278 / 378
召喚されちゃいました
265★《魔力》回復は、寝るのが1番のようです
しおりを挟む予定外のワイバーンの襲撃で、今日の私の予定が狂ってしまいましたよ。
まったく、魔族め覚えていなさい。
私の予定をパーにしてくれた御礼は、今度、きっちりと払わせて上げますよ(怒)。
スマホもどきを陛下達に差し上げるとか、騎士様達に備品として支給するっていう予定もパーでしたよ。
畑に色々な種を植えて、植物に対する成長促進魔法を掛ける予定もパーでした(涙)。
お米とかを増やす為のコピー魔法も、アラン様にがっつりと止められましたよ(号泣)。
ワイバーン達に隷属魔法を掛け終わり、アラン様の身やでお茶していたら、
それは、アラン様のこんなひとことから始まりました。
「静香、今日の予定は、とりやめですよ」
「えっ?」
お茶と軽食をアラン様の求愛給餌で、楽しんでいたら唐突にアラン様に言われて私は驚いてしまいました。
そんな私に、アラン様は、小さな子供に噛んで含める様に説明してくれましたよ(ちくせう)。
「静香は、襲撃して来たワイバーン達を
魔法で拘束して眠らせましたよね」
「はい?」
「その上で、全てのワイバーン達に
隷属魔法を掛けましたよね」
「はい」
「その他に、スマホもどきを大量に
コピー魔法で作りましたよね」
「はい」
「静香の故郷の色々な種子を大量に
コピー魔法で増やしましたよね」
アラン様の言葉に、私は首を傾げながら答えていました。
何を言いたいのかわからなかったから………。
それなりに、魔法は使ったという自覚はありますけど………。
それがとうかしたの?っていう感じていました。
「はい、それがどうかしましたか?」
なんか面倒くさくなって、アラン様の言葉に質問で返しましたよ。
「静香は、魔法の無い世界で育っていましたよね?」
「はい」
私が魔法の存在しない異世界から召喚されたコトをアラン様は知っているのに、何故?今更確認するんでしょうか?
私は、首を傾げ傾げ考えましたが、わかりませんでしよ。
そんな私に、アラン様は口付けしながら、説明してくれます。
「これほど、大量に《魔力》を普通は使いませんよ
《魔力量》の総量の3割を切ると、くらっとしたりします」
えっ?そんな話しラノベで出てきませんでしたよ。
マジですか?
でも《魔力回復薬》で、回復出来ますよね。
ラノベとかRPGでは、《魔力回復薬》で簡単に満タンになってましたけど?
えっ?…あぁぁ~…もしかして、こっちに《魔力回復薬》って無いんですか?
そうすると、こんなにぽんぽん《魔力》を使うって不味いですよね。
「えっえ~そんなコトがあるんですか?」
初めて聞いた内容にあわあわしている私に、ちょっと黒いオーラを滲ませてアラン様は、にっこり笑って説明を続けてくれます(ちっイケメンめ)。
「ありますよ
それと、2割を切ると眩暈がします
こうなったら、静かにベッドで横になって
眠るコトによる《魔力》の回復を待ちます」
うう………マジですか?
それって、どうしようもない状態って言いませんか?
ファンタジーな世界なんだから、魔法で全部なんとかなるって思っていたんですけどぉぉ~………。
私の治癒魔法は、私にはあんまり効かないと思うし………。
なんか八方塞な感じがしますよ。
1
お気に入りに追加
5,586
あなたにおすすめの小説
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
夫から国外追放を言い渡されました
杉本凪咲
恋愛
夫は冷淡に私を国外追放に処した。
どうやら、私が使用人をいじめたことが原因らしい。
抵抗虚しく兵士によって連れていかれてしまう私。
そんな私に、被害者である使用人は笑いかけていた……
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
【完結】番を監禁して早5年、愚かな獣王はようやく運命を知る
紺
恋愛
獣人国の王バレインは明日の婚儀に胸踊らせていた。相手は長年愛し合った美しい獣人の恋人、信頼する家臣たちに祝われながらある女の存在を思い出す。
父が他国より勝手に連れてきた自称"番(つがい)"である少女。
5年間、古びた離れに監禁していた彼女に最後の別れでも伝えようと出向くと、そこには誰よりも美しく成長した番が待ち構えていた。
基本ざまぁ対象目線。ほんのり恋愛。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
獣人国王の婚約者様
棚から現ナマ
恋愛
伯爵令嬢のアイラは国主催のレセプションパーティーに強制的に参加させられる。そこで主賓である獣人の国王ウエンツと目が合った瞬間に拉致されてしまう。それからは国王の婚約者として扱われるのだが、アイラは自分の立場は国王がこの国に滞在している間だけの接待係(夜伽を含む)なのだということを知っている。この国から国王が出て行く時に捨てられるのだと……。一方国王は、番(つがい)が見つかり浮かれていた。ちゃんと周りの者達にはアイラのことを婚約者だと公言している。それなのに誰も信じてはいなかった。アイラ本人ですら自分は捨てられるのだと思い込んでいた。なぜだ!? すれ違ってしまった二人が両想いになるまでのパッビーエンドなお話。
異世界召喚に巻き込まれました
ブラックベリィ
恋愛
気分転換として、巻き込まれモノも書いてみようかと………。
でも、通常の巻き込まれは、基本ぼっちが多いようなので、王子様(笑)を付けてみました。
なんか、どんどん話しがよれて、恋愛の方に傾いたので、こっちに変更ます。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる