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新天の志
取材の仕方
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綿貫千春と風月七緒は、新幹線の改札を出たところで、Y県県庁の観光課に勤める山城優一なる人物を探した。
歳の頃は38歳、観光課の課長だそうだ。
Y県ではここ十年近くずっと観光に力を入れているが、ここ最近は感染症による自粛の余波を大きく受け、観光客数が伸び悩んでいるという。
そこで『千の選択』SNSプロジェクトを使って、主たる観光地の他にもたくさんの魅力を知って欲しいとの思いで、本誌の参加募集広告を絶好の機会と捉え、応募したらしかった。
2人は絶え間なく周囲に目を配るが、いかんせんビジネスマンが多く、スーツ姿の人はその中に溶け込んでしまう。
「おはようございます」
ふいに背後から声をかけられ、千春と七緒が振り向くと、そこには背が高く、思ったよりもずっと都会的な雰囲気の男性が、にこやかに立っていた。
──いや、決して田舎者と思っているわけじゃないけど……。
誰にともなく言い訳しながら、七緒と共にぺこぺこと頭を下げ合い、名刺やお土産の交換だの、時候の挨拶だのを交わし、一通りの初対面ムーブが終わると、千春は人の少なくなった駅構内を見回す。
「……千春くん?」
なんだか不思議と懐かしい気分がした。
今朝、2時間半前には間違いなく東京駅にいて、目の前の彼よりずっと疲れたスーツ姿のおじさんたちと電車に乗って、たった一本の線路を走った。ただそれだけでこれほど遠い地に足を運んでいる。
幼い頃、父と母とまだ小さかった妹と共に家族旅行をしたことがある。行き先も、何をしてどこに泊まったかも覚えていないのに、なぜかこのあまり人がいない駅構内の光景だけは記憶に焼き付いていて、東京駅では思い出さなかったあの時の匂いが、ふと鼻先を掠めたように感じる。
『キンモクセイ』みたいに名前があるわけでも、あんなに濃厚な香りでもないのに、そしてあの日の家族旅行で降り立った場所がこの駅であるはずもないのに、千春はまるであの頃に戻ったような感覚に陥っていた。
「千春くん。撮りたい写真は、今この時にしか撮れないよ」
そんな千春の淡い思い出を見透かしたかのように、七緒が背中を押す。
──このなぜだか懐かしい気持ちで撮る写真はきっと、どこの誰にでもある愛する故郷や、忘れられない記憶を呼び覚ます一助になる。
千春がシャッターを切る音に合わせて、七緒は凪いだ風を頬に感じながら、そっと微笑んだ。
観光課長の山城は、駐車場に停めてあった車に案内し、2人を後部座席に乗せて、まずは自分のオフィスである県庁へと向かった。
七緒から事前に聞かされていたタイムテーブルによれば、今日は初日でもあるし、今後の方針を決めるためにこれから打ち合わせを行うのだという。
会議室へと通されると、見計らったかのように若手芸人と見紛うような勢いで、30歳前後の男女が「はいどうも~」と室内に入って来た。
七緒も千春もどう反応して良いものか考えあぐねて固まっていると、彼らは手に持った(おそらく)Y県の特産品を、口々に紹介してはテーブルに山積みにして、これまた若手芸人が如く「ありがとうございました~」と去って行った。
顔は終始笑っていたが、どう考えても緊張のほうが勝っていて、見ているこっちがなぜだか申し訳ない気持ちになったほどだった。
山城はと横目で窺えば、相変わらずにこにこと笑っていて、真意を読み取れない千春は首を傾げつつ、和やかな職場なんだなと場違いなことを思った。
そこへ再びノックの音がして、山城の返事と共に、さっきの職員たちより少し歳下と思われる女性職員が入室して来た。
どちらかと言えば、先の2人より落ち着いていて、さらに言うと、ニコリともしていなかった。
彼女は千春と七緒の前に(おそらく)特産品のフルーツをふんだんに使ったミックスジュースの入ったグラスを置いて、無言のまま部屋を後にした。
ドアが閉まるちょうどその時、先の芸人コンビが置いて行った山積みのお菓子やご当地味のインスタントラーメンが、絶妙なバランスをとうとう崩して、床に落ちそうになる。
すんでのところで千春がキャッチして、どうにか惨事は免れたが、山城は「すみません」と言いつつ、やはりどこか嬉しそうだった。
自分の仕事が報われるかもしれないことが、今から楽しみなのだろうかと千春は山積みのそれらを並べ直しながら考える。
むしろ、自分はやり遂げられるか不安で仕方がない。表情や仕草に出ない質なので気づかれにくいが、これをまさに『浮き足立つ』というのかもしれなかった。
Y県は東北地方に位置しており、東京に比べると涼しいのかと思いきや、どちらかというと汗ばむくらいの暑さだった。
山城によれば、県内の特にこの辺りは地形が盆地なので、夏は40度近くまで気温が上がることもしばしばだそうだ。
冷たくフレッシュなジュースを飲みながら、3人は今後の方針を話し合った。
そもそもこのSNSプロジェクト自体が実験的な側面を持っているらしく、SNS内の企画に関しても、特に制約もなければ基準もないという。
つまり、自由だ。
とはいえ、この『自由』というものが案外厄介で、『自由にしていい』と言われると千春などは逆に途方に暮れてしまう。
大まかなテーマと、ある程度の基準は、最初のうちはあったほうがいいだろうということで、例えば主な観光地やモデルコースを散策しながら、道中の何気ない風景やあえて『観光』から趣旨を外した光景を写真に収めるのが良いのではないか、という結論に達した。
いくら『旅雑誌では紹介されないところ』を求めたとしても、結局、観光客が集まるところを無視できないのは山城も、そして七緒ひいては『千の選択』も同じである。
経済もトレンドもそうやって回っているのだ。
Y県が発祥だけれど東京でも味わえるものがあったとして、それならやはりY県に来たのだからここでしか味わえないものを求めたくなる。
あえてトレンドを外そうと思えば、まずはトレンドを押さえなければ、外すことができない。
ならば、基準や基本として『千の選択』本誌を利用し、その本誌には地味で朴訥で載せるスペースがないことを、SNSでうまく補えば、新しい観光の在り方を発信できるのではないか、という解答に辿り着いた。
千春にはその辺りの話は難しく、忌憚のない意見が欲しいと言われても、そもそも意見を述べられるレベルではまだまだない。
「じゃあ千春くん、異議はある?」
「ないです」
七緒が千春というよりも山城に気を遣ってか、千春に訊ねた。
千春は即答したものの、逆に『何も考えてない』ふうに映るか? と栓のないことを考えている間に、話はどんどんとまとまっていった。
昼時になり、山城はこの辺りの美味しい店を一通り教えてくれた。
そのほとんどが名物といわれるラーメンか牛肉を扱う店で、話の流れから察するに山城は一緒に行かないようだった。
悩んだ挙句、ひと足先に食べられるという『冷やしラーメン』のお店にすることにした。
月曜日とはいえ、昼食時だからか、その店は既に数人が店の外に並んでいた。
千春はハッと気がつく。その中に、さっきジュースを運んでくれた女性職員がいたのだ。
特に連れがいるふうではなく、気取った感じでもない。通い慣れた様子で、先に中に通された彼女の注文する声も堂に入っていた。
何もわからない2人はコソコソと、彼女の注文と一語一句違わぬように店員に伝えた。
「お客さん! 通だねえ!」
などと驚き7割、歓喜3割といった声音で叫ばれ、千春と七緒はあたふたと彼女を見やった。
特に気づかれたり、怪しまれたりしているような素振りはなかったが、運ばれて来たどんぶりを見て2人は固まった。
どうやら彼女の注文を意訳すると『当店限定冷やしラーメン大盛り全部トッピングマシマシ!』といった意味合いらしかった。
情報量が多くなんのこっちゃと思っただろうが、運ばれて来たラーメンがまさになんのこっちゃというくらい情報過多で、2人は思わず顔を見合わせて笑った。
熱々ではないにしても、せっかくのラーメンである。SNSのためとはいえ、仕事の取材で入ったわけでもない。写真は野暮だろうと、千春は七緒にならって隙間のないどんぶりの端からそっと箸を忍び込ませた。
ボリュームも味も大満足の一杯だったが、いかんせんノーマルを知らないもので、あれがどれだけ凄かったのかよくわからずじまいだった。
しかし、常連客の多そうな店内で、あのどんぶりをほとんど見なかったので、おそらく彼女が稀有な存在だったのだろうと思う。
「そういえば、なんであの人の注文は普通に受けたのに、俺たちには『通だね』なんて言ったんですかね?」
「そりゃ僕らが東京もんだからでしょ」
「え?」
「たぶん、彼女の注文は方言が混じってたんだと思うよ。いくら一言一句合わせたとしても、方言やネイティブな口調までは真似られないから」
「……ネイティブ……?」
「その注文がたとえばあの店の裏メニューかなんかで、注文の仕方が合言葉になっていたとしたら、僕たちがそれを知っていることにびっくりしたんじゃないのかな」
「あぁ、なるほど」
「店は混雑してたし、まさか僕らが彼女の知り合い──ってほど話したこともないけど──だとは思わないから、『どこでそれを!?』って考えたとしても仕方ないよ。でも、おかげで美味しいものが食べられたね。後で彼女にお礼を言わなくちゃ」
──同じ店に同じタイミングで行ったことが知られる。それどころか、彼女の注文をこっそり真似たことがバレるんじゃ……?
と内心慄いたことは、七緒には内緒にしておこうとひとり頷く千春だった。
歳の頃は38歳、観光課の課長だそうだ。
Y県ではここ十年近くずっと観光に力を入れているが、ここ最近は感染症による自粛の余波を大きく受け、観光客数が伸び悩んでいるという。
そこで『千の選択』SNSプロジェクトを使って、主たる観光地の他にもたくさんの魅力を知って欲しいとの思いで、本誌の参加募集広告を絶好の機会と捉え、応募したらしかった。
2人は絶え間なく周囲に目を配るが、いかんせんビジネスマンが多く、スーツ姿の人はその中に溶け込んでしまう。
「おはようございます」
ふいに背後から声をかけられ、千春と七緒が振り向くと、そこには背が高く、思ったよりもずっと都会的な雰囲気の男性が、にこやかに立っていた。
──いや、決して田舎者と思っているわけじゃないけど……。
誰にともなく言い訳しながら、七緒と共にぺこぺこと頭を下げ合い、名刺やお土産の交換だの、時候の挨拶だのを交わし、一通りの初対面ムーブが終わると、千春は人の少なくなった駅構内を見回す。
「……千春くん?」
なんだか不思議と懐かしい気分がした。
今朝、2時間半前には間違いなく東京駅にいて、目の前の彼よりずっと疲れたスーツ姿のおじさんたちと電車に乗って、たった一本の線路を走った。ただそれだけでこれほど遠い地に足を運んでいる。
幼い頃、父と母とまだ小さかった妹と共に家族旅行をしたことがある。行き先も、何をしてどこに泊まったかも覚えていないのに、なぜかこのあまり人がいない駅構内の光景だけは記憶に焼き付いていて、東京駅では思い出さなかったあの時の匂いが、ふと鼻先を掠めたように感じる。
『キンモクセイ』みたいに名前があるわけでも、あんなに濃厚な香りでもないのに、そしてあの日の家族旅行で降り立った場所がこの駅であるはずもないのに、千春はまるであの頃に戻ったような感覚に陥っていた。
「千春くん。撮りたい写真は、今この時にしか撮れないよ」
そんな千春の淡い思い出を見透かしたかのように、七緒が背中を押す。
──このなぜだか懐かしい気持ちで撮る写真はきっと、どこの誰にでもある愛する故郷や、忘れられない記憶を呼び覚ます一助になる。
千春がシャッターを切る音に合わせて、七緒は凪いだ風を頬に感じながら、そっと微笑んだ。
観光課長の山城は、駐車場に停めてあった車に案内し、2人を後部座席に乗せて、まずは自分のオフィスである県庁へと向かった。
七緒から事前に聞かされていたタイムテーブルによれば、今日は初日でもあるし、今後の方針を決めるためにこれから打ち合わせを行うのだという。
会議室へと通されると、見計らったかのように若手芸人と見紛うような勢いで、30歳前後の男女が「はいどうも~」と室内に入って来た。
七緒も千春もどう反応して良いものか考えあぐねて固まっていると、彼らは手に持った(おそらく)Y県の特産品を、口々に紹介してはテーブルに山積みにして、これまた若手芸人が如く「ありがとうございました~」と去って行った。
顔は終始笑っていたが、どう考えても緊張のほうが勝っていて、見ているこっちがなぜだか申し訳ない気持ちになったほどだった。
山城はと横目で窺えば、相変わらずにこにこと笑っていて、真意を読み取れない千春は首を傾げつつ、和やかな職場なんだなと場違いなことを思った。
そこへ再びノックの音がして、山城の返事と共に、さっきの職員たちより少し歳下と思われる女性職員が入室して来た。
どちらかと言えば、先の2人より落ち着いていて、さらに言うと、ニコリともしていなかった。
彼女は千春と七緒の前に(おそらく)特産品のフルーツをふんだんに使ったミックスジュースの入ったグラスを置いて、無言のまま部屋を後にした。
ドアが閉まるちょうどその時、先の芸人コンビが置いて行った山積みのお菓子やご当地味のインスタントラーメンが、絶妙なバランスをとうとう崩して、床に落ちそうになる。
すんでのところで千春がキャッチして、どうにか惨事は免れたが、山城は「すみません」と言いつつ、やはりどこか嬉しそうだった。
自分の仕事が報われるかもしれないことが、今から楽しみなのだろうかと千春は山積みのそれらを並べ直しながら考える。
むしろ、自分はやり遂げられるか不安で仕方がない。表情や仕草に出ない質なので気づかれにくいが、これをまさに『浮き足立つ』というのかもしれなかった。
Y県は東北地方に位置しており、東京に比べると涼しいのかと思いきや、どちらかというと汗ばむくらいの暑さだった。
山城によれば、県内の特にこの辺りは地形が盆地なので、夏は40度近くまで気温が上がることもしばしばだそうだ。
冷たくフレッシュなジュースを飲みながら、3人は今後の方針を話し合った。
そもそもこのSNSプロジェクト自体が実験的な側面を持っているらしく、SNS内の企画に関しても、特に制約もなければ基準もないという。
つまり、自由だ。
とはいえ、この『自由』というものが案外厄介で、『自由にしていい』と言われると千春などは逆に途方に暮れてしまう。
大まかなテーマと、ある程度の基準は、最初のうちはあったほうがいいだろうということで、例えば主な観光地やモデルコースを散策しながら、道中の何気ない風景やあえて『観光』から趣旨を外した光景を写真に収めるのが良いのではないか、という結論に達した。
いくら『旅雑誌では紹介されないところ』を求めたとしても、結局、観光客が集まるところを無視できないのは山城も、そして七緒ひいては『千の選択』も同じである。
経済もトレンドもそうやって回っているのだ。
Y県が発祥だけれど東京でも味わえるものがあったとして、それならやはりY県に来たのだからここでしか味わえないものを求めたくなる。
あえてトレンドを外そうと思えば、まずはトレンドを押さえなければ、外すことができない。
ならば、基準や基本として『千の選択』本誌を利用し、その本誌には地味で朴訥で載せるスペースがないことを、SNSでうまく補えば、新しい観光の在り方を発信できるのではないか、という解答に辿り着いた。
千春にはその辺りの話は難しく、忌憚のない意見が欲しいと言われても、そもそも意見を述べられるレベルではまだまだない。
「じゃあ千春くん、異議はある?」
「ないです」
七緒が千春というよりも山城に気を遣ってか、千春に訊ねた。
千春は即答したものの、逆に『何も考えてない』ふうに映るか? と栓のないことを考えている間に、話はどんどんとまとまっていった。
昼時になり、山城はこの辺りの美味しい店を一通り教えてくれた。
そのほとんどが名物といわれるラーメンか牛肉を扱う店で、話の流れから察するに山城は一緒に行かないようだった。
悩んだ挙句、ひと足先に食べられるという『冷やしラーメン』のお店にすることにした。
月曜日とはいえ、昼食時だからか、その店は既に数人が店の外に並んでいた。
千春はハッと気がつく。その中に、さっきジュースを運んでくれた女性職員がいたのだ。
特に連れがいるふうではなく、気取った感じでもない。通い慣れた様子で、先に中に通された彼女の注文する声も堂に入っていた。
何もわからない2人はコソコソと、彼女の注文と一語一句違わぬように店員に伝えた。
「お客さん! 通だねえ!」
などと驚き7割、歓喜3割といった声音で叫ばれ、千春と七緒はあたふたと彼女を見やった。
特に気づかれたり、怪しまれたりしているような素振りはなかったが、運ばれて来たどんぶりを見て2人は固まった。
どうやら彼女の注文を意訳すると『当店限定冷やしラーメン大盛り全部トッピングマシマシ!』といった意味合いらしかった。
情報量が多くなんのこっちゃと思っただろうが、運ばれて来たラーメンがまさになんのこっちゃというくらい情報過多で、2人は思わず顔を見合わせて笑った。
熱々ではないにしても、せっかくのラーメンである。SNSのためとはいえ、仕事の取材で入ったわけでもない。写真は野暮だろうと、千春は七緒にならって隙間のないどんぶりの端からそっと箸を忍び込ませた。
ボリュームも味も大満足の一杯だったが、いかんせんノーマルを知らないもので、あれがどれだけ凄かったのかよくわからずじまいだった。
しかし、常連客の多そうな店内で、あのどんぶりをほとんど見なかったので、おそらく彼女が稀有な存在だったのだろうと思う。
「そういえば、なんであの人の注文は普通に受けたのに、俺たちには『通だね』なんて言ったんですかね?」
「そりゃ僕らが東京もんだからでしょ」
「え?」
「たぶん、彼女の注文は方言が混じってたんだと思うよ。いくら一言一句合わせたとしても、方言やネイティブな口調までは真似られないから」
「……ネイティブ……?」
「その注文がたとえばあの店の裏メニューかなんかで、注文の仕方が合言葉になっていたとしたら、僕たちがそれを知っていることにびっくりしたんじゃないのかな」
「あぁ、なるほど」
「店は混雑してたし、まさか僕らが彼女の知り合い──ってほど話したこともないけど──だとは思わないから、『どこでそれを!?』って考えたとしても仕方ないよ。でも、おかげで美味しいものが食べられたね。後で彼女にお礼を言わなくちゃ」
──同じ店に同じタイミングで行ったことが知られる。それどころか、彼女の注文をこっそり真似たことがバレるんじゃ……?
と内心慄いたことは、七緒には内緒にしておこうとひとり頷く千春だった。
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