放っていた――。
「くはは…はっはははは!……流石は私の海だぁ♡」
劇を特等席で見ていた観客の一人、竜胆真は声高々に湿り気を帯びた声色で笑う。
もうどうにかなってしまいそうだった。
初めて海の戦いを見たあの日でさえ十二分に自分の期待を超えてくれたというのにその上があるなんて誰が予想していたというのだろう。
「よくやった!」
黒ずんでいく精鋭犬人《脇役》の骸を見下ろす海《主役》に近づいて行き、興奮冷めやらぬうちに背後から抱きしめた。そしてわしゃわしゃと無抵抗な青年の頭を撫で回してやる。
「…ん?」
そこに至ってようやく海の身体が可笑しな形をしていることに竜胆は気付いた。
この青年の身体はここまで大きかったか?腕が回り切らない。
まるで大男に抱き着いている錯覚に陥り、密着させていた身体を離すと不自然に肩が膨れ上がっているのが眼に映る。
「おい、桜子!来てくれ!」
「海君は疲れているんですからそんなに激しく……え?」
それは少し遅れて来た桜子の眼にも同じように映った……いや、常日頃から海の上裸を見慣れている彼女の脳裏にははっきりと異常の二文字が浮かんでいた。
「ダンジョンスーツを脱がせるので、真さんは周りに注意を払って下さい!」
「よし、分かった!」
普段おっとりしている桜子がこんなにも慌てている。自分が思っている以上に状況は悪いのかもしれない。
どうして海の肩が腫れている?今思えば腹あたりにも妙な出っ張りが当たっていたか?怪我?被弾と言える被弾はしていないのに?何故?
頭の中を数々の疑問が飛び回るが兎にも角にも今は自分の出来ることをやろう。そう考えた竜胆はどこからともなく取り出した一本の大剣を無造作に薙ぎ払った。
「見世物ではない、散れ」
瞬間、彼女を中心とした半径五メートルより外側に突風が巻き起こり下草も怪物も関係なく皆平等に消え失せる。
見晴らしの良くなったことに加えて近くでちょろちょろ自分たちのことを嗅ぎ回っていた鼠が散り散りに逃げ去る気配を感じ満足げにふんと鼻を鳴らす。
(…相変わらず滅茶苦茶ですね)
その草刈り殺戮劇をしっかり見届けた桜子は一旦外していた視線を地面に横たわる海に向けた。
「よく戦えましたね…」
そして一言。よくもまぁこんな身体で戦えましたねと褒めているのか呆れているのか分からない表情で呟く。
規則正しい寝息が聞こえるあたり命に別状はないだろう。しかし下着を除いて素っ裸になった海の身体はそれはもう酷いものだった。
攻撃をいなす際に最も負荷がかかる腕と胴体を繋ぐ肩はもちろんのこと身体の根幹を支える腰から足の指先に至るまでの関節という関節が不自然に隆起し赤黒く変色している。しかもこれらの怪我はたった数発の攻撃を受け流し、二度猛チャージを仕掛けただけで負ったものだ。
傷の数と深さがそのまま海と精鋭犬人の能力差を表しているのは明白で、それを全てを理解していたにもかかわらず自分はあの時「頑張ってみます」という彼の言葉を受け入れたことを思い出した桜子は整った顔を歪める。
命を賭した戦いがなければ人は強くなれない。
成長に必要な傷であることは理解しているつもりだが、いざ目の前にすると罪悪感で胸が苦しくなった。
「魔装――火日葵《ひまわり》」
その息苦しさを消すようにして海の身体にあった傷を取り除く。特に腫れが酷い左手は後遺症が残らないよう丁寧に。
淡い光に包まれた後、綺麗さっぱり元通りになったパンイチの海を見て幾分か罪悪感が薄れた桜子は、だどうして海がここまでの大怪我を負ったか理解できていない竜胆に対して提案する。
「真さん…階層主に挑む前に少し時間を取りませんか?」
「…何故?」
それはしばらくの間、先に進むのをやめて第二十五層に滞在しようというものだった。しかし聞かされた側の竜胆は首をかしげ彼女の提案を反対する。
「武器の性能、身体能力が劣っているにもかかわらず六等級に真っ向勝負で勝てたんだぞ?どこに止まる必要がある。少し休んでから次に進むべきだ、我々には時間が残されていない」
立ち止まっている暇などないのだ。敵の魔の手はすぐそこまで迫ってきている。
武器の性能が足りないならば、自分たちが各階層ごとに適した武器を与えてあげればいい。身体能力が足りないのならより強い敵を倒してマナ吸収による身体能力の底上げを効率的にしよう。
そして何より海はまだ一度たりとも負けていない。止まるのは負けてからでいい。負け=死にならないために自分たちはいるのだから。
