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022★暴露するなら全てを‥‥‥
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そんなほっこりとするやり取りの中、ようやく事態に気付いた、現ラグーナ公爵夫妻、もといゴミクズ夫婦は、誓約の神殿から出て行こうとする、セシリアに気付き、2人して人目もはばからずに叫ぶ。
「どこに行く気だ、セシリアっ
お前は、ヒューズ殿下と
正式に婚約し‥‥‥
王家の役に立つのが
お前の存在価値なんだぞ
今すぐ、祭壇前に戻れ
父の命令だぞ」
その父親を名乗るゴミ男の命令に、クズ女が被せるように、背を向けて神殿の外へと歩いて行くセシリアに言う。
「お父様の命令に
従いなさい
セシリアっ
さっさと、祭壇前に
戻りなさいっ
お前みたいな、不細工でも
血統は良いから
魔力無しでも良いと
王様は言って下さったのよ
それに、お前が王家に嫁ぐ
結納として、馬車1台分の
金貨を、既にラグーナ家は
いただいているのよっ
さっさと、戻りなさい
そして、婚約式をするのよ
血筋だけしか
貴女の存在価値など
無いのだから‥‥‥
生涯、クリスタリア王国の
守護《結界》を護り
死ねば良いのよ
どうせ、殿方に愛でられる
姿かたちなどしてない
不細工なんだからっ」
その発言は、守護《結界》維持の為に、魔力豊かな愛しい娘を、王家に生贄として、泣く泣く差し出していた、他の12公侯家の当主達を怒らせるモノだった。
なのに、更にゴミ男、もとい現ラグーナ公爵アルバトロスは、追い討ちをかけるように言う。
「セシリアっとっとと戻れ
何度言わせる気だ
まったく、俺の子供かどうかも
わからないようなお前を
ラグーナ公爵家の現当主である
俺の娘として扱ってやったんだぞ
クリスタリア王国を守護する
《結界》維持の生贄としての
役割ぐらいまっとうしろっ
この魔力無しのクズが‥‥‥」
そう言うゴミ男の言葉に、セシリアはこころの中で舌を出す。
(ふっ‥‥‥本当に、馬鹿ね
魔力無しに、守護の《結界》を
維持出来るだけの
膨大な魔力が有ると
どうして理解しないのかしらね
今だって、誓約破棄によって
抽出から開放された
私の身の内から溢れている
高濃度の魔力が有ると言うのに
ソレすら感じられない程
やっぱりゴミグズなのね)
そう思いながらセシリアは歩き続ける。
振り向かないセシリアに怒り狂ったアルバトロスは、なおも暴言を吐く。
「それとも、アイツみたいに
何人もの男に、足を開く
淫乱として生きたいのか?
それは無理だぞ、お前は
あれほどの美しさも魔力も
女としての魅力も
何にも無いんだからな
そんなガリガリの身体では
立つものも立たないわ
ヒューズ王子が
お前を嫌ったのは
当然なのだぞ
どうせ嫁ぐ相手なぞ
これからも現れないぞ
男狂いの淫乱なアレの
娘なんだからな
お前の唯一のとりえは
ラグーナ公爵家の直系の
アリシア姫の腹から
生まれたという
事実だけだからな
さっさと祭壇前に戻れ
この汚物が」
(よくもまぁ~‥‥‥そこまで
お母様を悪し様に言えるコトねぇ
私は、全てを知っている
そう、本人達から聞かされた
裏話しの他に‥‥‥
あのエログロ+αの乙ゲーの
裏設定で書かれていたコトも
ソレらしく言ってあげましょう
クスクス‥‥‥こうなったら
どうせだから、いっさいがっさい
ぜぇ~んぶ、王とクズ男の
おぞましい陰謀の全てを
暴露してあげましょう)
そのあまりにもおぞましい、父親とも思えない発言に、流石のセシリアも立ち止まり、振り返る。
「どこに行く気だ、セシリアっ
お前は、ヒューズ殿下と
正式に婚約し‥‥‥
王家の役に立つのが
お前の存在価値なんだぞ
今すぐ、祭壇前に戻れ
父の命令だぞ」
その父親を名乗るゴミ男の命令に、クズ女が被せるように、背を向けて神殿の外へと歩いて行くセシリアに言う。
「お父様の命令に
従いなさい
セシリアっ
さっさと、祭壇前に
戻りなさいっ
お前みたいな、不細工でも
血統は良いから
魔力無しでも良いと
王様は言って下さったのよ
それに、お前が王家に嫁ぐ
結納として、馬車1台分の
金貨を、既にラグーナ家は
いただいているのよっ
さっさと、戻りなさい
そして、婚約式をするのよ
血筋だけしか
貴女の存在価値など
無いのだから‥‥‥
生涯、クリスタリア王国の
守護《結界》を護り
死ねば良いのよ
どうせ、殿方に愛でられる
姿かたちなどしてない
不細工なんだからっ」
その発言は、守護《結界》維持の為に、魔力豊かな愛しい娘を、王家に生贄として、泣く泣く差し出していた、他の12公侯家の当主達を怒らせるモノだった。
なのに、更にゴミ男、もとい現ラグーナ公爵アルバトロスは、追い討ちをかけるように言う。
「セシリアっとっとと戻れ
何度言わせる気だ
まったく、俺の子供かどうかも
わからないようなお前を
ラグーナ公爵家の現当主である
俺の娘として扱ってやったんだぞ
クリスタリア王国を守護する
《結界》維持の生贄としての
役割ぐらいまっとうしろっ
この魔力無しのクズが‥‥‥」
そう言うゴミ男の言葉に、セシリアはこころの中で舌を出す。
(ふっ‥‥‥本当に、馬鹿ね
魔力無しに、守護の《結界》を
維持出来るだけの
膨大な魔力が有ると
どうして理解しないのかしらね
今だって、誓約破棄によって
抽出から開放された
私の身の内から溢れている
高濃度の魔力が有ると言うのに
ソレすら感じられない程
やっぱりゴミグズなのね)
そう思いながらセシリアは歩き続ける。
振り向かないセシリアに怒り狂ったアルバトロスは、なおも暴言を吐く。
「それとも、アイツみたいに
何人もの男に、足を開く
淫乱として生きたいのか?
それは無理だぞ、お前は
あれほどの美しさも魔力も
女としての魅力も
何にも無いんだからな
そんなガリガリの身体では
立つものも立たないわ
ヒューズ王子が
お前を嫌ったのは
当然なのだぞ
どうせ嫁ぐ相手なぞ
これからも現れないぞ
男狂いの淫乱なアレの
娘なんだからな
お前の唯一のとりえは
ラグーナ公爵家の直系の
アリシア姫の腹から
生まれたという
事実だけだからな
さっさと祭壇前に戻れ
この汚物が」
(よくもまぁ~‥‥‥そこまで
お母様を悪し様に言えるコトねぇ
私は、全てを知っている
そう、本人達から聞かされた
裏話しの他に‥‥‥
あのエログロ+αの乙ゲーの
裏設定で書かれていたコトも
ソレらしく言ってあげましょう
クスクス‥‥‥こうなったら
どうせだから、いっさいがっさい
ぜぇ~んぶ、王とクズ男の
おぞましい陰謀の全てを
暴露してあげましょう)
そのあまりにもおぞましい、父親とも思えない発言に、流石のセシリアも立ち止まり、振り返る。
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