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復讐派の決心
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船が出航してから1週間後。
「ねえキバ、リュウキ兄ちゃんは生きてるよね」
「当たり前だろ!俺たちは約束したんだ。自分の兄ちゃんを信じろよ。必ず帰ってくるさ」
「そうだよね、リュウキ兄ちゃんは約束破ったりしないもんね」
「ああ、すぐにお土産を持ってくるぞ」
この時、キバは気づいていた。リュウキはもうすでに死んでいることを。船が出航してから3日後、人間の住む島から黒い煙が1本たかれているのが見えた。あれは鬼退治をした証として人間が鬼を焼く時に出る煙だ。キバは以前桃太郎が帰って行った時にあの煙を見た。キバはその煙を見てすぐに察した。そして、桃太郎に対する復讐心を密かに高めていた。
「キバ!ヨウキ!ちょっときて!」
「ルキか?どうしたんだそんなに慌てて」
「何って…島中で大騒ぎしてるんだよ!?」
「だから何が!」
「リュウキさん達が戻ってこないから様子を見に行くって島の人達で人間の島に行こうとしてるんだよ!今浜辺で大人たちが揉めてるんだ」
「「え!?」」
「おい!どこに行くんだよ!ちょっと待ってよ!」
キバとヨウキは走って浜辺へ向かった。ルキもそのあとをついていった。
キバ、ヨウキ、ルキの3人は小さな時からの幼なじみだった。3人とも同じ歳で、住む家も近かったので家族ぐるみで仲が良かった。時には喧嘩もして、その度に仲直りして、いつでも一緒に過ごしていた。
5年前、3人はそれぞれ家族を失った。キバは父親を、ヨウキは両親を、ルキは祖父と祖母を殺されてしまった。
その時3人は、必ず復讐を遂げることを誓った。
浜辺に着くと、大人の鬼たちがなにやら大騒ぎしていた。
「今すぐに船を出すべきだ!こんな舐められたマネされて黙っていられるか!」
「あんた落ち着きなよ!みんなでよく話し合わなきゃ!」
「そんな時間はない!船の準備をしろ!今すぐにだ!」
「でも罠だったらどうするんだい!またやられちまうよ!」
「そうだよ!こっちは子供だっているんだ!また殺されたりなんかしちまったらたまったもんじゃないよ!」
「こんな時に弱気になるんじゃねえ!鬼なら鬼らしく牙を向いて行こうじゃねえか!」
「そうだそうだ!嫌ならここで見てればいいさ!俺たちだけでやっつけてやる」
「馬鹿言うんじゃないよ!あんた達が行くことでこっちも危険な目にあうかもしれないんだよ!」
「うるせえ!俺達が片付けてやる!弱いやつは黙ってろ!」
鬼たちは大きな声で怒鳴りあっていた。
「父さん!」
ルキが輪の中に近寄った。1番大きな声を出して熱くなっていた鬼はルキのお父さんだった。
「父さん、なにがあったの?何を揉めてるんだよ」
「ああ、ルキか。ちょっとみんなで会議してるんだ。子供は引っ込んでな」
「子供って…」
「あんた、いいかい?あんた達がむやみに人間に近寄ることで、こんな可愛い子供まで危険になるんだよ。それが分かってるのかい?」
「分かってるも何も、もうやるしかないだろう!リュウキくん達が行ってしまってもう俺たちの存在は知られてしまったんだ!こうなったら俺たちがやるか、あいつらにやられるか、どっちかしかないだろう!俺は黙ってやられる気は無いぜ」
「あんたそんなこと言ったってねえ、もしかしたら話し合いが出来るかもしれないよ、人間だって話し合いくらいできるさ」
「もうそんな余裕はないんだぞ、いいか、もう一分一秒無駄に出来ないんだ。今のうちにもあいつらはこちら側にくるかもしれないんだ。それに見ただろう。さっきの手紙を」
「あれは…」
「手紙?手紙って何?」
「まだいたのか。さっさと帰りなさい」
「ねえ教えてよ!僕達だって関係あるんだから!」
「はぁ、仕方ない。これだよ」
「なになに?」
おにたちへ
なかまはつかまえました そしてころしました
まだはんせいしていないようですので
おしおきにむかいます
おとなしくしていれば よかったものを
もうゆるすことはありません
こんどこそ 退治してみせよう
桃太郎
「なにこれ…ころした…?リュウキ兄ちゃん達を?」
「いいえ、まだわからないわ。これはきっと罠よ」
「ああ、リュウキくん達は生きてるさ。桃太郎は俺たちをおびき寄せるためにこんな手紙をよこしやがったんだ」
「リュウキ兄ちゃん…」
「ヨウキ、しっかりしろ。リュウキさん達は生きてるさ」
「あ、うん。そうだよね…」
「それより、この手紙いつ来たの?」
「今日の朝だ。嫌味な鳥が運んできやがった。あいつら俺らを舐め腐ってやがる。ここまでバカにされて黙っていられるかよ!あいつらが殺しに来るならこっちから行ってやる。5年前の決着を着ける時が来たんだ!」
「だから落ち着きなさいってば!これは罠なのよ!ここであちらに行ったら向こうの思うつぼよ!」
「だから俺たちが先に片付けちゃえばいい話だろうが!」
「ストップストップ!これ、ほんとに桃太郎が来るのかなぁ」
「きっと来るぜ、あいつは」
「僕たち、また殺されちゃうの…?」
「大丈夫だ。桃太郎なんてガキは俺たちがやっつけてやるからな」
「あんたたちねぇ…」
「みんな聞け!敵討ちの時だ!5年前の復讐を果たす時が来た!俺は今から桃太郎退治に行く!人間どもを1人残らず葬り去ってやる!勇気のあるものだけが着いてこい!弱いやつはここに残っていろ!さあ!一緒に来るやつはいるか!」
1人、また1人と前に歩み出た。みなの目には、今まで殺された家族や友達の影が映っていた。
「ちょっとあんたたち!やめなさいよ!」
「もう止めても無駄じゃろう」
「!?」
「長老様!いつからここに!」
「鬼之進よ、どうしても行くというのじゃな」
「はい、もちろんでございます、長老様」
「長老様、許すというのですか!これがどれほど危険なことか…」
「鬼之進はよーく分かっておるじゃろう、私とてそうじゃ。私はリュウキを止めることが出来なかった。私の判断が鈍ったから彼らを危険な目に合わせてしまったのじゃ。その責任は私にある。」
「長老様…」
「私も一緒にいこう」
「え!?」
「長老様!何をおっしゃるのです!ここに残っていてください!」
「では、出向の許可はだせん」
「そんな…」
「よいな鬼之進。それが条件じゃ。足でまといになると思ったら見捨ててくれ。私は自分の務めを、お前はお前の務めを果たすのじゃ」
「…わかりました。では、一緒においでください」
「ちょっとあんた!正気かい!?」
「……。」
「さあ、準備は整っておるかの?」
「はい、既に完了しております」
「では、早速行こうかの。あと手紙にもあったとおり、もう猶予はならん。一刻も早くかたをたけなければならん」
「はい、ではみなと一緒に船にお乗り下さい」
「では、いこうかの」
長老と大人たちは次々に船に乗り始めた。
「あんた…長老様を連れて戻らなきゃ許されないよ」
「ああ、分かってる。子供たちを頼むよ」
「はぁ…これだから男ってのは。まあ決まったからには仕方ない!私達も腹をくくるわ!死ぬ気でやってきなさい!」
「ああ、ありがとう。じゃあ、行ってくるよ」
鬼之進は妻に手を振り、船に乗った。
「はぁ…全く、心臓に悪いわ…あれ?」
残った人達が船を見送る中、キバ、ヨウキ、ルキの姿が見当たらなかった。
「もう帰ったのかもね」
そういい、船が見えなくなるとみんなは解散した。
その数分前…
「ねえ、僕達も船に乗ろうよ」
「え!?ダメだよヨウキ!子供が着いて行ったら怒られちゃうよ!」
「そんなこと言って怖いんだろ!ルキは臆病者だな~」
「ち、違うよ!」
「キバはどう思う?」
「乗ろう」
「え!?何言ってるのキバ!」
「ルキは桃太郎を見たくないのか?俺たちは大事な家族を殺された。俺たちが桃太郎をやっつけてやるんだ!」
「で、でもさ…」
「そう来なくっちゃ!じゃあ行こうぜ!船が出ちまうよ!」
そうしてキバとヨウキはこっそりと船に乗り込んだ。
「ちょっと2人とも!待ってよ!」
