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楽して稼ぎたい
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さて、今日は〇月〇日。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。先日、とあるテレビ番組を観ていたら『小学生の夢』ランキングというものが発表されていました。私が小学生の頃は『お花屋さん』とか『ケーキ屋さん』とか、当時の基準では実質何も考えてなさそうな、女子特有の答えを言っておけばその場を凌げたのですが、今の小学生は安定をとるか博打をするかみたいな、0か100かの答えが多いみたいですね。私の穿った見方かもしれませんが。
時代が変わって、職業も人の価値観も多様化して来ました。動画で誰でも有名になれる時代ですからね。年齢も性別も、顔も声も性格も関係ありません。だからといって、努力をすれば報われるという単純明快な世界でもありませんが、労力を怠った者から淘汰されるのはいつの世も同じでしょう。
皆さんはどうですか? 将来の夢。私たちの年代は、小学生の頃の夢を叶えたという人はそれほど多くないと思うのですが、いまの子たちは目標設定がしっかりしているので、意外に順調に進んでいるという人も多いのでしょうか。
私は学生時代、将来の夢なんてぼんやりとしか考えたことがありません。もちろん物書きになりたいという野望はずっとありましたが、あくまでも夢ではなくて、野望という感覚でした。それこそ誰でもネットや同人誌などで活字を書ける、さらには本の体裁さえもできる時代です。やろうと思えば、なんだって叶ってしまう。だからこそ、その頂点、というと大げさですが、いわゆるプロと呼ばれる世界に憧れたのかもしれません。
私の知り合いで「楽に稼ぎたいから」という理由で、作詞家を目指そうと考えた人がいます。結局は考えただけで断念したようですが、私はその思考回路が大好きでいまでも忘れられません。
実際、小説家と作詞家は似て非なる存在だと思います。同じ言葉を操る仕事でも、限られた時間の中にどれだけの想いを込められるか、ひとつの言葉にどれだけ意味を持たせられるか、小説家以上に一言一句にプレッシャーを感じそうです。とはいえ、さっきも言いましたが、似て非なる存在というかそもそもフィールドが違うので比べること自体が野暮なのでしょうね。
ところで、作詞作曲を手がける方ももちろんいらっしゃいますが、作詞家さんというのはどのタイミングで詞を書くのでしょうね。ある程度曲に合わせて書くのか、それとも作った詞に合わせて曲ができるのか。もちろん時と場合によるのかもしれませんが、楽曲提供のような形でいまやアプリゲーム内の劇中歌などに携わっている方も多いので、ちょっと気になりますよね。
作詞家に限らず、ひとつの職業で仕事の幅が一昔前よりぐんと広がりました。アプリゲーム繋がりで言うと、声優さんがいい例ですね。アニメや吹替だけでなく、ドラマCDにアーティスト活動。声優さんご自身が出演するライブもあれば、キャラクターたち、いわゆる推しが動くライブもあって。バラエティ出演にニュース番組のナレーション、朗読会などなど。活躍の幅と同時に、声優さんの仕事量って格段に増しましたよね。そして、声優業界の認知度と人気はうなぎのぼり。羨ましい・・・もとい素晴らしい話です。
とはいえ、それは裏を返せば『何でもできなきゃいけない』と同意義なのかもしれません。やはりどの業界もそうですが、ひとりで何役もこなせる人が最終的に生き残っていくのでしょう。もしくは欠点や弱点を補ってあまりある強みを持っている人が。いずれにしても、その人たちはそれほど見えない努力を重ねていて、私たちには想像もできない経験を積んでいることでしょう。
夢というのは口に出せば簡単に聞こえますが、いざ本気で目指そうと思えば険しい道ばかりです。どの世界でも並々ならぬ勉強や経験が必要ですし、苦難と挫折の繰り返しです。めげないことも、走り続けることももちろん大事です。でも、立ち止まってみることも時には必要かもしれません。がむしゃらに続けるだけが道じゃないし、体を壊したり夢を追うことが苦痛になったら元も子もありません。例によって私の持論ですが、夢を追うことは、夢を失うことと同じです。いつか叶えば夢は夢でなくなるし、諦めたらそれもまた夢は夢でなくなります。夢のゲシュタルト崩壊になってきたところで、最後にしましょう。夢を追うには、それが夢でなくなる覚悟まで同時に、持たなければならないということですね。
最後にしましょうと言った側から、私は毎晩のように夢を見るのですが・・・将来のではなく、寝ている時の夢ですよ。皆さんは忘れられない夢ありますか? 私は小学生時代に見た、怖いおじさんに追いかけられる夢がいまだに忘れられません。こちらは車で走っているのに足で走って追いかけてくるんです。怖いでしょう?
