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生まれ変わり認定試験
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世は選択の時代──。観たいドラマも聴きたい音楽も、同じ趣味の友達に、果ては結婚相手に至るまで、欲しい物は何だって手元のボタンひとつで選べてしまう。
それならまだしも現実的だが、この世で最も非現実的かつ非生産的な選択はアプリゲームへの課金だと僕は常々思う。いわばデータにお金を払っているも同然で、現実に残るものは心の安寧と推しへの愛だけ。到底理解の範疇ではないけれど、つらい現実を生き抜くための活力と考えればまあ納得できないこともない。
そんな人間にとって、こんなにも究極でこんなにも非現実的な選択が他にあるだろうか。命を落として初めて遭遇する事態に、果たして「この世で」などと注釈をつけていいものかどうか、僕は悩んだ。
死後の世界なんて信じていなかったけれど、こうして実際に体験してみると案外すんなりと受け入れられるものだ。
目の前には“天使のようなもの"、がいる。
宙に浮かんでいるし、それなりに容姿も整っているけれど、想像している赤子のような雰囲気は一切なく、どちらかというと成人、しかも男性とはっきりわかる。どうせ出会うなら子供の姿か、もしくは儚げで優しげな美しい女性の姿が良かったなどと栓のないことを考えて、思わず首を振る。
目下、重要視すべき事柄はひとつ。僕は今、死んでいて、この世でもあの世でもない空間に存在しているらしい、ということだけだ。
『君の名は?』
『名はありません。この世界では“御霊司“と呼ばれています』
『みたまし?』
どうやら“天使“ではないらしい。それなら尚更、可愛い女の子が良かった。
口に出していないその声が相手に聞こえた気がして、僕はなんとなく視線を逸らした。何もかも見透かされているようで落ち着かない。その間も淡々と話は続く。
『ここから先は死後の世界。目の前の2つの扉の先は、君の選択次第で変化します。さてここで質問』
2つの扉──。特に変哲のない鈍重な扉で、ただその先に何があるのかどうなっているのか、全く見当もつかない。僕がぼんやり眺めていると、強調も抑揚すらなく、御霊司は告げる。危うく聞き逃してしまいそうだ。
『君は生まれ変われるとしたら、もう一度自分がいいですか? それとも別人がいいですか?』
愚問とはこういうことを言うんだろう。そもそも後者を回答する人間がいるんだろうか。僕はそんなふうに思いながら、打って変わって御霊司を強く見据えた。
『──自分がいいに決まってる』
今度は御霊司が視線を逸らす番だった。感情を一切感じないので、その意味が僕にはわからない。ただ、ほんの少しの間の後、変わらず平坦な口調で御霊司は言う。
『では、【生まれ変わり認定試験】が必要です』
『・・・・・・【生まれ変わり認定試験】?』
聞いたこともない。まあ一度死なないとわからないのだからそれは当然か。御霊司は僕の目を見ずに説明を始める。
『ええ。もう一度、同じ生を与えられるかどうかは試験の結果によって決まります』
『じゃあ、ここで別人を選んだら?』
余計なことを言わないようにしているためか、はたまた単に話す速度がゆっくりなためか、やけに焦ったい話し方だと僕は思う。
『来世は別の生になるというだけです』
僕に遮られたことには特に反応を示さないところも、考えが読めずに苛々する。
『試験もなし?』
『さあ。そこは関知の範囲外ですので』
僕の苛立ちを逆撫でするような答えが気に食わず、あえて言葉に棘を含んで対抗してみる。
『生まれ変わりを望んだとして、具体的にどういう試験?』
『走馬灯というものをご存知で?』
質問を質問で返すな、とは生前もたくさん聞いた台詞だと唐突に思い出す。これまでの展開があまりにも非現実的で、振り返ることすら忘れていたのだとここでようやく気づく。
『死ぬ時に見るというやつ?』
『ええ。その走馬灯で自らの人生を再び歩んでいただきます。巻き戻しはできません。当然、時間を止めることもできません。ただし、空間を自由に移動することと早送りは可能です』
また突拍子もないことを言う。頭を抱えつつ、僕はふと疑問に思う。
『それって正解はあるの?』
そもそも、正解なんて誰がわかるのだろうか。
『ええ』
『正解すれば死なない、とか?』
『いいえ。君の死は既に決定しています。あくまで、来世の人生が希望通りになるかならないかの試験ですから。強いて言うなら、君の死の理由は明らかになるかもしれません』
『僕の死の理由?』
『ええ。君の死──いえ、ほとんどの人間の死は、人生の中で選択肢を間違えたことによるものです。それがたった一度の人間もいれば、多くの積み重ねで結果的に死を招く人間もいます。君が走馬灯で見つけるのは、その間違いです。間違いを正すことが、正しい解答でしょう。間違い探しのようなもの、と考えれば少しは楽しめるかもしれません。特に、君のような人間は──。とはいえ、多くの人間は全ての間違いを正すことができず、不合格となって死後の世界へ送られますが』
へえ。面白そうじゃん、間違い探し。俄然興味が湧いてきた。自分が死んだことすら未だ現実味がないが、生まれ変われるというのなら尚更、この死に意味があるとも思えない。死後の世界とやらは、存外、無秩序で無能力な人間の集まりらしい。
『その場合、生まれ変わりの話はどうなるの?』
『さあ。関知するところではございません』
目に見えて変わった僕の表情にも、御霊司は特に言及せず、視線を逸らしたまま答えた。
『合格したら、もう一度自分になれる?』
『はい』
『その時は同じ人生を繰り返すの? それとも走馬灯で見つけた正解の人生になる?』
『さあ』
『また“関知するところではございません“?』
『左様です』
やっつけ仕事丸出しの御霊司の態度にも、もはや僕は何も感じなくなっていた。それよりも早く、もう一度人生をやり直したい。いや、僕の人生に間違いなんてないけれど、せっかく同じ人生を辿れるのなら、生前とは別のことをしてみたい。そうすれば、正解じゃなくても何か見えるものがあるかもしれない。
そう、奇しくも御霊司が言った通り。僕のような、面白そうな事象に首を突っ込まないと気が済まない人間にとっては、生まれ変わり後の自分以上に、今この時の自分を楽しく生きたいのだ。たとえそれが、刹那的だと言われようとも──。
とはいえ、僕は僕以外の人生なんて考えられないから、生まれ変わっても僕で在り続けたい。そのためには、証明しなければならない。
『どうも釈然としないけど、本当に合格すればもう一度自分になれるんだよね?』
『はい。合格すれば』
『わかった。じゃあ、試験始めてよ。僕の存在証明、ちゃんと見ててよね?』
『・・・・・・承知しました』
『何、その間?』
『いえ。では、君が人間界に生まれ落ちた瞬間から走馬灯を開始します。準備はよろしいですか?』
『早く始めてよ。なんだかわくわくしてきた』
『──これより【生まれ変わり認定試験】を始めます。君の次の人生を懸けて、行ってらっしゃい』
【生まれ変わり認定試験】とは。
■来世もよりよい自分に生まれ変わるための試験
■"走馬灯"を使用して行われる
・早送りはできる
・巻き戻しはできない
・空間の移動が可能
基本的に"走馬灯"は動画のように再生を始めたら勝手に進み続ける。ただし、人生を左右する選択に関わらない場面は早送りが可能。関わる部分は自動的に早送り再生が止まり、一部始終が流される。
その間、空間の移動はできるが、当然ながら巻き戻しはできない。場面が終わると、御霊司からの質問があり、選択を変えるか否かを回答する。
変えるを選択した場合、実際の"走馬灯"の人生が変わることはなく、御霊司の採点にのみ反映される。御霊司は変えた場合の人生をシミュレーションすることができ、その選択を認証・証明することで正解か不正解かを見極める。
人によって選択肢の数は違うが、全問正解しなければ合格とはならない。
それならまだしも現実的だが、この世で最も非現実的かつ非生産的な選択はアプリゲームへの課金だと僕は常々思う。いわばデータにお金を払っているも同然で、現実に残るものは心の安寧と推しへの愛だけ。到底理解の範疇ではないけれど、つらい現実を生き抜くための活力と考えればまあ納得できないこともない。
そんな人間にとって、こんなにも究極でこんなにも非現実的な選択が他にあるだろうか。命を落として初めて遭遇する事態に、果たして「この世で」などと注釈をつけていいものかどうか、僕は悩んだ。
死後の世界なんて信じていなかったけれど、こうして実際に体験してみると案外すんなりと受け入れられるものだ。
目の前には“天使のようなもの"、がいる。
宙に浮かんでいるし、それなりに容姿も整っているけれど、想像している赤子のような雰囲気は一切なく、どちらかというと成人、しかも男性とはっきりわかる。どうせ出会うなら子供の姿か、もしくは儚げで優しげな美しい女性の姿が良かったなどと栓のないことを考えて、思わず首を振る。
目下、重要視すべき事柄はひとつ。僕は今、死んでいて、この世でもあの世でもない空間に存在しているらしい、ということだけだ。
『君の名は?』
『名はありません。この世界では“御霊司“と呼ばれています』
『みたまし?』
どうやら“天使“ではないらしい。それなら尚更、可愛い女の子が良かった。
口に出していないその声が相手に聞こえた気がして、僕はなんとなく視線を逸らした。何もかも見透かされているようで落ち着かない。その間も淡々と話は続く。
『ここから先は死後の世界。目の前の2つの扉の先は、君の選択次第で変化します。さてここで質問』
2つの扉──。特に変哲のない鈍重な扉で、ただその先に何があるのかどうなっているのか、全く見当もつかない。僕がぼんやり眺めていると、強調も抑揚すらなく、御霊司は告げる。危うく聞き逃してしまいそうだ。
『君は生まれ変われるとしたら、もう一度自分がいいですか? それとも別人がいいですか?』
愚問とはこういうことを言うんだろう。そもそも後者を回答する人間がいるんだろうか。僕はそんなふうに思いながら、打って変わって御霊司を強く見据えた。
『──自分がいいに決まってる』
今度は御霊司が視線を逸らす番だった。感情を一切感じないので、その意味が僕にはわからない。ただ、ほんの少しの間の後、変わらず平坦な口調で御霊司は言う。
『では、【生まれ変わり認定試験】が必要です』
『・・・・・・【生まれ変わり認定試験】?』
聞いたこともない。まあ一度死なないとわからないのだからそれは当然か。御霊司は僕の目を見ずに説明を始める。
『ええ。もう一度、同じ生を与えられるかどうかは試験の結果によって決まります』
『じゃあ、ここで別人を選んだら?』
余計なことを言わないようにしているためか、はたまた単に話す速度がゆっくりなためか、やけに焦ったい話し方だと僕は思う。
『来世は別の生になるというだけです』
僕に遮られたことには特に反応を示さないところも、考えが読めずに苛々する。
『試験もなし?』
『さあ。そこは関知の範囲外ですので』
僕の苛立ちを逆撫でするような答えが気に食わず、あえて言葉に棘を含んで対抗してみる。
『生まれ変わりを望んだとして、具体的にどういう試験?』
『走馬灯というものをご存知で?』
質問を質問で返すな、とは生前もたくさん聞いた台詞だと唐突に思い出す。これまでの展開があまりにも非現実的で、振り返ることすら忘れていたのだとここでようやく気づく。
『死ぬ時に見るというやつ?』
『ええ。その走馬灯で自らの人生を再び歩んでいただきます。巻き戻しはできません。当然、時間を止めることもできません。ただし、空間を自由に移動することと早送りは可能です』
また突拍子もないことを言う。頭を抱えつつ、僕はふと疑問に思う。
『それって正解はあるの?』
そもそも、正解なんて誰がわかるのだろうか。
『ええ』
『正解すれば死なない、とか?』
『いいえ。君の死は既に決定しています。あくまで、来世の人生が希望通りになるかならないかの試験ですから。強いて言うなら、君の死の理由は明らかになるかもしれません』
『僕の死の理由?』
『ええ。君の死──いえ、ほとんどの人間の死は、人生の中で選択肢を間違えたことによるものです。それがたった一度の人間もいれば、多くの積み重ねで結果的に死を招く人間もいます。君が走馬灯で見つけるのは、その間違いです。間違いを正すことが、正しい解答でしょう。間違い探しのようなもの、と考えれば少しは楽しめるかもしれません。特に、君のような人間は──。とはいえ、多くの人間は全ての間違いを正すことができず、不合格となって死後の世界へ送られますが』
へえ。面白そうじゃん、間違い探し。俄然興味が湧いてきた。自分が死んだことすら未だ現実味がないが、生まれ変われるというのなら尚更、この死に意味があるとも思えない。死後の世界とやらは、存外、無秩序で無能力な人間の集まりらしい。
『その場合、生まれ変わりの話はどうなるの?』
『さあ。関知するところではございません』
目に見えて変わった僕の表情にも、御霊司は特に言及せず、視線を逸らしたまま答えた。
『合格したら、もう一度自分になれる?』
『はい』
『その時は同じ人生を繰り返すの? それとも走馬灯で見つけた正解の人生になる?』
『さあ』
『また“関知するところではございません“?』
『左様です』
やっつけ仕事丸出しの御霊司の態度にも、もはや僕は何も感じなくなっていた。それよりも早く、もう一度人生をやり直したい。いや、僕の人生に間違いなんてないけれど、せっかく同じ人生を辿れるのなら、生前とは別のことをしてみたい。そうすれば、正解じゃなくても何か見えるものがあるかもしれない。
そう、奇しくも御霊司が言った通り。僕のような、面白そうな事象に首を突っ込まないと気が済まない人間にとっては、生まれ変わり後の自分以上に、今この時の自分を楽しく生きたいのだ。たとえそれが、刹那的だと言われようとも──。
とはいえ、僕は僕以外の人生なんて考えられないから、生まれ変わっても僕で在り続けたい。そのためには、証明しなければならない。
『どうも釈然としないけど、本当に合格すればもう一度自分になれるんだよね?』
『はい。合格すれば』
『わかった。じゃあ、試験始めてよ。僕の存在証明、ちゃんと見ててよね?』
『・・・・・・承知しました』
『何、その間?』
『いえ。では、君が人間界に生まれ落ちた瞬間から走馬灯を開始します。準備はよろしいですか?』
『早く始めてよ。なんだかわくわくしてきた』
『──これより【生まれ変わり認定試験】を始めます。君の次の人生を懸けて、行ってらっしゃい』
【生まれ変わり認定試験】とは。
■来世もよりよい自分に生まれ変わるための試験
■"走馬灯"を使用して行われる
・早送りはできる
・巻き戻しはできない
・空間の移動が可能
基本的に"走馬灯"は動画のように再生を始めたら勝手に進み続ける。ただし、人生を左右する選択に関わらない場面は早送りが可能。関わる部分は自動的に早送り再生が止まり、一部始終が流される。
その間、空間の移動はできるが、当然ながら巻き戻しはできない。場面が終わると、御霊司からの質問があり、選択を変えるか否かを回答する。
変えるを選択した場合、実際の"走馬灯"の人生が変わることはなく、御霊司の採点にのみ反映される。御霊司は変えた場合の人生をシミュレーションすることができ、その選択を認証・証明することで正解か不正解かを見極める。
人によって選択肢の数は違うが、全問正解しなければ合格とはならない。
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