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第3章 ダンジョン攻略中編
第65話 集団戦闘の終わり
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レッサーデーモンを撤退させた僕は、ハルクたちのいる部屋へと【テレポート】で移動した。
すでに悪魔族どころか、人族の姿すらない。
キョロキョロしている僕にハルクが近寄ってきた。
「おめぇどご行ってだ?もう全部終わったぞ。」
僕はハルクに一部始終を話し、ハルクもこの部屋で起こったことを話した。
ハルクの話では僕が行った後、関西弁ミミックは一瞬で悪魔族達を全滅させたそうだ。
関西弁ミミックが使ったスキルで、その場にいた悪魔族全員の頭が瞬時に破裂した。
人族もかなりの人数が犠牲になったらしい。
ハルクは危険を感じ水路に飛び込んで事なきを得たようだが、あの場にいるとハルクも影響を受けたそうだ。
そのスキルの恐ろしさと、使用した直後の関西弁ミミックの禍々しさを見て黄金鎧の戦士は部下たちに撤退を命じたようだ。
僕の持っているレアアイテム【獣神の宝玉】のスキルとよく似ている。
まさか彼も宝玉関連のレアアイテムを持っているのか!?
僕が去った後にそのスキルを使ったのは、僕にスキルを見られたく無かったのだろう。
ハルクがいてもスキルを使ったところを見ると、彼も相当追い詰められていたのかもしれない。
その後も悪魔族は現れており、ハルクも関西弁ミミックの加勢をしていたようだ。
しかし、ある時を境に全員撤退したらしい。
おそらくレッサーデーモンたちが撤退したのと同時期だろう。
ハルクの話から流れはよく分かった。
そう言えば関西弁ミミックはどこに行った?
いた。
彼は宝箱の保管場所にいた。
器用に鍵を開けながら宝箱の中身をチェックしていた。
彼の所に行こうとした僕に、
「ってかおめぇ臭せぇなぁ。」
ハルクは鼻をつまみながら怪訝そうに言った。
そういやガーゴイル達の体液まみれになっていたことを忘れていた。
確かに意識すると、あの臭いがいつの間にか気にならなくなっていた。
慣れって怖い。
僕は関西弁ミミックに声をかける前に、部屋の出入口の水路に向かった。
僕は水路に飛び込み、箱にこびりついた体液や臭いを洗い落とす。
完全には落ちなかったが、幾分かはましになったようだ。
水路から出た僕は、ハルクと共に宝箱を真剣にチェック中の関西弁ミミックの方へと向かった。
僕の姿に気が付くと、関西弁ミミックの方から話しかけてきた。
「兄さんお疲れ様。悪魔族おっぱらってくれたの兄さんやろ?助かったわ。」
彼は僕に声をかけるも視線は常に宝箱。
社交辞令のようなものを感じてしまう。
「兄さん、戦利品を山分けしよ。今回兄さんが一番の功労者やから。兄さんから選んでええで。これなんかお勧めやけど。」
僕から選んでいいとは言ってくれているものの、彼が薦めてくるのは武器ばかり。
どうやら彼は宝飾系のアイテムが欲しいようだ。
強く出られると引いてしまう僕の性格は、この世界でも変わらないようだ。
今回僕たちが選んだアイテムはこれだ。
メタルブーメラン、散弾銃:僕
ミスリルクラブ、腰蓑:ハルク
マジックリング、パールのブレスレット:関西弁ミミック
関西弁ミミックの方が価値のありそうなアイテムだが、そこは言うまい。
武器はいらねと言い張るハルクに、僕はこん棒系アイテムを無理やり渡した。
今後おそらく素手だけでは通用しない敵も現れるだろう。
用心のためにもハルクも持っておいた方が良いだろう。
落ち着いたところで僕は、戦闘中に読んでなかったログやアップしたレベルを確認。
「【体当たりLv9】がLv10となり、【タックルLv1】に進化しました」
「魔眼スキルがLv4となり、新たに【暴風】【蒸発】【酸化】を覚えました。」
「ガーゴイルの捕食により、スキル【魔法妨害】を覚えました。」
「ワニ族の捕食により、スキル【噛み砕く】を覚えました。」
「あなたのレベルが上がりました」
「HP/MP/SPが全回復します」
【ステータス】
名前:光
種族:ミミック
クラス:中級ミミック
称号:モンスターイーター、ラッキーマン、マンイーター、闇落ち、ネクロマンサー
Lv:25→30
HP(体力):28,000→42,000(+10,000)
MP(魔力):35,000→55,000(+20,000)
SP(スキルポイント):45,000→70,000(+10,000)
筋力:8500→18,000(+110,000)
耐久:22,000→40,000(+50,000)
知力:33,000→55,000(+10,000)
器用:10,000→25,000(+10,000)
俊敏:9,800→20,000(+10,000)
運:5,000,000→8,000,000
【スキル】
攻撃系
舌Lv10、溶解Lv6、タックルLv1、毒針Lv9、狙い打つLv5、飛びかかるLv7、暴食Lv3 、不意打ちLv7、振り回すLv5、格闘Lv5、落とし穴Lv8、投石Lv6、鞭Lv9、斬撃Lv5、呪いLv7、奪うLv9、ポイズンブレスLv3、大飯食らいLv2、噛み砕くLv1、
耐性
毒耐性Lv7、溶解耐性Lv3、暗闇耐性Lv5 状態異常耐性Lv5
補助
物理無視Lv3、鑑定Lv9、擬態Lv9 逃げるLv6、異空間収納Lv3、身体強化Lv5、応急処置Lv5、甘い匂いLv6 、マッピングLv5、鉄壁Lv5、攻撃回避Lv3、羽ばたくLv2、隠密Lv6 吸盤Lv3、サイコキネシスLv3、結界Lv5 テレポートLv5、美食Lv4、魔法妨害Lv1、自動回復Lv7、飢餓lv1
魔法
暗黒魔法Lv5:【フィアー】【スタン】【ダークフォグ】【ブラックランス】、癒しの光Lv3
ネクロマンシ―Lv3:【死者召喚】【死者使役】【死者対話】
恒常スキル
視覚Lv8、聴覚Lv8、味覚Lv7、這うLv8 、相互理解Lv2、嗅覚Lv5 不死Lv1
限定スキル
ワイヤーLv4、バンジースティックLv5、パチンコLv4、殲滅Lv3(獣神の宝玉)光の矢Lv1(スカルワンド)、2連撃Lv1(エルフの剣)、ブーメランLv1(メタルブーメラン)、ぶっぱなすLv1(散弾銃)
ミミック固有スキル
魔眼Lv4【魅了】【千里眼】【石化】【吸収】【威圧】【傀儡】【変化】【爆破】【毒】【汚染】【凍結】【即死】【炎上】【雷撃】【暴風】【蒸発】【酸化】
重力操作Lv5 おびき寄せるLv2
収納アイテム
ワイヤー、バンジースティック、獣神の宝玉、鉄の盾、スカルワンド、エルフの剣、メタルブーメラン、散弾銃
200匹以上のガーゴイルやインプたちを食べたので、僕のレベルと能力は大幅に上がった。
確実に強くなっている。
これなら7階層もなんとかなるかもしれない。
今回の戦いで僕はある実験をしていた。
倒した敵の血抜きを行い、ネクロマンシースキルの1つ【死者使役】を試そうと思っていた。
そのため敢えてその敵を食べず、血抜きをしておいたのだ。
その敵は大ワニ。
僕の味方にするだけでなく、誰の宝箱を守っていたのか情報も探ろうとしていた。
そろそろ血が抜けた頃だろう。
僕は串刺しとなった大ワニの方へ向かって行った。
すでに悪魔族どころか、人族の姿すらない。
キョロキョロしている僕にハルクが近寄ってきた。
「おめぇどご行ってだ?もう全部終わったぞ。」
僕はハルクに一部始終を話し、ハルクもこの部屋で起こったことを話した。
ハルクの話では僕が行った後、関西弁ミミックは一瞬で悪魔族達を全滅させたそうだ。
関西弁ミミックが使ったスキルで、その場にいた悪魔族全員の頭が瞬時に破裂した。
人族もかなりの人数が犠牲になったらしい。
ハルクは危険を感じ水路に飛び込んで事なきを得たようだが、あの場にいるとハルクも影響を受けたそうだ。
そのスキルの恐ろしさと、使用した直後の関西弁ミミックの禍々しさを見て黄金鎧の戦士は部下たちに撤退を命じたようだ。
僕の持っているレアアイテム【獣神の宝玉】のスキルとよく似ている。
まさか彼も宝玉関連のレアアイテムを持っているのか!?
僕が去った後にそのスキルを使ったのは、僕にスキルを見られたく無かったのだろう。
ハルクがいてもスキルを使ったところを見ると、彼も相当追い詰められていたのかもしれない。
その後も悪魔族は現れており、ハルクも関西弁ミミックの加勢をしていたようだ。
しかし、ある時を境に全員撤退したらしい。
おそらくレッサーデーモンたちが撤退したのと同時期だろう。
ハルクの話から流れはよく分かった。
そう言えば関西弁ミミックはどこに行った?
