58 / 120
第3章 ダンジョン攻略中編
第57話 集団戦闘開始
しおりを挟む
ハルクとの交信を終えてから、急にワニたちは慌ただしくなった。
寝そべっていたワニたちは全て起き、臨戦態勢で唯一の入り口である水面を睨んでいる。
外出していたワニたちも全て戻り、陣形を組んで戦闘準備を行っていた。
僕をここに連れてきた大ワニも、最後方で構えている。
その光景はまさに圧巻。
総勢50匹前後のワニたちが全て入り口の方を向き、赤い目を光らせているのだ。
部屋全体にビリビリと緊張感が走る。
集中力を切らしたワニは一匹もいない。
かなりの練度で統率されているようだ。
この光景を見ると僕一人だけでも逃げられると、タカをくくっていたのは誤りだと気付かされる。
この緊張感を保ったまま、しばらく時間は経過した。
しかし、一向に悪魔族たちは現れる様子はない。
ハルクの話だともう着いてもよい時間だ。
引き返したのだろうか?何かトラブルが生じたのだろうか?
この状況でも誰一人隊列を崩さないワニたちは見事だ。
一体誰がやつらを調教したのだろうか?
僕はハルクに【相互理解Lv1】で変わったことはないかと連絡をとった。
その際、同時に【千里眼】も使用。
テレビ電話のように応答するハルクの顔や周囲の状況も分かるようにした。
(ハルク、現在の状況はどうだ?悪魔族たちはなぜ来ないのだ?)
突然の僕からの連絡に、ビクッとしながらキョロキョロ辺りを見回すハルク。
その反応はどこか愛らしい。
「んあ~、ビッグリした~。」
ハルクは毛むくじゃらのお尻をかきながら、僕とは反対側を向いた。
僕にはハルクが見えているが、ハルクには僕が見えていない。
修正する必要があるな。
「悪魔族のやつらはよー。ちょっと前に別の場所に向かって穴を掘り出したみてぇだ。何やってんのがわがんね。」
(穴を掘り出す?なんだ、ワニの住処に向かっているのではなかったのか?)
僕にも悪魔族がやろうとしていることは分からない。どうやら偶然、向かう方法が一緒だっただけかもしれない。
でも、ワニたちがあれほど警戒しているのはどういうわけだ?
「悪魔族の代りによ。おめぇのとこ向かっでるのは人族だぁ。やつらもうすぐそこにいる。」
(人族!?人族も宝を狙ってるのか?ワニたちが警戒していたのは彼らの侵入だったのか。)
「んで、どうする?」
ハルクは僕からの指示を待っている。
すぐにでもハルクに来て欲しいが、悪魔族が何をしているのかも見極めたい。
人族の動きも気になる。
僕は…。
一旦ハルクには僕の所に向かってもらおう。
人族の後をつけながら、見つからないようにゆっくりと。
ハルクにそのことを伝えると、彼も了承したようだ。
悪魔族の監視から離れ、今から人族を追ってワニの部屋に向かってきてくれるとのことだ。
ただ、悪魔族は一体何をしようというのだ。
なぜか胸騒ぎがする。
気のせいだといいが…。
急にワニたちが体を深く沈め、今にも飛びかかれそうな構えを取り始めた。
部屋の空気がさらに張りつめたようだ。
離れたところにいる僕でさえも、ワニたちの心臓の音が聞こえそうなくらい緊張感が伝わる。
僕は入り口の水面に目を凝らして見てみると、気泡が次々に水面に浮かび上がってくる。
人族が…来る!?