まぁそれはともかく、なんだか嫌な夢を見たなぁという日は思わず夢占いをしてしまいます。嫌な夢は吉兆とも言います。私は基本、目に見えないものは信じない主義なので、占いは信じていないのですが、夢占いは都合よく解釈するきらいがあります。
なんたって、同じ人もいる誕生日や星座と違って、夢は私だけのものですから。昔どこかで『夢はその日の出来事を整理している』と聞いたことがあります。それが本当かどうかわかりませんが、少なくとも私の精神世界や無意識を表現していて、目には見えなくても当然感じるところはありますよね。
特に未来を示唆するとか、それこそ夢が叶うとか、そういう占い結果の時はなんとなく信じてみたくなりますよね。星座占いと何が違うのと思われるかもしれませんが、私の頭と心はそう思っている、だから頭と心と私が離れないように、もう少しだけやってみようなんて、ちょっとしたきっかけになるのですから、一概に無意味とも思いません。
星座占いも手相占いもそうなのでしょう。要は当たっているかどうかではなく、あなたが信じたいと思うかどうか。それだけで意識が変わって、前向きになれたら万々歳です。私は占いは信じませんが、占いの力は信じてみたいなと思います。夢の行く末を夢に任せてみるのもまた一興かもしれませんね。
さて、うまく(?)まとまったところでお別れの時間です。皆さん、良い夢を。また来週お会いしましょう。深見小夜子でした。
時代が変わって、職業も人の価値観も多様化して来ました。動画で誰でも有名になれる時代ですからね。年齢も性別も、顔も声も性格も関係ありません。だからといって、努力をすれば報われるという単純明快な世界でもありませんが、労力を怠った者から淘汰されるのはいつの世も同じでしょう。
皆さんはどうですか? 将来の夢。私たちの年代は、小学生の頃の夢を叶えたという人はそれほど多くないと思うのですが、いまの子たちは目標設定がしっかりしているので、意外に順調に進んでいるという人も多いのでしょうか。
私は学生時代、将来の夢なんてぼんやりとしか考えたことがありません。もちろん物書きになりたいという野望はずっとありましたが、あくまでも夢ではなくて、野望という感覚でした。それこそ誰でもネットや同人誌などで活字を書ける、さらには本の体裁さえもできる時代です。やろうと思えば、なんだって叶ってしまう。だからこそ、その頂点、というと大げさですが、いわゆるプロと呼ばれる世界に憧れたのかもしれません。
私の知り合いで「楽に稼ぎたいから」という理由で、作詞家を目指そうと考えた人がいます。結局は考えただけで断念したようですが、私はその思考回路が大好きでいまでも忘れられません。
実際、小説家と作詞家は似て非なる存在だと思います。同じ言葉を操る仕事でも、限られた時間の中にどれだけの想いを込められるか、ひとつの言葉にどれだけ意味を持たせられるか、小説家以上に一言一句にプレッシャーを感じそうです。とはいえ、さっきも言いましたが、似て非なる存在というかそもそもフィールドが違うので比べること自体が野暮なのでしょうね。
ところで、作詞作曲を手がける方ももちろんいらっしゃいますが、作詞家さんというのはどのタイミングで詞を書くのでしょうね。ある程度曲に合わせて書くのか、それとも作った詞に合わせて曲ができるのか。もちろん時と場合によるのかもしれませんが、楽曲提供のような形でいまやアプリゲーム内の劇中歌などに携わっている方も多いので、ちょっと気になりますよね。