竜胆にしては珍しくちゃんと根拠のある反論。しかし桜子は怯まずに言い返す。
「たとえそれが海君自身を潰す可能性の高い選択だとしてもですか?」
「何…海が潰れるだと?」
推しが潰れてもいいのか、と。
竜胆は海が潰れる未来を全くもって考慮していない、彼に出来ないことはない。桜子の眼に映る竜胆は海に対して期待し過ぎているように見えた。
確かにそれくらい海の才能は圧倒的なものだし、桜子自身期待を寄せる人間の中の一人である以上期待するなとは言えない。
しかしモノには限度がある、過度な期待は人を盲目にさせるのだ。
「少し冷静になって考えてみれば分かることです。先ほどの戦闘で海君は格上に対して真っ向勝負で見事勝ち切りました…ボロボロの状態で。触診した限り打撲はもちろんのこと骨折、脱臼等が複数個所…全治半年の大怪我ですね。私たちは久しく出会っていませんから忘れかけていましたけど、格上とはそれほどの犠牲を払ってようやく勝てる相手なんです」
「格上?……あぁ、そうか。海にとっては二等級も上の格上なのか…」
ほら、もう盲目になっている。
竜胆自身もそれを指摘された今、初めて自覚した。これはいけない。
(そうか…だから海は怪我をしたのか)
被弾と言う被弾をしていないのに何故海は怪我したのか。相手が格上だからである。
「そんな格上が二十六層より下からは通常怪物として時には集団で現れます。その度に海君は怪我をするんですか?一回一回気絶して立ち止まって?朝陽の言葉を借りるとそれはあまりにも非効率で無謀な進み方に思えます。それに今はアドレナリンで痛みを感じていなかったようですけど毎回そう都合のいいようにアドレナリンは痛みを抑えてくれません」
「あぁ…そうだな」
本当にその通りだと竜胆は反省する。
痛みによって覚えるものより痛みによって失うものの方が圧倒的に多い。誰もが知る常識を『だって海だから』と忘れていた。
痛みによって植え付けられたトラウマは海の集中力を奪うかもしれないし、思い切りの良さと慎重さをただの臆病に変えてしまうかもしれない。
せっかく戦わずして強くなれる方法《スキルボード》があるのにそれを選ぶことなく傷だらけになって強くなれ?時代は昭和じゃない、令和である。
「分かった…二十五層にしばらく滞在することにしよう」
「ありがとうございます」
竜胆は踏み留まり桜子の提案に頷いた。
しかしこれは停滞ではなく前に進むために力を貯めるための一時停止にしなければならない。反省もそこそこに二人は作戦会議を始める。
「海君の戦闘センスはもともと一級品ですからぎりぎりの戦闘は当分の間しなくてもいいのではないでしょうか」
「まぁそうだな、才能に身体能力がついていけていない…こんな感じか?」
「あ、そうですそうです、そんな感じです。であれば今は身体能力を伸ばすことに注力するべきだと思います」
「だな…となるとやはりスキルボードのノルマを熟すしかなくなるな。一日中やらせるか?」
「それは…流石に可哀そうです」
「そうか?戦わずして強くなれるのならそれ以上のことはないと思うのだが…なら気分転換で八等級や七等級の怪物の群れを当ててストレス発散させるとかどうだ?」
「う~ん…あり、ですね。でもまずは八等級にしましょう。海君はまだダンジョンに潜り始めて一か月も経っていないスポンジ君ですから八等級でもマナ吸収の効率は高いと思います」
「決まりだな」
「はい、決まりですね。途中途中、私たちが引っ張ってきた八等級の群れを倒して気分転換がてらマナ吸収しつつ、筋トレをしてもらいましょう!」
反省とは。
海がその場にいれば絶対に待ったをかけるだろう、なら痛い方がいいですと。しかし残念なことに彼はその場にはいるものの意識がなかった。
「よしっ、そうと決まれば安心して寝泊りできる場所が必要になってくるな。筋トレも外でやるより屋内でやった方が安全だ……あぁ、そういえば婆さんの宿が二十五層にあったか」
「婆さんの宿…ですか」
「あぁ、狸の権力が及ぶことのないダンジョン内にある数少ない安全地帯だ」
そしてこれまた残念なことに竜胆真は無茶無謀な作戦を実行できる環境を整える力を持っていた。
「―――…もしもし?お久しぶりです、竜胆です」
『なんだい、いきなり』
電話越しに聞こえる嗄れ声は桜子にとってどこか聞き覚えのあるものだった。
自分の推しが活躍している姿はあの日以上に輝きを放っていた――。
「くはは…はっはははは!……流石は私の海だぁ♡」
劇を特等席で見ていた観客の一人、竜胆真は声高々に湿り気を帯びた声色で笑う。
もうどうにかなってしまいそうだった。
初めて海の戦いを見たあの日でさえ十二分に自分の期待を超えてくれたというのにその上があるなんて誰が予想していたというのだろう。
「よくやった!」
黒ずんでいく精鋭犬人《脇役》の骸を見下ろす海《主役》に近づいて行き、興奮冷めやらぬうちに背後から抱きしめた。そしてわしゃわしゃと無抵抗な青年の頭を撫で回してやる。
「…ん?」
そこに至ってようやく海の身体が可笑しな形をしていることに竜胆は気付いた。
この青年の身体はここまで大きかったか?腕が回り切らない。
まるで大男に抱き着いている錯覚に陥り、密着させていた身体を離すと不自然に肩が膨れ上がっているのが眼に映る。
「おい、桜子!来てくれ!」
「海君は疲れているんですからそんなに激しく……え?」
それは少し遅れて来た桜子の眼にも同じように映った……いや、常日頃から海の上裸を見慣れている彼女の脳裏にははっきりと異常の二文字が浮かんでいた。
「ダンジョンスーツを脱がせるので、真さんは周りに注意を払って下さい!」
「よし、分かった!」
普段おっとりしている桜子がこんなにも慌てている。自分が思っている以上に状況は悪いのかもしれない。
どうして海の肩が腫れている?今思えば腹あたりにも妙な出っ張りが当たっていたか?怪我?被弾と言える被弾はしていないのに?何故?
頭の中を数々の疑問が飛び回るが兎にも角にも今は自分の出来ることをやろう。そう考えた竜胆はどこからともなく取り出した一本の大剣を無造作に薙ぎ払った。
「見世物ではない、散れ」
瞬間、彼女を中心とした半径五メートルより外側に突風が巻き起こり下草も怪物も関係なく皆平等に消え失せる。
見晴らしの良くなったことに加えて近くでちょろちょろ自分たちのことを嗅ぎ回っていた鼠が散り散りに逃げ去る気配を感じ満足げにふんと鼻を鳴らす。
(…相変わらず滅茶苦茶ですね)
その草刈り殺戮劇をしっかり見届けた桜子は一旦外していた視線を地面に横たわる海に向けた。
「よく戦えましたね…」
そして一言。よくもまぁこんな身体で戦えましたねと褒めているのか呆れているのか分からない表情で呟く。
規則正しい寝息が聞こえるあたり命に別状はないだろう。しかし下着を除いて素っ裸になった海の身体はそれはもう酷いものだった。
攻撃をいなす際に最も負荷がかかる腕と胴体を繋ぐ肩はもちろんのこと身体の根幹を支える腰から足の指先に至るまでの関節という関節が不自然に隆起し赤黒く変色している。しかもこれらの怪我はたった数発の攻撃を受け流し、二度猛チャージを仕掛けただけで負ったものだ。
傷の数と深さがそのまま海と精鋭犬人の能力差を表しているのは明白で、それを全てを理解していたにもかかわらず自分はあの時「頑張ってみます」という彼の言葉を受け入れたことを思い出した桜子は整った顔を歪める。
命を賭した戦いがなければ人は強くなれない。
成長に必要な傷であることは理解しているつもりだが、いざ目の前にすると罪悪感で胸が苦しくなった。
「魔装――火日葵《ひまわり》」
その息苦しさを消すようにして海の身体にあった傷を取り除く。特に腫れが酷い左手は後遺症が残らないよう丁寧に。
淡い光に包まれた後、綺麗さっぱり元通りになったパンイチの海を見て幾分か罪悪感が薄れた桜子は、だどうして海がここまでの大怪我を負ったか理解できていない竜胆に対して提案する。
「真さん…階層主に挑む前に少し時間を取りませんか?」
「…何故?」
それはしばらくの間、先に進むのをやめて第二十五層に滞在しようというものだった。しかし聞かされた側の竜胆は首をかしげ彼女の提案を反対する。
「武器の性能、身体能力が劣っているにもかかわらず六等級に真っ向勝負で勝てたんだぞ?どこに止まる必要がある。少し休んでから次に進むべきだ、我々には時間が残されていない」
立ち止まっている暇などないのだ。敵の魔の手はすぐそこまで迫ってきている。
武器の性能が足りないならば、自分たちが各階層ごとに適した武器を与えてあげればいい。身体能力が足りないのならより強い敵を倒してマナ吸収による身体能力の底上げを効率的にしよう。
そして何より海はまだ一度たりとも負けていない。止まるのは負けてからでいい。負け=死にならないために自分たちはいるのだから。