水面から顔を出したのは、中年の男性。ごつごつした顔の至る所に傷跡が残っている。
ただ、水路からここまで来るのがやっとだったのだろう。
むせこみながら、肩で大きく息をしている。
バクッ
隙だらけの男をワニは一口で噛みちぎる。
胴体から上が一瞬で消えてしまった。
水面が男の血で赤く染まる。
間髪入れずに別の男が顔を出したが、同じようにぜーぜー言いながら、空気を取り込もうと一生懸命だ。
バクッ
今度は別のワニが男に頭から噛みついた。
一撃の元に倒され、頭を失った体はそのまま水路の中へと沈んで締まった。
その後、何人もの兵が顔を出したが戦う以前の問題だ。
彼らは、水路を渡るだけで精一杯なのだ。
空気を取り込んでいる間にワニたちに攻撃される。
こんな状態で本当に戦うつもりなのか?
まるでゲームセンターなどにあるワニ〇ニパ〇ックの逆バージョン。
ワニたちに一切の手加減はない。
顔を出せば出すだけ、食べられてしまうのだ。
その時、天井から何かを削るような音が聞こえた。
次の瞬間、大きな音を立て天井の一部が崩れ落ちてきた。
舞い上がる粉塵。
落ちてきた天井の周囲は、広範囲にほこりが立ち込めていた。
その中から現れたのが奇妙な動物。
蝙蝠のような羽を持ち、犬と猿を組み合わせたような姿、暗緑色と灰緑色の中間色の体の色。
手足には鋭い爪が生え、指と指の間にはトカゲのような水かきのようなもので連結されている。
真っ赤な眼の中の黄色の瞳孔が印象的だ。
これが、ハルクの言っていたガーゴイルなのか。
確かに通常のモンスターとは違う禍々しさを持っている。
ガーゴイルたちのうしろに隠れて、別の悪魔族も登場する。
ガーゴイルと同じく蝙蝠様の翼を持ち、頭に大きな角が二本ついている。
角に負けないぐらい長い耳を持ち、鋭い牙だらけの口は顎まで大きく裂けている。
こちらは猿というより人間の子供の体に近い。
五本の指にはそれぞれ長く尖がった爪が見え、しっぽまでついている。
おそらくこいつがインプなんだろう。
意表を突かれた場所から現れた悪魔たちに、ワニたちは動揺し陣形が乱れてしまった。
そんな隙を見逃す悪魔たちではなかった。
悪魔たちはその羽で飛び回り、陣形の乱れたワニたちを狙って攻撃を仕掛けてきた。
悪魔たちの攻撃は常にワニたちの急所を狙っていた。
ワニたちの硬い胴体には手を付けず、ワニの顔面への集中攻撃。
高所からワニの目に爪を突っ込んだり、至近距離で顔面に火炎を吹きかけた。
一部のインプたちは槍を持っており、ワニの脳天目がけて槍を突き刺したのだ。
もちろんただでやられるワニたちではない。
ガーゴイルの足に噛みついたと思うと、強力な力で地面へ引きずり下ろし、数匹のワニが一斉に噛みついたのだ。
部屋の中央はワニと悪魔族たちの壮絶な戦いとなった。
ワニや悪魔たちのおぞましい叫び声が部屋中に響き渡る。
数で勝るワニたちと、一匹ずつの強さで勝る悪魔族たち。
いつしか前線で人族を攻撃していたワニたちも部屋の中央へと集まってきた。
しかし、それが裏目に出た。
ワニたちは人族の侵入を許してしまったのだ。
続々と水路から部屋に上がる人族。
持っていた武器を構え、ワニたちに向かって襲いかかった。
宝箱の前で行われる壮絶なバトル。
僕はこの状況を目の当たりにしながら、あることを考えていた。
(全部食べたら、一体どれくらい強くなれるだろうか?)
