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8話 フラグメントとトイフェルと超能力者について
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「えー、それでは、真理学研究部に新たな部員が入部した事を祝して、乾杯ッ!!」
「乾杯だミー!」
「ん。」
「クフフフフ。」
「か、かか、かかっ!」
「かんぱい。」
俺達はその後、大手牛丼チェーンへとやって来ていた。
尚、アリスは、わなわなと視線を泳がせ、カタカタと身を震え、ぶるぶると露骨に動揺をしていた。
アリース・ロイス・糸魚川。
それが、アリスと呼ばれる幼女の本名だ。
幼女とは言いつつも、背が低く、胸もなく、幼女のように見えると言うだけで、れっきとした17歳である。
身長及び体型に関しては、コンプレックスであり、そこは彼女にとっての逆鱗である。
また、アリース・ロイス・糸魚川は、悪魔を憎んでいる。
視界に入ると、我を忘れてしまう程の激情に、身を委ねる位。
そんな彼女は、教会より正式に任命された悪魔祓いらしく、活動資金の支給も受けているのだが、悪魔討伐の為の装備や武器へと、その殆どを使い込んでいるため、常時金欠気味なのだそうだ。
さて、それはともかくとして、せっかくなので、俺は、現状を把握するため、彼等からあれやこれやと話を聞いてみた。
悪魔やらフラグメントやら、何がどうなのか理解する必要を感じた俺は、部室では聞き流していた為、改めて話を聞き、一応の理解をしたつもりである。
まず、フラグメントについてだが、日本語訳に直訳すると、断片である。
そして、彼等の呼ぶフラグメントとは、人の魂の断片を差しているそうだ。
ただし、単に断片だけならば、とくに何の害もないそうだ。
ならば、何故、魔法少女がフラグメントを討伐しているのかと言えば、この人の魂の断片には、より近しい断片と引き寄せ合うという性質があるのだそうだ。
その引き寄せ合う性質によって、集まった断片は、必ず、人の様な姿へと至るらしい。
例として、文房具マンが挙げられる。
そして、文房具マンと同じく、むやみやたらに周囲を傷付け、破壊しようとする。
人語もまともに操れはしないが、稚拙ながらも、思考回路自体は有しているらしい。
また、彼らフラグメントは、生きた人間の住まう領域とは、ほんの少しずれた領域で発生しているらしく、稚拙な思考回路しか有さないため、その領域から意図的に出てくるとこは滅多にない。
彼らフラグメントは、放置していると、負の存在である彼らは、その場に余程の負のエネルギーが充満していない限り、人間界に溢れる正のエネルギーにあてられ、そのうち消滅するらしい。
だが、消滅するまでの間には、それなりに時間がかかる。
消滅するまでの間に、彼らフラグメントの住まう領域へと迷い込んだ人間が被害に遭う。
丁度、今日の俺の様に。
更に、悪魔と天使曰く、フラグメントに襲われて死亡した場合、魂は完全なる消滅を迎える。
つまり、2度と転生が出来なくなるのだそうだ。
別に、転生とかしても覚えてないし、そんなに取り立てて騒ぐほどか?と、俺は感じたのだが、ここら辺は、神様的に良くない事なのだそうだ。
だから、魔法少女や物理少年というシステムを作り、フラグメントが魂を消滅させないように策を打ったらしい。
次に、悪魔についてだ。
簡潔にまとめると、悪魔とは、自然消滅しなくなるまで、成長してしまったフラグメントの個体を、そう呼んでいるらしい。
悪魔と呼ばれるまで成長したフラグメントは、確固たる自我がある。
見た目もクレイドル同様に、小人の姿をしているらしい。
悪魔は、人並みの思考回路を有しており、フラグメントらの住まう領域から、生きた人間たちの住まう領域へと自由に行来できる。
では、彼ら悪魔が、人に対してどんな害悪をもたらすのかと言えば、生きた人間、それも心の弱った人間に近づき、そそのかし、陥れ、心を壊すのだそうだ。
こんな台詞を聞いたことがないだろうか?
"どんな願いでも叶えてやろう。ただし、魂と引き換えに・・・"
そして、最も残酷な形で願いを叶え、その人の心を踏みにじり、バラバラの断片にした後、吸収する。
その際、肉体はどうなると思う?
心とはこの場合、魂でもあり、それをバラバラに砕かれ、吸収されたなら、その肉体には、何も残っていない空の状態となるのは自明の理。
そこに肉体を持たない悪魔。
そう、悪魔は肉体を手に入れるのだ。
更に、魂の断片を吸収し、その人間の知識と記憶も手に入れている。
むしろ、融合とでも言った方が適切かもしれない。
その状態にまで至った悪魔を、超能力者と、真理学研究部の者達は呼ぶそうだ。
「成る程なぁ。」
ところで、この話の流れで俺はふと思い出した。
「そう言えば、糸魚川が、俺を襲っていた時、超能力がどうのとか言ってたような・・・。」
「あぁ、超能力については、僕から説明するっすよ!」
勧修寺 翔人。
陰陽道大家、勧修寺家に名を連ねては居るものの、元は孤児で、施設の育ちらしい。
霊視などの才があり、孤児であった為に、勧修寺家に引き取られ、陰陽師としての教育を受けたそうだ。
本人曰く、何が何でも悪霊を退治したいという訳ではない。
陰陽師も、バイト感覚でやっているらしい。
「んー、そうっすねー!人間の脳は30%位しか使われてないって知ってるっすか?」
「あぁ、何処かで聞いたことがあるな。」
「それはっすね、僕ら陰陽師の見解だと、人の魂のサイズが脳ミソの30%位の大きさしかないからなんすよ。そんで、人1人分の魂を吸収し、肥大化した、悪魔は、大体その倍位っすかね~。なんで、60%位まで脳を活用できるって事になり、その30%の差が、超能力を使えるか使えないかの差ではないだろうか?ってね。」
「・・・面白い見解だな。でも、人型のフラグメントのほうがサイズ的にはでかくね?」
「あぁ、それについては、質と濃度の方に問題があるみたいで、それ故に、まともな思考回路を有して居ないのだろうって結論っす。」
そう言いながら、勧修寺は、牛丼をかき込む。
「あぁ、ついでに言うなら、僕ら陰陽師の必須能力の、霊視や浄化なんてのも、この超能力の類いだと考えられてるっすね。
魂のサイズも個体差があるっすから、一般的なサイズより大きなサイズの魂を持ってる人のみが、霊視だとか浄化だとかいった能力を使えるんだろうって感じっす。
あっ、店員さん!牛丼特盛おかわりでっ!」
「ん。私はギガ盛りで。」
ちなみに、白川は、ギガ盛り3杯目であり、俺は、その細い体の何処へ入るのだろうか?と、疑問の視線を向けていたが、白川の隣に座る糸魚川が、財布の中を確認しつつ、顔を真っ青にしていたので、疑問から哀れみへと視線の種類を変更した。
「乾杯だミー!」
「ん。」
「クフフフフ。」
「か、かか、かかっ!」
「かんぱい。」
俺達はその後、大手牛丼チェーンへとやって来ていた。
尚、アリスは、わなわなと視線を泳がせ、カタカタと身を震え、ぶるぶると露骨に動揺をしていた。
アリース・ロイス・糸魚川。
それが、アリスと呼ばれる幼女の本名だ。
幼女とは言いつつも、背が低く、胸もなく、幼女のように見えると言うだけで、れっきとした17歳である。
身長及び体型に関しては、コンプレックスであり、そこは彼女にとっての逆鱗である。
また、アリース・ロイス・糸魚川は、悪魔を憎んでいる。
視界に入ると、我を忘れてしまう程の激情に、身を委ねる位。
そんな彼女は、教会より正式に任命された悪魔祓いらしく、活動資金の支給も受けているのだが、悪魔討伐の為の装備や武器へと、その殆どを使い込んでいるため、常時金欠気味なのだそうだ。
さて、それはともかくとして、せっかくなので、俺は、現状を把握するため、彼等からあれやこれやと話を聞いてみた。
悪魔やらフラグメントやら、何がどうなのか理解する必要を感じた俺は、部室では聞き流していた為、改めて話を聞き、一応の理解をしたつもりである。
まず、フラグメントについてだが、日本語訳に直訳すると、断片である。
そして、彼等の呼ぶフラグメントとは、人の魂の断片を差しているそうだ。
ただし、単に断片だけならば、とくに何の害もないそうだ。
ならば、何故、魔法少女がフラグメントを討伐しているのかと言えば、この人の魂の断片には、より近しい断片と引き寄せ合うという性質があるのだそうだ。
その引き寄せ合う性質によって、集まった断片は、必ず、人の様な姿へと至るらしい。
例として、文房具マンが挙げられる。
そして、文房具マンと同じく、むやみやたらに周囲を傷付け、破壊しようとする。
人語もまともに操れはしないが、稚拙ながらも、思考回路自体は有しているらしい。
また、彼らフラグメントは、生きた人間の住まう領域とは、ほんの少しずれた領域で発生しているらしく、稚拙な思考回路しか有さないため、その領域から意図的に出てくるとこは滅多にない。
彼らフラグメントは、放置していると、負の存在である彼らは、その場に余程の負のエネルギーが充満していない限り、人間界に溢れる正のエネルギーにあてられ、そのうち消滅するらしい。
だが、消滅するまでの間には、それなりに時間がかかる。
消滅するまでの間に、彼らフラグメントの住まう領域へと迷い込んだ人間が被害に遭う。
丁度、今日の俺の様に。
更に、悪魔と天使曰く、フラグメントに襲われて死亡した場合、魂は完全なる消滅を迎える。
つまり、2度と転生が出来なくなるのだそうだ。
別に、転生とかしても覚えてないし、そんなに取り立てて騒ぐほどか?と、俺は感じたのだが、ここら辺は、神様的に良くない事なのだそうだ。
だから、魔法少女や物理少年というシステムを作り、フラグメントが魂を消滅させないように策を打ったらしい。
次に、悪魔についてだ。
簡潔にまとめると、悪魔とは、自然消滅しなくなるまで、成長してしまったフラグメントの個体を、そう呼んでいるらしい。
悪魔と呼ばれるまで成長したフラグメントは、確固たる自我がある。
見た目もクレイドル同様に、小人の姿をしているらしい。
悪魔は、人並みの思考回路を有しており、フラグメントらの住まう領域から、生きた人間たちの住まう領域へと自由に行来できる。
では、彼ら悪魔が、人に対してどんな害悪をもたらすのかと言えば、生きた人間、それも心の弱った人間に近づき、そそのかし、陥れ、心を壊すのだそうだ。
こんな台詞を聞いたことがないだろうか?
"どんな願いでも叶えてやろう。ただし、魂と引き換えに・・・"
そして、最も残酷な形で願いを叶え、その人の心を踏みにじり、バラバラの断片にした後、吸収する。
その際、肉体はどうなると思う?
心とはこの場合、魂でもあり、それをバラバラに砕かれ、吸収されたなら、その肉体には、何も残っていない空の状態となるのは自明の理。
そこに肉体を持たない悪魔。
そう、悪魔は肉体を手に入れるのだ。
更に、魂の断片を吸収し、その人間の知識と記憶も手に入れている。
むしろ、融合とでも言った方が適切かもしれない。
その状態にまで至った悪魔を、超能力者と、真理学研究部の者達は呼ぶそうだ。
「成る程なぁ。」
ところで、この話の流れで俺はふと思い出した。
「そう言えば、糸魚川が、俺を襲っていた時、超能力がどうのとか言ってたような・・・。」
「あぁ、超能力については、僕から説明するっすよ!」
勧修寺 翔人。
陰陽道大家、勧修寺家に名を連ねては居るものの、元は孤児で、施設の育ちらしい。
霊視などの才があり、孤児であった為に、勧修寺家に引き取られ、陰陽師としての教育を受けたそうだ。
本人曰く、何が何でも悪霊を退治したいという訳ではない。
陰陽師も、バイト感覚でやっているらしい。
「んー、そうっすねー!人間の脳は30%位しか使われてないって知ってるっすか?」
「あぁ、何処かで聞いたことがあるな。」
「それはっすね、僕ら陰陽師の見解だと、人の魂のサイズが脳ミソの30%位の大きさしかないからなんすよ。そんで、人1人分の魂を吸収し、肥大化した、悪魔は、大体その倍位っすかね~。なんで、60%位まで脳を活用できるって事になり、その30%の差が、超能力を使えるか使えないかの差ではないだろうか?ってね。」
「・・・面白い見解だな。でも、人型のフラグメントのほうがサイズ的にはでかくね?」
「あぁ、それについては、質と濃度の方に問題があるみたいで、それ故に、まともな思考回路を有して居ないのだろうって結論っす。」
そう言いながら、勧修寺は、牛丼をかき込む。
「あぁ、ついでに言うなら、僕ら陰陽師の必須能力の、霊視や浄化なんてのも、この超能力の類いだと考えられてるっすね。
魂のサイズも個体差があるっすから、一般的なサイズより大きなサイズの魂を持ってる人のみが、霊視だとか浄化だとかいった能力を使えるんだろうって感じっす。
あっ、店員さん!牛丼特盛おかわりでっ!」
「ん。私はギガ盛りで。」
ちなみに、白川は、ギガ盛り3杯目であり、俺は、その細い体の何処へ入るのだろうか?と、疑問の視線を向けていたが、白川の隣に座る糸魚川が、財布の中を確認しつつ、顔を真っ青にしていたので、疑問から哀れみへと視線の種類を変更した。
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