竜胆にしては珍しくちゃんと根拠のある反論。しかし桜子は怯まずに言い返す。
「たとえそれが海君自身を潰す可能性の高い選択だとしてもですか?」
「何…海が潰れるだと?」
推しが潰れてもいいのか、と。
竜胆は海が潰れる未来を全くもって考慮していない、彼に出来ないことはない。桜子の眼に映る竜胆は海に対して期待し過ぎているように見えた。
確かにそれくらい海の才能は圧倒的なものだし、桜子自身期待を寄せる人間の中の一人である以上期待するなとは言えない。
しかしモノには限度がある、過度な期待は人を盲目にさせるのだ。
「少し冷静になって考えてみれば分かることです。先ほどの戦闘で海君は格上に対して真っ向勝負で見事勝ち切りました…ボロボロの状態で。触診した限り打撲はもちろんのこと骨折、脱臼等が複数個所…全治半年の大怪我ですね。私たちは久しく出会っていませんから忘れかけていましたけど、格上とはそれほどの犠牲を払ってようやく勝てる相手なんです」
「格上?……あぁ、そうか。海にとっては二等級も上の格上なのか…」
ほら、もう盲目になっている。
竜胆自身もそれを指摘された今、初めて自覚した。これはいけない。
(そうか…だから海は怪我をしたのか)
被弾と言う被弾をしていないのに何故海は怪我したのか。相手が格上だからである。
「そんな格上が二十六層より下からは通常怪物として時には集団で現れます。その度に海君は怪我をするんですか?一回一回気絶して立ち止まって?朝陽の言葉を借りるとそれはあまりにも非効率で無謀な進み方に思えます。それに今はアドレナリンで痛みを感じていなかったようですけど毎回そう都合のいいようにアドレナリンは痛みを抑えてくれません」
「あぁ…そうだな」
本当にその通りだと竜胆は反省する。
痛みによって覚えるものより痛みによって失うものの方が圧倒的に多い。誰もが知る常識を『だって海だから』と忘れていた。
痛みによって植え付けられたトラウマは海の集中力を奪うかもしれないし、思い切りの良さと慎重さをただの臆病に変えてしまうかもしれない。
せっかく戦わずして強くなれる方法《スキルボード》があるのにそれを選ぶことなく傷だらけになって強くなれ?時代は昭和じゃない、令和である。
「分かった…二十五層にしばらく滞在することにしよう」
「ありがとうございます」
竜胆は踏み留まり桜子の提案に頷いた。
しかしこれは停滞ではなく前に進むために力を貯めるための一時停止にしなければならない。反省もそこそこに二人は作戦会議を始める。
「海君の戦闘センスはもともと一級品ですからぎりぎりの戦闘は当分の間しなくてもいいのではないでしょうか」
「まぁそうだな、才能に身体能力がついていけていない…こんな感じか?」
「あ、そうですそうです、そんな感じです。であれば今は身体能力を伸ばすことに注力するべきだと思います」
「だな…となるとやはりスキルボードのノルマを熟すしかなくなるな。一日中やらせるか?」
「それは…流石に可哀そうです」
「そうか?戦わずして強くなれるのならそれ以上のことはないと思うのだが…なら気分転換で八等級や七等級の怪物の群れを当ててストレス発散させるとかどうだ?」
「う~ん…あり、ですね。でもまずは八等級にしましょう。海君はまだダンジョンに潜り始めて一か月も経っていないスポンジ君ですから八等級でもマナ吸収の効率は高いと思います」
「決まりだな」
「はい、決まりですね。途中途中、私たちが引っ張ってきた八等級の群れを倒して気分転換がてらマナ吸収しつつ、筋トレをしてもらいましょう!」
反省とは。
海がその場にいれば絶対に待ったをかけるだろう、なら痛い方がいいですと。しかし残念なことに彼はその場にはいるものの意識がなかった。
「よしっ、そうと決まれば安心して寝泊りできる場所が必要になってくるな。筋トレも外でやるより屋内でやった方が安全だ……あぁ、そういえば婆さんの宿が二十五層にあったか」
「婆さんの宿…ですか」
「あぁ、狸の権力が及ぶことのないダンジョン内にある数少ない安全地帯だ」
そしてこれまた残念なことに竜胆真は無茶無謀な作戦を実行できる環境を整える力を持っていた。
「―――…もしもし?お久しぶりです、竜胆です」
『なんだい、いきなり』
電話越しに聞こえる嗄れ声は桜子にとってどこか聞き覚えのあるものだった。
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