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召喚されちゃいました

068★かなり恥ずかしいです

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 というコトで、今、私はアラン様のベットで目が冷めました。
 もっと、会話を聞きたかったなぁ………。
 うふふふ………乙女ゲームのスチルみたいな、アラン様と皇帝陛下の姿はご馳走様でしたね。

 でも、乙女ゲームの隠しキャラみたいな、近衛騎士団団長と皇宮騎士団団長の姿も見たかったので、残念です。
 でも、寝フリがバレるのは、ヤバイ感じがしたので………我慢しました。

 まぁ~明日の会議で、見れるから良いですけどぉ~………。
 なんて、色々と考えていたら、私を抱き込んで眠っていたアラン様から、声を掛けられました。

 「静香、まだ
  起きるには早い
  もう少し寝ていましょう」

 うふふふ………2人っきりだから、本当の名前で呼ぶんですね。
 ということは部屋に結界のようなモノを張ってあるっていうコトですね。
 これって、もしかしてかなり不味い状態なんでしょうか?
 でも、今のアラン様に、そういう雰囲気は無いから平気と思いましょう。
 とりあえず、私はアラン様に聞いてみようと思います。 

 「アラン様………
  私は、あの部屋で………」

 私は、あの後の会話を知りたくて、アラン様に話しかけたんですが………。
 アラン様は、教える気が無かったらしく………。

 「静香は疲れているんですよ

  この世界に召喚されて
  私と出会い、婚約し

  父である皇帝と謁見し
  会話を交わすという

  慣れないコトをして
  かなり緊張していたんです

  だから、かなり慣れてきた
  私の口付けであっさり意識を
  落としてしまったんですよ」 

 アラン様は、人の悪い笑顔でそう言います。
 いや、実際には都合が悪くて、気絶したフリしていただけなんですけどね。
 でも、精神的に疲れてしまったのも本当です。

 お陰で、寝たフリしていたのに寝落ちしてしまったんですから………。
 ここは素直に頷いておきましょう………安全第一です。
 まだ、貞操の危機には陥りたくありません。
 何度も乙女の泉を決壊せられたって、まだ、乙女ですもん。

 「うっ…そう言われれば
  そうかもしれない

  あれ?…でも、私ってば
  どうやって帰ってきたの?」

 その後に、私は間抜けな質問をしました。

 「父上との会話を終えて
  そのまま抱き上げて
  馬車に戻り
  帰って来ましたよ

  勿論…入浴も着替えも…
  私がしましたよ」

 アラン様の説明に、私は頭を抱えたくなります。

 皇帝陛下のお部屋?から、馬車までお姫様抱っこですってぇぇ~………。
 マジで、皇宮で働いている人達に、ガッツリと見られましたね。
 うっわぁぁぁ~恥ずかしいぃぃ~………。

 私ってば、気絶じゃないから………寝落ちだから………。
 口開けて涎たらして寝ていたかも………。
 うっ…いたたまれない

 今度…そうなったら…私を運ぶ前に起こして欲しいって言っておきますよ。
 だって、綺麗なアラン様と私だと、美女と野獣の逆バージョン、イケメンとブスですから………。
 あっ…夕ご飯……食べ損ねちゃった…残念……。

 「アラン様
  起こして欲しかった

  寝落ちしていたから
  かなり私は重かったと
  思います………

  なんか…ごめんなさい

  それと…また…
  今回みたいに
  私が寝落ちしちゃったら
  絶対に起こしてくださいね」














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