寝そべっていたワニたちは全て起き、臨戦態勢で唯一の入り口である水面を睨んでいる。
外出していたワニたちも全て戻り、陣形を組んで戦闘準備を行っていた。
僕をここに連れてきた大ワニも、最後方で構えている。
その光景はまさに圧巻。
総勢50匹前後のワニたちが全て入り口の方を向き、赤い目を光らせているのだ。
部屋全体にビリビリと緊張感が走る。
集中力を切らしたワニは一匹もいない。
かなりの練度で統率されているようだ。
この光景を見ると僕一人だけでも逃げられると、タカをくくっていたのは誤りだと気付かされる。
この緊張感を保ったまま、しばらく時間は経過した。
しかし、一向に悪魔族たちは現れる様子はない。
ハルクの話だともう着いてもよい時間だ。
引き返したのだろうか?何かトラブルが生じたのだろうか?
この状況でも誰一人隊列を崩さないワニたちは見事だ。
一体誰がやつらを調教したのだろうか?
僕はハルクに【相互理解Lv1】で変わったことはないかと連絡をとった。
その際、同時に【千里眼】も使用。
テレビ電話のように応答するハルクの顔や周囲の状況も分かるようにした。
(ハルク、現在の状況はどうだ?悪魔族たちはなぜ来ないのだ?)
突然の僕からの連絡に、ビクッとしながらキョロキョロ辺りを見回すハルク。
その反応はどこか愛らしい。
「んあ~、ビッグリした~。」
ハルクは毛むくじゃらのお尻をかきながら、僕とは反対側を向いた。
僕にはハルクが見えているが、ハルクには僕が見えていない。
修正する必要があるな。
「悪魔族のやつらはよー。ちょっと前に別の場所に向かって穴を掘り出したみてぇだ。何やってんのがわがんね。」
(穴を掘り出す?なんだ、ワニの住処に向かっているのではなかったのか?)
僕にも悪魔族がやろうとしていることは分からない。どうやら偶然、向かう方法が一緒だっただけかもしれない。
でも、ワニたちがあれほど警戒しているのはどういうわけだ?
「悪魔族の代りによ。おめぇのとこ向かっでるのは人族だぁ。やつらもうすぐそこにいる。」
(人族!?人族も宝を狙ってるのか?ワニたちが警戒していたのは彼らの侵入だったのか。)
「んで、どうする?」
ハルクは僕からの指示を待っている。
すぐにでもハルクに来て欲しいが、悪魔族が何をしているのかも見極めたい。
人族の動きも気になる。
僕は…。
一旦ハルクには僕の所に向かってもらおう。
人族の後をつけながら、見つからないようにゆっくりと。
ハルクにそのことを伝えると、彼も了承したようだ。
悪魔族の監視から離れ、今から人族を追ってワニの部屋に向かってきてくれるとのことだ。
ただ、悪魔族は一体何をしようというのだ。
なぜか胸騒ぎがする。
気のせいだといいが…。
急にワニたちが体を深く沈め、今にも飛びかかれそうな構えを取り始めた。
部屋の空気がさらに張りつめたようだ。
離れたところにいる僕でさえも、ワニたちの心臓の音が聞こえそうなくらい緊張感が伝わる。
僕は入り口の水面に目を凝らして見てみると、気泡が次々に水面に浮かび上がってくる。
人族が…来る!?
水面から顔を出したのは、中年の男性。ごつごつした顔の至る所に傷跡が残っている。
ただ、水路からここまで来るのがやっとだったのだろう。
むせこみながら、肩で大きく息をしている。
バクッ
隙だらけの男をワニは一口で噛みちぎる。
胴体から上が一瞬で消えてしまった。
水面が男の血で赤く染まる。
間髪入れずに別の男が顔を出したが、同じようにぜーぜー言いながら、空気を取り込もうと一生懸命だ。
バクッ
今度は別のワニが男に頭から噛みついた。
一撃の元に倒され、頭を失った体はそのまま水路の中へと沈んで締まった。
その後、何人もの兵が顔を出したが戦う以前の問題だ。
彼らは、水路を渡るだけで精一杯なのだ。
空気を取り込んでいる間にワニたちに攻撃される。
こんな状態で本当に戦うつもりなのか?
まるでゲームセンターなどにあるワニ〇ニパ〇ックの逆バージョン。
ワニたちに一切の手加減はない。
顔を出せば出すだけ、食べられてしまうのだ。
その時、天井から何かを削るような音が聞こえた。
次の瞬間、大きな音を立て天井の一部が崩れ落ちてきた。
舞い上がる粉塵。
落ちてきた天井の周囲は、広範囲にほこりが立ち込めていた。
その中から現れたのが奇妙な動物。
蝙蝠のような羽を持ち、犬と猿を組み合わせたような姿、暗緑色と灰緑色の中間色の体の色。
手足には鋭い爪が生え、指と指の間にはトカゲのような水かきのようなもので連結されている。
真っ赤な眼の中の黄色の瞳孔が印象的だ。
これが、ハルクの言っていたガーゴイルなのか。
確かに通常のモンスターとは違う禍々しさを持っている。
ガーゴイルたちのうしろに隠れて、別の悪魔族も登場する。
ガーゴイルと同じく蝙蝠様の翼を持ち、頭に大きな角が二本ついている。
角に負けないぐらい長い耳を持ち、鋭い牙だらけの口は顎まで大きく裂けている。
こちらは猿というより人間の子供の体に近い。
五本の指にはそれぞれ長く尖がった爪が見え、しっぽまでついている。
おそらくこいつがインプなんだろう。
意表を突かれた場所から現れた悪魔たちに、ワニたちは動揺し陣形が乱れてしまった。
そんな隙を見逃す悪魔たちではなかった。
悪魔たちはその羽で飛び回り、陣形の乱れたワニたちを狙って攻撃を仕掛けてきた。
悪魔たちの攻撃は常にワニたちの急所を狙っていた。
ワニたちの硬い胴体には手を付けず、ワニの顔面への集中攻撃。
高所からワニの目に爪を突っ込んだり、至近距離で顔面に火炎を吹きかけた。
一部のインプたちは槍を持っており、ワニの脳天目がけて槍を突き刺したのだ。
もちろんただでやられるワニたちではない。
ガーゴイルの足に噛みついたと思うと、強力な力で地面へ引きずり下ろし、数匹のワニが一斉に噛みついたのだ。
部屋の中央はワニと悪魔族たちの壮絶な戦いとなった。
ワニや悪魔たちのおぞましい叫び声が部屋中に響き渡る。
数で勝るワニたちと、一匹ずつの強さで勝る悪魔族たち。
いつしか前線で人族を攻撃していたワニたちも部屋の中央へと集まってきた。
しかし、それが裏目に出た。
ワニたちは人族の侵入を許してしまったのだ。
続々と水路から部屋に上がる人族。
持っていた武器を構え、ワニたちに向かって襲いかかった。
宝箱の前で行われる壮絶なバトル。
僕はこの状況を目の当たりにしながら、あることを考えていた。
(全部食べたら、一体どれくらい強くなれるだろうか?)
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
【改訂版】 戦艦ミカサを奪還せよ! 【『軍神マルスの娘と呼ばれた女』 2】 - ネイビーの裏切り者 -
take
SF
ノベルアッププラスへの投稿に併せて改訂版に改編中です。
どうぞよろしくお付き合いください!
数百年後の未来。人類は天変地異により滅亡寸前にまで追い込まれ、それまでに彼らが営々と築いてきたものは全て失われた。
わずかに生き残った人々は力を合わせ必死に生き延び、種を繋ぎ、殖やし、いくつかの部族に別れ、栄えていった。その中の一つがやがて巨大な帝国となり、その周囲の、まつろわぬ(服従しない)いくつかの未開な部族や頑なな国との間で争いを繰り返していた。
就役したばかりの帝国の最新鋭戦艦「ミカサ」に関する不穏な情報を得た皇帝直属の特務機関を統べるウリル少将は、一人のエージェントを潜入させる。
その名は、ヤヨイ。
果たして彼女は「ミカサ」の強奪を防ぐことが出来るのか。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる