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第2章 ダンジョン攻略前編
第52話 レベルアップ
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リッチというゲームのプレイヤーを食べた僕は様々な恩恵を授かった。
まず、スキルだ。
通常の敵を食べた場合、Lv1のスキルをランダムで手に入れられる。
人型を食べた場合は、その敵の熟練度に応じたスキルをランダムで手に入れられた。
同じ種族を食べた場合も同様だ。相手のスキル熟練度をそのまま使えるのだ。
しかし、プレイヤーを食べた場合は違う
欲しいスキルは3つまで自分で選択可能。もちろん熟練度はそのままだ。
しかも通常スキルだけでなく、レアスキルまで手に入れられる。
僕は悩み抜いた末、3つのスキルを選択した。
レアスキル【ネクロマンシ―Lv3】死霊魔法が使用できるようになる。レベルに応じて使用できる魔法が増える。
・【死者召喚】:自ら倒した人やモンスターなどを召喚できる。制限時間あり。
・【死者使役】:死んだ人やモンスターをゾンビとして使役出来る。血抜きが必要。
・【死者対話】:死者と対話することができる。
【自動回復Lv7】:HP/MP/SPが自動で回復する。LVにより回復量が変わる。
【飢餓】:相手のHP/MP/SPは奪い、使用者もしくは選択した者に付与することができる。
どのスキルも通常では得られないだろう貴重なスキルばかりだ。
プレイヤーを食べて得られたのは、スキルだけではなかった。
相手の持つ称号も1つだけ得られるのだ。
僕は数ある称号の中から【ネクロマンサー】を選択。
実はこれがぶっ壊れ称号だった。
称号が加わったことにより、スキルの変化が起こる。
【意思疎通Lv8】がLv10となり、レアスキル【相互理解】に進化しました。
【状態異常耐性Lv5】を獲得しました
【暗黒魔法Lv2】がLv5となりました。
新たに
【スタン】敵の体に闇の電流を流し、動きを停止させる
【ダークフォグ】広範囲に黒い霧を放出し、姿だけでなく気配すらも隠す。
【ブラックランス】空中に暗黒の槍を作り出し、敵を追尾しながら攻撃する
レア恒常スキル【不死】を獲得し、システム構築速度が加速しました。
・・・!
不死!?
【不死】命を失っても、一定時間後再生できる。ただしその際に体や入れ物が必要。
体さえ残っていれば、何度でも復活できるらしい。
僕はいわゆる不死身というやつになったようだ。
段々化け物化しているが大丈夫なんだろうか。
更に各種スキルがレベルアップする。
特に驚いたのが、【方向転換L8】がLv10となり、新たに【物理無視Lv1】を獲得した。
なんだ、この明らかなぶっ壊れスキルは!?
【物理無視】物理を無視した行動ができるようになる。
物理を無視した行動?僕がハルクに使った運動保存の法則を無視した攻撃のようなものだろうか?
もう少し調べてみる必要がある。
とにかく、プレイヤーを食べたことでかなりの恩恵を受けることができた。
ただ裏を返せば、最終的にはプレイヤー同士で戦わせるという、創造者たちの思惑がはっきりと感じられる。
素直に喜んでいいのか、少し躊躇してしまう。
「あなたのレベルが上がりました」
「HP/MP/SPが全回復しました」
【ステータス】
名前:光
種族:ミミック
クラス:初級ミミック
称号:モンスターイーター、ラッキーマン、マンイーター、闇落ち、ネクロマンサー
Lv:18→25
HP(体力):8800→2,8000(+5000)
MP(魔力):10000→35,000(+15000)
SP(スキルポイント):13000→45,000(+3000)
筋力:1800→8500(+105000)
耐久:3300→22,000(+5000)
知力:5500→33,000(+7500)
器用:2500→10,000(+5000)
俊敏:2400→9,800(+7500)
運:1500000→5,000,000
【スキル】
攻撃系
