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召喚されちゃいました

083★会議室は何処?

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 厨二病とわかっていても、魔法使いになりたいっていうか………。
 魔法を使ってみたいのよぉぉ~………イタイオタク少女としては………。
 アラン様みたいに色々なコトに魔法を使ってみたい。
 魔法で、空を飛ぶとか、インベントリとか、転移魔法とか、精霊魔法とか、生活魔法とか………。
 とにかく、カッコイイ魔法を使ってみたいのよぉぉ~………。
 ここは、アラン様にねだるしかないわね。
 ダメもとだもんね。

 「ええ、魔法の無い
  世界で育ったので

  魔法を、実際に
  見てみたいんです

  それと、私自身も
  身を守れる程度の
  魔法を知りたいんです

  習ってみたいって
  いうのが本音です
  お願いアラン様」

 静香が、瞳を期待でキラキラさせてアランにねだると………。
 アランは、静香におねだりをされたので、嬉しいと蕩けるような甘い顔と声で答える。

 「魔法は私が教えるか
  フレデリカに習うと
  良いでしょう

  紫音の時間のある時に
  自由に習える方が
  良いと思います」

 「………」

 アランの答えに、静香は嬉しそうに、こくこと頷く。
 その姿を見たアランは、フレデリカに視線を送って言う。

 「フレデリカ
  私が仕事で居ない時に

  紫音に、魔法を
  教えてください

  魔力量は多いので
  教え甲斐があると
  思います」

 フレデリカは、アランの命令ににっこり笑う。

 「はい、ランドール様

  紫音様が
  この宮での生活に

  もう少し慣れたら
  お教えします」

 フレデリカとアランに、魔法を教えてもらえるコトになった静香は、嬉しそうに言う。

 「アラン様、ありがとう」

 静香のおねだりに応じられて、アランはご機嫌になり、ついベロチューをしてしまう。
 それに、静香は内心で苦笑しながらも、抵抗無く受け入れながら思う。
 アラン様のハードなベロチューに、慣れてしまったなぁ~………と。

 年齢=彼氏いない歴だったのに、アラン様と出会って、あっという間に、そうたった1日で、私ってばかなりの経験をつんだんだなぁ~。
 もう、清らかな乙女って言えないし、喪女になんてなれないわね。

 残っているのは、イタイオタクで、BLもNLも、二次もオリジナルも、薄い本も読んでいたし、作っていた部分ね。
 彼女達は、一般人なのかな?
 出来れば、オタクでいて欲しい。

 ついでに、読み専じゃなくて、書く方もやっているヒト達だち良いなぁ~。
 なんて言ったって、こっちは、絶対に娯楽が少ない世界だと思うもの。
 読みたかったら、自分で書くしかない………。

 でもそれじゃ寂しいのよ。
 作品の内容を話したりするヒトが、欲しいのよぉぉ~って言っても、彼女達と会わないと始まらない。
 後で、アラン様におねだりしよう。

 などと、思いながら、私は、アラン様にエスコートされ、アラン様の宮を出て、何処かにある会議室?に行くことになった。
 もちろん、馬に乗って行きましたよ。
 いわぁ~い…皇宮って、どんだけ広いのよぉ~………。

 そう言えば皇居も広かったなぁ~………。
 皇居のお堀に掛かっていた二重橋を渡って、それなりに歩いて、お正月のアレに、お祖父ちゃんとお祖母ちゃんと行ったっけ………。
 そうだよねぇ~あそこって、元は江戸城だったんだもんね。

 ここの皇宮はドンだけ広いのぉ~元の国土の違いを考えると………。
 もしかしなくても、私ってば、アラン様の宮と皇宮の一部に行くだけで、生涯が終わりそうで怖いわ。











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