ルキもあとに続き、船に乗った。
そして船は無事に人間の住む島に着いた。
「ねえキバ、リュウキ兄ちゃんは生きてるよね」
「当たり前だろ!俺たちは約束したんだ。自分の兄ちゃんを信じろよ。必ず帰ってくるさ」
「そうだよね、リュウキ兄ちゃんは約束破ったりしないもんね」
「ああ、すぐにお土産を持ってくるぞ」
この時、キバは気づいていた。リュウキはもうすでに死んでいることを。船が出航してから3日後、人間の住む島から黒い煙が1本たかれているのが見えた。あれは鬼退治をした証として人間が鬼を焼く時に出る煙だ。キバは以前桃太郎が帰って行った時にあの煙を見た。キバはその煙を見てすぐに察した。そして、桃太郎に対する復讐心を密かに高めていた。
「キバ!ヨウキ!ちょっときて!」
「ルキか?どうしたんだそんなに慌てて」
「何って…島中で大騒ぎしてるんだよ!?」
「だから何が!」
「リュウキさん達が戻ってこないから様子を見に行くって島の人達で人間の島に行こうとしてるんだよ!今浜辺で大人たちが揉めてるんだ」
「「え!?」」
「おい!どこに行くんだよ!ちょっと待ってよ!」
キバとヨウキは走って浜辺へ向かった。ルキもそのあとをついていった。
キバ、ヨウキ、ルキの3人は小さな時からの幼なじみだった。3人とも同じ歳で、住む家も近かったので家族ぐるみで仲が良かった。時には喧嘩もして、その度に仲直りして、いつでも一緒に過ごしていた。
5年前、3人はそれぞれ家族を失った。キバは父親を、ヨウキは両親を、ルキは祖父と祖母を殺されてしまった。
その時3人は、必ず復讐を遂げることを誓った。
浜辺に着くと、大人の鬼たちがなにやら大騒ぎしていた。
「今すぐに船を出すべきだ!こんな舐められたマネされて黙っていられるか!」
「あんた落ち着きなよ!みんなでよく話し合わなきゃ!」
「そんな時間はない!船の準備をしろ!今すぐにだ!」
「でも罠だったらどうするんだい!またやられちまうよ!」
「そうだよ!こっちは子供だっているんだ!また殺されたりなんかしちまったらたまったもんじゃないよ!」
「こんな時に弱気になるんじゃねえ!鬼なら鬼らしく牙を向いて行こうじゃねえか!」
「そうだそうだ!嫌ならここで見てればいいさ!俺たちだけでやっつけてやる」
「馬鹿言うんじゃないよ!あんた達が行くことでこっちも危険な目にあうかもしれないんだよ!」
「うるせえ!俺達が片付けてやる!弱いやつは黙ってろ!」
鬼たちは大きな声で怒鳴りあっていた。
「父さん!」
ルキが輪の中に近寄った。1番大きな声を出して熱くなっていた鬼はルキのお父さんだった。
「父さん、なにがあったの?何を揉めてるんだよ」
「ああ、ルキか。ちょっとみんなで会議してるんだ。子供は引っ込んでな」
「子供って…」
「あんた、いいかい?あんた達がむやみに人間に近寄ることで、こんな可愛い子供まで危険になるんだよ。それが分かってるのかい?」
「分かってるも何も、もうやるしかないだろう!リュウキくん達が行ってしまってもう俺たちの存在は知られてしまったんだ!こうなったら俺たちがやるか、あいつらにやられるか、どっちかしかないだろう!俺は黙ってやられる気は無いぜ」
「あんたそんなこと言ったってねえ、もしかしたら話し合いが出来るかもしれないよ、人間だって話し合いくらいできるさ」
「もうそんな余裕はないんだぞ、いいか、もう一分一秒無駄に出来ないんだ。今のうちにもあいつらはこちら側にくるかもしれないんだ。それに見ただろう。さっきの手紙を」
「あれは…」
「手紙?手紙って何?」
「まだいたのか。さっさと帰りなさい」
「ねえ教えてよ!僕達だって関係あるんだから!」
「はぁ、仕方ない。これだよ」
「なになに?」
おにたちへ
なかまはつかまえました そしてころしました
まだはんせいしていないようですので
おしおきにむかいます
おとなしくしていれば よかったものを
もうゆるすことはありません
こんどこそ 退治してみせよう
桃太郎
「なにこれ…ころした…?リュウキ兄ちゃん達を?」
