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ラーメン屋の不思議
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暖簾をまたぐと、やはり店内には誰もいない。
しかし。
「ラーメンできたてのが2つカウンターにおかれてる。食べてくれって言ってるようじゃん!」
「秋時やめなって!誰かが頼んだのかもしれないじゃない?」
あたしは止めるが。
「俺たち以外いないんだからそれはないだろ?」
「だから未来のあたしたちが頼んだのかもしれないじゃないよ?」
「だったら俺たちが頼んだことになるじゃん。」
なんだかややこしい!
秋時は止めるのも聞かずラーメンを食べ出した。
「もう!変なことになったら秋時のせいよ?」
あたしも椅子に座りラーメンを食べ出す。
ラーメンを美味しく食べ終わった後。
秋時はちゃんとお金を払っていた。
(まぁちゃんとしてるところはあるのね。)
「奈津の分もっと。」
「えっ!いいよ!自分で、、、。」
ってあたしお金持ってない!!
「いいよ。無理矢理誘ったの俺だし。」
「あ、ありがとう。」
しかし。
本当に食べて平気だったのだろうか?
まるであたしたちが来るのを知っていたかのように作ってあったラーメン。
まぁ時間が止まってるんだから誰かが頼んだラーメンを食べてしまったのかもしれない。
またまた謎が増えてしまった。
「秋時さー。あの絵どう思う?」
「なんだよ?いきなり?」
あたしの今の姿を知っている人物がいる。
それが未来の自分や秋時ならいいけど。
「俺、絵心ねーからあんなに上手く描けねーよ?奈津しかいないだろ?」
それを聞いて途端に不安になった。
あたしにもあんなに上手く描けないからだ。
*
本当に不思議なことが続く。
あの絵に、作り立てのラーメン。
この世界にはあたしたちとプルートしかいない。
「あ!!」
「なんだよ?いきなり大声あげて。」
この世界には未来のあたしたちもいるんだった。
「あのラーメン作ったの未来のあたしたちじゃない?他に作れる人がいないよ!」
「えっ!あっそうか!戻るぞ!」
秋時も同意した。
暖簾をくぐるとまた作り立てのラーメンが置かれてあった。
さっき食べたからの器はない。
(やっぱり!誰かいる!!)
「すみませーん!」
声をかけるが応答なし。
「出てこい!!このヤロー!」
秋時の言い方に、あたしは。
「秋時このヤローって。ガラ悪いよ。」
しかし。
秋時は無理矢理カウンターから中へ入っていく。
「ちょっと、秋時!!」
あたしは後から追いかける。
「誰もいない、、、ね?」
「あぁ。でも作った奴はいるはずなんだ。」
「そうだけど。」
厨房をくまなく探したが人の気配はない。
「クソッ!!なんなんだよ。一体。」
「とりあえず出よう?」
秋時はしぶしぶうなづいた。
日は沈まないし、上らない。
「帰るか。今日もうち泊まれよ?」
「う、うん。」
秋時の家に着いて。
「明日プルートに会いにいくぞ!」
「えっ?それは、ちょっと、、、。」
「このおかしな世界のこと聞かなきゃ元の世界に戻れないだろが。」
あたしは何も言えなくなる。
「そう、、、だね、、、。」
あたしは自分の正体がバレることを覚悟した。
しかし。
「ラーメンできたてのが2つカウンターにおかれてる。食べてくれって言ってるようじゃん!」
「秋時やめなって!誰かが頼んだのかもしれないじゃない?」
あたしは止めるが。
「俺たち以外いないんだからそれはないだろ?」
「だから未来のあたしたちが頼んだのかもしれないじゃないよ?」
「だったら俺たちが頼んだことになるじゃん。」
なんだかややこしい!
秋時は止めるのも聞かずラーメンを食べ出した。
「もう!変なことになったら秋時のせいよ?」
あたしも椅子に座りラーメンを食べ出す。
ラーメンを美味しく食べ終わった後。
秋時はちゃんとお金を払っていた。
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「奈津の分もっと。」
「えっ!いいよ!自分で、、、。」
ってあたしお金持ってない!!
「いいよ。無理矢理誘ったの俺だし。」
「あ、ありがとう。」
しかし。
本当に食べて平気だったのだろうか?
まるであたしたちが来るのを知っていたかのように作ってあったラーメン。
まぁ時間が止まってるんだから誰かが頼んだラーメンを食べてしまったのかもしれない。
またまた謎が増えてしまった。
「秋時さー。あの絵どう思う?」
「なんだよ?いきなり?」
あたしの今の姿を知っている人物がいる。
それが未来の自分や秋時ならいいけど。
「俺、絵心ねーからあんなに上手く描けねーよ?奈津しかいないだろ?」
それを聞いて途端に不安になった。
あたしにもあんなに上手く描けないからだ。
*
本当に不思議なことが続く。
あの絵に、作り立てのラーメン。
この世界にはあたしたちとプルートしかいない。
「あ!!」
「なんだよ?いきなり大声あげて。」
この世界には未来のあたしたちもいるんだった。
「あのラーメン作ったの未来のあたしたちじゃない?他に作れる人がいないよ!」
「えっ!あっそうか!戻るぞ!」
秋時も同意した。
暖簾をくぐるとまた作り立てのラーメンが置かれてあった。
さっき食べたからの器はない。
(やっぱり!誰かいる!!)
「すみませーん!」
声をかけるが応答なし。
「出てこい!!このヤロー!」
秋時の言い方に、あたしは。
「秋時このヤローって。ガラ悪いよ。」
しかし。
秋時は無理矢理カウンターから中へ入っていく。
「ちょっと、秋時!!」
あたしは後から追いかける。
「誰もいない、、、ね?」
「あぁ。でも作った奴はいるはずなんだ。」
「そうだけど。」
厨房をくまなく探したが人の気配はない。
「クソッ!!なんなんだよ。一体。」
「とりあえず出よう?」
秋時はしぶしぶうなづいた。
日は沈まないし、上らない。
「帰るか。今日もうち泊まれよ?」
「う、うん。」
秋時の家に着いて。
「明日プルートに会いにいくぞ!」
「えっ?それは、ちょっと、、、。」
「このおかしな世界のこと聞かなきゃ元の世界に戻れないだろが。」
あたしは何も言えなくなる。
「そう、、、だね、、、。」
あたしは自分の正体がバレることを覚悟した。
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