作詞家に限らず、ひとつの職業で仕事の幅が一昔前よりぐんと広がりました。アプリゲーム繋がりで言うと、声優さんがいい例ですね。アニメや吹替だけでなく、ドラマCDにアーティスト活動。声優さんご自身が出演するライブもあれば、キャラクターたち、いわゆる推しが動くライブもあって。バラエティ出演にニュース番組のナレーション、朗読会などなど。活躍の幅と同時に、声優さんの仕事量って格段に増しましたよね。そして、声優業界の認知度と人気はうなぎのぼり。羨ましい・・・もとい素晴らしい話です。
とはいえ、それは裏を返せば『何でもできなきゃいけない』と同意義なのかもしれません。やはりどの業界もそうですが、ひとりで何役もこなせる人が最終的に生き残っていくのでしょう。もしくは欠点や弱点を補ってあまりある強みを持っている人が。いずれにしても、その人たちはそれほど見えない努力を重ねていて、私たちには想像もできない経験を積んでいることでしょう。
夢というのは口に出せば簡単に聞こえますが、いざ本気で目指そうと思えば険しい道ばかりです。どの世界でも並々ならぬ勉強や経験が必要ですし、苦難と挫折の繰り返しです。めげないことも、走り続けることももちろん大事です。でも、立ち止まってみることも時には必要かもしれません。がむしゃらに続けるだけが道じゃないし、体を壊したり夢を追うことが苦痛になったら元も子もありません。例によって私の持論ですが、夢を追うことは、夢を失うことと同じです。いつか叶えば夢は夢でなくなるし、諦めたらそれもまた夢は夢でなくなります。夢のゲシュタルト崩壊になってきたところで、最後にしましょう。夢を追うには、それが夢でなくなる覚悟まで同時に、持たなければならないということですね。
最後にしましょうと言った側から、私は毎晩のように夢を見るのですが・・・将来のではなく、寝ている時の夢ですよ。皆さんは忘れられない夢ありますか? 私は小学生時代に見た、怖いおじさんに追いかけられる夢がいまだに忘れられません。こちらは車で走っているのに足で走って追いかけてくるんです。怖いでしょう?
まぁそれはともかく、なんだか嫌な夢を見たなぁという日は思わず夢占いをしてしまいます。嫌な夢は吉兆とも言います。私は基本、目に見えないものは信じない主義なので、占いは信じていないのですが、夢占いは都合よく解釈するきらいがあります。
なんたって、同じ人もいる誕生日や星座と違って、夢は私だけのものですから。昔どこかで『夢はその日の出来事を整理している』と聞いたことがあります。それが本当かどうかわかりませんが、少なくとも私の精神世界や無意識を表現していて、目には見えなくても当然感じるところはありますよね。
特に未来を示唆するとか、それこそ夢が叶うとか、そういう占い結果の時はなんとなく信じてみたくなりますよね。星座占いと何が違うのと思われるかもしれませんが、私の頭と心はそう思っている、だから頭と心と私が離れないように、もう少しだけやってみようなんて、ちょっとしたきっかけになるのですから、一概に無意味とも思いません。
星座占いも手相占いもそうなのでしょう。要は当たっているかどうかではなく、あなたが信じたいと思うかどうか。それだけで意識が変わって、前向きになれたら万々歳です。私は占いは信じませんが、占いの力は信じてみたいなと思います。夢の行く末を夢に任せてみるのもまた一興かもしれませんね。
さて、うまく(?)まとまったところでお別れの時間です。皆さん、良い夢を。また来週お会いしましょう。深見小夜子でした。
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