5 / 144
1
五時から男(※ちなバブル語)の堀田のお陰でなんか色々思い出しかけるが、合コンはもう勘弁だ!
しおりを挟む
「水もしたたる、っての?」
「それを言うなら『立て板に水』だ。馬鹿。マシンガントークじゃなくて啖呵」
「そうやってぽんぽんと返してくる辺り、江戸っ子って感じするよなぁ。『男結び』か。格好いいな、今度俺も梱包して」
「マジで馬鹿言ってら」
「馬鹿」って三回も言ったのに、何感心してんだよ、馬鹿。
あ、「馬鹿」ってパワハラか。気をつけよ。
堀田は軽い男だが、明るくていい奴だ。地元が一緒で、俺のヤンキー時代も知っている。堀田のような気心の知れた相手だと普段の擬態が解けてつい地が出るーーそして調子が狂う。
俺の実家は正確に言うと、現在は同じ都内でも市部の郊外にある。元は下町で三代続いていた老舗だから、祖父ちゃんまでは生粋の「江戸っ子」と言えるだろう。
若き祖父ちゃんが三代目を継いですぐ時代の波に勝てずーー都心の再開発やら何やらで地価も税金も高騰する割に、庭を造る現場は遠くなるばかりでーーやむなく今の場所に移転したそうだ。
「気っ風のいい男になれ」「野暮な事はするな」「筋を通せ」と、昭和式鉄拳制裁つきの男手一つで「祖父ちゃんイズム」を叩き込まれた俺としては、特に抗議や苦情が来ない限りこのまま「江戸っ子」を名乗っておきたい。
いや、本当にパワハラだけは気をつけよう。酒もすっぱり止めてーー
「そういや恒星。昨夜大丈夫だった?」
「ゆっ、昨夜?」
立ち去りがけに堀田が投げた無邪気な問いに、粋でいなせな江戸っ子ぶり(当社比)は消し飛び、一瞬で挙動不審になる俺。
「飲み会の後だよ。平日だから二次会もなくあっさり解散したけど。お前の事だから、今日の『D’s Theory』のプレゼンはバッチリだったんだろうな」
「や、ええと、まあな……」
ガチの裏方だけどな。
「お前、酒癖はオヤジ臭い絡み酒入ってて最悪だけど、仕事だけはきっちりやる男だもんな」
「……」
「これで同期で独身は、俺とお前と三浦と……なんだ、まだけっこういるじゃん」
プレゼンは課長の補佐をすればよく、資料は事前に準備してあった。無事に終えてホッとしていたが、それまで頭の隅に押し込めていた「ワンナイト問題」が再び頭の中を占めた。
同時に、すっ飛んでいた昨夜の記憶が少しずつ戻ってきた。別な同期の結婚が決まり、平日のど真ん中だというのに有志で盛り上がってしまったーーそれが発端だった。
なお、幹事というか言い出しっぺはやはり堀田である。
「あれ、何か言い返すかと思ったら」
「へっ?い、いや……あ……あのさ、堀田」
「ん?」
「俺、帰り誰かと一緒だった?」
「いや?駅までは一緒だったけど。あのメンツだとお前だけ方角別だろうが」
ーーそういやみんなと別れた後、帰りに寄り道したっけ……その後、正体無くすまで誰かと飲んだってことか?
