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召喚されちゃいました
022★ぼっちはイヤです
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私は首を傾げてしまいました。
この時、本能的に、疑問に思っていても、それ以上聞かない方が良いって思ったんです…だから黙っています。
そんな私に、ランドール様は、蕩けるような顔で甘く囁きます。
「クスクス……静香の名前は
2人だけで居るとき以外では
口にしませんよ
人前では、姫または、紫音と
貴女が望むとおりに呼びましょう
それで良いですか?」
私を誑して、どうするつもりなんでしょうか?
なんか、外堀がざくざくと埋められている感覚が………。
まっ…まさか…私を……は…花嫁に………。
なぁ~んて…あるわけ無いわよねぇ~……。
一瞬の夢っていうか…妄想でも…なんか…嬉しかったなぁ~………。
乙女ゲームのヒロインになったような気がしたもの。
その流れで、私は、にっこり笑ってランドール様に答えます。
「はい…ランドー……」
それなのに、途中で言葉をぶった切られてしまいました。
「静香、私をアランと呼ぶと
約束しましたよね?」
あははぁ~……ランドール様って言おうとしていたからなんですね……この黒くて怖い微笑みは………。
それとランドール様って、ロリコンのヤンデレ男なんでしょうか?
もし、そうなら、地味で影が薄いちょいブスのモブでも、異世界人だからOKなんでしょうか?
たぶん、アレをすれば、子供が出来るから……って理由で…私を…ターゲットロックオン状態なんでしょうか?
もし、そうなら、マジで嬉しい。
だって…あの美少女達は…あの皇子様(仮)の集団の誰かと結婚するだろうから………。
待望の子供を生める異世界人なのに………花嫁として召喚されたのに、肝心の皇子様にスルーされたまま放置されるのは嫌です。
ぼっちは嫌です。
だって、こんな女として好条件なのに、不細工だから売れ残りの負け犬になるのは嫌です。
たとえ、子供が欲しいだけのランドール様………いやいや、アラン様でも、こんなに優しく甘く蕩ける微笑で口付けしてくれるなら、絆されます。
ついでに言えば、一緒に召喚されたって言うのに、美少女2人組は、私のコト完全無視しましたもん。
ひと声もかけてもらえなかった………くっすん。
同郷なのに……一緒に、召喚されたのに………。
だから、アラン様の優しさが身に染みるんです。
本当に、アラン様に望まれているなら、がっしりとその手を握りますよ。
皇子様(仮)達にスルーされた私には、後が無い………売れ残りはゴメンですよ。
また、思考の海に沈んだ私に、ランいやいやアラン様は囁きます。
「静香、皇宮に着いたら
私の宮で湯浴みをして
着替えましょうね
その姿では、皇帝陛下との
謁見は出来ませんから」
アラン様の宣言に、私は驚いてしまいます。
だって、アラン様の宮に行って着替えるなんて………。
ラノベの異世界召喚では…王城とか…王宮とか………。
とにかく…王様、または皇帝様の居る場所で着替えさせられていたんですけどぉ~………。
いくら皇帝陛下の血に連なる者と言っても、なんか違うと思います。
それに、馬車に乗っている美少女達とこれ以上の別行動は避けたいんです。
だって、モブは、ヒロインの引き立て役なので、一緒に居るべきでしょう?
「えっアラン様の宮で
着替えるんですか?
彼女達も一緒なんですか?」
「ああ……あの少女達は…
皇子様達の宮のどれかで
着替えると思いますよ
だから、静香がそんなコトを
気にする必要はありません
貴女は、私の宮で、ね」
この時、本能的に、疑問に思っていても、それ以上聞かない方が良いって思ったんです…だから黙っています。
そんな私に、ランドール様は、蕩けるような顔で甘く囁きます。
「クスクス……静香の名前は
2人だけで居るとき以外では
口にしませんよ
人前では、姫または、紫音と
貴女が望むとおりに呼びましょう
それで良いですか?」
私を誑して、どうするつもりなんでしょうか?
なんか、外堀がざくざくと埋められている感覚が………。
まっ…まさか…私を……は…花嫁に………。
なぁ~んて…あるわけ無いわよねぇ~……。
一瞬の夢っていうか…妄想でも…なんか…嬉しかったなぁ~………。
乙女ゲームのヒロインになったような気がしたもの。
その流れで、私は、にっこり笑ってランドール様に答えます。
「はい…ランドー……」
それなのに、途中で言葉をぶった切られてしまいました。
「静香、私をアランと呼ぶと
約束しましたよね?」
あははぁ~……ランドール様って言おうとしていたからなんですね……この黒くて怖い微笑みは………。
それとランドール様って、ロリコンのヤンデレ男なんでしょうか?
もし、そうなら、地味で影が薄いちょいブスのモブでも、異世界人だからOKなんでしょうか?
たぶん、アレをすれば、子供が出来るから……って理由で…私を…ターゲットロックオン状態なんでしょうか?
もし、そうなら、マジで嬉しい。
だって…あの美少女達は…あの皇子様(仮)の集団の誰かと結婚するだろうから………。
待望の子供を生める異世界人なのに………花嫁として召喚されたのに、肝心の皇子様にスルーされたまま放置されるのは嫌です。
ぼっちは嫌です。
だって、こんな女として好条件なのに、不細工だから売れ残りの負け犬になるのは嫌です。
たとえ、子供が欲しいだけのランドール様………いやいや、アラン様でも、こんなに優しく甘く蕩ける微笑で口付けしてくれるなら、絆されます。
ついでに言えば、一緒に召喚されたって言うのに、美少女2人組は、私のコト完全無視しましたもん。
ひと声もかけてもらえなかった………くっすん。
同郷なのに……一緒に、召喚されたのに………。
だから、アラン様の優しさが身に染みるんです。
本当に、アラン様に望まれているなら、がっしりとその手を握りますよ。
皇子様(仮)達にスルーされた私には、後が無い………売れ残りはゴメンですよ。
また、思考の海に沈んだ私に、ランいやいやアラン様は囁きます。
「静香、皇宮に着いたら
私の宮で湯浴みをして
着替えましょうね
その姿では、皇帝陛下との
謁見は出来ませんから」
アラン様の宣言に、私は驚いてしまいます。
だって、アラン様の宮に行って着替えるなんて………。
ラノベの異世界召喚では…王城とか…王宮とか………。
とにかく…王様、または皇帝様の居る場所で着替えさせられていたんですけどぉ~………。
いくら皇帝陛下の血に連なる者と言っても、なんか違うと思います。
それに、馬車に乗っている美少女達とこれ以上の別行動は避けたいんです。
だって、モブは、ヒロインの引き立て役なので、一緒に居るべきでしょう?
「えっアラン様の宮で
着替えるんですか?
彼女達も一緒なんですか?」
「ああ……あの少女達は…
皇子様達の宮のどれかで
着替えると思いますよ
だから、静香がそんなコトを
気にする必要はありません
貴女は、私の宮で、ね」
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