太陽になれない月は暗闇の公爵を照らす
ある国で、双子が生まれた。
双子の妹は、太陽の神の加護を与えられ、その性格も明るく、優しさに溢れていると、人々から愛され、そして宝とされた。
多くの愛を受けて美しく愛らしく成長した彼女は、その能力と彼女の努力で太陽神の使いだと崇められる。
誰もが彼女を愛した。
だが、その姉は違った。
月の神の加護を与えられた彼女は、常に妹の影に隠れていた。
そして慈愛に満ちた妹に対して彼女は酷く根暗で捻くれていた──と人々は言った。
そして、彼女は嫉妬に狂い妹を害そうとしたとして婚約破棄と身分を剥奪の上、国外追放を言い渡される。
身に覚えのない罪の数々を着せられた彼女は全てを失い生きる希望さえも失っていた。
──ああ、これで楽になれる
死が近づく中、彼女はそう安堵したが、事は思わぬ方向へと進む。
*****
※ゆるふあ設定の為、あまり深く突っ込まないでいただきたいです。
※誤字脱字を何故か見つけられない病なので、ご容赦ください。努力はします。
※日本語の勘違いもよくあります。方言もよく分かっていない田舎っぺです。
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全くハッピーになる気配がなくて悲しくなるけど、ハッピーエンドを読めるのを心待ちにして読み続けます^^
まっちゃ様
この作品の初めてのご感想!
ありがとうございます!!
あえてそう言われると、自分では普通にハッピーエンドだと思っていたのですが、ハッピーエンドとはとか考えてしまってます。
今は切ないシーンが多めですが、必ずセレーナは幸せにするつもりなので、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
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