「ところでプレゼンどうだった?噂の遠山社長ってどんな人?」
「同じ生き物だって思えないくらいの大天才。見た目も人柄もいい。俺みたいな凡人とは大違いだ」
「何、気にすんな。世の中の99パーセントは凡人だ。世界を回しているのは俺たち大凡人様ってことよ」
堀田がガハハと笑った。こいつも時々言動がオッサン臭いーーお互いほぼ三十路なんだから仕方ないか。
「だが、凡人らしくコツコツ努力できるってのも希有な才能だよ。お前んとこの課長補佐みたいにな」
「内川補佐?」
「そ。あのキツい課長と課員や他部署の間に立ってカリスマ級の潤滑油っぷりを発揮しているのは尊敬に値する」
「違いねぇ」
俺も釣られて大声で笑った。
「ま、俺らもまだ若いんだし、地味に頑張ろうぜ。恒星も何だかんだ、まだ30だろ」
「まだ29だわボケ」
「『D’s Theory』はデカい案件だからな。営業でも期待してる。今後もよろしく頼むぞ」
俺は記憶の続きを必死で手繰った……少なくとも、会社の人間相手にやらかした可能性は無さそうだ。職場内のドロドロは回避できそうでホッとしたが、それはそれで別な問題は残る。
ーーじゃあ一体誰と……
いや、今月最後にして最大の山だったプレゼンを手応えよくやり終えて、せっかく気分もいい。
おおかた金持ちで年増の綺麗なマダムにでも一晩遊ばれたのだろう、と都合よく解釈して忘れることにしよう。宵越しの恋は引きずらないーーなんて言葉、聞いた事はないがそれも大人の江戸っ子の粋なのかも知れない。
じゃあな、とリサイクルヤードに向かいかけた堀田が「あっそうだ」と振り返ってツカツカと戻って来た。
「週末空いてるか?」
「いや。実家の手伝いだな」
「なら、夜は空いてるよな?急に合コンセッティングする事になっちゃってさ」
「は?……」
昨日飲み会やったばかりじゃねえか。元気だなっ。
「いや、俺はしばらくいいや」
「え?何でだよ。お前、今フリーだろう。さては彼女でもできたのか?」
「違うけど、今回はパス」
「何だよー。来いよ。俺、そろそろガチで婚活モード入ろうと思ってて、今回はそっち路線だから。恒星だってもう30だし、実家的から色々言われてんじゃねえの?」
「うるせえ。まだ29だっての」
間違いを犯さないことより、それを犯した後どう対処するかが大事だってよく言うじゃないか。
ーー二度と一時の勢いにまかせて脱線なんかするまい。このクソみたいに平穏な日常を大切にやり過ごしながら生きてゆくのだ……
ーー酒、やめよう(2回目)
堀田があんまりしつこいのでトイレに行くふりして逃げた。それでも追ってくるならガチギレ気味にタンカ切って返り討ちにしてやろうと思ってちょっと待ち構えていたんだが、一旦諦めたようだ。
流石に巨大なリサイクルダンボールの束を抱えたまま男子トイレで合コンのメンツ集めなんて、ハラスメント云々より奇行の類だろう。
せっかく平和が訪れたついでに用でも足そうかと思っていたら、意外な人物がやや慌て気味に入ってきたーー噂の遠山社長である。
ーーやっぱ背高え……アスリートかモデルみたい。
社内見学の途中か、帰るところか。同行の社員はおらず彼一人だった。
俺も身長は170センチあるからーーいや、見栄を張った。本当は169.5だーーともかく、決して低い方ではないと思うが、彼はさらに15センチほど高い。顔は小さく首は長い。
見るからに質のよさそうな細身のスーツにドゥエボットーニのドレスシャツをノータイですらりと着こなし、あんまり主張しすぎないデザインのカフスボタンをつけている。
もし俺なんかが真似したら首が短すぎて絶対「拗らせオシャレ番長」にしか見えないやつだ。骨格もセンスもまるで違う感じ。
きっとこの人なら、俺を含めたそこいら辺の有象無象だと「着られている」感しかなくて浮いてしまいそうなハイブランドの時計や靴も、何なら2次元ルックスのスーパーモデルしか着られないようなパリコレチックな奇抜な服だって、全部様になるだろう。
ーーそんな王子様でもオシッコ漏らしそうになったりするんだな。って、そりゃそうか。
ついつい下世話な考えが頭に浮かぶが、わかってる。下々の者があまりジロジロ見てはいけないお方だ。
「先ほどはどうも……」
凡庸な庶民の俺は、いかにも日本人的な曖昧な挨拶で場を濁し、いかにもたまたま入れ替わりで出ていくんですよ、というテイで無難に立ち去ろうとした。
ーーいや!