舌Lv9、溶解Lv6、体当たりLv9、毒針Lv8、狙い打つLv4、飛びかかるLv6、暴食Lv3 、不意打ちLv6、振り回すLv5、格闘Lv5、落とし穴Lv5、投石Lv4、鞭Lv8、斬撃Lv5、呪いLv7、奪うLv9、ポイズンブレスLv3、
耐性
毒耐性Lv7、溶解耐性Lv3、暗闇耐性Lv5 状態異常耐性Lv5
補助
物理無視Lv1、鑑定Lv8、擬態Lv8 逃げるLv6、異空間収納Lv3、身体強化Lv4、応急処置Lv4、甘い匂いLv6 、マッピングLv5、鉄壁Lv5、攻撃回避Lv3、羽ばたくLv2、隠密Lv5 吸盤Lv3、サイコキネシスLv3、結界Lv4 テレポートLv4
魔法
暗黒魔法Lv5:【フィアー】【スタン】【ダークフォグ】【ブラックランス】、癒しの光Lv3
恒常スキル
視覚Lv7、聴覚Lv7、味覚Lv6、這うLv8 、相互理解Lv1、嗅覚Lv4 不死Lv1
限定スキル
ワイヤーLv4、バンジースティックLv5、パチンコLv4、殲滅Lv2(獣神の宝玉)光の矢(スカルワンド)、2連撃(エルフの剣)
ミミック固有スキル
魔眼Lv3【魅了】【千里眼】【石化】【吸収】【威圧】【傀儡】【変化】【爆破】【毒】【汚染】【凍結】【即死】【炎上】【雷撃】
重力操作Lv4 おびき寄せるLv2
収納アイテム
ワイヤー、バンジースティック、獣神の宝玉、鉄の盾、スカルワンド、エルフの剣
僕は、エルフのゾンビから奪った剣と、リッチから奪った杖を収納していた。
そのおかげでリッチの魔法攻撃も、エルフの連続攻撃もスキルとして身についたのだ。
僕のリッチを倒した後の僕のレベルとステータスは大きく上がり、すでに5階層では敵なしだろう。
そろそろ次の階層に向かう頃合いだろう。
6階層の次は例の宝物庫になっている7階層だ。
今のままでは心もとない。
すでに箱もボロボロになっている。
アバターポイントも十分貯まっていたので、僕は新しい箱を購入することにした。
僕が購入した箱は【メタルボックス】。
通常の箱より防御補正が高いらしい。
シルバーを基調とした美しいカラーリング。
鍵穴部分に宝石も使用されている。
どうやら中級宝箱のようだ。
今僕が使用しているデビルボックスよりも上位種となっている。
僕は【メタルボックス】を購入。
そのまま宿替えを行おうとしたが、あることをし忘れていたのを思い出した。
僕は大きく口を開き、「ペッ」と口から青色の結界に包まれたものを吐き出した。
ハルクだ。
僕はハルクを食べてはいない。
結界にハルクを閉じ込めて、食べたように見せかけ異空間収納で保管したのだ。
ハルクからの攻撃を回避し、なおかつリッチを倒すための布石を作った。
我ながら上手い作戦だったと思う。
ハルクを見ると、結界の中でいびきをかいて寝ている。
いくらハルクでも結界の中でなければ、異世界収納の中では生き延びられなかっただろう。
無事でいてくれて本当に嬉しい。
僕はハルクが寝てる間に宿替えを開始した。
パチパチと音を立てながら、僕は青白い光に包まれる。
今にも崩れ落ちそうだった箱は、光沢の美しい銀色の箱へと変わった。
前の箱よりも一回り大きく重くなったが、その分安定感はまるで違う。
箱の底に衝撃を吸収するクッションが標準装備されており、箱の開閉もスムーズだ。
しかも箱にターボチャージャーが内蔵されており、一瞬で最高速まで加速させる機能もついている。
箱による補正効果も随分上がり、特に防御の補正は(+50,000)と攻守ともに大きくパワーアップした。
しかも中級宝箱を得たことにより、クラスが【中級ミミック】に変化。
さらにクラスアップにより新スキル
【美食】:どんなまずいものも美味しく食べられる
【大飯ぐらい】:食べる系のスキルの範囲を広げる
地味にありがたいのが【美食】。人族はそうでもないが、大半のモンスターはとにかくまずい。そのため、最近は食べずに残してしまうことも多かった。
【美食】スキルがあれば、最後まで美味しく食べられそうだ。
【大飯ぐらい】は今まで単体だった攻撃が、範囲攻撃となりそうだ。
このスキルも重宝するだろう。
宿替えが終わってもハルクはまだ寝ている。
そんなハルクを見ていると僕も眠くなってきた。
ここのところ激しい戦い続きで、ゆっくりと休憩は取れていない。
僕は箱を閉め、ハルクが目を覚ますまでの間睡眠をとることにした。
まず、スキルだ。
通常の敵を食べた場合、Lv1のスキルをランダムで手に入れられる。
人型を食べた場合は、その敵の熟練度に応じたスキルをランダムで手に入れられた。
同じ種族を食べた場合も同様だ。相手のスキル熟練度をそのまま使えるのだ。
しかし、プレイヤーを食べた場合は違う
欲しいスキルは3つまで自分で選択可能。もちろん熟練度はそのままだ。
しかも通常スキルだけでなく、レアスキルまで手に入れられる。
僕は悩み抜いた末、3つのスキルを選択した。
レアスキル【ネクロマンシ―Lv3】死霊魔法が使用できるようになる。レベルに応じて使用できる魔法が増える。
・【死者召喚】:自ら倒した人やモンスターなどを召喚できる。制限時間あり。
・【死者使役】:死んだ人やモンスターをゾンビとして使役出来る。血抜きが必要。
・【死者対話】:死者と対話することができる。
【自動回復Lv7】:HP/MP/SPが自動で回復する。LVにより回復量が変わる。
【飢餓】:相手のHP/MP/SPは奪い、使用者もしくは選択した者に付与することができる。
どのスキルも通常では得られないだろう貴重なスキルばかりだ。
プレイヤーを食べて得られたのは、スキルだけではなかった。
相手の持つ称号も1つだけ得られるのだ。
僕は数ある称号の中から【ネクロマンサー】を選択。
実はこれがぶっ壊れ称号だった。
称号が加わったことにより、スキルの変化が起こる。
【意思疎通Lv8】がLv10となり、レアスキル【相互理解】に進化しました。
【状態異常耐性Lv5】を獲得しました
【暗黒魔法Lv2】がLv5となりました。
新たに
【スタン】敵の体に闇の電流を流し、動きを停止させる
【ダークフォグ】広範囲に黒い霧を放出し、姿だけでなく気配すらも隠す。
【ブラックランス】空中に暗黒の槍を作り出し、敵を追尾しながら攻撃する
レア恒常スキル【不死】を獲得し、システム構築速度が加速しました。
・・・!
不死!?
【不死】命を失っても、一定時間後再生できる。ただしその際に体や入れ物が必要。
体さえ残っていれば、何度でも復活できるらしい。
僕はいわゆる不死身というやつになったようだ。
段々化け物化しているが大丈夫なんだろうか。
更に各種スキルがレベルアップする。
特に驚いたのが、【方向転換L8】がLv10となり、新たに【物理無視Lv1】を獲得した。
なんだ、この明らかなぶっ壊れスキルは!?
【物理無視】物理を無視した行動ができるようになる。
物理を無視した行動?僕がハルクに使った運動保存の法則を無視した攻撃のようなものだろうか?
もう少し調べてみる必要がある。
とにかく、プレイヤーを食べたことでかなりの恩恵を受けることができた。
ただ裏を返せば、最終的にはプレイヤー同士で戦わせるという、創造者たちの思惑がはっきりと感じられる。
素直に喜んでいいのか、少し躊躇してしまう。
「あなたのレベルが上がりました」
「HP/MP/SPが全回復しました」
【ステータス】
名前:光
種族:ミミック
クラス:初級ミミック
称号:モンスターイーター、ラッキーマン、マンイーター、闇落ち、ネクロマンサー
Lv:18→25
HP(体力):8800→2,8000(+5000)
MP(魔力):10000→35,000(+15000)
SP(スキルポイント):13000→45,000(+3000)
筋力:1800→8500(+105000)
耐久:3300→22,000(+5000)
知力:5500→33,000(+7500)
器用:2500→10,000(+5000)
俊敏:2400→9,800(+7500)
運:1500000→5,000,000
【スキル】
攻撃系
舌Lv9、溶解Lv6、体当たりLv9、毒針Lv8、狙い打つLv4、飛びかかるLv6、暴食Lv3 、不意打ちLv6、振り回すLv5、格闘Lv5、落とし穴Lv5、投石Lv4、鞭Lv8、斬撃Lv5、呪いLv7、奪うLv9、ポイズンブレスLv3、
耐性
毒耐性Lv7、溶解耐性Lv3、暗闇耐性Lv5 状態異常耐性Lv5
補助
物理無視Lv1、鑑定Lv8、擬態Lv8 逃げるLv6、異空間収納Lv3、身体強化Lv4、応急処置Lv4、甘い匂いLv6 、マッピングLv5、鉄壁Lv5、攻撃回避Lv3、羽ばたくLv2、隠密Lv5 吸盤Lv3、サイコキネシスLv3、結界Lv4 テレポートLv4
魔法
暗黒魔法Lv5:【フィアー】【スタン】【ダークフォグ】【ブラックランス】、癒しの光Lv3
恒常スキル
視覚Lv7、聴覚Lv7、味覚Lv6、這うLv8 、相互理解Lv1、嗅覚Lv4 不死Lv1
限定スキル
ワイヤーLv4、バンジースティックLv5、パチンコLv4、殲滅Lv2(獣神の宝玉)光の矢(スカルワンド)、2連撃(エルフの剣)
ミミック固有スキル
魔眼Lv3【魅了】【千里眼】【石化】【吸収】【威圧】【傀儡】【変化】【爆破】【毒】【汚染】【凍結】【即死】【炎上】【雷撃】
重力操作Lv4 おびき寄せるLv2
収納アイテム
ワイヤー、バンジースティック、獣神の宝玉、鉄の盾、スカルワンド、エルフの剣
僕は、エルフのゾンビから奪った剣と、リッチから奪った杖を収納していた。
そのおかげでリッチの魔法攻撃も、エルフの連続攻撃もスキルとして身についたのだ。
僕のリッチを倒した後の僕のレベルとステータスは大きく上がり、すでに5階層では敵なしだろう。
そろそろ次の階層に向かう頃合いだろう。
6階層の次は例の宝物庫になっている7階層だ。
今のままでは心もとない。
すでに箱もボロボロになっている。
アバターポイントも十分貯まっていたので、僕は新しい箱を購入することにした。
僕が購入した箱は【メタルボックス】。
通常の箱より防御補正が高いらしい。
シルバーを基調とした美しいカラーリング。
鍵穴部分に宝石も使用されている。
どうやら中級宝箱のようだ。
今僕が使用しているデビルボックスよりも上位種となっている。
僕は【メタルボックス】を購入。
そのまま宿替えを行おうとしたが、あることをし忘れていたのを思い出した。
僕は大きく口を開き、「ペッ」と口から青色の結界に包まれたものを吐き出した。
ハルクだ。
僕はハルクを食べてはいない。
結界にハルクを閉じ込めて、食べたように見せかけ異空間収納で保管したのだ。
ハルクからの攻撃を回避し、なおかつリッチを倒すための布石を作った。
我ながら上手い作戦だったと思う。
ハルクを見ると、結界の中でいびきをかいて寝ている。
いくらハルクでも結界の中でなければ、異世界収納の中では生き延びられなかっただろう。
無事でいてくれて本当に嬉しい。
僕はハルクが寝てる間に宿替えを開始した。
パチパチと音を立てながら、僕は青白い光に包まれる。
今にも崩れ落ちそうだった箱は、光沢の美しい銀色の箱へと変わった。
前の箱よりも一回り大きく重くなったが、その分安定感はまるで違う。
箱の底に衝撃を吸収するクッションが標準装備されており、箱の開閉もスムーズだ。
しかも箱にターボチャージャーが内蔵されており、一瞬で最高速まで加速させる機能もついている。
箱による補正効果も随分上がり、特に防御の補正は(+50,000)と攻守ともに大きくパワーアップした。
しかも中級宝箱を得たことにより、クラスが【中級ミミック】に変化。
さらにクラスアップにより新スキル
【美食】:どんなまずいものも美味しく食べられる
【大飯ぐらい】:食べる系のスキルの範囲を広げる
地味にありがたいのが【美食】。人族はそうでもないが、大半のモンスターはとにかくまずい。そのため、最近は食べずに残してしまうことも多かった。
【美食】スキルがあれば、最後まで美味しく食べられそうだ。
【大飯ぐらい】は今まで単体だった攻撃が、範囲攻撃となりそうだ。
このスキルも重宝するだろう。
宿替えが終わってもハルクはまだ寝ている。
そんなハルクを見ていると僕も眠くなってきた。
ここのところ激しい戦い続きで、ゆっくりと休憩は取れていない。
僕は箱を閉め、ハルクが目を覚ますまでの間睡眠をとることにした。
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