いた。
彼は宝箱の保管場所にいた。
器用に鍵を開けながら宝箱の中身をチェックしていた。
彼の所に行こうとした僕に、
「ってかおめぇ臭せぇなぁ。」
ハルクは鼻をつまみながら怪訝そうに言った。
そういやガーゴイル達の体液まみれになっていたことを忘れていた。
確かに意識すると、あの臭いがいつの間にか気にならなくなっていた。
慣れって怖い。
僕は関西弁ミミックに声をかける前に、部屋の出入口の水路に向かった。
僕は水路に飛び込み、箱にこびりついた体液や臭いを洗い落とす。
完全には落ちなかったが、幾分かはましになったようだ。
水路から出た僕は、ハルクと共に宝箱を真剣にチェック中の関西弁ミミックの方へと向かった。
僕の姿に気が付くと、関西弁ミミックの方から話しかけてきた。
「兄さんお疲れ様。悪魔族おっぱらってくれたの兄さんやろ?助かったわ。」
彼は僕に声をかけるも視線は常に宝箱。
社交辞令のようなものを感じてしまう。
「兄さん、戦利品を山分けしよ。今回兄さんが一番の功労者やから。兄さんから選んでええで。これなんかお勧めやけど。」
僕から選んでいいとは言ってくれているものの、彼が薦めてくるのは武器ばかり。
どうやら彼は宝飾系のアイテムが欲しいようだ。
強く出られると引いてしまう僕の性格は、この世界でも変わらないようだ。
今回僕たちが選んだアイテムはこれだ。
メタルブーメラン、散弾銃:僕
ミスリルクラブ、腰蓑:ハルク
マジックリング、パールのブレスレット:関西弁ミミック
関西弁ミミックの方が価値のありそうなアイテムだが、そこは言うまい。
武器はいらねと言い張るハルクに、僕はこん棒系アイテムを無理やり渡した。
今後おそらく素手だけでは通用しない敵も現れるだろう。
用心のためにもハルクも持っておいた方が良いだろう。
落ち着いたところで僕は、戦闘中に読んでなかったログやアップしたレベルを確認。
「【体当たりLv9】がLv10となり、【タックルLv1】に進化しました」
「魔眼スキルがLv4となり、新たに【暴風】【蒸発】【酸化】を覚えました。」
「ガーゴイルの捕食により、スキル【魔法妨害】を覚えました。」
「ワニ族の捕食により、スキル【噛み砕く】を覚えました。」
「あなたのレベルが上がりました」
「HP/MP/SPが全回復します」
【ステータス】
名前:光
種族:ミミック
クラス:中級ミミック
称号:モンスターイーター、ラッキーマン、マンイーター、闇落ち、ネクロマンサー
Lv:25→30
HP(体力):28,000→42,000(+10,000)
MP(魔力):35,000→55,000(+20,000)
SP(スキルポイント):45,000→70,000(+10,000)
筋力:8500→18,000(+110,000)
耐久:22,000→40,000(+50,000)
知力:33,000→55,000(+10,000)
器用:10,000→25,000(+10,000)
俊敏:9,800→20,000(+10,000)
運:5,000,000→8,000,000
【スキル】
攻撃系
舌Lv10、溶解Lv6、タックルLv1、毒針Lv9、狙い打つLv5、飛びかかるLv7、暴食Lv3 、不意打ちLv7、振り回すLv5、格闘Lv5、落とし穴Lv8、投石Lv6、鞭Lv9、斬撃Lv5、呪いLv7、奪うLv9、ポイズンブレスLv3、大飯食らいLv2、噛み砕くLv1、
耐性
毒耐性Lv7、溶解耐性Lv3、暗闇耐性Lv5 状態異常耐性Lv5
補助
物理無視Lv3、鑑定Lv9、擬態Lv9 逃げるLv6、異空間収納Lv3、身体強化Lv5、応急処置Lv5、甘い匂いLv6 、マッピングLv5、鉄壁Lv5、攻撃回避Lv3、羽ばたくLv2、隠密Lv6 吸盤Lv3、サイコキネシスLv3、結界Lv5 テレポートLv5、美食Lv4、魔法妨害Lv1、自動回復Lv7、飢餓lv1
魔法
暗黒魔法Lv5:【フィアー】【スタン】【ダークフォグ】【ブラックランス】、癒しの光Lv3
ネクロマンシ―Lv3:【死者召喚】【死者使役】【死者対話】
恒常スキル
視覚Lv8、聴覚Lv8、味覚Lv7、這うLv8 、相互理解Lv2、嗅覚Lv5 不死Lv1
限定スキル
ワイヤーLv4、バンジースティックLv5、パチンコLv4、殲滅Lv3(獣神の宝玉)光の矢Lv1(スカルワンド)、2連撃Lv1(エルフの剣)、ブーメランLv1(メタルブーメラン)、ぶっぱなすLv1(散弾銃)
ミミック固有スキル
魔眼Lv4【魅了】【千里眼】【石化】【吸収】【威圧】【傀儡】【変化】【爆破】【毒】【汚染】【凍結】【即死】【炎上】【雷撃】【暴風】【蒸発】【酸化】
重力操作Lv5 おびき寄せるLv2
収納アイテム
ワイヤー、バンジースティック、獣神の宝玉、鉄の盾、スカルワンド、エルフの剣、メタルブーメラン、散弾銃
200匹以上のガーゴイルやインプたちを食べたので、僕のレベルと能力は大幅に上がった。
確実に強くなっている。
これなら7階層もなんとかなるかもしれない。
今回の戦いで僕はある実験をしていた。
倒した敵の血抜きを行い、ネクロマンシースキルの1つ【死者使役】を試そうと思っていた。
そのため敢えてその敵を食べず、血抜きをしておいたのだ。
その敵は大ワニ。
僕の味方にするだけでなく、誰の宝箱を守っていたのか情報も探ろうとしていた。
そろそろ血が抜けた頃だろう。
僕は串刺しとなった大ワニの方へ向かって行った。
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