相手はイエスかノーか白黒ハッキリ、主語述語キッチリの欧米文化圏で育ってきた押しも押されもせぬ帰国子女だ。こんなゴニョゴニョモニャモニャなザ・日本式な挨拶ではナメられてメンチ切られーーじゃ、なかった。
「それを言うなら『立て板に水』だ。馬鹿。マシンガントークじゃなくて啖呵」
「そうやってぽんぽんと返してくる辺り、江戸っ子って感じするよなぁ。『男結び』か。格好いいな、今度俺も梱包して」
「マジで馬鹿言ってら」
「馬鹿」って三回も言ったのに、何感心してんだよ、馬鹿。
あ、「馬鹿」ってパワハラか。気をつけよ。
堀田は軽い男だが、明るくていい奴だ。地元が一緒で、俺のヤンキー時代も知っている。堀田のような気心の知れた相手だと普段の擬態が解けてつい地が出るーーそして調子が狂う。
俺の実家は正確に言うと、現在は同じ都内でも市部の郊外にある。元は下町で三代続いていた老舗だから、祖父ちゃんまでは生粋の「江戸っ子」と言えるだろう。
若き祖父ちゃんが三代目を継いですぐ時代の波に勝てずーー都心の再開発やら何やらで地価も税金も高騰する割に、庭を造る現場は遠くなるばかりでーーやむなく今の場所に移転したそうだ。
「気っ風のいい男になれ」「野暮な事はするな」「筋を通せ」と、昭和式鉄拳制裁つきの男手一つで「祖父ちゃんイズム」を叩き込まれた俺としては、特に抗議や苦情が来ない限りこのまま「江戸っ子」を名乗っておきたい。
いや、本当にパワハラだけは気をつけよう。酒もすっぱり止めてーー
「そういや恒星。昨夜大丈夫だった?」
「ゆっ、昨夜?」
立ち去りがけに堀田が投げた無邪気な問いに、粋でいなせな江戸っ子ぶり(当社比)は消し飛び、一瞬で挙動不審になる俺。
「飲み会の後だよ。平日だから二次会もなくあっさり解散したけど。お前の事だから、今日の『D’s Theory』のプレゼンはバッチリだったんだろうな」
「や、ええと、まあな……」
ガチの裏方だけどな。
「お前、酒癖はオヤジ臭い絡み酒入ってて最悪だけど、仕事だけはきっちりやる男だもんな」
「……」
「これで同期で独身は、俺とお前と三浦と……なんだ、まだけっこういるじゃん」
プレゼンは課長の補佐をすればよく、資料は事前に準備してあった。無事に終えてホッとしていたが、それまで頭の隅に押し込めていた「ワンナイト問題」が再び頭の中を占めた。
同時に、すっ飛んでいた昨夜の記憶が少しずつ戻ってきた。別な同期の結婚が決まり、平日のど真ん中だというのに有志で盛り上がってしまったーーそれが発端だった。
なお、幹事というか言い出しっぺはやはり堀田である。
「あれ、何か言い返すかと思ったら」
「へっ?い、いや……あ……あのさ、堀田」
「ん?」
「俺、帰り誰かと一緒だった?」
「いや?駅までは一緒だったけど。あのメンツだとお前だけ方角別だろうが」
ーーそういやみんなと別れた後、帰りに寄り道したっけ……その後、正体無くすまで誰かと飲んだってことか?
「ところでプレゼンどうだった?噂の遠山社長ってどんな人?」
「同じ生き物だって思えないくらいの大天才。見た目も人柄もいい。俺みたいな凡人とは大違いだ」
「何、気にすんな。世の中の99パーセントは凡人だ。世界を回しているのは俺たち大凡人様ってことよ」
堀田がガハハと笑った。こいつも時々言動がオッサン臭いーーお互いほぼ三十路なんだから仕方ないか。
「だが、凡人らしくコツコツ努力できるってのも希有な才能だよ。お前んとこの課長補佐みたいにな」
「内川補佐?」
「そ。あのキツい課長と課員や他部署の間に立ってカリスマ級の潤滑油っぷりを発揮しているのは尊敬に値する」
「違いねぇ」
俺も釣られて大声で笑った。
「ま、俺らもまだ若いんだし、地味に頑張ろうぜ。恒星も何だかんだ、まだ30だろ」
「まだ29だわボケ」
「『D’s Theory』はデカい案件だからな。営業でも期待してる。今後もよろしく頼むぞ」
俺は記憶の続きを必死で手繰った……少なくとも、会社の人間相手にやらかした可能性は無さそうだ。職場内のドロドロは回避できそうでホッとしたが、それはそれで別な問題は残る。
ーーじゃあ一体誰と……
いや、今月最後にして最大の山だったプレゼンを手応えよくやり終えて、せっかく気分もいい。
おおかた金持ちで年増の綺麗なマダムにでも一晩遊ばれたのだろう、と都合よく解釈して忘れることにしよう。宵越しの恋は引きずらないーーなんて言葉、聞いた事はないがそれも大人の江戸っ子の粋なのかも知れない。
じゃあな、とリサイクルヤードに向かいかけた堀田が「あっそうだ」と振り返ってツカツカと戻って来た。
「週末空いてるか?」
「いや。実家の手伝いだな」
「なら、夜は空いてるよな?急に合コンセッティングする事になっちゃってさ」
「は?……」
昨日飲み会やったばかりじゃねえか。元気だなっ。
