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召喚されちゃいました
353★早急に、彼女達の保護を………
しおりを挟むその悪意に、吐き気がしますね。
早急に、彼女達を、あのキラキラ皇子(仮)達から引き剥がさないとなりません。
「シオン?」
あっ…アラン様も、陛下達も理解って無いようですね。
まぁ…色々と、本当に色々と忙しいからしょうがありませんね。
ここは、ちゃんとあのキラキラ皇子(仮)達の悪ぅ~いたくらみを教えないといけませんね。
彼女達が、穢されたり、こころが壊されちゃう前に、保護しなければ………。
「あのキラキラ皇子(仮)達は
自分達にとって
都合の良い存在と出合わせる
その機会を与える為に
わざと、それを言わずに
何も知らないコトを
良いことに
彼女達の興味を誘導して
わざと、外出するように
仕向けていたんです
そう、あの皇子達に
外出させられていたんですよ
下手に、彼女達が
陛下に謁見してしまうと
自分よりも上位の
陛下が、彼女達を
認識したコトになります
それだけで庇護が発生します
貴族達は、そうに認識します
そうなったら
貴族達から注視されます
うっとおしい貴族達の視線は
監視と同義なんですよ
そして、陛下と謁見すれば
陛下の指示に従う義務が
彼女達本人の他に
皇子(仮)達にも発生します
そうすると
彼女達の所有権が
陛下に移って
自分達の都合の良いように
出来ないからですね」
私も、自分のコトで手一杯でしたからね……はぁ~…本当にもう(激怒)。
さぁ…私の認識を共有してください。
ああ、アラン様も愕然としていますね。
そんなコトに、意識行きませんよね。
なんと言っても、アラン様は私に夢中(きゃっ恥ずかしい)。
彼女達のことなど、眼中になかったから気が回りませんよね。
「確かに………」
ふふふふ………陛下も理解して、怒ってくれましたね(嗤)。
良かったです、これで彼女達も保護されるはずです。
「私と謁見するには
まだマナーが………などと
随分と、しおらしいコトを
言うと思ったら………
そういうコトかっ……」
ああ、先代皇帝も、激怒ですねぇ~…これで、大丈夫なはずです。
「悪知恵だけはあるようだな」
と、そうそう、もうひとつ確認して置かないとね。
なんで、彼女達に関わる報告がなかったをね。
「はぁ~…あの皇子達に
仕えている者達から
報告は無かったんですか?」
私の質問に、アラン様どころか陛下達まで肩を竦めています。
「あれらの側近達は
側妃達の故国から
連れて来た者達の
息子達が基本だ
それに、我が帝国の
あぶれ者達だな
それでも
下級メイド達からの
報告があるだけマシだな」
あははは……ここでも、あぶれた者達ですか?
早急に、戦爵を告知しないとダメですね。
次男三男の立ち位置の、確保をしないといけません。
おこぼれを…なんて、悪だくみにくみしないようにしなければ……。
取り敢えず、そういうシステムがあるか確認です。
まぁ…無いってことはありませんよね………仮にも、帝国なんですから。
「あの監視役の『影』とかは?
付けてないんですか?」
私の質問に、アラン様も陛下達が不思議そうな顔をしています。
フレデリカ達も、それって何?って顔をしてます。
『影?』
えっ?…えぇぇぇ~……うそっ…マジ?…居ないってコト?
こんなに大きな帝国なのに?存在していなんですか?
いやいやいやいや…それもありなんですね。
王侯貴族の義務と責任で強すぎるから、そういう思考じたいが無いんですね…クっ……そうですか。
ここは、ちゃんと説明して、早期に創設してもらいましょう。
あぁぁぁ~……どこぞの腹黒宰相みたいな役どころ……はぁ~…。
頑張れ、私……説明すれば、あとはアラン様がなんとかしてくれるはず。
ラノベ知識や前の世界の知識を大奮発しますよ。
「私の言う『影』とは
護衛と監視を兼ねた者達です
物陰から皇子達の言動を
確認して、記録する存在です
誰が、隠れて皇子達に
接近しているか?
そそのかしているか?
諌言や忠告をしているか?
皇子達が馬鹿なコトを
口にしているか?等を
映像記録や書類に
記録する存在です
勿論、暗殺などの危険から
守る存在でもあります
忠誠心と隠密能力と
身体能力の高い人間達を
秘密裏に特別な訓練して
側近や侍従などにしたり
物陰や床下や天井裏などに
潜んで監視するんです」
私の説明に、みんなが成程と頷きます。
どうやら、本当に、そういう『影』と呼ばれるような存在は居ないようです。
「なるほど
そういう存在を育てて
皇子達につけるんですね
確かに有益な存在ですね
私のシオンは本当に賢い」
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