「いいえ、まだわからないわ。これはきっと罠よ」
「ああ、リュウキくん達は生きてるさ。桃太郎は俺たちをおびき寄せるためにこんな手紙をよこしやがったんだ」
「リュウキ兄ちゃん…」
「ヨウキ、しっかりしろ。リュウキさん達は生きてるさ」
「あ、うん。そうだよね…」
「それより、この手紙いつ来たの?」
「今日の朝だ。嫌味な鳥が運んできやがった。あいつら俺らを舐め腐ってやがる。ここまでバカにされて黙っていられるかよ!あいつらが殺しに来るならこっちから行ってやる。5年前の決着を着ける時が来たんだ!」
「だから落ち着きなさいってば!これは罠なのよ!ここであちらに行ったら向こうの思うつぼよ!」
「だから俺たちが先に片付けちゃえばいい話だろうが!」
「ストップストップ!これ、ほんとに桃太郎が来るのかなぁ」
「きっと来るぜ、あいつは」
「僕たち、また殺されちゃうの…?」
「大丈夫だ。桃太郎なんてガキは俺たちがやっつけてやるからな」
「あんたたちねぇ…」
「みんな聞け!敵討ちの時だ!5年前の復讐を果たす時が来た!俺は今から桃太郎退治に行く!人間どもを1人残らず葬り去ってやる!勇気のあるものだけが着いてこい!弱いやつはここに残っていろ!さあ!一緒に来るやつはいるか!」
1人、また1人と前に歩み出た。みなの目には、今まで殺された家族や友達の影が映っていた。
「ちょっとあんたたち!やめなさいよ!」
「もう止めても無駄じゃろう」
「!?」
「長老様!いつからここに!」
「鬼之進よ、どうしても行くというのじゃな」
「はい、もちろんでございます、長老様」
「長老様、許すというのですか!これがどれほど危険なことか…」
「鬼之進はよーく分かっておるじゃろう、私とてそうじゃ。私はリュウキを止めることが出来なかった。私の判断が鈍ったから彼らを危険な目に合わせてしまったのじゃ。その責任は私にある。」
「長老様…」
「私も一緒にいこう」
「え!?」
「長老様!何をおっしゃるのです!ここに残っていてください!」
「では、出向の許可はだせん」
「そんな…」
「よいな鬼之進。それが条件じゃ。足でまといになると思ったら見捨ててくれ。私は自分の務めを、お前はお前の務めを果たすのじゃ」
「…わかりました。では、一緒においでください」
「ちょっとあんた!正気かい!?」
「……。」
「さあ、準備は整っておるかの?」
「はい、既に完了しております」
「では、早速行こうかの。あと手紙にもあったとおり、もう猶予はならん。一刻も早くかたをたけなければならん」
「はい、ではみなと一緒に船にお乗り下さい」
「では、いこうかの」
長老と大人たちは次々に船に乗り始めた。
「あんた…長老様を連れて戻らなきゃ許されないよ」
「ああ、分かってる。子供たちを頼むよ」
「はぁ…これだから男ってのは。まあ決まったからには仕方ない!私達も腹をくくるわ!死ぬ気でやってきなさい!」
「ああ、ありがとう。じゃあ、行ってくるよ」
鬼之進は妻に手を振り、船に乗った。
「はぁ…全く、心臓に悪いわ…あれ?」
残った人達が船を見送る中、キバ、ヨウキ、ルキの姿が見当たらなかった。
「もう帰ったのかもね」
そういい、船が見えなくなるとみんなは解散した。
その数分前…
「ねえ、僕達も船に乗ろうよ」
「え!?ダメだよヨウキ!子供が着いて行ったら怒られちゃうよ!」
「そんなこと言って怖いんだろ!ルキは臆病者だな~」
「ち、違うよ!」
「キバはどう思う?」
「乗ろう」
「え!?何言ってるのキバ!」
「ルキは桃太郎を見たくないのか?俺たちは大事な家族を殺された。俺たちが桃太郎をやっつけてやるんだ!」
「で、でもさ…」
「そう来なくっちゃ!じゃあ行こうぜ!船が出ちまうよ!」
そうしてキバとヨウキはこっそりと船に乗り込んだ。
「ちょっと2人とも!待ってよ!」
ルキもあとに続き、船に乗った。
そして船は無事に人間の住む島に着いた。
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