「いや、俺はしばらくいいや」
「え?何でだよ。お前、今フリーだろう。さては彼女でもできたのか?」
「違うけど、今回はパス」
「何だよー。来いよ。俺、そろそろガチで婚活モード入ろうと思ってて、今回はそっち路線だから。恒星だってもう30だし、実家的から色々言われてんじゃねえの?」
「うるせえ。まだ29だっての」
間違いを犯さないことより、それを犯した後どう対処するかが大事だってよく言うじゃないか。
ーー二度と一時の勢いにまかせて脱線なんかするまい。このクソみたいに平穏な日常を大切にやり過ごしながら生きてゆくのだ……
ーー酒、やめよう(2回目)
堀田があんまりしつこいのでトイレに行くふりして逃げた。それでも追ってくるならガチギレ気味にタンカ切って返り討ちにしてやろうと思ってちょっと待ち構えていたんだが、一旦諦めたようだ。
流石に巨大なリサイクルダンボールの束を抱えたまま男子トイレで合コンのメンツ集めなんて、ハラスメント云々より奇行の類だろう。
せっかく平和が訪れたついでに用でも足そうかと思っていたら、意外な人物がやや慌て気味に入ってきたーー噂の遠山社長である。
ーーやっぱ背高え……アスリートかモデルみたい。
社内見学の途中か、帰るところか。同行の社員はおらず彼一人だった。
俺も身長は170センチあるからーーいや、見栄を張った。本当は169.5だーーともかく、決して低い方ではないと思うが、彼はさらに15センチほど高い。顔は小さく首は長い。
見るからに質のよさそうな細身のスーツにドゥエボットーニのドレスシャツをノータイですらりと着こなし、あんまり主張しすぎないデザインのカフスボタンをつけている。
もし俺なんかが真似したら首が短すぎて絶対「拗らせオシャレ番長」にしか見えないやつだ。骨格もセンスもまるで違う感じ。
きっとこの人なら、俺を含めたそこいら辺の有象無象だと「着られている」感しかなくて浮いてしまいそうなハイブランドの時計や靴も、何なら2次元ルックスのスーパーモデルしか着られないようなパリコレチックな奇抜な服だって、全部様になるだろう。
ーーそんな王子様でもオシッコ漏らしそうになったりするんだな。って、そりゃそうか。
ついつい下世話な考えが頭に浮かぶが、わかってる。下々の者があまりジロジロ見てはいけないお方だ。
「先ほどはどうも……」
凡庸な庶民の俺は、いかにも日本人的な曖昧な挨拶で場を濁し、いかにもたまたま入れ替わりで出ていくんですよ、というテイで無難に立ち去ろうとした。
ーーいや!
相手はイエスかノーか白黒ハッキリ、主語述語キッチリの欧米文化圏で育ってきた押しも押されもせぬ帰国子女だ。こんなゴニョゴニョモニャモニャなザ・日本式な挨拶ではナメられてメンチ切られーーじゃ、なかった。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
【完結・BL】胃袋と掴まれただけでなく、心も身体も掴まれそうなんだが!?【弁当屋×サラリーマン】
彩華
BL
俺の名前は水野圭。年は25。
自慢じゃないが、年齢=彼女いない歴。まだ魔法使いになるまでには、余裕がある年。人並の人生を歩んでいるが、これといった楽しみが無い。ただ食べることは好きなので、せめて夕食くらいは……と美味しい弁当を買ったりしているつもりだが!(結局弁当なのかというのは、お愛嬌ということで)
だがそんなある日。いつものスーパーで弁当を買えなかった俺はワンチャンいつもと違う店に寄ってみたが……────。
凄い! 美味そうな弁当が並んでいる!
凄い! 店員もイケメン!
と、実は穴場? な店を見つけたわけで。
(今度からこの店で弁当を買おう)
浮かれていた俺は、夕飯は美味い弁当を食べれてハッピ~! な日々。店員さんにも顔を覚えられ、名前を聞かれ……?
「胃袋掴みたいなぁ」
その一言が、どんな意味があったなんて、俺は知る由もなかった。
******
そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
■表紙お借りしました
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
Take On Me 2
マン太
BL
大和と岳。二人の新たな生活が始まった三月末。新たな出会いもあり、色々ありながらも、賑やかな日々が過ぎていく。
そんな岳の元に、一本の電話が。それは、昔世話になったヤクザの古山からの呼び出しの電話だった。
岳は仕方なく会うことにするが…。
※絡みの表現は控え目です。
※「エブリスタ」、「小説家になろう」にも投稿しています。

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる