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召喚されちゃいました
262★もしかしたら、地上を走るコトが得意なワイバーンではないでしょうか?
しおりを挟む「あのね…アラン様…あのワイバーン達は
地上を高速で走る能力があると思います
だから、帝都上空に魔族達は、転移で連れて来たんだと思います
ワイバーンを倒すなら、最初に魔法で羽を狙いますよね
空を飛べないワイバーンなら対処は簡単だから………
そう、羽を失ったワイバーンの動きが鈍いから………
でも、このワイバーン達は、足が太くて長いので
羽を失ったら、素早い動きで襲って来ますよ
だって、見るからに走れるワイバーンですからね」
アラン様は、私の説明に首を傾げています。
まぁそうでしょうねぇ~………私の予想は、このワイバーンの羽を取ったから来ているんですから………。
そう、このワイバーン達の姿ってば、羽を取ったら、あのティラノサウルスにそっくりなんですよ。
生物が好きなので、その姿の意味も真面目に知る為に、色々な映像を見まくりしましたから………。
姿が似ていると、その持っている能力や性質も似ているってコトが、結構あるって知ったんですよ。
それでいくと、このワイバーンは、地上を駆ける能力ががっつりあるっていうコトを………。
それなのに、空を駆けているってコトは、《魔力量》も多いってコトですよね。
ワイバーンは魔物に分類されるから、やっぱり《魔力》を持っています。
その《魔力》を元にそれぞれ進化していったって思うんです。
プテラノドン型から進化した、体重の軽いワイバーン(通常の普通種)と。 ティラノサウルスのように筋肉質で骨ががっつりとして重い、ごく最近に発見されたハツェゴプテリクス型から進化したワイバーン(特殊体の上位種)って感じでしょうか?
※注意
ハツェゴプテリクスは、2002年に発見された最大級の翼竜。
ケツァルコアトルス(1975年に発見)と同じアズダルコ科に属する。
特徴として、骨ががっしりとして重い。
翼竜にあるまじき骨を持った翼竜。
翼開長10~12m、白亜紀に生息。
飛べないという説もあります。
現在の鳥とはまったく別の存在だから、飛べたという説もあります。
それらをもとに、地上を駆けるし空も翔るワイバーンを作ってみました。
でも、私の様な恐竜についての知識の無いアラン様には、こんな説明では、わかりませんよね。
「静香、どうして、足が太くて長いと走れるワイバーンなのですか?」
うん、やっぱりアラン様の突っ込みが入りましたよ。
ここは、似たような存在というコトで鳥の例を使って説明します。
「空を飛ぶ鳥達の足は、細くて短い種類が多いですよね
足が長い場合も細いですよ
それらを見たコトはありますよね?」
私の説明に、アラン様はちょっと首を傾げています。
「ええそうですね
そう言えば、通常のワイバーンの足は、もっと細くて短いですね
それに、尻尾ももっと細くて短い………」
ちゃんと鳥の姿を思い浮かべて、答えてくれるアラン様って素敵です。
それに、わからないコトは、わからないって言って、何時も説明して欲しいってさらりと言えるアラン様も素敵です。
もっと具体的に考えられる様に、魔物を例にしてみます。
RPGに出てくる鳥型の魔物コカトリスを思い浮かべてみましたよ。
「鳥型の魔物で、空を飛べない種類は
足が太くて長いんじゃないですか?」
応援ありがとうございます!
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